「冬の電気代はどのくらい?」
「冬の電気代って高くなりがちだけどなんでなの?」
「冬の電気代を節約する方法があったら教えてほしい」
このように、冬の電気代についてお悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。
冬の電気代は、9,300〜30,000円程度が相場です。世帯人数や住んでいる地域だけでなく、契約している電力会社の電気料金プランやライフスタイルも電気代に影響します。
この記事では、冬の電気代の平均と高くなりやすい理由をご紹介します。ほかにも、冬の電気代を節約する方法についても触れています。
この記事を読むことで、なぜ冬の電気代が高くなりやすいのか、節約するにはどうすればよいのかまでわかるため、ぜひ参考にしてみてください。
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- 冬の電気代の平均は9,300〜30,000円程度
- 1. 世帯人数別にみる冬の電気代
- 2. 地域別にみる冬の電気代
- 冬の電気代が高くなりやすいのはなぜ?
- 原因1. 暖房器具の消費電力が大きい
- 原因2. 日照時間が短く照明の点灯時間が長い
- 原因3. 外気温と室内温度の差が大きい
- 冬の暖房器具の1時間あたりの電気代を比較
- 冬の電気代を節約する5つの方法
- 節約方法1. いくつかの暖房器具を併用する
- 節約方法2. 暖房器具はこまめに清掃する
- 節約方法3. 状況によって暖房器具を使い分ける
- 節約方法4. 古い暖房器具は買い替えを検討する
- 節約方法5. エアコンの設定に注意する
- 電力会社の見直しも冬の電気代節約につながる
- 暖房器具を効率的に使用して賢く冬を乗り越えよう!
冬の電気代の平均は9,300〜30,000円程度
冬の電気代は、9,300〜30,000円程度が相場です。とはいえ、世帯人数や住んでいる地域、契約している電力会社などによって実際の電気代は異なります。
はじめに、冬の電気代の平均について、世帯人数や地域別にご紹介します。自分の現状と近い情報を確認し、今の電気代が高いのかどうかの判断に役立ててください。
1. 世帯人数別にみる冬の電気代
以下は、総務省の家計調査の情報をもとに、世帯人数別における冬の電気代の平均をまとめたものです。
世帯人数 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
1人 | (データなし) | 9,340円/月 | ||
2人 | 11,185円 | 15,130円 | 16,478円 | 15,122円 |
3人 | 12,640円 | 17,992円 | 18,845円 | 18,233円 |
4人 | 14,391円 | 19,061円 | 21,793円 | 18,969円 |
5人 | 15,285円 | 21,453円 | 23,032円 | 20,804円 |
6人以上 | 16,018円 | 25,042円 | 30,142円 | 26,616円 |
表をみると、冬の電気代は1月・2月頃に高くなることがわかります。寒さが厳しい時期は、暖房器具などの使用機会や使用時間が増えるためです。
冬の電気代が高い原因については、次の章「冬の電気代が高くなりやすいのはなぜ?」で詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。
2. 地域別にみる冬の電気代
世帯人数と同様、総務省の家計調査の情報をもとに、地域別の冬の電気代をみていきましょう。地域別の冬の電気代をまとめたものが、以下の通りです。
地区 | 1人世帯 | 2人以上の世帯 | |||
1月~3月平均 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | |
北海道 | 11,730円 | 15,422円 | 20,911円 | 21,020円 | 17,986円 |
東北地方 | 14,873円 | 24,609円 | 24,672円 | 21,450円 | |
関東地方 | 8,144円 | 11,775円 | 15,205円 | 17,288円 | 16,907円 |
北陸地方 | 11,125円 | 15,328円 | 23,521円 | 24,578円 | 21,170円 |
東海地方 | 12,161円 | 16,903円 | 19,777円 | 18,400円 | |
近畿地方 | 9,049円 | 11,719円 | 15,138円 | 16,753円 | 15,649円 |
中国地方 | 9,450円 | 15,304円 | 22,380円 | 22,872円 | 19,829円 |
四国地方 | 14,213円 | 17,293円 | 21,575円 | 19,096円 | |
九州地方 | 7,493円 | 11,072円 | 16,774円 | 16,702円 | 13,730円 |
沖縄地方 | 11,730円 | 12,556円 | 10,989円 | 9,992円 | |
全国平均 | 9,340円 | 12,514円 | 17,190円 | 18,750円 | 17,228円 |
表をみると、西日本よりも東日本のほうが、電気代が高い傾向にあることがわかります。中でも、北海道や東北地区などは特に電気代が高くなりやすいようです。
そのため、現状の電気代が相場より高いかどうかは、現在お住まいの地区の平均と比較して判断しましょう。
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冬の電気代が高くなりやすいのはなぜ?
