「パネルヒーターの1カ月の電気代はどのくらい?」
「パネルヒーターの電気代はほかのヒーターより高いのか知りたい」
「パネルヒーターの電気代を節約する方法を教えてほしい」
現在、パネルヒーターを使用している方や購入を考えている方の中で、このようなお悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。
パネルヒーターの電気代は、1カ月で約900〜7,000円が目安です。出力設定や使用する時間によって電気代が大きく異なります。
本記事では、パネルヒーターの電気代について詳しく解説します。ほかにも、パネルヒーターのメリットやデメリット、節約方法についても触れています。
記事を読むことで、パネルヒーターの1カ月の電気代だけでなく、効率的に使うための方法についても把握できるでしょう。パネルヒーターについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
- パネルヒーターの電気代を計算する方法
- パネルヒーターの電気代は安い?1カ月で約900~7,000円が目安
- パネルヒーターとほかのヒーターの電気代を比較
- パネルヒーターとほかの暖房器具の電気代を比較
- パネルヒーターを使う3つのメリット
- メリット1. 安全性に優れている
- メリット2. 運動音が静か
- メリット3. 空気が乾燥しにくい
- パネルヒーターを使う3つのデメリット
- デメリット1. 掃除に手間がかかる
- デメリット2. つけっぱなしにすると電気代が高い
- デメリット3. 家具の置き方に工夫が必要である
- パネルヒーターの節約方法3選
- 節約方法1. こまめに手入れをおこなう
- 節約方法2. ヒーターの設置場所に注意する
- 節約方法3. タイマー機能を活用する
- 電力会社の見直しもパネルヒーターの節約につながる
- パネルヒーターを上手く活用して賢く冬を乗り越えよう!
パネルヒーターの電気代を計算する方法

パネルヒーターの電気代の算出方法は、以下の通りです。
電気代=消費電力(kW)※ × 使用時間(h) × 電気料金単価(円/kW)
※消費電力の単位が「W」の場合は1,000で割ってkWに変換します
電気料金の単価は、現在契約している電力会社や電気料金プランごとに異なります。この記事では、全国家庭電気製品取引協議会が目安として定めている31円/kWh(2022年7月改訂)を使います。
消費電力に関しては、使用するパネルヒーターのメーカーや対応畳数で異なります。消費電力に対する1時間あたりの電気代の目安は、以下の表の通りです。
消費電力 | 1時間あたりの電気代の目安 |
---|---|
160W | 約4.96円 |
300W | 約9.3円 |
500W | 約15.5円 |
700W | 約21.7円 |
1,000W | 約31円 |
消費電力が大きくなると電気代はかなり高くなります。そのため電気代が気になる方は、現在使用している、あるいは購入を検討しているパネルヒーターの消費電力を確認しておくことが大切です。
パネルヒーターの電気代は安い?1カ月で約900~7,000円が目安
パネルヒーターの電気代は、毎月約900〜7,000円が目安です。電気代の計算で用いるパネルヒーターの消費電力は、以下の通りです。
- ミニパネルヒーター:160W
- 通常のパネルヒーター(弱):400W
- 通常のパネルヒーター(強):1,200W
※コツコツCD編集部が独自で調査した結果に基づいています
以下の表にある金額は、上記の消費電力をもとに、パネルヒーターの電気代を実際に計算したものです。
使用時間 | パネルヒーターの電気代 | ||
ミニパネルヒーター | 弱 | 強 | |
1時間 | 約4.96円 | 約12.4円 | 約37.2円 |
1日(6時間使用したとして計算) | 約29.8円 | 約74.4円 | 約223.2円 |
1日(12時間使用したとして計算) | 約59.5円 | 約148.8円 | 約446.4円 |
1日(24時間使用したとして計算) | 約119円 | 約297.6円 | 約892.8円 |
1カ月(1日6時間を30日使用) | 約892.8円 | 約2,232円 | 約6,696円 |
1カ月(1日12時間を30日使用) | 約1,786円 | 約4,464円 | 約13,392円 |
1カ月(1日24時間を30日使用) | 約3,571円 | 約8,928円 | 約26,784円 |
表をみると、パネルヒーターの電気代は設定温度によって電気代が大きく異なることがわかります。また、1日中つけっぱなしで使用した場合はミニパネルヒーターでも約3,600円、通常サイズのパネルヒーターは「弱」でも約9,000円の電気代がかかります。
毎月の支出を抑えるため、パネルヒーターをいかに効率よく使用するかが大切といえるでしょう。
パネルヒーターとほかのヒーターの電気代を比較
パネルヒーター以外にもさまざまな種類のヒーターがあります。以下の表は、パネルヒーターとほかのヒーターの電気代の違いについてまとめたものです。
ヒーター | 消費電力 | 1時間の電気代 | 1日(6時間) の電気代 | 1カ月(30日) の電気代 |
---|---|---|---|---|
パネルヒーター | ミニ:160W 弱:400W 強:1,200W | ミニ:約4.96円 弱:約12.4円 強:約37.2円 | ミニ:約29.8円 弱:約74.4円 強:約223.2円 | ミニ:約892.8円 弱:約2,232円 強:約6,696円 |
セラミックヒーター | 弱:550W 強:1,200W | 弱:約17.1円 強:約37.2円 | 弱:約102.3円 強:約223.2円 | 弱:約3,069円 強:約6,696円 |
