「電気代を安くするにはどうすればよい?」
「エアコンの電気代を安くする方法は?」
「具体的な節約方法を知りたい」
電気代について悩んでいる方の中には、このような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。電気の使用状況に合わせて電力会社や電気料金プランを切り替えることで、同じ使用量のまま電気代の節約が可能です。
この記事では、電気代を安くする方法を42選紹介します。簡単に始められる方法から、裏ワザや電気代節約グッズに関する方法までピックアップしています。
この記事を読むことで、自分に合う節約方法が見つかり、節電に取り組めるでしょう。ぜひ最後までお読みください。
- 【契約編】電気代を安くする方法3選
- 1. 電力会社・電気料金プランを切り替える
- 2. 契約アンペア数を見直す
- 3. 支払方法を見直す
- 【家電編】電気代を安くする方法15選
- エアコン
- 冷蔵庫
- 冷凍庫
- 炊飯器
- パソコン
- テレビ
- 洗濯機
- 照明器具
- トイレ
- 【節約グッズ編】電気代を安くする方法4選
- 1. 節電タップを活用する
- 2. ドライヤーの際はヘアドライ手袋を使用する
- 3. 厚手のカーテンを利用する
- 4. 断熱シートを利用する
- 【裏ワザ編】電気代を安くする方法6選
- 1. 使用しない家電はコンセントから抜く
- 2. 定期的に家電の掃除をする
- 3. 省エネ性能が高い家電に買い替える
- 4. 省エネモードを活用する
- 5. タイマー機能を上手に活用する
- 6. できる限り家族で過ごす時間を合わせる
- 【季節編】電気代を安くする方法
- 夏に電気代を安くする方法
- 冬に電気代を安くする方法
- 【オール電化編】電気代を安くする方法
- 電気給湯器(エコキュート)の設定を見直す
- 電気代が安い時間帯を活用する
- 電気代を安くする方法に関してよくある質問
- 1. エアコンを1カ月つけっぱなしにすると電気代はどうなる?
- 2. 一人暮らしの電気代がおかしいのはなぜ?
- 3. オール電化の電気代がやばいって本当?
- 4. 新電力会社がやばいって本当?
- 5. エアコンの電気代が安い設定は?
- 6. エアコンを1度下げると電気代はどれくらい安くなる?
- 7. 賃貸で電気会社を自分で勝手に変更できる?
- 8. ブレーカーを落とすと電気代を節約できる?
- 9. 意味のない電気代の節約方法は?
- 電気代を安くする方法を取り入れて節約しよう
【契約編】電気代を安くする方法3選

電気代を安くするには、現在の契約を見直すことが基本です。最適なプランを選ぶことで、使用量が変わらなくても電気代が安くなる場合があります。
具体的には、以下3つの方法があります。
ここからは、それぞれの方法について詳しく解説します。
1. 電力会社・電気料金プランを切り替える
電気代を安くするには、まず電力会社と電気料金プランを見直すことが基本です。同じ電気使用量でも、ライフスタイルに合うプランを契約するだけで電気代が安くなるケースがあるからです。
たとえば4人家族以上の場合、基本プランからファミリー向けのプランに切り替えることで安くなることがあります。CDエナジーを例に料金を比較した結果は以下の通りです。

ベーシックでんき | ファミリーでんき |
---|---|
年間308,412円 | 年305,136円 |
「ベーシックでんき」から「ファミリーでんき」へ切り替えると、電気使用量がそのままでも年間3,726円の節約になります。
電気の使用量や使い方を振り返り、ライフスタイルに合わせて料金プランを選ぶことがポイントです。電力会社の比較サイトなどを活用し、自分に合ったプランを選びましょう。
【あわせて読みたい】【2025年最新】電気代の安い電力会社12選!選び方や注意点も解説
関東にお住まいで、電気代とガス代の両方を安くする方法を探している方には、CDエナジーがおすすめです。電気とガスをまとめて申し込むとガスセット割が適用され、光熱費の節約につながります。
※電気セット割引が適用されるのは燃料費調整額を除いた基本料金および従量料金。ただし、ガスセット割はスマートでんきが対象外。電気セット割はゆかぽかガス・はつでんガスが対象外。