冬の電気代が高くなりやすい原因として、主に以下の3つが挙げられます。
- 暖房器具の消費電力が大きい
- 日照時間が短く照明の点灯時間が長い
- 外気温と室内温度の差が大きい
それぞれの原因について詳しく解説します。
原因1. 暖房器具の消費電力が大きい
暖房器具は、比較的消費電力の大きいものが多い傾向にあります。そのため、使用時間が長くなると毎月の電気代は高くなります。
たとえば、エアコンの暖房と冷房を比較すると、適用畳数によっては暖房の消費電力が高くなる場合もあります。
エアコン冷房 | エアコン暖房 | |
---|---|---|
7〜10畳 | 575W | 575W |
8〜12畳 | 643W | 790W |
10〜15畳 | 1,060W | 1,035W |
11〜17畳 | 1,103W | 1,231W |
15〜23畳 | 1,891W | 1,748W |
ほかにも、夏に使用する機会の多い扇風機の消費電力は、1時間あたり10〜50Wが目安です。
一方でヒーター系の暖房器具は、出力が「中」以上になると500W以上の家電が多くなります。使用時間が長くなればなるほど消費電力量がかさむため、冬の電気代は高くなりやすいというわけです。
原因2. 日照時間が短く照明の点灯時間が長い
地域によって程度の差はありますが、冬の日照時間は夏よりも数時間ほど短くなります。
日照時間が短くなると、室内で使用する照明の点灯時間が長くなります。照明は単体での電気代はさほど高くありませんが、使用する時間が増えたり点灯している数が増えたりすると電気代が高くなります。
原因3. 外気温と室内温度の差が大きい
夏と冬を比較すると冬のほうが外気温と室内温度の差が大きくなります。結果として、エアコン暖房などの電気代の高さにつながりやすくなるのです。
たとえば、上記の画像の条件でエアコンを使用した場合、夏においては8℃分の消費電力が生じます。一方で冬に使用した場合、エアコンが調整する温度は13℃分と夏より温度差が5℃多くなります。
エアコンは、調整しなければならない温度差が大きいほど消費電力も大きくなるため、夏より冬のエアコンの電気代が高くなる傾向にあります。冬の電気代を節約するには、設定温度の調整がポイントの一つといえるでしょう。
冬の暖房器具の1時間あたりの電気代を比較
冬の暖房器具には、エアコン暖房やヒーターなどさまざまな種類があります。とはいえ、それぞれで電気代が異なるため、どう違うのか気になる方もいるのではないでしょうか。
以下の表は、冬の暖房器具の1時間あたりの電気代を比較した表です。
暖房器具 | 消費電力 | 1時間あたりの電気代 |
---|---|---|
エアコン 暖房 (8~12畳用) | 730W | 約22.6円 |
電気毛布 | 弱:10W 強:75W | 弱:約0.3円 強:約2.3円 |
ホットカーペット | 200W | 約6.2円 |
こたつ | 弱:100W 強:200W | 弱:約3.1円 強:約6.2円 |
カーボンヒーター | 弱:300W 中:600W 強:1,200W | 弱:約9.3円 中:約18.6円 強:約37.2円 |
パネルヒーター | 弱:500W 強:1,200W | 弱:約15.5円 強:約37.2円 |
ハロゲンヒーター | 弱:300W 中:800W 強:1,200W | 弱:約9.3円 中:約24.8円 強:約37.2円 |
オイルヒーター | 弱:300W 強:1,200W | 弱:約9.3円 強:約37.2円 |
表をみると、電気毛布やこたつなどの部分的に暖める暖房器具は、エアコンの暖房と比較して電気代が安いことがわかります。しかし、ヒーターなどは出力が強いとエアコン暖房の電気代を上回る傾向にあります。
そのため、それぞれの電気代の目安を把握して効率的に使うことが大切といえるでしょう。ただし、具体的な電気代は、使用状況によっても変動するため、あくまで目安として参考にしてください。
【あわせて読みたい】暖房器具の電気代はどれが1番高いの?各暖房器具の平均額と節約方法について具体的に解説
冬の電気代を節約する5つの方法
冬の電気代を節約する方法は、以下の5つです。
- いくつかの暖房器具を併用する
- 暖房器具はこまめに清掃する
- 状況によって暖房器具を使い分ける
- 古い暖房器具は買い替えを検討する
- エアコンの設定に注意する
寒い冬の電気代を節約したいからといって暖房器具を全く使わないのではなく、賢い使い方を知って節約するのがおすすめです。ここでは、それぞれの節約方法を詳しく解説します。
節約方法1. いくつかの暖房器具を併用する
暖房器具は、単体で使用するのではなく、ほかの家電と組み合わせることで効率的に部屋を暖められる場合があります。効率が上がれば、無駄な消費電力がなくなり電気代の節約が可能です。
たとえば、エアコンの場合、サーキュレーターと組み合わせることで効果をより発揮します。
サーキュレーターを天井に向けて風を送れば、暖かい空気を循環させることが可能です。
以下の画像の通り、サーキュレーターを併用したほうが省エネになるという調査結果もあります。
「家電を多く使えばその分電気代が高くなるんじゃないの?」と疑問に思われるかもしれませんが、組み合わせて効率を上げることで電気代の削減が可能です。相性のよい家電を併用して、効率よく無駄な消費電力をなくしましょう。
節約方法2. 暖房器具はこまめに清掃する