ハロゲンヒーター | 弱:400W 中:800W 強:1,200W | 弱:約12.4円 中:約24.8円 強:約37.2円 | 弱:74.4円 中:148.8円 強:約223.2円 | 弱:2,232円 中:4,464円 強:約6,696円 |
カーボンヒーター | 弱:450W 強:900W | 弱:約14.0円 強:27.9円 | 弱:83.7円 強:167.4円 | 弱:2,511円 強:5,022円 |
オイルヒーター | 弱:500W 中:700W 強:1,200W | 弱:15.5円 中:21.7円 強:約37.2円 | 弱:93円 中:130.2円 強:約223.2円 | 弱:2,790円 中:3,906円 強:約6,696円 |
同じ「強弱」で各ヒーターを比べると電気代には大きな違いはありません。ただし、同じヒーターで強弱の電気代を比べると倍近くの違いが生じています。そのため、電気代を節約するためには、各ヒーターの「中」以下を効率よく使用することが大切なポイントといえます。
節約方法に関しては記事の後半「パネルヒーターの節約方法3選」で詳しく解説しますので、ぜひパネルヒーターの無駄をなくすための参考にしてみてください。
【あわせて読みたい】電気代が安い電気ヒーターはどれ?各種ヒーターの特徴と電気代を比較
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※消費税相当額を含み、燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まず、ガスセット割を適用した金額の比較。年間おトク額は電気・ガスそれぞれを100円未満で切り捨てた額を合計しています。
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パネルヒーターとほかの暖房器具の電気代を比較
パネルヒーターとそれ以外の暖房器具とではどれくらい電気代が違うのでしょうか?以下の表は、パネルヒーターとエアコン暖房、こたつなどほかの暖房器具との電気代を比較したものです。
暖房器具 | 1時間あたりの電気代 |
---|---|
パネルヒーター | ミニ:約4.96円 弱:約15.5円 強:約37.2円 |
エアコン(暖房) | 6〜9畳(2.2kW):14.79円 8〜12畳(2.8kW):24.49円 15〜23畳(5.6kW):54.19円 |
こたつ | 石英管ヒーター:14.0円 ハロゲンヒーター:18.6円 フラットカーボビンヒーター:9.3円 |
電気毛布 | 10W:0.31円 30W:0.93円 50W:1.55円 |
ホットカーペット | 1畳用:約5.3円 2畳用:約15.8円 3畳用:約22.6円 |
表をみると、パネルヒーターの電気代は、ほかの暖房器具と比較して高い部類に位置することがわかります。なかでも、出力設定を「強」にしている場合は8〜12畳用のエアコン暖房の電気代と同等以上の電気代がかかります。
そのため、パネルヒーターの使い方に無駄があると、冬の電気代は高くなるでしょう。電気代の安い電気毛布などを上手く活用して、冬の寒さを効率的にしのぐことがおすすめです。
【あわせて読みたい】暖房器具の電気代はどれが1番高いの?各暖房器具の平均額と節約方法について具体的に解説
パネルヒーターを使う3つのメリット

パネルヒーターを使うメリットは、主に以下の3つです。
それぞれのメリットについて詳しくご紹介します。
メリット1. 安全性に優れている
パネルヒーターは、室内でガスや灯油を使用しない暖房器具です。火を使うことがないため、火災などのリスクが低いのが特徴です。
また、パネル部分も高温になりにくい仕様のものを選べば、やけどのリスクも減らせます。子どもや赤ちゃんなどがいるご家庭の方でも比較的安心して使用できるでしょう。
ただし、長時間触れることで低温やけどが生じる恐れがあるため、パネル部分の取り扱いなどに注意しましょう。
メリット2. 運動音が静か
パネルヒーターは、運転音が静かな点もメリットです。状況や使用する時間帯などを気にすることなく使用できるため、以下のような場面での仕様にも適しています。
- 暖房器具の音が気になって、なかなか眠れない
- 子どもや赤ちゃんがいるから寝てるときに運転音で起こしたくない
メリット3. 空気が乾燥しにくい
パネルヒーターは、熱源が灯油やガスではないため、長時間使用しても空気が乾燥したり汚れたりすることがありません。そのため、こまめな換気や空気清浄機の設置を必要としないのが特徴です。
たとえば換気を必要とするタイプのヒーターは、換気することで外の冷気が室内に侵入し、部屋の温度が下がりやすくなります。暖房器具を使用すると下がった冷気を再度暖めるため、電気代の無駄につながります。
パネルヒーターを使用する際は換気を必要としないため、設定温度や電源の切り忘れにだけ注意すれば、余分な電気を使わずに済みます。
パネルヒーターを使う3つのデメリット

パネルヒーターにはメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。
デメリット1. 掃除に手間がかかる
パネルヒーターは、すきまにほこりが溜まることを考慮して定期的な掃除が必要です。そのため、掃除をあまり必要としない暖房器具と比べると手入れの手間がかかります。
パネルヒーターのすきま部分に汚れやほこりが溜まりすぎると、掃除がしにくくなったり、効率が悪くなったりする可能性があります。
日々の空いた時間を活かして、定期的な掃除を心がけましょう。
デメリット2. つけっぱなしにすると電気代が高い