また、CDエナジーでは、「最適プランの定期便」もあります。1年間の電気使用量に基づいて、無料で年2回、最適なプランがお知らせされ、プラン切り替えもとっても簡単。契約後も長く安心して使えます。
※当社対象プラン(シングルでんき、ベーシックでんきB、ファミリーでんき)をご契約の方向けのサービスとなります。サービス対象の詳細はこちら
支払いや光熱費の管理をひとまとめにできるメリットもあるため、ぜひ切り替え先としてご検討ください。
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※おトク額は、4人家族のモデル使用量(電気40A 500kWh/月、ガス45㎥/月)をもとに東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」、東京ガス「一般料金」の適用単価とCDエナジー「ファミリーでんき」「ベーシックガス」の料金を算定し、比較しています。
※消費税相当額を含み、燃料費・原料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まず、ガスセット割を適用した金額の比較。年間おトク額は電気・ガスそれぞれを100円未満で切り捨てた額を合計しています。
※実際の電気・ガス料金には毎月燃料費・原料費調整額が加味され、使用状況によりおトク額は変動します。
※CDエナジーの電気・ガス料金は、燃料費・原料費調整単価に上限がありません。一方、東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」、東京ガス「一般料金」には燃料費・原料費調整単価に上限があるため、燃料・原料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費・原燃料費調整額により、CDエナジーの電気・ガス料金が割高になる場合があります。
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2. 契約アンペア数を見直す
基本料金は契約アンペア数によって価格が異なるため、契約アンペア数の見直しによって電気代を安くできる場合があります。たとえばCDエナジーの「ベーシックでんき」の基本料金は、契約アンペア数によって以下のように異なります。
契約アンペア数 | 基本料金 |
---|---|
10A | 276.90円 |
15A | 415.35円 |
20A | 553.80円 |
30A | 830.70円 |
40A | 1,107.60円 |
50A | 1,384.50円 |
60A | 1,661.40円 |
こうした特徴から、契約アンペア数を見直すことで電気代の節約につながります。
最適な契約アンペア数は世帯人数によって異なり、目安は以下の通りです。
世帯人数 | アンペア数の目安 |
---|---|
1人 | 20~30A |
2人 | 20~50A |
3~4人 | 40~50A |
5人以上 | 60A |
電力消費が少ない家庭では、契約アンペア数を今より小さめに設定することで無駄な出費を抑えられるでしょう。
【あわせて読みたい】契約アンペアを見直して電気代を抑えよう!計算法や基準を徹底解説
3. 支払方法を見直す
間接的な節約方法として、支払方法の見直しが挙げられます。支払方法によってはメリットがあるからです。
たとえば、口座振替を利用することで割引になる電力会社があります。また、クレジットカード払いに切り替えると、クレジットカード会社でのポイント還元を期待できます。
特に還元率の高いカードを使えば、電気代の支払いだけでも効率よくポイントを貯められるでしょう。貯まったポイントは商品購入や請求額へ充てることも可能です。
支払方法の見直しは1度変更するだけで済むため、無理なく節約するための有効な手段です。
【家電編】電気代を安くする方法15選

日々使用する家電の使い方を見直すことも、電気代を安くする方法の基本です。ここからは、エアコンや冷蔵庫などの家電の節約術を紹介します。
家電の使い方を工夫することで、電気代の節約が期待できます。エアコンや冷蔵庫など、日常的に使う家電の節約術を知り、賢く電気代を抑えましょう。
