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洗濯機の電気代は高い?ドラム式洗濯機などタイプ別に解説

「洗濯機の電気代を知りたい」
「洗濯する際の節約方法はある?」
「節電につながる洗濯機の選び方は?」

洗濯機の電気代が気になっている方の中には、このような疑問がある方もいるのではないでしょうか。

ヒーター式ドラム式洗濯機で洗濯する場合、1回あたりの電気代は約2.9円です。毎日1回洗濯すると、1カ月あたりおよそ86円になります。

この記事では、コツコツCD編集部が独自に調査した洗濯機の電気代についてタイプ別に解説します。また、洗濯機を使用するうえで役立つ節約方法や、洗濯機を選ぶポイントについても触れています。ぜひ最後までお読みください。

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目次

洗濯機の電気代の計算方法

洗濯機の電気代は、以下の方法で計算可能です。

電気代 = 消費電力(W) ÷ 1,000 × 電気料金単価(円/kWh) × 使用時間(h)

ご自宅にある洗濯機の電気代を知りたい方は、上記の計算式をご活用ください。この記事では50Hzの消費電力、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電気料金の目安単価の31円/kWhで計算しています。

ここからは、洗濯機のタイプ別に電気代を紹介します。なお、製品によって消費電力や運転時間が異なるため、目安として参考にしてください。

ヒーター式ドラム式洗濯機の電気代

ドラム式洗濯機

ドラム式洗濯機には、大きく分けて2つの種類があります。「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」です。ヒーター式はヒーターによる熱で乾燥させるタイプで、高温の熱で乾燥させるため、洗濯物が縮みやすいといった特徴があります。

電気代の目安|洗濯のみ

ヒーター式ドラム式洗濯機で洗濯のみおこなう場合、電気代は以下のようになります。

消費電力185W
1時間あたり5.7円
1カ月(30日)あたり(※)86.0円
1年(365日)あたり(※)1,047円

※1回あたりの洗濯時間は30分、1日1回洗濯する場合

コツコツCD編集部の調査によると、ヒーター式のドラム式洗濯機の洗濯に必要な消費電力は、およそ185Wです。1時間あたりの電気代は5.7円ですが、洗濯時間が30分だと想定すると、1回あたりの電気代はおよそ2.9円となります。

毎日1回洗濯すると、1カ月あたりの電気代はおよそ86.0円、年間で考えるとおよそ1,047円です。

電気代の目安|乾燥のみ

ヒーター式ドラム式洗濯機で乾燥のみおこなう場合、電気代は以下のようになります。

消費電力1,135W
1時間あたり35.2円
1カ月(30日)あたり(※)2,111円
1年(365日)あたり(※)25,685円

※1回あたりの乾燥時間は2時間、1日1回乾燥する場合

コツコツCD編集部の調査によると、ヒーター式ドラム式洗濯機の乾燥に必要な消費電力はおよそ1,135Wです。1時間あたりの電気代は35.2円ですが、乾燥時間が2時間だとすると、1回あたりの電気代はおよそ70.4円です。

毎日1回乾燥をおこなうと、1カ月あたりの電気代はおよそ2,111円、年間で考えるとおよそ25,685円となります。

ヒートポンプ式ドラム式洗濯機の電気代

ヒートポンプ式は、ヒートポンプで交換された熱で乾燥させるタイプです。ヒーター式と比べて低い温度で乾燥させるため、洗濯物が縮みにくいのが特徴です。また、乾燥時の消費電力が小さいので、電気代がヒーター式より安く抑えられるといった特徴があります。

電気代の目安|洗濯のみ

ヒートポンプ式ドラム式洗濯機で洗濯のみおこなう場合、電気代は以下のようになります。

消費電力195W
1時間あたり6.0円
1カ月(30日)あたり(※)90.7円
1年(365日)あたり(※)1,103円
※1回あたりの洗濯時間は30分、1日1回洗濯する場合

コツコツCD編集部の調査によると、ヒーター式ドラム式洗濯機の洗濯に必要な消費電力はおよそ195Wです。1時間あたりの電気代はおよそ6.0円ですが、洗濯時間が30分だとすると、1回あたりの電気代はおよそ3.0円となります。

