「エアコンの1時間・1カ月あたりの電気代を知りたい」
「エアコンをつけっぱなしにするのはよくない?」
「エアコンの節約術について教えてほしい」
現在、エアコンの電気代が気になっている方の中で、このようなお悩みを持つ方もいるのではないしょうか。
エアコンの1時間あたりの電気代は、15.5〜62.0円が目安です。1日中つけっぱなしにすると約360〜1,400円の電気代がかかるため、余分な消費電力を抑えて節約することが大切です。節約方法に関しては、風量設定を自動にする・タイマー機能を活用するなどさまざまあるので、実践しやすいと感じたものから始めてみてください。
この記事では、エアコンの冷房・暖房機能における1時間あたりの電気代と節約方法について解説します。ほかにも、エアコンをつけっぱなしにした際の電気代や季節別・ライフスタイル別の節約術についても触れています。
記事を読むことでエアコンの電気代の相場感がわかり、より自分に合った節約術を実践しやすくなるため、ぜひ最後までご覧ください。
- エアコン(暖房と冷房)の1時間あたりの電気代
- エアコン(冷房)の1カ月の電気代
- エアコン(暖房)の1カ月の電気代
- エアコン(冷房・暖房)の電気代の計算方法
- エアコンを1日中つけっぱなしにした場合の電気代
- 【共通編】エアコンの電気代の節約方法7選
- 1. 風量設定を自動にする
- 2. 電源のオン・オフを頻繁におこなわない
- 3. サーキュレーターを併用する
- 4. フィルターをこまめに清掃する
- 5. タイマーを上手に活用する
- 6. 古いエアコンの場合は買い替える
- 7. 電力会社や電気料金プランを見直す
- 【夏編】エアコン(冷房)の電気代の節約方法3選
- 1. 設定温度は室温が28℃を目安に設定する
- 2. 室外機に直射日光が当たるのを避ける
- 3. 窓に断熱材を貼る
- 【冬編】エアコン(暖房)の電気代の節約方法4選
- 1. 設定温度は室温が20℃を目安に設定する
- 2. ほかの暖房器具と併用して使用する
- 3. 家電以外での工夫をおこなう
- 4. 部屋の湿度を調整する
- 【ライフスタイル別】実践しやすいエアコンの節約術
- 1. 一人暮らし・日中不在がちな方
- 2. 赤ちゃんやペットがいるご家庭
- 3. 1日中家にいる方
- エアコンを上手く節約しながら活用して電気代を削減しよう!
エアコン(暖房と冷房)の1時間あたりの電気代

エアコン(冷房・暖房)の1時間あたりの電気代は、消費電力によって以下のように変わります。
消費電力 | 1時間あたりの電気代 | 1カ月あたりの電気代 |
---|---|---|
500W | 15.5円 | 465円 |
1,000W | 31.0円 | 930円 |
1,500W | 46.5円 | 1,395円 |
2,000W | 62.0円 | 1,860円 |
エアコンの消費電力はエアコン本体や取扱説明書、カタログに記載されています。実際の電気代を知りたいときは、お使いのエアコンの消費電力をご確認ください。
続いて、エアコンの冷房・暖房機能のそれぞれの電気代について、期間の消費電力をもとに詳しく解説します。
エアコン(冷房)の1カ月の電気代
以下の表は、エアコン(冷房)の1カ月あたりの電気代をまとめたものです。
畳数(冷房能力) | 消費電力※1 (冷房期間消費電力※2) | 1時間の電気代※3 | 1カ月※4の電気代 | 冷房期間※4の電気代 |
---|---|---|---|---|
6畳(2.2kW) | 500W(203kWh) | 約15.5円 | 約1,398.4円 | 約6,293円 |
8畳(2.5kW) | 577W(226kWh) | 約17.9円 | 約1,556.9円 | 約7,006円 |
10畳(2.8kW) | 645W(251kWh) | 約20円 | 約1,729.1円 | 約7,781円 |
12畳(3.6kW) | 1,032W(360kWh) | 約32円 | 約2,480円 | 約11,160円 |