エアコン
エアコンは冷房としても暖房としても活躍する家電ですが、今回は共通して節約できる方法をピックアップしています。エアコンの節約方法は、以下の通りです。
ここからは、それぞれの方法について解説します。
【あわせて読みたい】エアコンの節約術とは?1カ月の電気代や季節別の節約方法を解説
1. こまめに消さずつけっぱなしにする
エアコンは基本的に、こまめに消すよりもつけっぱなしにするほうが経済的です。エアコンは設定温度に達するまでに多くの電力を消費します。こまめに消すと設定温度と室温の温度差ができてしまうため、つけ直す度に余分な電気代がかかります。
たとえば、外出が30分程度と短い場合や外気温と設定温度の差が大きい場合は、つけっぱなしにするほうがおすすめです。
ただし、外出時間が30分以上の場合や、外気温が3℃以上のときの暖房はこまめに切るようにしましょう。状況に応じて使い分けることで、効率よく電気代を節約できます。
2. サーキュレーターを併用する
エアコンとサーキュレーターを併用することで冷暖房効率を高め、電気代を節約できます。サーキュレーターが空気を循環させることで部屋全体の温度が均一になり、結果的にエアコンの消費電力を抑えられるからです。
サーキュレーターの設置方法は、冷房と暖房で異なります。
冷房と併用する場合、サーキュレーターはエアコンの風が届く位置に、エアコンを背にして設置するのがおすすめです。この配置によって床に溜まった冷気を効率的に循環させられるため、部屋全体が涼しくなります。
暖房と併用する場合、サーキュレーターを部屋の端でエアコンの対角線上に設置し、エアコンに向けて風を送るのが効果的です。
これにより、天井付近に溜まった暖かい空気を足元まで循環させられます。家具の影響で対角線上に設置できない場合は、サーキュレーターの風を天井に向けて首振り機能を活用する方法もおすすめです。
3. 風量設定を自動にする
エアコンの風量設定は「自動」にするのがおすすめです。微風や弱風のほうが消費電力を抑えられると思いがちですが、室温が設定温度に達するまで時間がかかります。結果的に余分な電力を消費するため効率的ではありません。
一方、自動設定では室温に応じて風量を最適化するため、無駄な電力消費を防ぎ効率よく部屋を快適に保てます。冷暖房どちらの場合も効果的なので、手動設定よりも自動設定を活用することをおすすめします。
冷蔵庫
冷蔵庫は24時間稼働する家電だからこそ、使い方次第で電気代に影響を与えます。冷蔵庫の電気代を安くする方法は、以下の通りです。
ここからは、それぞれの方法について解説します。
【あわせて読みたい】冷蔵庫の電気代は高い?5つの節約方法や冷凍庫との違いを解説
1. 適切な設定温度にする
冷蔵室の温度は、約3〜6℃を目安に適切な設定温度にしましょう。設定温度が低すぎると、余分な電気を使用するため電気代がかさみます。
なお、冷蔵庫の適正な設定温度は季節によっても異なります。季節に応じて変更する場合は、夏はやや低め、冬は高めに設定しましょう。
2. 閉め忘れ・無駄な開閉を避ける
閉め忘れや必要のない開閉を減らすことで、冷蔵庫が無駄な電力を消費するのを防止できます。冷蔵庫の扉の閉め忘れや頻繁な開閉によって庫内の温度が上昇すると、冷却効率が低下する原因になるからです。
そこで、扉の無駄な開閉を減らすためには、冷蔵庫を開ける前に何を取り出すか事前に決めておくのが良いでしょう。また、庫内を整理して見やすくする工夫も効果的です。
なお、冷蔵庫のパッキンが傷んでいる場合は冷気が逃げやすいため、交換することをおすすめします。
3. 壁から適切な間隔で設置する
冷蔵庫は庫内を冷却する過程で放熱する必要があるため、壁から適切な間隔を空けて設置しましょう。本体上部と側面にスペースを確保することで、熱がこもりにくくなり、電力消費の削減につながります。
なお、冷蔵庫の放熱スペースは製品によって違いがあります。設置し直す際は、メーカーの公式サイトやカタログをご確認ください。
4. 冷蔵庫の詰め込みすぎを避ける
冷蔵庫に食材を詰め込みすぎると冷気が効率よく循環しなくなり、庫内全体を均一に冷やしにくくなります。その結果、冷却効率が低下し無駄な電力消費につながります。
