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扇風機の電気代は安い?エアコンとの比較や節約のポイントも紹介

「扇風機の電気代って高いの?」
「エアコンと扇風機の電気代はどれくらい違うの?」
「扇風機の効果的な活用法を知りたい」


多くのご家庭で使われている扇風機ですが、長時間つけっぱなしにする際の電気代が気になる方もいるでしょう。

コツコツCD編集部が、複数の扇風機の電気代を調べたところ、1時間あたり約0.3〜1.6円、1カ月あたり9.3〜46.5円(1時間使用の場合)であることが分かりました。つけっぱなしにしても1日37.2円ほどと安く、エアコンと上手く併用することで快適に過ごしながら電気代の節約が見込めるでしょう。

この記事では、扇風機の電気代と効果的な活用法についてご紹介します。電気代を節約しながらの活用法や各空調機器との電気代の違いも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

扇風機の電気代はどれくらい?

扇風機

コツコツCD編集部の調査によると、扇風機の1時間あたりの電気代は、約0.3〜1.6円(強で運転した場合)です。24時間つけっぱなしにすると、7.44〜37.2円の電気代がかかります。

使用時間ごとの電気代の目安を、以下の表にまとめました。

使用時間電気代の目安
1時間0.31〜1.55円
6時間1.86~9.3円
8時間2.48〜12.4円
24時間7.44〜37.2円
※公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価の31円/kWh(税込)(2022年7月改定)、50Hzで使用した場合の消費電力で計算
※消費電力は10〜50Wを想定して計算

扇風機の消費電力は、製品や風量設定によっても異なりますが、およそ10〜50Wです。たとえば、消費電力が50Wの扇風機を8時間つけっぱなしにした場合、電気代は約12.4円です。仮に丸1日使用したとしても、電気代は37.2円とそこまで電気代が高くならないことが分かります。

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1時間あたりの電気代の算出方法

1時間あたりの電気代は、以下の計算方法で算出できます。

1時間あたりの電気代 = 消費電力(W)÷ 1000 × 電気料金単価(円/kWh)

電気料金単価は契約している電気料金プランによって異なりますが、今回の記事では「公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会」が定めている目安単価の31円/kWh(2022年7月22日改定)で計算します。

1時間あたりの消費電力は、お使いの扇風機本体、または取扱説明書に記載があります。ご家庭にある扇風機の1時間あたりの電気代が知りたい方は、上記の計算式に消費電力を当てはめて計算するとよいでしょう。

1カ月の電気代をシミュレーション

1カ月の扇風機の電気代をシミュレーションすると、以下の通りです。

1日の使用時間1カ月の電気代の目安
1時間9.3~46.5円
6時間55.8~279円
8時間74.4~372円
24時間223.2~1,116円
※1カ月を30日として計算
※公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価の31円/kWh(税込)(2022年7月改定)、50Hzで使用した場合の消費電力で計算
※消費電力は10〜50Wを想定して計算

扇風機は毎日長時間使っても、1カ月の電気代が1,000円程度に収まることが多いです。消費電力を抑えたい場合にも、取り入れやすい家電といえるでしょう。

扇風機にはACモーターとDCモーターがある

扇風機には、ACモーターとDCモーターの2種類のモーターがあります。ACモーターは本体価格が安い反面、電気代がDCモーターよりも高い傾向にあります。一方、DCモーターの本体価格は高めですが、電気代を抑えやすいことが特徴です。

ACモーターとDCモーターの主な違いは、以下の通りです。

ACモーターDCモーター
電圧交流直流
消費電力大きい小さい 
運転音大きい小さい
扇風機の本体価格安い高い
風量細かく調整できない細かく調整できる

それぞれの仕組みの違いについて具体的にみていきましょう。

ACモーター

ACモーターのACは「交流」を意味します。電圧が一定周期でプラスとマイナスに切り替わるため、電流の流れる方向もつねに変化します。交流電源の代表的な例として、壁に設置してあるコンセントが挙げられます。

ACモーターの扇風機は、DCモーターのものと比較して消費電力が大きく、一般的に20〜50W程度のものが多いです。電気代は、1時間あたり0.62〜1.55円ほどになります。

ACモーターが搭載されている扇風機の特徴は、風量調整が細かく設定できないことです。ACモーターの扇風機の多くは、強・中・弱の3段階でしか調整できません。また、運転音もDCモーターと比較して少し大きいといった特徴があります。しかし、本体価格が手頃な点は嬉しいポイントといえるでしょう。