毎日1回洗濯すると、1カ月あたりの電気代はおよそ90.7円、年間で考えるとおよそ1,103円です。

電気代の目安|乾燥のみ

ヒートポンプ式ドラム式洗濯機で乾燥のみおこなう場合、電気代は以下のようになります。

消費電力1,050W
1時間あたり32.6円
1カ月(30日)あたり(※)1,953円
1年(365日)あたり(※)23,762円
※1回あたりの洗濯時間は30分、1日1回洗濯する場合

コツコツCD編集部の調査によると、ヒートポンプ式ドラム式洗濯機の乾燥に必要な消費電力はおよそ1,050Wです。1時間あたりの電気代はおよそ32.6円ですが、乾燥時間が2時間だとすると、1回あたりの電気代はおよそ65.1円となります。

毎日1回乾燥をおこなうと、1カ月あたりの電気代はおよそ1,953円、年間で考えるとおよそ23,762円です。

縦型洗濯機の電気代

縦型洗濯機

縦型洗濯機は、パルセーター(洗濯機の底にある羽根)の回転によって汚れを落とすタイプです。洗浄力に優れているといった特徴がありましたが、近年では縦型もドラム式も洗浄力に大差はないと言われています。

電気代の目安|洗濯のみ

縦型洗濯機で洗濯のみおこなう場合、電気代は以下のようになります。

消費電力495W
1時間あたり15.3円
1カ月(30日)あたり(※)230円
1年(365日)あたり(※)2,800円
※1回あたりの洗濯時間は30分、1日1回洗濯する場合

コツコツCD編集部の調査によると、縦型洗濯機の洗濯に必要な消費電力はおよそ495Wです。1時間あたりの電気代はおよそ15.3円ですが、洗濯時間が30分だとすると、1回あたりの電気代はおよそ7.7円となります。

毎日1回洗濯すると、1カ月あたりの電気代はおよそ230円、年間で考えるとおよそ2,800円です。

電気代の目安|乾燥のみ

縦型洗濯機で乾燥のみおこなう場合、電気代は以下のようになります。

消費電力1,220W
1時間あたり37.8円
1カ月(30日)あたり(※)2,269円
1年(365日)あたり(※)27,609円
※1回あたりの洗濯時間は30分、1日1回洗濯する場合

コツコツCD編集部の調査によると、縦型洗濯機の乾燥に必要な消費電力はおよそ1,220Wです。1時間あたりの電気代はおよそ37.8円ですが、乾燥時間が2時間だとすると、1回あたりの電気代は75.6円となります。

毎日1回乾燥をおこなうと、1カ月あたりの電気代はおよそ2,269円、年間で考えるとおよそ27,609円です。

衣類乾燥機の電気代

衣類乾燥機の電気代

洗濯機とは別に衣類乾燥機を使用している方もいるでしょう。ここでは、衣類乾燥機の電気代の目安について紹介します。衣類乾燥機の電気代は以下のようになります。

消費電力1,260W
1時間あたり39.1円
1カ月(30日)あたり(※)2,344円
1年(365日)あたり(※)28,514円
※1回あたりの洗濯時間は30分、1日1回洗濯する場合

コツコツCD編集部の調査によると、衣類乾燥機の消費電力はおよそ1,260Wです。1時間あたりの電気代は39.1円ですが、乾燥時間が2時間だとすると、1回あたりはおよそ78.1円となります。

毎日1回乾燥をおこなうと、1カ月あたりの電気代はおよそ2,344円、年間で考えるとおよそ28,514円です。

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洗濯機の水道代

洗濯機の水道代も気になるという方もいるかもしれません。ここでは、洗濯機の水道代の目安を紹介します。

洗濯容量12kgの製品を比較してみると、洗濯機のタイプ別の水道代は以下の通りです。

ドラム式洗濯機縦型洗濯機
標準使用水量約83L約150L
1回あたりの水道代約22円約40円
※出典:Panasonic|ドラム式と縦型 電気代・水道代の違い

ドラム式洗濯機と縦型洗濯機では、水道代が2倍近く異なります。ドラム式の使用水量はおよそ83L、1回あたりの水道代はおよそ22円です。一方、縦型の使用水量はおよそ150L、1回あたりの水道代はおよそ40円となります。