また、冷気がスムーズに回るように空間を確保し、奥の食材が見えるよう整理すると食品管理も簡単です。
5. 熱いものは冷ましてから入れる
シチューやカレーのような食品は、事前に冷ましてから冷蔵庫に入れましょう。熱いものを冷蔵庫に入れると庫内の温度が急激に上昇し、冷蔵庫がその温度を戻すために余分な電力を消費します。
特に大量の料理を保存する場合、このひと手間で電気代を抑えられます。冷ます時間を短縮したい場合は、冷蔵庫に入れる前に食材を広げて冷ますと効率的です。
冷凍庫
冷凍庫の節約方法は、以下の通りです。
- 食品を隙間なく詰め込む
- 閉め忘れ・無駄な開閉を避ける
- 熱いものは冷ましてから入れる
冷凍庫には、隙間なく食品を詰め込むのがおすすめです。冷凍された食品が保冷剤のように機能し、冷気が逃げにくくなるためです。
また、扉の開け閉めは必要最低限に抑えましょう。頻繁な開閉は庫内温度を上昇させ、冷却のために余分な電力を消費します。
調理後の料理を冷凍保存する際は、冷ましてから入れることも重要です。熱いままでは冷却効率が悪く、電気代が上がる原因になります。
【あわせて読みたい】冷凍庫の電気代はどのくらい?1カ月の電気代や節約方法、選び方を解説
炊飯器
炊飯器は以下のように工夫すると、節約可能です。
- 長時間の保温を避ける
- 食べる時間に合わせて炊き上げる
炊飯器でお米を炊いた後、長時間保温し続けるのは避けましょう。保温でも電力を消費するため、保温時間が長くなるほど電気代もかさみます。
また、保温時間を短縮するために、炊飯する際は食べる時間に合わせてセットするのもおすすめです。タイマー機能を活用すると、炊き上がりのタイミングを調節できます。
パソコン
パソコンの電気代を抑える方法は、以下の通りです。
- ディスプレイの輝度を下げる
- スリープモードを活用する
- 電源オプションを見直す
パソコンは画面が明るいほど消費電力が大きくなるため、ディスプレイの輝度を下げましょう。1度設定するだけでよいため、簡単な方法です。ただし、暗すぎると画面がよく見えないため、作業に支障のない範囲で調節しましょう。
離席の際はスリープモードがおすすめです。起動とシャットダウンを頻繁におこなうよりも省電力になります。
さらに、電源オプションを見直して省電力モードに設定すると、未使用時に自動で省エネ運転がおこなわれます。
【あわせて読みたい】パソコンの電気代って?消費電力が大きくなるタイミングと節約術を紹介
テレビ
テレビは明るさを適切なレベルに調節することで節電が可能です。明るすぎると電力消費が増え、電気代も高くなるからです。
省エネモードが搭載されている場合は、設定を有効にしておくと自動で電力を抑えられます。
【あわせて読みたい】テレビの電気代は?1時間あたりの金額や種類別の違いを解説
洗濯機
洗濯機の節約方法は、以下の2つです。
- 洗濯はなるべく1回にまとめる
- 洗剤は適量使う
洗濯の回数は、できるだけ1回になるようにまとめましょう。少量の洗濯をこまめにおこなうと、そのたびに電気代と水道代がかかるからです。
ただし、洗濯物を詰め込みすぎると洗浄力が低下し、かえって洗濯時間が長くなる場合もあります。詰め込みは避けつつ、回数を減らすよう心がけることがポイントです。
また、洗剤や柔軟剤は適量を守りましょう。過剰に使うとすすぎにかかる時間が長くなるため、電力消費も増えてしまいます。
【あわせて読みたい】洗濯機の電気代は高い?ドラム式洗濯機などタイプ別に解説
照明器具
照明器具の節電はこまめに切って使用時間を短くするだけでなく、電球そのものを省エネに向いたものに取り替えると効果的です。なかでも、電球形蛍光ランプや電球形LEDランプが節電に向いています。
期待できる節約効果は、以下の通りです。
種類 | 消費電力量の変化 (年間) | 電気代の変化 (年間) |
---|---|---|
54Wの白熱電球から7.5Wの電球形LEDランプに交換 (年間2,000時間使用) | -93.00kWh | -約2,883円 |
68Wの蛍光灯器具から34WのLED照明器具に交換 (年間2,000時間使用) | -68.00kWh | -約2,108円 |