DCモーター

DCモーターのDCは「直流」を意味します。電圧がつねに一定で、一方向にしか電流が流れません。

DCモーターの扇風機は、ACモーターのものと比較して消費電力が小さく、10〜20W程度です。これをもとに電気代を計算してみると、1時間あたり0.31~0.62円になります。

最近の扇風機は、DCモーター搭載のものが主流となってきています。DCモーター搭載の扇風機の特徴は、風量の細かい設定ができることです。ACモーターと比較して運転音が小さいため、就寝時の使用にもおすすめです。しかし、本体価格はACモーター搭載の扇風機と比べて高い傾向にあります。

エアコンと扇風機の電気代を比較!扇風機が断然安い

同じ空調家電であるエアコン(冷房)と扇風機の電気代を比較してみましょう。

項目消費電力の目安1時間あたりの電気代の目安1カ月あたりの電気代の目安
(1日8時間使用)
扇風機
(DCモーター)
20W0.62円148.8円
エアコン
(8畳用 冷房)
577W17.89円4,293.6円
エアコン
(12畳用 冷房)
1,032W32.0円7,680円
※電気料金単価31円/kWhで計算
※省エネ性能カタログ2024年版のデータをもとに算出
※1カ月を30日として計算

DCモーターを搭載した扇風機は、消費電力が20Wほどと低めです。1日8時間使用しても、1カ月の電気代は150円程度に抑えられます。一方、8畳用のエアコン(冷房)の消費電力は約577Wのため、同じ条件で使うと電気代は月に4,000円以上かかります。12畳用のエアコンでは、月7,000円を超える計算です。

このように、エアコンと扇風機では電気代に大きな差があります。気温や時間帯に応じて使い分けることで、快適さと節電の両方を実現できるでしょう。

【あわせて読みたい】エアコンの節約術とは?1カ月の電気代や季節別の節約方法を解説

扇風機とサーキュレーターの違い

サーキュレーター

扇風機と似たような家電に、サーキュレーターがあります。「扇風機とサーキュレーター、どちらも風を送る働きには違いがないのでは?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。ここでは、扇風機とサーキュレーターの仕組みや役割の違い、電気代の差についてご紹介します。

仕組み・役割の違い

扇風機は、主に涼をとるために風を送ります。対してサーキュレーターは、空気を循環させることを目的としています。

サーキュレーターは扇風機と比較して羽根が小さいものが多く、強く直線的な風を作り出して空気を循環させることが特徴です。一方、扇風機は羽根が大きく、広がりのあるやわらかな風が送れるように設計されています。

エアコンの風を効率よく循環させたい場合は、直線的な風で空気を動かすサーキュレーターを使うことをおすすめします。ただし、サーキュレーターは風の勢いが強いため、直接体に当たると不快に感じるかもしれません。涼をとる目的であれば、扇風機のほうが快適でしょう。

また、サーキュレーターに比べると効率性は劣るものの、扇風機を使ってエアコンの空気を循環させることも可能です。

電気代の違い

扇風機とサーキュレーターの電気代の違いをみていきましょう。

項目消費電力の目安1時間あたりの電気代の目安
扇風機
(DCモーター)
20W0.62円
サーキュレーター
(DCモーター)
30W0.93円

扇風機とサーキュレーターの電気代を比較すると、扇風機のほうがわずかに電気代を抑えられます。

また、サーキュレーターにもACモーターとDCモーターの製品があり、DCモーターを搭載したタイプのほうが省エネ性能に優れています。

【あわせて読みたい】サーキュレーターの電気代は安い?エアコンとの比較結果や節約方法を紹介

電気代を節約しながら扇風機を効率よく使う5つのポイント

扇風機の電気代を節約しつつ、効率よく使う方法を5つご紹介します。

それぞれ詳しくみていきましょう。

DCモーターの扇風機を選ぶ 

電気代を節約するためには、DCモーターの扇風機を選ぶと効果的です。DCモーターはACモーターに比べて消費電力が小さく、電気代を抑えやすいことが利点です。ACモーターを搭載した扇風機は、DCモーター搭載のものに比べて約2倍の電気代がかかることもあります。