18畳(5.6kW) | 1,856W(582kWh) | 約57.5円 | 約4,009.3円 | 約18,042円 |
※1 冷暖房能力ごとの冷房時の平均消費電力です。
※2 1カ月を30日、1日の使用時間を18時間とした場合に、冷房期間5月23日〜10月4日(135日)における消費電力量です。
※3 消費電力から算出した金額です。
※4 冷房期間消費電力から算出した金額です。
表をみると、エアコン(冷房)の1カ月あたりの電気代は約1,400〜4,000円であることがわかります。冷房期間の電気代は、約6,300〜18,000円が目安です。
いかにエアコンの冷房機能の使用時間を抑えつつ、効率的に部屋を涼しくするかが節約のポイントといえるでしょう。
【あわせて読みたい】【2025年】冷房(クーラー)の電気代はどのくらい?暖房・除湿との違いや節約のポイントも紹介
エアコン(暖房)の1カ月の電気代
以下の表は、エアコン(暖房)の1カ月あたりの電気代をまとめたものです。
畳数(冷房能力) | 消費電力※1 (暖房期間消費電力※2) | 1時間の電気代※3 | 1カ月※4の電気代 | 暖房期間※4の電気代 |
---|---|---|---|---|
6畳(2.2kW) | 484W(475kWh) | 約15.0円 | 約2,778.3円 | 約14,725円 |
8畳(2.5kW) | 572W(534kWh) | 約17.7円 | 約3,123.4円 | 約16,554円 |
10畳(2.8kW) | 792W(607kWh) | 約24.6円 | 約3,550.4円 | 約18,817円 |
12畳(3.6kW) | 1,017W(849kWh) | 約31.5円 | 約4,965.8円 | 約26,319円 |
18畳(5.6kW) | 1,754W(1,345kWh) | 約54.4円 | 約7,867円 | 約41,695円 |
※1 冷暖房能力ごとの暖房時の平均消費電力です。
※2 1カ月を30日、1日の使用時間を18時間とした場合に、暖房期間11月8日〜4月16日(159日)における消費電力量です。
※3 消費電力から算出した金額です。
※4 暖房期間消費電力から算出した金額です。
表をみると、エアコン(暖房)の1カ月あたりの電気代は約2,800〜7,900円であることがわかります。暖房期間の電気代は、約14,700〜41,600円が目安です。
暖房機能と冷房機能を比較した場合、消費電力自体に大きな違いはありません。ただし、設定温度と外気温との差などの要因から、冷房よりも高くなりやすいのが特徴です。
冷房機能と同様、暖房機能の使用時間を抑えつつ、いかに効率よく部屋を暖めるかが節約のポイントといえます。
【あわせて読みたい】エアコン(暖房)の電気代は1時間でいくら?節約方法やつけっぱなしがお得なのかも解説
エアコン(冷房・暖房)の電気代の計算方法
エアコンの電気代は、使い方や室内環境、電気料金プランなどによって変動しますが、おおよその目安は計算で求められます。
エアコンの1時間あたりの電気代の計算式は、以下の通りです。
1時間あたりの電気代=消費電力(W) ÷ 1,000 × 電気料金単価(円/kWh)
電気料金単価は、地域や電力会社、契約プランによって異なります。本記事では、全国家庭電気製品公正取引協議会が目安として定めている31円/kWh(2022年7月改訂)を使用しています。
年間の電気代は、以下の計算式で算出できます。
エアコンの電気代=期間消費電力量(kWh)×電気料金単価(円/kW)
本記事では、期間消費電力量と呼ばれる冷房期間5月23日〜10月4日(135日間)、暖房期間11月8日〜4月16日(159日間)の消費電力量を用いて算出しています。
エアコンの消費電力や期間消費電力量は、エアコン本体や取り扱い説明書などで確認できます。購入や節電を考える際の参考にしてください。
エアコンを1日中つけっぱなしにした場合の電気代

