扇風機の電気代は安い?1時間あたりの電気代やエアコンとの比較も紹介

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【最新】扇風機の電気代は安い?1時間あたりの電気代やエアコンとの比較も紹介

「扇風機の電気代って高いの?」
「エアコンと扇風機どっちがお得?」
「扇風機の効果的な活用法を知りたい」

涼をとるためのアイテムとして多くのご家庭で使われている扇風機。そんな扇風機ですが、「長時間つけっぱなしだと電気代はどのくらいかかるの?」と考える方もいるのではないでしょうか。

今回コツコツCD編集部が、複数の扇風機の電気代を調べてみたところ、1時間あたり約0.3〜1.6円であることが分かりました。

この記事では、扇風機の電気代と効果的な活用法についてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

扇風機の電気代は?

コツコツCD編集部の調査によると扇風機の1時間あたりの電気代は、約0.3〜1.6円(強で運転した場合)

使用時間ごとにどのくらいの電気代がかかるかの目安を、以下の表にまとめました。

使用時間電気代
1時間0.31〜1.55円
8時間2.48〜12.4円
24時間7.44〜37.2円
※公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価の31円/kWh(税込)(2022年7月改定)、50Hzで使用した場合の消費電力で計算 ※消費電力は10〜50W|強で使用した場合を想定

扇風機の消費電力は、およそ10〜50W(強で使用した場合)。風量設定を下げると電気代はもっと安くなります。仮に丸1日(24時間)使用した場合でもそこまで電気代が高くならないことが分かります。

1時間あたりの電気代の算出方法

1時間あたりの電気代は、以下の計算方法で算出できます。

1時間あたりの電気代 = 消費電力(W)÷ 1000 × 電気料金単価(円/kWh)

電気料金単価は契約している電気料金プランによって異なりますが、今回の記事では「公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会」が定めている目安単価の31円/kWh(2022年7月22日改定)で計算します。

1時間あたりの消費電力は、お使いの扇風機本体または、取扱説明書に記載があります。ご家庭にある扇風機の1時間あたりの電気代が知りたいという方は、上記の計算式に消費電力を当てはめて計算してみるとよいでしょう。

扇風機にはACモーターとDCモーターがある

扇風機にはACモーターとDCモーターの2種類のモーターがあることをご存じでしょうか。このモーターの違いは、電気代にも影響します。ACモーターとDCモーターの主な違いは以下の通りです。

ACモーターDCモーター
電圧交流直流
消費電力大きい小さい 
運転音大きい小さい
扇風機の本体価格安い高い
風量細かく調整できない細かく調整できる

それぞれの仕組みの違いについて具体的にみていきましょう。

ACモーター

ACモーターのACは「交流」を意味し、電圧が一定周期でプラスとマイナスに切り替わるため、電流の流れの方向が常に変化します。壁に設置してあるコンセントは、交流電源の代表的な例です。

ACモーターの扇風機は、DCモーターのものと比較して消費電力が大きく、20〜50W程度(強で運転した場合)のものが多くなっています。これをもとに電気代を計算してみると、1時間あたり0.62~1.55円になります。

ACモーターが搭載されている扇風機の特徴は、風量調整が細かく設定できないことです。ACモーターの扇風機の多くは、強・中・弱の3段階でしか調整できません。また、運転音も少し大きいといった特徴があります。しかし、本体価格は手頃であるため、手軽に取り入れられるのは嬉しいポイントです。

DCモーター

DCモーターのDCは「直流」を意味し、電圧が常に一定で、一方向にしか電流が流れません。身近なものでは、乾電池やバッテリーが直流電源です。

DCモーターの扇風機は、ACモーターのものと比較して消費電力が小さく、10〜20W程度です。これをもとに電気代を計算してみると、1時間あたり0.31~0.62円になります。

最近の扇風機は、DCモーター搭載のものが主流となってきています。DCモーター搭載の扇風機の特徴は、風量の細かい設定ができることです。また、ACモーターと比較して、運転音が小さいため、就寝時の使用におすすめです。しかし、本体価格はACモーター搭載の扇風機と比べて本体価格が高い傾向があります。

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エアコンと扇風機の電気代を比較してみよう

同じ空調家電であるエアコン(冷房)と扇風機の電気代を比較してみましょう。

消費電力の目安1時間あたりの電気代の目安
扇風機(DCモーター)20W0.62円
エアコン 8畳用 冷房550W17.1円
※電気料金単価31円/kWhで計算

扇風機とエアコン(冷房)では消費電力に大きな差があります。エアコン(冷房)の消費電力は、稼働状況で大きく異なり、そのときどきで消費電力は変わります。しかし、エアコンが扇風機よりも電気代が高い傾向にあるのは変わりないでしょう。

扇風機とサーキュレーターの違いとは?