DCモーターの扇風機は本体価格がやや高めですが、長期間使うことを考えるとコストパフォーマンスに優れた選択といえるでしょう。

カーテンやすだれで日差しをカットする

カーテンやすだれで日差しを遮ると、室温の上昇を抑えられます。家の中に日差しが入ると室内温度が上がり、扇風機だけでは暑さをしのげないことがあります。エアコンを使うほどではないけれど暑さを感じる場合は、カーテンやすだれで日差しを遮ると、扇風機だけでも快適に過ごせるでしょう。

エアコンと併用して使う

暑さが厳しい時期は、エアコンと扇風機を併用して使うと効果的に節電できます。

エアコンは設定温度が1℃違うだけで、約10%も電気代に違いが生じるといわれています。むやみに設定温度を下げるのではなく、扇風機を併用することで涼しさを感じやすくなります。

エアコンと併用して使うときには、エアコンの吹き出し口と向かい合わせになる位置に扇風機を置くと、涼しい風を上手に循環させられます。エアコンからの風が部屋中に広がるため、冷房効率もアップし、設定温度を調整しなくても涼を感じやすくなるでしょう。

タイマー機能を活用する

タイマー機能を活用することで、うっかり消し忘れなどを防止できます。つけっぱなしを防止できるので、無駄な電力消費を防ぐことが可能です。また、睡眠中につけっぱなしにすると、体が冷えて体調を崩してしまうことも考えられます。睡眠中はタイマー機能を上手に活用することで、お財布にも体にもより優しい使い方が実現できるでしょう。

扇風機の置き場所を工夫する

扇風機の置き場所を工夫することで、扇風機だけでも快適に過ごしやすくなります。

外気温が室内よりも低いときは、扇風機を窓際に置き、涼しい空気を室内に取り込むようにすると効果的です。反対に、外気温のほうが高い場合は扇風機を外向きに設置して、室内の熱気を外に逃がすとよいでしょう。

部屋の空気の流れを意識することも重要です。扇風機を部屋の入口や通気口に向けて配置すると空気の流れがスムーズになり、部屋全体を効率よく涼しくできます。

扇風機の電気代に関するよくある質問

扇風機

扇風機の電気代に関するよくある質問に回答します。

疑問を解消し、扇風機をより効果的に使用しましょう。

扇風機を1日つけっぱなしにする場合の電気代はいくら?

扇風機を1日つけっぱなしにする場合の電気代は、7.44〜37.2円ほどです。

扇風機の消費電力は製品や風量設定によって異なりますが、一般的に10〜50W程度となっています。たとえば消費電力が50Wの扇風機を24時間つけっぱなしにした場合、電気代は約37.2円ほどになります。

古い扇風機は電気代が高い?

古い扇風機はACモーターが使われていることが多く、電気代が高くなる傾向があります。

ACモーターはDCモーターに比べてエネルギー効率が低く、同じ時間使っても消費電力が大きくなりやすいため、電気代も高くなる傾向にあります。

DCモーター搭載の扇風機は、2012年にはじめて発売されました。10年以上前の製品を使っている場合は、旧式のACモーターである可能性が高いでしょう。

さらに、長年使用しているとモーターや羽根が劣化し、余分な電力を消費してしまう可能性もあります。節電を意識するなら、省エネ型への買い替えを検討するのも一案です。

羽なし扇風機の電気代は高い?

羽なし扇風機の電気代は、羽あり扇風機の電気代とほとんど変わりません。

製品や風量設定によって異なりますが、羽なし扇風機の消費電力はおおよそ6〜40Wです。1時間あたりの電気代は0.19〜1.24円で、1日8時間使用しても1日あたりの電気代は1.52〜9.92円ほどに収まります。

羽なし扇風機は省エネ性能の高いモデルも多く、長時間使っても電気代が大きくかさむ心配は少ないでしょう。

扇風機の強弱で電気代はどれくらい差が出る?

扇風機は、風量を強く設定すればするほど電気代が高くなる傾向にあります。
たとえば扇風機の弱運転(20W)は、1時間あたりの電気代が0.62円で、強運転(50W)は1.55円です。室内環境に応じて風量を調整することで、無駄な電気代を削減できるでしょ

電気代の安い扇風機を活用して暑い夏を乗り切ろう

この記事では、扇風機の電気代についてご紹介しました。扇風機は、空調家電の中でも電気代が安いため、手軽に導入できるおすすめのアイテムです。暑さが厳しい時期はエアコンと併用することで、電気代を抑えながら快適に過ごせるでしょう。

この記事を参考に扇風機を上手に活用し、電気代を節約しながら暑い夏を快適に乗り切りましょう。

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※お得額の算定条件について

※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。

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