「固定費が高すぎて家計を圧迫している」
「固定費は何を削ればいいの?」
「固定費の節約術を知りたい」
固定費について調べている方のなかには、上記のような悩みがある方もいるのではないでしょうか。
固定費は変動費よりも節約効果が高く、出費を抑えることが可能です。節約方法としては、電気・ガス・水道などの光熱費の使い方や格安SIMの利用、保険の見直しなどが挙げられます。カテゴリーごとに分けて見直すことが大切です。
この記事では、固定費の節約方法20選をご紹介します。また、家計簿の見直しに役立つ節約術一覧表も提示しています。
この記事を読めば、固定費のうち何を削ればいいのかがわかるようになるでしょう。毎月の出費に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 固定費見直しチェックシート
- 固定費ですぐに節約できるもの一覧表
- そもそも固定費とは?高い節約効果が期待できる理由
- 【住居費編】固定費の節約方法3選
- 家賃の安い家に引越しする
- 住宅ローンを繰り上げ返済する
- 住宅ローンの借入先を変更する
- 【水道光熱費編】固定費の節約方法3選
- 電気の使い方・電力会社を見直す
- ガスの使い方・ガス会社を見直す
- 水の使い方を見直す
- 【通信費編】固定費の節約方法3選
- 格安SIMを利用する
- インターネットのプロバイダーを切り替える
- 不要なオプションを外す
- 【保険料編】固定費の節約方法
- 【サブスクリプションサービス編】固定費の節約方法3選
- 無料プランを活用する
- 共有プランを活用する
- 不要なサービスは解約する
- 【一人暮らし編】固定費の節約方法4選
- ルームシェアで家賃を抑える
- 一人暮らし向けの電気料金プランに切り替える
- 契約アンペア数を見直す
- 一人暮らし向けのWi-Fiを使用する
- 【その他】固定費の節約方法4選
- クレジットカードで支払いポイントをためる
- 車の維持費を見直す
- 子どもの教育費や習いごと費用を見直す
- ふるさと納税を利用する
- 固定費の節約でよくある質問
- 家計簿の項目はざっくりで大丈夫?
- 毎日できる節約方法は?
- 一人暮らしの娯楽費の平均は?
- やってはいけない節約方法は?
- すぐできる節約は?
- 家計簿を見直し固定費を節約しよう!
固定費見直しチェックシート

固定費を見直す際に役立つチェックシートを作成しました。見直しの際は、ぜひこちらをご活用ください。
固定費ですぐに節約できるもの一覧表
固定費 | 節約方法 |
---|---|
住居費 | 住宅ローンを繰り上げ返済する 住宅ローンの借入先を変更する |
水道光熱費 | 電気の使い方・電力会社を見直す ガスの使い方・ガス会社を見直す 水の使い方を見直す |
通信費 | 格安SIMを利用する インターネットのプロバイダーを切り替える 不要なオプションを外す |
その他 | クレジットカードで支払いポイントをためる 車の維持費を見直す 子どもの教育費や習いごとの費用を見直す ふるさと納税を利用する |
固定費の中には、見直すだけですぐに節約につながる項目がいくつかあります。たとえば、格安SIMへの乗り換えや不要なサブスクリプションの解約、保険の見直しなどは、手続きが簡単で効果も期待できます。
まずは取り組みやすいものから着手し、無理なく節約を始めましょう。以下の記事では、一番節約できるものについて詳しく解説しています。ぜひこちらも参考にしてみてください。
【あわせて読みたい】一番節約できるものとは?やってはいけない節約もあわせて紹介!
そもそも固定費とは?高い節約効果が期待できる理由

固定費とは、毎月同じ金額、またはほぼ同じ金額がかかる出費のことです。支出は大きく分けて「固定費」と「変動費」に分けられ、具体的には以下のようなものが固定費にあたります。
住居費 | 家賃 管理費 住宅ローン テナント費 修繕積立費 |
水道光熱費 | 電気料金 ガス料金 水道料金 |
通信費 | 携帯電話料金 インターネット回線料金 ポケット型Wi-Fi料金 |
保険料 | 生命保険料 火災保険料 |
サブスクリプションサービス | 音楽サービス 動画配信サービス アプリサービス ジム |
教育費 | 学習塾 教材サービス 給食費 |
自動車維持費 | 自動車ローン 駐車場代 |
上記のように、毎月決まった金額がかかるものが固定費です。水道光熱費は月によって金額は異なりますが、使わなくても基本料金が毎月かかるため固定費に分類されます。
固定費は定額であるため、収支を把握しやすいといった特徴があります。変動費に比べて固定費のほうが節約効果を見込めるのは、節約効果が毎月蓄積されていくためです。一度見直すだけで、その後は継続的に出費が抑えられます。
たとえば毎月かかる通信費が1万円安くなれば、年間で12万円の節約になります。契約内容にもよりますが、使用状況に合わせたプランならそれほど不便さは感じないでしょう。
一方、変動費を年間12万円節約するには、毎月節約のことを意識して生活しなければなりません。1万円分節約するための工夫が強いられ、ストレスに感じる方もいるでしょう。
以上の理由から、変動費よりも固定費のほうが節約効果が高いとされています。
【住居費編】固定費の節約方法3選
住居費を節約する場合は、以下の方法を検討してみましょう。
住居費は、固定費のなかでも大きな割合を占めていることが多いです。そのため、一度見直すことで大きな節約効果を期待できる場合があります。
ここからは、それぞれの方法について解説します。
家賃の安い家に引越しする