ドラム式のほうが標準使用水量は少ないため、1回あたりの水道代は比較的安いと言えるでしょう。

洗濯機の電気代を節約するポイント

洗濯機の電気代を節約するには、4つのポイントを取り入れてみましょう。

  • 洗濯はなるべく1回にまとめる
  • 洗剤は適量使う
  • 古い洗濯機は買い替える
  • 省エネモードを選ぶ

これらのポイントを意識することで、少しでも電気代を抑えられるはずです。ここからは、それぞれのポイントについて解説します。

洗濯はなるべく1回にまとめる

洗濯する際は、なるべく1回にまとめるよう意識してみましょう。少量の衣類をこまめに洗濯すると、その都度電気代や水道代がかかります。洗濯の回数自体を減らすことで、節約につなげられるでしょう。

ただし、洗濯回数を減らすために洗濯物を詰め込みすぎてしまうと洗濯物の量が多くなり、洗濯時間が長くなるだけでなく、汚れも落ちにくくなってしまうので、逆効果になる場合もあります。

洗剤は適量使う

洗濯に使う洗剤や柔軟剤の量は、適量になるよう意識してみてください。中にはしっかり汚れを落とそうと、洗剤の量を多めに使いたくなる方もいるかもしれません。しかし、洗剤の量が多いとすすぎに使う水の量が増え、すすぎの時間が長くなり、結果電気代も高くなる可能性もあります。洗剤の量が多くても洗浄力が強くなるわけではありませんので、注意してください。

古い洗濯機は買い替える

ご家庭の洗濯機が古い場合は、新しい洗濯機に買い替えましょう。10年以上同じ洗濯機を使用している場合、買い替えることで電気代を抑えられる可能性があります。その理由は、洗濯機の省エネ性能が年々上がっているからです。

環境省によると、冷蔵庫を2010年製のものから2020年製のものに買い替えた場合、約37〜43%の省エネ効果が期待できるといわれています。金額に換算すると、年間約4,740〜6,090円です。

洗濯機自体は決して安くはありませんが、最新の製品のほうが機能は優れています。古い洗濯機をお使いの方は、買い替えも検討してみてください。

省エネモードを選ぶ

洗濯の際は、省エネモードを選んでみましょう。そうすることで、運転時間が短くなったり、消費電力が小さくなったりするため、電気代も安くなります。

たとえば、Panasonicのななめドラム洗濯乾燥機 NA-LX129BLの場合、モード別それぞれの消費電力量は以下のようになります。

定格洗濯乾燥時(標準乾燥モード)定格洗濯乾燥時(省エネ乾燥モード)
消費電力量890Wh620Wh
電気代27.6円19.2円

標準乾燥モードに比べて省エネ乾燥モードは消費電力量が少なく、電気代も数円ですが安くなっています。こうした特徴から、省エネモードは節約に効果的だと言えるでしょう。

ただし、標準モードよりも乾燥に時間がかかるデメリットもあります。

洗濯機の水道代を節約する方法

洗濯機は、電気代だけでなく水道代もかかります。ここでは、洗濯機の水道代を節約する方法を3つ紹介します。

  • お風呂の残り湯を活用する
  • すすぎは1回にする
  • 注水すすぎではなく、ためすすぎで洗濯する

電気代とともに水道代も節約していきましょう。

お風呂の残り湯を活用する

ポンプを活用して、お風呂の残り湯を再利用することで水道代の節約が可能です。洗濯機を購入時には、付属品としてポンプが付いていることが多いです。ポンプのみの販売もしていますので、ポンプを持っていない方は購入を検討してみてください。

普段は捨てていたお風呂の残り湯を活用して、水道代の節約につなげてみてはいかがでしょうか。

すすぎは1回にする

最近の洗濯用洗剤は、すすぎが1回でOKなものが多く販売されています。すすぎを2回おこなっている方は、1回に減らすことで洗濯に必要な水を約3分の1減らすことが可能です。