パネルヒーターをつけっぱなしにすると冬の電気代は高くなります。そのため、つけっぱなしにせず、必要なとき以外は電源オフにすることが大切です。
電源を切り忘れた場合、1時間あたり約4.96~37.2円の電気代が生じます。「電源を切るのが面倒くさいからつけっぱなしでいいや」と放置しつづけると、多くの電気代がかかってしまいます。
タイマー機能などを活用しながら、パネルヒーターのつけっぱなしを防ぐとよいでしょう。
デメリット3. 家具の置き方に工夫が必要である
大きな家具がパネルヒーターの前などにあると、暖房効率が低下してしまいます。そのためパネルヒーターを活用する際は、周りの家具の置き方にも工夫が必要です。
また、カーテンなどでパネルヒーターを覆った場合、暖気が外に逃げたりカーテン内にこもったりします。パネルヒーターは窓際に設置するのがよいですが、カーテンなどで覆われることがないよう注意が必要です。
パネルヒーターの節約方法3選

ここまでは、パネルヒーターの電気代やメリット・デメリットを解説しました。では、パネルヒーターの電気代を節約するにはどうすればよいのでしょうか。
パネルヒーターの節約方法は、主に以下の3つです。
それぞれの内容について詳しく解説します。
節約方法1. こまめに手入れをおこなう
一般的にパネルヒーターの形状は、すきまにほこりが溜まりやすいです。そのためパネルヒーターの定期的な手入れで汚れやほこりを取り除くことで、無駄な電気代がかかるのを防げます。
「掃除するのって時間がかかるのでは?…」と思う人は少なくないかもしれませんが、実際のところ難しい作業をする必要はありません。表面についたほこりなどは柔らかい布で取り除き、パネルヒーターのすきまにあるほこりは、すきま用の掃除ブラシで手入れできます。
道具を上手く活用しながらパネルヒーターの掃除をこまめにおこないましょう。
節約方法2. ヒーターの設置場所に注意する
パネルヒーターを活用する場合、ヒーターの設置場所も工夫しましょう。なかでも窓際に設置することで、窓から入ってくる冷気を効率よく暖められます。
暖かい空気は天井側、冷たい空気は床側に溜まりやすいのが特徴です。パネルヒーターを冷気が入りやすい位置に設置することで、空気が循環しやすくなり、同じ出力設定でも運転効率を高められるというわけです。
意識するだけで簡単に実践できる節約方法なので、ぜひお試しください。
節約方法3. タイマー機能を活用する
パネルヒーターを利用する際は、タイマー機能も活用してください。タイマー機能を活用することで、パネルヒーターの電源の切り忘れを防ぎ、無駄を電気代がかかるのも防げます
たとえば、起床時や就寝時、外出予定時刻の1時間前などに電源オフのタイマー設定をすれば、電源の切り忘れを防ぐことが可能です。パネルヒーターはつけっぱなしにすると高い電気代がかかるため、必要のないときは電源をオフにして無駄な電気代を節約しましょう。
電力会社の見直しもパネルヒーターの節約につながる
ライフスタイルを変えずにパネルヒーターの節約をしたい方には、電力会社の見直しがおすすめです。現在契約している電力会社や電気料金プランを見直すことで、パネルヒーターを含めた電気代の節約につながります。
ただし、電力会社ごとに提供している電気料金プランや特典は異なります。電気料金単価を含め、解約金の有無や実際に契約した人の評判なども確認することが大切です。
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※おトク額は、各世帯別のモデル使用量(契約容量40A)をもとに東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」の適用単価とCDエナジー「シングルでんき」「ベーシックガス」「ファミリーでんき」の料金を比較し算定しています。
※消費税相当額を含み、燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まず、ガスセット割を適用した金額の比較。年間おトク額は電気・ガスそれぞれを100円未満で切り捨てた額を合計しています。
※実際は電気代には毎月燃料費調整額を加減算。使用状況によりお得額は変動。
※1 ポイント還元にはCDエナジーの家庭向けWEB会員サービス「カテエネ」に会員登録し、電気の契約情報を登録する必要あり。還元されるポイントは「カテエネポイント」。ポイントの対象となる料金は、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く。
※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。
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パネルヒーターを上手く活用して賢く冬を乗り越えよう!
この記事では、パネルヒーターの電気代について詳しく解説しました。パネルヒーターの電気代は、1カ月で約900〜7,000円が目安です。
パネルヒーターの電気代は、出力の設定や使用状況によって左右されます。タイマー機能を活用したり設置場所を見直したりすることで効率よく使用可能です。
もし、今のライフスタイルのまま電気代を節約したい場合は、電力会社の見直しも検討してみるとよいでしょう。
CDエナジーでは、世帯人数やライフスタイルにあわせてさまざまな電気料金プランを展開しています。
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※この記事の内容は公開日時点の情報です。最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。