LEDランプは初期投資が高めですが、寿命が長くトータルコストを抑えられるため、長期的に見ると節約につながります。
【あわせて読みたい】LED照明の電気代はいくら?蛍光灯との違いや節電効果も解説
トイレ
トイレに関する節約方法は、以下の通りです。
- 使い終わったらフタを閉める
- 暖房便座の設定温度は低めにする
- 温水洗浄便座の洗浄水の温度は低めに設定する
トイレは、使用後に便座のフタを閉めるよう習慣づけましょう。フタをすることで暖房便座の熱が逃げにくくなり、温度を保つために必要な電力を減らせます。
また、温水洗浄便座の洗浄水の温度を低く設定することも、節約につながります。これらはどれも簡単に実践できる方法なので、日常的に意識することで確実に電気代を削減できます。
【あわせて読みたい】便座の電気代は高い?4つの節約方法やほかの家電製品との違いを解説
【節約グッズ編】電気代を安くする方法4選

節約グッズを用いた方法は、以下の通りです。
ここからは、それぞれの方法について解説します。
1. 節電タップを活用する
節電タップは、複数の家電の電源をまとめて管理できる便利な節約アイテムです。それぞれのコンセントに対応したスイッチがついており、ボタン1つで電源のオン・オフが簡単に切り替えられます。
テレビやパソコン、充電器などの電源を節電タップでまとめることにより、待機電力を減らせます。スイッチが光るタイプなら一目で状態が確認できるため、消し忘れを防ぐことも可能です。
コンセントの抜き挿しより手間がかからないため、おすすめの節約グッズです。
2. ドライヤーの際はヘアドライ手袋を使用する
ヘアドライ手袋は、髪を効率よく乾かせる便利な節約アイテムです。吸水性の高い素材で作られており、ドライヤーの風を当てながら水分を拭き取ることでドライヤーの使用時間を短縮して、電気代を節約できます。
ヘアドライ手袋の特徴は、一般的なタオルと異なり、手にはめて使えるため扱いやすいことです。100円ショップなどでも購入できるので、手軽な節約アイテムとしてぜひ取り入れてみましょう。
3. 厚手のカーテンを利用する
厚手のカーテンは、年間を通じて電気代の節約に役立つアイテムです。冷暖房にかかる電気代は外気による室温の変化の影響を受けますが、厚手のカーテンを設置することで室温をキープできるからです。
夏には日光を遮り、室温の上昇を防ぐことで冷房効率を向上できます。一方、冬には窓から侵入する冷気を抑え、暖房効率を高めます。
節約を意識するなら、冷気の侵入を遮断する効果が高い床まで届く長さのカーテンがおすすめです。また、遮光タイプや白色のカーテンを選べば光や熱の反射効果も期待でき、さらなる節電が可能です。
簡単に導入できる節約方法なので、カーテンを買い替える際はぜひ検討してみましょう。
4. 断熱シートを利用する
断熱シートは、季節を問わず電気代節約に役立つ便利なアイテムです。窓に貼りつけることで断熱性能が向上し、冷暖房の効きをよくできるからです。
冬場は窓から侵入する冷気を遮断し、室内の暖かい空気を逃さないため、暖房効率が向上します。一方、夏場には外からの熱気を防ぎ、室温の上昇を抑える効果があります。
透明なタイプの断熱シートは、視界も遮らずインテリアにも影響がないためおすすめです。断熱シートはホームセンターやインターネット通販で購入できます。
【裏ワザ編】電気代を安くする方法6選

裏ワザのようなちょっとした工夫でも、電気代の節約効果を期待できます。ここでは、気軽に実践できる裏ワザ的な方法を6つご紹介します。
どれも簡単に取り入れられるため、ぜひ試してみてください。
1. 使用しない家電はコンセントから抜く
使用しない家電をコンセントから抜くことは、電気代節約に効果的です。家電は使っていなくても待機電力を消費しているからです。
たとえば、電気ケトルや掃除機、プリンターのように長時間使用しない家電は、コンセントから抜くよう意識しましょう。節電タップを活用すれば、手軽にまとめて切ることもできます。
ただし、冷蔵庫や温水洗浄便座など、常に電源を入れておく必要がある家電は例外です。これらの家電をコンセントから抜くと、本来必要な機能を果たせません。
【あわせて読みたい】待機電力の年間電気代は?待機電力を一番消費するのはあの家電!