洗濯は多くの水を必要とするため、年間に換算すると水道代の大きな節約が期待できるでしょう。

注水すすぎではなく、ためすすぎで洗濯する

「注水すすぎ」とは、水を給水しながらすすぎをおこなう方法のことです。一方の「ためすすぎ」とは一定の水位まで給水しその水ですすぐ方法のことです。

注水すすぎは、給水しながらすすぎをおこなっているため、使用する水の量が多くなります。水道代を節約したい場合にはためすすぎを選ぶようにしましょう。

電気代の節約を意識した洗濯機の選び方

新しい洗濯機を購入する際は、電気代の節約も意識して洗濯機を選んでみましょう。意識してほしいポイントは3つあります。

  • 洗濯物の量に合った洗濯機を選ぶ
  • ヒートポンプ乾燥タイプを選ぶ
  • 省エネモードが搭載されている洗濯機を選ぶ

ここからは、それぞれのポイントについて解説します。

洗濯物の量に合った洗濯機を選ぶ

洗濯機を購入する際は、洗濯物の量に適した製品を選びましょう。洗濯容量が少ない洗濯機では、洗濯回数が増えて電気代が余計にかかります。

洗濯機を選ぶ際は、「人数×1.5kg」を目安にしてみてください。たとえば、4人家族なら6.4kgになるので、容量6kg以上が適しています。

また、ふとんやシーツなどを洗濯する機会が多い場合は、6〜8kg以上のものを選ぶとよいでしょう。

使い方に応じた洗濯機を選ぶ

乾燥機能つきの洗濯機なら、ヒートポンプ式を選ぶと電気代を抑えられます。

乾燥機能を多く使う方は、ヒートポンプ式を検討してみると良いでしょう。

洗濯機の乾燥タイプには、「ヒートポンプ乾燥」と「ヒーター乾燥」の2種類があり、それぞれ以下のように消費電力が異なります。

ヒートポンプ式ヒーター式
消費電力1,050W1,135W
1時間あたり32.6円35.2円
1カ月(30日)あたり(※)1,953円2,111円
1年(365日)あたり(※)23,762円25,685円
※1回あたりの乾燥時間は2時間、1日1回乾燥する場合

ヒーター乾燥はヒーターで加熱して洗濯物を乾かしますが、この工程で電力を多く消費するため電気代がかかります。

一方のヒートポンプ乾燥は、ヒーター乾燥とは違い高温風の加熱が不要です。そのため、ヒーター乾燥に比べてヒートポンプ乾燥の方が電気代が安いのです。ヒートポンプ乾燥は、ドラム式洗濯乾燥機に搭載されています。

ただし、ヒートポンプ式の方が購入価格が高い傾向にあるため、初期費用の面とコスト面を比較しながら検討することをオススメします。

省エネモードが搭載されている洗濯機を選ぶ

洗濯機は、省エネモードが搭載されている製品を選びましょう。省エネモードなら、運転時間が短くなったり、消費電力が小さくなったりします。その結果、電気代が安くなるのです。

なお、ドラム式洗濯機と縦型洗濯機では、ドラム式のほうが省エネモードが搭載されている製品が多くみられます。洗浄力もそれほど変わらないため、電気代や水道代の節約を意識するなら、ドラム式がおすすめです。

番外編:部屋干しする際の適した洗濯物の感覚は何cm?

浴室乾燥ではありませんが、部屋干しする際でも洗濯物の感覚をなるべくあける事が効果的という検証を、中部電力ミライズが実験したデータで見てみましょう。

洗濯物を干す感覚

実験の結果から、洗濯物と洗濯物の隙間を5cm程度空けるだけで、乾燥のスピードに大きな差が出ることが分かりました。5cm程度の適度な感覚がある方が、風が通りやすい方が乾燥のスピードも速くなります。

※中部電力ミライズ調べ

合わせて読む➡浴室乾燥機の電気代は1時間約50円?メリット・デメリットと節約法を紹介

工夫しながら洗濯すれば電気代も節約できる

洗濯機は生活に欠かせない家電の1つです。毎日使うからこそ、1回1回工夫して使うことで、電気代や水道代の節約につなげられるでしょう。省エネモードを活用したり、できるだけまとめて洗濯したりするといった工夫が効果的です。

洗濯機は洗濯と乾燥で消費電力が異なり、乾燥のほうが消費電力は大きくなります。洗濯機で乾燥をたくさん使うという方は、ヒートポンプ乾燥タイプを選ぶことで、将来的に節約につなげられるでしょう。

洗濯機の電気代が気になる方は、ぜひこの記事で紹介したポイントを取り入れてみる事をおススメします。

CDエナジーなら、生活スタイルに合わせて電気料金プランを選べる!

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※お得額の算定条件について

※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。

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