エアコン(冷房・暖房)を1日中つけっぱなしにした場合、電気代はどのくらいかかるのでしょうか。以下の表は、1日中つけっぱなしにした際の電気代をまとめたものです。
畳数(冷房能力) | 区分 | 消費電力※1 | 1日の電気代 | 1カ月の電気代 |
6畳(2.2kW) | 冷房 | 500W | 約372円 | 約11,160円 |
暖房 | 484W | 約360円 | 約10,800円 | |
8畳(2.5kW) | 冷房 | 577W | 約429.6円 | 約12,888円 |
暖房 | 575W | 約424.88円 | 約12,744円 | |
10畳(2.8kW) | 冷房 | 645W | 約480円 | 約14,400円 |
暖房 | 792W | 約590.4円 | 約17,712円 | |
12畳(3.6kW) | 冷房 | 1,032W | 約768円 | 約23,040円 |
暖房 | 1,017W | 約756円 | 約22,680円 | |
18畳(5.6kW) | 冷房 | 1,856W | 約1,380円 | 約41,400円 |
暖房 | 1,754W | 約1,305.6円 | 約39,168円 |
表をみると、1日つけっぱなしにすることで、冷房・暖房に限らず約360〜1,400円の電気代がかかることがわかります。1カ月続けることで簡単に1万円以上の電気代につながるため、余分な電力の消費を抑えて節約することが大切です。
【共通編】エアコンの電気代の節約方法7選
季節を問わずに実践できるエアコンの節約術は、以下の通りです。
- 風量設定を自動にする
- 電源のオン・オフを頻繁におこなわない
- サーキュレーターを併用する
- フィルターをこまめに清掃する
- タイマーを上手に活用する
- 古いエアコンの場合は買い替える
- 電力会社や電気料金プランを見直す
それぞれの節約術について詳しく解説します。
1. 風量設定を自動にする
エアコンの風量の設定は、「自動」にしておくことをおすすめします。エアコンの風量には、微風・弱・強・自動などの種類がありますが、自動に設定しておくことで余分な電力の消費を防げるためです。
風量を「弱」や「微風」にすれば節電につながりそうに思えますが、実際はそうではありません。風量を「弱」にすると、部屋に送られる冷たい空気の量が減るため、部屋が設定温度に達するまで時間がかかります。結果的に、エアコンにかかる負荷が増え、かえって電力を多く消費してしまうのです。
冷房・暖房に関係なく自動運転にしておけば、エアコンが室温に合わせて最適な風量で運転します。都度風量設定を変える必要がなく、効率もよいのでぜひ取り入れてみてください。
2. 電源のオン・オフを頻繁におこなわない
エアコンはこまめに電源をオン・オフするよりも、つけっぱなしにして室温を安定させたほうが節電につながる場合があります。
室内が快適な温度になったら電源を切り、再び暑くなったり寒くなったりしたら電源を入れ直す、という使い方をしている方もいるかもしれません。しかし、電源を頻繁に入切すると、かえって電気代が高くなる可能性があるため注意が必要です。
エアコンは運転開始直後に外気温と設定温度の差を一気に埋めようとするため、大きな電力を消費します。室温が設定温度に到達すると微弱運転に切り替わり、消費電力は小さくなります。
電源のオン・オフを頻繁に繰り返すと、そのたびに起動時の負荷がかかり、消費電力量が多くなってしまうのです。
電気代を抑えるためには、快適な温度になったからといってすぐに電源を切るのではなく、設定温度を保ち続ける使い方を心がけることが大切です。
3. サーキュレーターを併用する
エアコンの冷房・暖房機能とあわせてサーキュレーターを併用すると効率的です。サーキュレーターが空気を循環させることで、効率よく部屋を冷やしたり暖めたりできます。
空気は冷たいと下に、温かいと上に行こうとする性質を持っており、部屋の空気を循環させないと室内の温度にムラが生じます。ムラにより温度の変化を感じにくくなるほか、度重なる設定温度の調整は余分な電力の消費につながります。