2. 定期的に家電の掃除をする
家電によっては、定期的に掃除することで電気代の節約につながります。
特にエアコンやヒーターなどのフィルターにホコリが溜まると、効率が悪くなるため電力消費も増え、電気代が高くなる原因になります。
掃除方法は製品によって異なります。掃除の際は、メーカーの公式サイトやカタログをご確認ください。
3. 省エネ性能が高い家電に買い替える
省エネ性能が高い家電に買い替えることで、電気代の節約が期待できます。特に10年以上使用している家電は省エネ性能が低く、余分な電気代がかかることがあります。
たとえば冷蔵庫を2010年製から2020年製に買い替えると、約37〜43%の省エネ効果が見込まれ、年間約5,460〜7,000円の電気代削減が可能です。
家電の省エネ性能は年々向上しているため、古い家電を順番に買い替えていくことで長期的に節約効果が得られます。
4. 省エネモードを活用する
家電によっては、省エネモードが搭載されています。電気代を節約する際は、省エネモードを積極的に活用しましょう。
たとえばパソコンやテレビ、エアコンなどには、使用しないときに自動的に省エネモードに切り替わる機能があります。このモードは無駄な電力消費を抑え、通常の使用時よりも効率的に電力を消費します。
パソコンやディスプレイのうち「国際エネルギースターロゴ」などのステッカーがついているものを選ぶと、より効果的な省エネが可能です。これから新しく家電を購入する際は、省エネモードの有無もチェックしてみましょう。
5. タイマー機能を上手に活用する
タイマー機能が搭載されている場合は、上手に活用してみましょう。工夫次第で、無駄な電力消費を抑えられるため電気代の節約が可能です。
たとえばエアコンのタイマー機能を活用することで、必要な時間帯だけ運転させ、不要な時間帯は自動的にオフにできます。また、温水洗浄便座や照明器具なども、タイマー設定で無駄な電力消費の削減が可能です。
自分の生活スタイルに合わせてこれらの機能を積極的に利用することが、電気代の節約につながります。
6. できる限り家族で過ごす時間を合わせる
できる限り家族で過ごす時間を合わせることも、電気代の節約につながる裏ワザです。家族それぞれのライフスタイルが異なると、無駄な電力消費が増えることがあります。
たとえば朝型と夜型で活動する人がいると、その分、エアコンや照明の使用時間が重なり、電気代がかさんでしまいます。そこで家族全員が同じ時間帯に集まるようにすると、各部屋で使う家電の数を減らし、節電につながります。
平日は仕事や学校などで難しいかもしれませんが、休日は時間を合わせて一緒に過ごすことで、電気代を抑えられるでしょう。
【季節編】電気代を安くする方法

夏の暑さや冬の寒さに対応するために使用するエアコンや暖房器具は、特に電力消費量が多くなりがちです。ここでは、夏と冬の電気代を効率的に節約する方法を紹介します。
夏に電気代を安くする方法
夏の電気代を抑えるには、環境省が推奨している室温28℃を目安にエアコンを設定することがポイントです。エアコンの設定温度を1℃上げるだけで、約10%の電気代節約が期待できます。
また、エアコンの室外機周辺には物を置かず、直射日光を避ける工夫をすることも大切です。室外機周辺の外気温が高いと熱を放出できず、冷房効率が下がります。
部屋を涼しくする工夫については以下の記事でも詳しく解説しているため、こちらもぜひ参考にしてみてください。
【あわせて読みたい】夏の電気代は高くて怖い?平均額や消費電力の割合、節約方法を解説
冬に電気代を安くする方法
冬の電気代を安くするには、環境省が推奨している室温20℃を目安にエアコンを設定することがポイントです。室温20℃とは設定温度のことではないため、室内の温度計を確認しながら調節してみましょう。
また、暖房器具は使用場所や用途に応じて使い分けると効率的です。たとえばこたつは、少ないエネルギーでピンポイントに暖を取れます。一方で、部屋全体を温めたいならエアコンの暖房が向いています。
暖房器具の節約方法については以下の記事でも詳しく解説しているため、こちらもぜひ参考にしてみてください。
【あわせて読みたい】冬の電気代はどのくらい?高くなりやすい理由や節約方法を解説
【オール電化編】電気代を安くする方法

オール電化の家庭では電気を使う設備が多いため、効率的にエネルギーを使いながらコストを抑えることがポイントです。ここでは、オール電化住宅向けの節約術を紹介します。
電気給湯器(エコキュート)の設定を見直す
エコキュートを使用している場合は、一度設定を見直してみましょう。省エネモードや休止モードを活用することで電気代を大幅に節約できます。
省エネモードでは過去の使用パターンを学習し、最適な量のお湯を沸かしてくれます。休止モードは沸き上げを停止できるため、旅行や帰省で長期間空ける際に無駄な電気代がかかりません。
【あわせて読みたい】エコキュートの電気代はどれくらい高い?原因や節約方法も解説
電気代が安い時間帯を活用する
オール電化の場合、電気代が安い時間帯をうまく利用することが重要です。たとえばCDエナジーの「スマートでんき」プランでは、夜間の電力量料金が昼間よりも安く設定されています。
時間帯 | 電力量料金(1kWhあたり) |
---|---|
午前6時~翌日午前1時 | 35.96円 |
午前1時~午前6時 | 28.06円 |
この時間帯に電気給湯器や食器洗い乾燥機などの消費電力が大きい家電を使用することで、電気代を節約できます。
オール電化向けプランを契約している方は、一度料金設定を確認してみましょう。
電気代を安くする方法に関してよくある質問

ここまで電気代を安くする方法を紹介しましたが、ほかにも疑問に思うことがあるかもしれません。電気代を安くする方法のよくある質問は、以下の通りです。
- エアコンを1カ月つけっぱなしにすると電気代はどうなる?