扇風機と似たような家電にサーキュレーターがあります。「扇風機とサーキュレーター、どちらも風を送る働きには違いがないのでは?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。ここでは、扇風機とサーキュレーターの仕組み・役割の違いと電気代の違いについてご紹介します。

仕組み・役割の違い

扇風機は主に涼をとるために風を送ります。対して、サーキュレーターは空気を循環させることを目的としています。

サーキュレーターは扇風機と比較して羽根が小さいものが多く、この羽根で強く直線的な風を作り出し空気を循環させているのです。一方の扇風機は、羽根が大きく風を広げながら送り出す仕組みとなっています。

エアコンから出る風を循環させる目的で使用するのであれば、直線的な風で空気を動かすサーキュレーターを使うことをおすすめします。一方、サーキュレーターは風の勢いが強いため、直接体に当たると不快に感じてしまうことがあるかもしれません。そのため、涼をとる場合には扇風機を使用することをおすすめします。また、サーキュレーターに比べると効率性は劣りますが、扇風機を使ってエアコンの空気を循環させることも可能です。

電気代の違い

扇風機とサーキュレーターの電気代の違いをみていきましょう。

消費電力の目安1時間あたりの電気代の目安
扇風機(DCモーター)20W0.62円
サーキュレーター(DCモーター)30W0.93円

商品によって消費電力は異なるため、おおよその目安となりますが、扇風機とサーキュレーターを比較すると、消費電力に多少の差はありますが、エアコンほどの差はありません。ただし、サーキュレーターにもACモーターとDCモーターのものがあり、扇風機と同じようにDCモーター搭載のほうが消費電力を抑えられます。

【あわせて読みたい】サーキュレーターの電気代は?エアコンと併用すれば節約できる!

電気代を節約しながら扇風機を効率よく使う5つのポイント

扇風機は空調機器の中でも電気代が安い方ですが、より節約しながら効率的に使う方法を5つご紹介します。

  1. DCモーターの扇風機を選ぶ
  2. カーテンやすだれで日差しをカットする
  3. エアコンと併用して使う
  4. タイマー機能を活用する
  5. 扇風機を置く場所を工夫する

それぞれ詳しくみていきましょう。

DCモーターの扇風機を選ぶ 

前述したように、扇風機にはACモーターとDCモーターの2種類があります。電気代が安いのはDCモーターです。ACモーターを搭載した扇風機の電気代は、DCモーター搭載のものの約2倍です。DCモーターの扇風機は本体価格が高いため初期費用はかかりますが、長く使うことを考えるとDCモーターの扇風機を選ぶと良いかもしれません。

カーテンやすだれで日差しをカットする

カーテンやすだれを活用し、日差しをカットすることで、室温が上昇するのを防げます。家の中に日差しが入ると、どうしても室内温度が上がってしまい、扇風機だけで暑さをしのぐのは難しい状況になることがあります。エアコンを使う程ではないけど、部屋が暑いと感じる場合は、カーテンやすだれを利用して直射日光をカットすることで、扇風機だけでも快適に過ごしやすくなるでしょう。

エアコンと併用して使う

暑さが厳しくなってくると、扇風機だけでは涼をとることが難しく、エアコンを使用するようになると思います。そんなときにおすすめしたいのが、エアコンと扇風機を併用して使うことです。

暑い日が続くと、エアコンの設定温度を低くして涼をとる方もいるのではないでしょうか。エアコンは設定温度が1℃違うだけで、約10%も電気代に違いが生じるといわれています。むやみに設定温度を下げるのではなく、扇風機を併用して使うことで、涼しさを感じやすくなります。

エアコンと併用して使うときには、エアコンの吹き出し口と向かい合わせになる位置に扇風機を置くと、涼しい風を上手に循環させることができます。エアコンからの風が部屋中に広がるため、冷房効率もアップし、設定温度を調整しなくても涼を感じやすくなるでしょう。

タイマー機能を活用する

タイマー機能を活用することで、うっかり消し忘れなどを防止できます。つけっぱなしを防止できるので、無駄な電力消費を防ぐことが可能です。また、睡眠中につけっぱなしにすると、体が冷えて体調を崩してしまうことも考えられます。睡眠中はタイマー機能を上手に活用し、お財布にも体にも優しく、扇風機を使っていきましょう。

【あわせて読みたい】クーラー(エアコン)の電気代、つけっぱなしだと高い?節約術も解説

効率よく扇風機を活用し電気代を節約しながら暑い夏を乗り切ろう

この記事では、扇風機の電気代についてご紹介しました。扇風機は、空調家電の中でも電気代が安いため、手軽に導入できるおすすめのアイテムです。さらに、工夫して使うことで節約効果も期待できるでしょう。特に、エアコンと併用することで、より快適に、より電気代も抑えられるのは心強いですね。

この記事を参考に扇風機を上手に活用し、電気代を節約しながら暑い夏を快適に乗り切っていきましょう。

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※お得額の算定条件について

※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。

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