以下の画像は、設定温度23℃でエアコン暖房を運転する場合と、設定温度を22℃にしてサーキュレーターと併用した場合の省エネ性・足元の暖かさを調査したものです。
調査の結果、サーキュレーターと併用したほうが暖かいというデータが取れています。冷房・暖房に限らず、サーキュレーターを併用して無駄な電力の消費を防ぎましょう。
【あわせて読みたい】サーキュレーターの電気代は安い?エアコンとの併用方法や節約方法を解説
4. フィルターをこまめに清掃する
エアコンのフィルターは、2週間に1度を目安に掃除しましょう。フィルターがホコリなどで目詰まりを起こすことで、エアコンの運転効率が低下したり電力の消費につながったりするためです。
エアコンのフィルターに詰まったホコリは、内部のカビ発生の原因にもつながります。エアコンの取扱説明書やメーカーのホームページなどを確認して清掃したり、業者にエアコンのクリーニングを依頼したりして、余分な電力の発生を防ぎましょう。
節約行動 | 節約効果 |
---|---|
フィルターを月に1回か2回清掃 ※フィルターが目詰まりしているエアコン(2.2kW)とフィルターを清掃したエアコンを比較した場合、年間で31.95kWhの省エネ | 約990.5円の節約効果 |
5. タイマーを上手に活用する
エアコンのタイマー機能を上手に活用するのも有効な手の1つです。運転時間が長くなるほど消費電力が大きくなり、余分な電気代につながるためです。
冷房・暖房の使用時間を1日あたり1時間短縮すると、以下のような節約効果が期待できます。
節約行動 | 節約効果 |
---|---|
冷房の使用を1日1時間短縮 ※28℃設定 ※冷房期間5月23日~10月4日(135日)の場合 | 年間約510円の節約効果 |
暖房の使用を1日1時間短縮 ※20℃設定 ※2 暖房期間11月8日~4月16日(159日)の場合 | 年間約1,100円の節約効果 |
エアコンのタイマーには、時刻タイマー(運転の開始・停止時刻を設定するタイマー)や入・切タイマー(運転開始・停止までの残り時間を設定するタイマー)などがあります。自分のライフスタイルを軸にタイマーを設定して、余分な電力の消費を防ぎましょう。
6. 古いエアコンの場合は買い替える
古いエアコンをお使いの方は、買い替えることで電気代を節約できる可能性があります。エアコンの省エネ性能は年々向上しており、古いエアコンよりも消費電力が小さいためです。
現在のエアコンは、10年前のものと比べて約15%の省エネになるとされています。メーカーや畳数などを確認し、自分に合ったエアコンを選んでみてください。
7. 電力会社や電気料金プランを見直す
エアコンの冷房・暖房機能の使い方を見直すだけでなく、現在契約中の電力会社・電気料金プランを見直すことも電気代の節約に効果的です。
現在、電力の自由化によってさまざまな企業が電力小売事業に参入しています。各社が多様な料金プランを設定し競争が活発化した結果、従来よりも柔軟に利用できるプランも登場しています。
たとえば、夜間の電力が割安な時間帯別プランや、電気の使用量が少ない単身者向けのプランなどが一例です。ガスや通信とのセット割引や、ポイント還元などの特典つきのプランも増えています。
電気代を無理なく減らすには、生活パターンや家族構成に合ったプランを選ぶことが大切です。
CDエナジーでも複数の電気料金プランをご用意しているため、気になる方はぜひチェックしてみてください。
CDエナジーなら、生活スタイルに合わせて電気料金プランを選べる!
CDエナジーでは、関東エリアのご家庭向けに豊富な電気料金プランをご提供しています。CDエナジーに切り替えて最適なプランを選択すると、月々の電気料金がお得に!さらに、電気料金の支払いに使えるポイントが貯まるほか、ガスとセットで契約すると割引が適用されます。「どのプランを選べばいいの?」とお悩みの方は、以下の図をご覧ください!