賃貸物件に住んでいる方なら、より家賃が安い物件に引っ越してみましょう。今よりも家賃が安い家に引越せば、大きな節約効果が期待できます。
たとえば以下のような条件を妥協することで、より安い物件を探せます
- 部屋の広さ
- 間取り
- 築年数
- 駅からの距離
人によってこだわりは異なるので、優先順位をつけて選ぶとよいでしょう。
住宅ローンを繰り上げ返済する
住宅ローンがある方は、繰り上げ返済も検討してみましょう。繰り上げ返済することにより、総返済額を軽減できるようになります。
繰り上げ返済の方法には「返済期間短縮型」と「返済額軽減型」の2種類があり、それぞれ以下のような違いがあります。
返済期間短縮型 | 返済額軽減型 | |
---|---|---|
返済期間 | 短縮できる | 変化なし |
毎月の返済額 | 変化なし | 減額できる |
返済期間短縮型の場合、返済期間が短縮するので利息を節約できます。一方の返済額軽減型は、毎月支払う返済額が少なくなります。
月々の支払いに余裕がある場合は、返済期間短縮型がおすすめです。一方、固定費が家計を圧迫している場合は、返済額軽減型を検討するとよいでしょう。
住宅ローンの借入先を変更する
住宅ローンの借入先を変更することにより、金利が下がって毎月の返済額が安くなる場合があります。変更の際はいくつか見積もりをもらい、比較検討してみるとよいでしょう。
近年は低金利のネット銀行も登場しており、インターネットで申し込みできる銀行もあります。なかには、インターネット上で契約する際、電子契約を結ぶ銀行もあります。電子契約の場合は印紙税が不要になるため、少しでも費用を抑えたい方は電子契約を検討してみてください。
【水道光熱費編】固定費の節約方法3選
水道光熱費は日ごろの使い方を見直したり、プランを見直したりすることで節約できます。ここからは、それぞれの節約方法について解説します。
電気の使い方・電力会社を見直す

電気の使い方を見直すことにより、電気代の節約になります。電気は毎日使うものなので、日々無駄な使い方をしていないかを振り返ってみましょう。
たとえば以下のような方法を取り入れると、電気代の節約になります。
- 照明はこまめに消す
- 使っていない家電はこまめに電源を消す
- 家電の設定温度を見直す
- 家電の使い方を見直す
ほかにも、電力会社や利用プランを変えることで電気代が抑えられることがあります。各会社でライフスタイルに合わせたプランを展開しているので、ぜひ検討してみてください。
【あわせて読みたい】【最新】一人暮らしの電気代の平均はいくら?高くなる原因や節約方法6選を紹介
【あわせて読みたい】4人家族の電気代の平均額はいくら?夏や冬は高い?おすすめの節約術もご紹介
ガスの使い方・ガス会社を見直す
ガスの使い方を改めることで、ガス代の節約につながります。特にお風呂を沸かす機会が多かったり、コンロで強火を頻繁に使っていたりすると、ガス代がかかりやすくなります。
ガスの節約をするには、以下のような方法を取り入れてみましょう。
- 追い炊きの回数を減らす
- 家族全員が続けてお風呂に入る
- シャワーの時間を短くする
- お湯の設定温度を下げる
- ガスコンロの火力を上げすぎない
また、ガス会社や契約プランを見直すことによって、ガス代の節約になる場合があります。ガスの自由化により、近年では自由にガス会社を選べるので、他社への切り替えも検討してみてください。
【あわせて読みたい】一人暮らしのガス代の平均は?プロパンガスと都市ガスの違いや節約方法を解説
【あわせて読みたい】4人家族のガス代の平均額は?2万円超えると高い?節約術もご紹介
水の使い方を見直す
水の使い方を見直すことで、水道料金の節約になります。水は毎日使うものですが、歯磨きやシャワーなどの場面で水を出しっぱなしにしてしまうことがあるのではないでしょうか。
以下のような場面で節水方法を取り入れることで、節約につながります。
洗面・手洗い | こまめに蛇口を開閉する |
歯磨き | コップに汲んで口をゆすぐ |
台所 | 水を流しっぱなしにしない |
洗車 | バケツに汲んで洗う |
シャワー | こまめに止める 節水用シャワーヘッドに付け替える |
洗濯機の水道代や節約方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
【あわせて読みたい】洗濯機の電気代は高い?ドラム式洗濯機などタイプ別に解説
【通信費編】固定費の節約方法3選
通信費については、以下の方法を取り入れると節約につながります。
ここからは、それぞれの方法について解説します。
格安SIMを利用する
大手通信キャリアを利用している場合は、格安SIMに乗り換えることで固定費の節約になります。格安SIMとは、大手通信キャリアの回線を借りて、安くサービスを提供している通信会社のことです。
格安SIMなら、大手通信キャリアと同じデータ容量のプランでも安く利用できる場合があります。
たとえば楽天モバイルは、月額料金は1,078円・2,178円・3,278円(※)の3段階で設定されており、データ通信量が少ないほど月額料金が自然と安くなる仕組みです。貯まった楽天ポイントを月々の支払いに使用できるため、ポイントが無駄になることもありません。
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通信環境によっては大手通信キャリアと変わらない品質でインターネットを利用できるため、ぜひ検討してみてください。
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インターネットのプロバイダーを切り替える
プロバイダーを切り替えることによって、固定費の削減につながることもあります。プロバイダーとは、利用者の回線をインターネットにつなげる接続会社のことです。プロバイダーの乗り換えは工事費用がかからないので、比較的簡単に乗り換えられます。
なかにはインターネットの契約と同じタイミングで加入し、他社の料金と比較せずに契約してしまった人もいるのではないでしょうか。ほかのプロバイダーと比較し、安いサービスが見つかった場合はぜひ乗り換えを検討してみるとよいでしょう。
ただし固定通信の場合は、工事代などの初期費用やルーター端末を別途支払わないといけないことがあります。ホームルータやポケットWi-Fiは工事不要ですが、ルーター端末費用は回線費用とは別途発生することがあります。乗り換えの際は、工事代やルーター端末費用なども含めて検討するのがおすすめです。
不要なオプションを外す
もし不要なオプションがある場合は、すぐに外しましょう。オプションは一度つけるとその後も毎月料金がかかってしまい、通信費の無駄になってしまいます。
たとえば契約時に修理やセキュリティに関するオプションをつけていても、利用していくうちに不要だと気づく場合があります。
契約内容を見直したり、オプションを外したりする手続きは面倒に感じるかもしれませんが、一度外すとその後の通信費が安く抑えられるため効果的です。オプションをつけている方は、本当に必要なのかどうかを今一度見直してみましょう。
【保険料編】固定費の節約方法