暖房器具をこまめに清掃することも節約につながります。暖房器具のフィルターなどに汚れが付着していると、余分な電力を消費して電気代が高くなる可能性があるためです。
たとえば、
フィルターが目詰まりしているエアコン(2.2kW)とフィルターを清掃した場合を比較すると年間約990円の節約効果がある
出典:経済産業省|資源エネルギー庁 省エネポータルサイト
と経済産業省が公表しています。
また、暖房器具を清掃することで次のシーズンも安全に使用することが可能です。暖房器具の清掃期間の目安などは、それぞれの暖房器具の取扱説明書に記載されています。
ただし、暖房器具によっては清掃方法を誤ることで危険が生じる可能性があります。そのため、取扱説明書やメーカーの情報を確認した後で清掃してください。
節約方法3. 状況によって暖房器具を使い分ける
暖房器具には、それぞれで適した使用状況があります。そのため、使用状況によって暖房器具を使い分けることで部屋を暖めるまでの効率が上がり、電気代の節約が可能です。
たとえば、エアコンの場合、部屋全体を暖めるのに向いていますが、部屋の一部分だけを暖めるのには向いていません。一方でこたつや電気カーペットなどは一部分を暖められますが、範囲が限定されているため部屋全体を暖めるのには向いていないのが特徴です。
このように、各暖房器具には得意・不得意な場面が存在するため、生活の中で使用している暖房器具が得意とする使い方で効率を高めましょう。一度、ライフスタイルと使用している暖房器具の見直しをおすすめします。
節約方法4. 古い暖房器具は買い替えを検討する
現在使用している暖房器具が古い場合、買い替えることで節約につながる可能性があります。新しい暖房器具は古いものと比べて、省エネ性能や搭載されている機能などが優れているためです。
環境省が運営しているサイト「しんきゅうさん(省エネ製品買替ナビゲーション)」では、エアコンやストーブなどの暖房器具だけでなく、さまざまな家電製品を比較できます。
たとえばエアコンの場合、冷暖房兼用の壁掛け形で8〜12畳用の冷房能力であれば、10年前のものと比較して約10%の節約につながるとされています。
これから購入しようと考えている暖房器具や買い替えを考えている暖房器具がある場合に、どのくらい電気代を節約できるかの見える化が可能なので、比較しながら自分に適した製品を探してみてください。
節約方法5. エアコンの設定に注意する
冬になると使用機会が増えるのがエアコンの暖房です。エアコン暖房を使用する際、設定温度は室温が20℃になるよう調整しましょう。
経済産業省が公表する情報によると、
外気温度6℃のとき、エアコン(6〜9畳)の暖房設定温度を21℃から20℃にした場合、1日9時間の使用時間を想定したときに約1,650円の節約効果がある
出典:経済産業省|資源エネルギー庁 省エネポータルサイト
とされています。
エアコンの設定温度を1℃上げただけで上記の効果が見込めるため、暖房の設定温度は電気代に大きく影響を与えるといえるでしょう。面倒だからと設定温度の調整を怠らないよう注意することが大切です。
電力会社の見直しも冬の電気代節約につながる
先ほど解説した節約方法以外にも、電力会社の見直しによって電気代を節約できる可能性があります。電力会社の電気料金プランごとに電気料金単価が異なるため、見直すことで単価の安い電気を利用できるためです。
現在、電力の自由化によってさまざまな企業が電気料金プランを提供しています。電力会社によって特典や解約金の有無などが異なります。評判や口コミもチェックして、自分に適した電気料金プランを選びましょう。
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※おトク額は、各世帯別のモデル使用量(契約容量40A)をもとに東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」の適用単価とCDエナジー「シングルでんき」「ベーシックガス」「ファミリーでんき」の料金を比較し算定しています。
※消費税相当額を含み、燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まず、ガスセット割を適用した金額の比較。年間おトク額は電気・ガスそれぞれを100円未満で切り捨てた額を合計しています。
※実際は電気代には毎月燃料費調整額を加減算。使用状況によりお得額は変動。
※1 ポイント還元にはCDエナジーの家庭向けWEB会員サービス「カテエネ」に会員登録し、電気の契約情報を登録する必要あり。還元されるポイントは「カテエネポイント」。ポイントの対象となる料金は、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く。
※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。
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暖房器具を効率的に使用して賢く冬を乗り越えよう!
この記事では、冬の電気代について詳しく解説しました。冬の1カ月あたりの電気代は、9,300〜30,000円程度が相場です。
冬は暖房器具を使用する頻度が多くなるため、ほかのシーズンよりも電気代が高くなりやすくなります。そのため、暖房器具の使い方を見直して毎日の無駄をなくすことが大切です。
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