※おトク額は、各世帯別のモデル使用量(契約容量40A)をもとに東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」の適用単価とCDエナジー「シングルでんき」「ベーシックガス」「ファミリーでんき」の料金を比較し算定しています。
※消費税相当額を含み、燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まず、ガスセット割を適用した金額の比較。年間おトク額は電気・ガスそれぞれを100円未満で切り捨てた額を合計しています。
※実際は電気代には毎月燃料費調整額を加減算。使用状況によりお得額は変動。
※1 ポイント還元にはCDエナジーの家庭向けWEB会員サービス「カテエネ」に会員登録し、電気の契約情報を登録する必要あり。還元されるポイントは「カテエネポイント」。ポイントの対象となる料金は、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く。
※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。
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【夏編】エアコン(冷房)の電気代の節約方法3選

夏にエアコンの冷房機能を活用する場合、節約術は以下の通りです。
それぞれの節約術について詳しく解説します。
1. 設定温度は室温が28℃を目安に設定する
冷房の設定温度は、室温が28℃になるのを目安に設定するのがおすすめです。室内が暑いからと設定温度を下げ過ぎた場合、電気代が高くなる可能性があります。
エアコンの冷房の設定温度と室温は必ずしも同じになるとは限りません。室温が28℃になるように設定温度を26〜28℃程度に調節して、余分な消費電力を減らしてみましょう。
節約行動 | 節約効果 |
---|---|
設定温度を1℃上げる ※外気温度31℃の時、エアコン(2.2kW)の冷房設定温度を27℃から28℃にした場合(使用時間:9時間/日)、年間で30.24kWhの省エネ | 約937.4円の節約効果 |
【あわせて読みたい】夏の冷房の設定温度は室温28℃が目安!寝るときや節約を意識した使い方も紹介
2. 室外機に直射日光が当たるのを避ける
室外機が直射日光に当たるのを避けることも、エアコン冷房の節約には必要不可欠なことです。室外機に直射日光が当たると熱を持ち、室内の空気の熱を外に逃がしづらくなります。結果、効率が下がり、余分な電力の消費につながる可能性があるので気をつけましょう。
また、室外機の吹き出し口に物を置いて塞いでいる場合もありますが、効率が下がるため注意が必要です。室外機専用のカバーやよしずなどで日陰を作り、直射日光が室外機に当たらないようにすることが大切です。室外機周辺には気をつけましょう。
3. 窓に断熱材を貼る
窓に断熱材を貼ることも、エアコンの冷房の節約に効果的です。国土交通省によると、夏の冷房時に室外から侵入する熱の73%は窓などの開口部からとされています。窓の断熱対策をおこなうことで夏の暑い外気の影響を受けにくくなり、エアコン冷房の効率が上がります。
断熱対策は窓の外側と内側の両方に対策を施すと効果的です。ブラインドなどは窓の外側に設置するほうが、内側に取りつけるよりも約3倍の効果があるとされています。また、ひさしやオーニング(日除けテント)は、太陽高度の高い南向きの窓で効果を発揮します。
カーテンやすだれでも直射日光・外気を遮断できます。ホームセンターなどで販売しているため、ぜひ購入して使ってみてください。
【冬編】エアコン(暖房)の電気代の節約方法4選

冬にエアコンの暖房機能を活用する場合、節約術は以下の通りです。
それぞれの節約術について詳しく解説します。
1. 設定温度は室温が20℃を目安に設定する
冬にエアコンの暖房機能を設定する際、室温が20℃になるよう設定温度を調整してみましょう。設定温度が高くなればなるほど外気温との差が大きくなって、電気代の高さにつながります。
設定温度を1℃でも下げるだけでも電気代の節約になるため、寒くなりすぎない範囲で設定温度の調整をおこないましょう。
節約行動 | 節約効果 |
---|---|
設定温度を1℃下げる ※外気温度6℃のとき、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃にした場合(1日9時間の使用)、年間で53.08kWhの省エネ | 約1,650円の節約効果 |
【あわせて読みたい】エアコンの暖房の設定温度は何度が快適?電気代を抑えるコツも紹介
2. ほかの暖房器具と併用して使用する