- 一人暮らしの電気代がおかしいのはなぜ?
- オール電化の電気代がやばいって本当?
- 新電力会社がやばいって本当?
- エアコンの電気代が安い設定は?
- エアコンを1度下げると電気代はどれくらい安くなる?
- 賃貸で電気会社を自分で勝手に変更できる?
- ブレーカーを落とすと電気代を節約できる?
- 意味のない電気代の節約方法は?
ここではよくある質問を取り上げ、それぞれ回答していきます。
1. エアコンを1カ月つけっぱなしにすると電気代はどうなる?
エアコンを1カ月つけっぱなしにした場合の電気代の目安は、以下の通りです。
適用畳数(冷房能力) | モード | 消費電力 | 1日の電気代の目安 | 1カ月の電気代の目安 |
6畳(2.2kW) | 冷房 | 500W | 約372.0円 | 約11,160円 |
暖房 | 484W | 約360.1円 | 約10,803円 | |
8畳(2.5kW) | 冷房 | 577W | 約429.3円 | 約12,879円 |
暖房 | 572W | 約425.6円 | 約12,767円 | |
10畳(2.8kW) | 冷房 | 645W | 約479.9円 | 約14,396円 |
暖房 | 792W | 約589.2円 | 約17,677円 | |
12畳(3.6kW) | 冷房 | 1,032W | 約767.8円 | 約23,034円 |
暖房 | 1,017W | 約756.6円 | 約22,699円 | |
14畳(4.0kW) | 冷房 | 1,107W | 約823.6円 | 約24,708円 |
暖房 | 1,257W | 約935.2円 | 約28,056円 |
※省エネ性能カタログ2024年版のデータをもとに算出。一カ月は30日として計算。
エアコンは、短時間の外出や外気温との差が大きい場合、こまめに消すよりつけっぱなしにしたほうが電気代を節約できます。
ただし、外出が30分以上の場合や外気温が3℃以上のときの暖房なら、こまめに切るほうがお得です。状況に応じて使い分けましょう。
2. 一人暮らしの電気代がおかしいのはなぜ?
一人暮らしの電気代が高い場合、以下のような原因が考えられます。
- 電気料金単価が値上がりした
- 電気使用量が増えた
- 電気の無駄遣いが増えた
- 消費電力の大きい家電製品を多用した
これらの原因のうち、心当たりのあるものがないか確認してみましょう。
【あわせて読みたい】電気代3万円はおかしい?高くなる原因や対策方法について解説
3. オール電化の電気代がやばいって本当?
オール電化の電気代が高いと言われる理由の1つは、昼間に電気を多く使う家庭が多いためです。
オール電化の料金プランでは昼間の電気料金が高く設定されており、午後の時間帯に多く電力を使用すると高額になります。そのため、夜間の電力料金が安い時間帯を活用することで、効率的に電気代を節約しましょう。
オール電化プランを選ぶ際は、夜間の使用を意識して家電を使うことが重要です。
【あわせて読みたい】オール電化のメリット・デメリットは?電気代や効率的な活用方法も紹介
4. 新電力会社がやばいって本当?