エアコンの暖房機能とほかの暖房器具を併用することにより、エアコンの節約につなげられる可能性があります。暖房器具ごとの特性を活かして利用することで、効率的に部屋を暖められるためです。
たとえば、コタツや電気毛布などは特定の範囲だけを暖めるのに適した暖房器具です。部屋の1カ所でコタツや電気毛布を使用しつつ、エアコンの使用時間や設定温度を抑えることで電気代の節約につながるでしょう。
節約行動 | 節約効果 |
---|---|
暖房を必要なときだけつける ※暖房を1日1時間短縮した場合(設定温度:20℃) | 年間約1,100円の節約効果 |
3. 家電以外での工夫をおこなう
エアコン暖房の節約術として、家電以外での工夫をおこなうことも大切です。家電自体の利用を抑えることで、1カ月の使用電力量を減らして電気代の削減が狙えます。
家電以外でおこなえる工夫の例は、以下の通りです。
- 体の温まりやすい食材(生姜・ニンニク・大根など)を使って調理する
- カーテンを閉めて冷気が入るのを防ぎ、室内を保温する
- 普段より一枚多く羽織る、ストールを活用する
- 湯たんぽを活用する
- ストレッチなどの軽い運動をおこなって血行をよくする
出典:家庭でできる節電アクション
自分に合った方法を実践して、できる限りの節約を実践してみましょう。
4. 部屋の湿度を調整する
部屋の湿度を調整することも、エアコンの暖房の節約につながります。湿度によって体感温度が左右されます。上手く調整することで、必要以上のエアコン暖房の利用を控えられるでしょう。
環境省によると、室温が10℃より高い場合では、湿度が低くなると体感で寒いと感じやすくなります。一方、室温が10℃より低い場合では、湿度が高いほど体感で寒いと感じやすくなるようです。寒冷地(北海道など)を除いた地域では、室温は10℃以上であることがほとんどなので、湿度40〜60%を目安にキープしてみましょう。
部屋に湿度計を設けていれば管理しやすくなります。湿度が低いと感染症(インフルエンザや風邪など)のリスクも高まるため、部屋の湿度調整も実践してみましょう。
【ライフスタイル別】実践しやすいエアコンの節約術
エアコンの節約術は、ご自身の生活スタイルに合わせて選ぶのがポイントです。ここでは、ライフスタイル別に取り入れやすい節約術を紹介します。
自分に合った工夫で、無理なく電気代を抑えましょう。
1. 一人暮らし・日中不在がちな方
一人暮らしや日中不在がちな方におすすめな節約術は以下の通りです。
節約行動 | 内容 |
---|---|
設定温度を見直す | 夏は28℃、冬は20℃を室内温度の目安にする。 エアコンの設定温度を1℃上げると約10%の節電が可能。 |
自動運転モードを活用する | 風量の調整やこまめな電源の入切を控え、温度調整はエアコンに任せて効率よく運転させる。 |
サーキュレーターを併用する | 空気を循環させ、冷暖房効率を高める。 |
夏は日差しを遮り、冬は陽射しを取り入れる | 日中不在でも、夏はカーテンやブラインドで直射日光を防ぎ、冬は陽射しで室内を暖めておくことで、冷暖房効率が向上。 |
フィルターを掃除する | 月1〜2回を目安に掃除することで冷暖房効率が向上。 |
電気料金プランを見直す | 単身者向けプランや夜間割引プランなど、生活スタイルに合ったプランに変更する。 |
一人暮らしや外出が多い方は、エアコンの使用時間が短いため節約の余地が少ないと思われがちです。しかし、不在時の室温管理や料金プランの見直しなどで、電気代を効果的に減らせる可能性があります。
【あわせて読みたい】【最新】一人暮らしの電気代の平均はいくら?高くなる原因や節約方法6選を紹介
2. 赤ちゃんやペットがいるご家庭
赤ちゃんやペットがいるご家庭におすすめの節約術は、以下の通りです。
節約行動 | 内容 |
---|---|
室温を適切に保つ | 夏は28℃、冬は20℃を室内温度の目安にする。 エアコンの設定温度を1℃上げると約10%の節電が可能。 |
サーキュレーターを活用する | 空気を循環させ冷暖房効率を高める。 赤ちゃんやペットに風が直接当たらないよう注意。 |
フィルターを掃除する | 月1〜2回を目安に掃除することで冷暖房効率が向上。 |
ペット用の冷暖房グッズを併用する | 夏は冷却マットやクールウェアで暑さ対策し、冬は保温マットやブランケットで寒さ対策を実施。 エアコンの使用頻度を抑えて節電につなげる。 |
断熱・遮熱対策をする | 断熱フィルムや外づけブラインドで外気温の影響を抑える。 |
室外機の設置環境を整える | 室外機に直射日光が当たるのを避け、まわりに物を置かない。 排熱がスムーズになり、冷暖房の効率が高まる。 |
電気料金プランを見直す | 昼間割引や時間帯別料金など、生活スタイルに合ったプランに変更する。 |
赤ちゃんやペットは体温調節が苦手なため、適切なエアコンの使用が欠かせません。節電ばかりを意識しすぎず、無理のない範囲で室温を管理しましょう。特に夏は熱中症を防ぐためにも注意が必要です。
【あわせて読みたい】犬や猫などのペットのエアコンはつけっぱなしに!暑さ対策・おすすめ機能、節約方法を紹介
3. 1日中家にいる方
1日中家にいる方におすすめな節約術は以下の通りです。
節約行動 | 内容 |
---|---|
設定温度を見直す | 夏は28℃、冬は20℃を室内温度の目安にする。 エアコンの設定温度を1℃上げると約10%の節電が可能。 |
エアコン以外の冷暖房機器を活用する | 比較的過ごしやすい時間帯は扇風機やコタツなどの冷暖房機器を活用し、エアコンの使用時間を抑える。 エアコンの使用を1日1時間減らすことで、年間約1,610円の節約が可能(※)。 |
自動運転モードを活用する | 風量の調整やこまめな電源の入切を控え、温度調整はエアコンに任せて効率よく運転させる。 |
間仕切りなどで使用空間をしぼる | 必要な空間だけを冷暖房することで、無駄なエネルギーの使用を抑える。 |
サーキュレーターを活用する | 空気を循環させ、冷暖房効率を高める。 |
窓の断熱・遮熱対策を強化 | 断熱フィルムや外づけブラインドで外気温の影響を抑え、効率的に冷暖房。 |
室外機の設置環境を整える | 室外機に直射日光が当たるのを避け、まわりに物を置かない。 排熱がスムーズになり、冷暖房の効率が高まる。 |
電気料金プランを見直す | 昼間割引プランや定額制プランなど、在宅時間や電力使用パターンに合ったプランに変更する。 |
在宅時間が長い家庭では、エアコンの稼働時間も長くなる傾向にあります。ダイキン株式会社の調査によると在宅時間が長い人はそうでない人の約1.8倍もエアコンを使用しているとされています。長時間使う家庭ほど、日々の節電を意識することが大切です。
エアコンを上手く節約しながら活用して電気代を削減しよう!
この記事では、エアコンの電気代と節約方法について解説しました。エアコン(冷房・暖房)の1時間あたりの電気代は、15.5〜62.0円が目安です。
エアコンの電気代を節約する場合、風量は自動、温度は室温が冷房時20℃・暖房時28℃になるように設定しましょう。断熱材を利用したりサーキュレーターを併用したりして、効率よくエアコンを使用してみてください。
電力会社の切り替えによって電気代を節約したい場合、CDエナジーがおすすめです。CDエナジーでは、利用者のライフスタイルに合わせて複数の電気料金プランをご用意しています。
生活スタイルを変えずに電気代を削減できる可能性があるため、ぜひご検討ください。
CDエナジーなら、生活スタイルに合わせて電気料金プランを選べる!
CDエナジーでは、関東エリアのご家庭向けに豊富な電気料金プランをご提供しています。CDエナジーに切り替えて最適なプランを選択すると、月々の電気料金がお得に!さらに、電気料金の支払いに使えるポイントが貯まるほか、ガスとセットで契約すると割引が適用されます。「どのプランを選べばいいの?」とお悩みの方は、以下の図をご覧ください!

※おトク額は、各世帯別のモデル使用量(契約容量40A)をもとに東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」の適用単価とCDエナジー「シングルでんき」「ベーシックガス」「ファミリーでんき」の料金を比較し算定しています。
※消費税相当額を含み、燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まず、ガスセット割を適用した金額の比較。年間おトク額は電気・ガスそれぞれを100円未満で切り捨てた額を合計しています。
※実際は電気代には毎月燃料費調整額を加減算。使用状況によりお得額は変動。
※1 ポイント還元にはCDエナジーの家庭向けWEB会員サービス「カテエネ」に会員登録し、電気の契約情報を登録する必要あり。還元されるポイントは「カテエネポイント」。ポイントの対象となる料金は、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く。
※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。
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※この記事の内容は公開日時点の情報です。最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。