新電力会社への切り替えで後悔したと言われる原因は、以下の3つです。
- 市場連動型プランは電気代が高くなる可能性がある
- 解約金が発生するケースがある
- 自由料金が規制料金を上回った
ただし、新電力には大手電力よりも安い料金設定や、お得なサービスが用意されているなど、メリットもあります。事前に下調べをして自分のライフスタイルに合うか見極めることで、後悔するリスクを減らせます。
5. エアコンの電気代が安い設定は?
エアコンの電気代を安くするためには、設定温度の調節がポイントです。具体的には、冷房の場合は室温28℃、暖房の場合は室温20℃になるよう設定することが推奨されています。
また、温度を下げるよりも風量を強くするほうが、エアコンの性能を活かせるため省エネになります。風量を強くすることで、短時間で設定温度に達し、無駄な電力消費を防げるからです。風量を自動に設定することで、さらに効率よく電気代を節約できます。
6. エアコンを1度下げると電気代はどれくらい安くなる?
エアコンの設定温度を1度下げると、約10%の電気代を節約できます。たとえば暖房の場合、ひと冬で約1,640円の節約が可能です。
冷房は室温28℃、暖房は室温20℃を目安に設定しましょう。
7. 賃貸で電気会社を自分で勝手に変更できる?
基本的には賃貸住宅でも電力会社を自分で変更することは可能ですが、いくつかの条件があります
たとえば電気代が家賃に含まれている場合、つまり大家や管理会社が電力会社と契約している場合は、個人で変更ができません。また、建物全体で高圧一括受電契約をしている場合も個別の契約変更はできません。
しかし、一般的な賃貸物件では自由に電力会社を選べることが多いため、契約内容を確認してから切り替えましょう。
8. ブレーカーを落とすと電気代を節約できる?
ブレーカーを落とすことで一時的に電力消費を抑えられますが、実際には注意が必要です。
たとえば冷蔵庫や給湯器など、常に電源が必要な家電が動作しなくなります。そのため、冷蔵庫内の食品が傷む可能性や、給湯器の凍結防止機能が停止した状態では設備が破損するリスクがあります。
したがって、ブレーカーを落とすことは短期間の節約には効果があるものの、日常的におこなうのはおすすめできません。
9. 意味のない電気代の節約方法は?
意味のない電気代の節約方法として、エアコンをこまめに消すことやブレーカーを落とすことが挙げられます。エアコンはつけっぱなしにしたほうが効率的で、頻繁にオンオフを繰り返すと無駄な電力を消費するからです。
また、ブレーカーを落とすと冷蔵庫や給湯器が動作しなくなり、故障の原因になる可能性があります。
このような方法は一時的に電力を減らせるかもしれませんが、長期的には逆効果となることがあるので注意が必要です。
電気代を安くする方法を取り入れて節約しよう
この記事では、さまざまな電気代を安くする方法を紹介しました。電気代を安くするには、はじめに契約関連を見直しましょう。電力会社や料金プランの見直し、ライフスタイルに合うプランを選ぶことで使用量がそのままでも電気代の節約が可能です。
そのうえで、日々使用する家電の使い方を工夫することも大切です。エアコンの設定温度や冷蔵庫内の詰め方を改めてみましょう。
さらに、節約グッズや裏ワザを活用するのも有効です。節電タップや省エネ家電への買い替え、タイマー機能の活用など、日常的に実践できる方法も多数あります。
これらの方法を取り入れることで、無理なく電気代を抑えられ、長期的な節約が実現できます。自分の生活スタイルに合わせて、少しずつ取り組んでいきましょう。
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※おトク額は、各世帯別のモデル使用量(契約容量40A)をもとに東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」の適用単価とCDエナジー「シングルでんき」「ベーシックガス」「ファミリーでんき」の料金を比較し算定しています。
※消費税相当額を含み、燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まず、ガスセット割を適用した金額の比較。年間おトク額は電気・ガスそれぞれを100円未満で切り捨てた額を合計しています。
※実際は電気代には毎月燃料費調整額を加減算。使用状況によりお得額は変動。
※1 ポイント還元にはCDエナジーの家庭向けWEB会員サービス「カテエネ」に会員登録し、電気の契約情報を登録する必要あり。還元されるポイントは「カテエネポイント」。ポイントの対象となる料金は、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く。
※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。
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