加入している保険を見直すことで、固定費の節約につながる可能性があります。加入中の保険を一度リストアップし、不要なものは見直するとよいでしょう。生命保険や医療保険など複数の保険に加入している場合、保障内容が重複している場合があるかもしれません。
もし見直せる保険がない場合は、支払方法の変更を検討してみてください。月払い以外に「半年払い」や「年払い」などの支払方法もあり、トータルの保険料が安くなることがあります。
【サブスクリプションサービス編】固定費の節約方法3選
サブスクリプションサービスについては、以下の方法を検討してみましょう。
サービスによってはそこまで大きな金額ではないかもしれませんが、年間を通して考えると節約効果を見込めます。ここからは、それぞれの節約方法について解説します。
無料プランを活用する
サブスクリプションサービスに無料プランがある場合は、積極的に活用してみましょう。家計が厳しい場合は、有料プランから無料プランに乗り換えるだけでも固定費の節約になります。
たとえば有料プランが1,500円だった場合、無料プランに切り替えることで年間18,000円の節約になります。
もちろん無料プランには有料プランにはない機能がありますが、使ってみると案外気にならないかもしれません。
共有プランを活用する
共有プランが用意されている場合は、家族でシェアしてみましょう。ファミリープランを活用することで、月額料金がお得になる場合があります。
同じサービスを利用している場合は、家族間でシェアできないかを考えてみてください。
不要なサービスは解約する
サブスクリプションサービスを見直し、不要なサービスはこの機会に解約してみましょう。サブスクリプションサービスは一度利用して満足してしまい、いつのまにか使わなくなっていることもあります。1カ月以上利用しない期間があった場合は、思い切って解約しても問題ないでしょう。
もし「解約する勇気がない」と感じている場合には、無料プランに乗り換える方法もあります。
【一人暮らし編】固定費の節約方法4選
一人暮らしの方におすすめの節約方法は、以下の4つです。
上記のうち、無理なく取り入れられる方法を取り入れてみましょう。ここからは、それぞれの方法について解説します。
ルームシェアで家賃を抑える
共同生活ができる方なら、ルームシェアで家賃を抑える方法もあります。ルームシェアとは、一室を複数の人で借りて暮らすスタイルのことです。
ルームシェアなら1人では負担が大きい家賃でも、複数人で共有でき経済的です。同時に光熱費や通信費も折半できるため、固定費の節約になります。
ただし、物件によってはルームシェアができない場合があります。あらかじめ契約する前に確認するようにしましょう。
一人暮らし向けの電気料金プランに切り替える
一人暮らしは、家族世帯に比べて電気の使用量が少ない傾向です。そのため、標準的な料金プランよりも、一人暮らし向けのプランを選ぶことで、月々の電気代を抑えられる可能性があります。
たとえばCDエナジーでは、一人暮らしの方向けに「シングルでんき」というプランをご用意しています。このプランは、電気使用量が少ない世帯でも無駄なく使えるよう、基本料金や従量料金が割安に設定されているのが特徴です。
自分の生活スタイルに合ったプランに切り替えることで、無理なく節約できます。電力会社の比較サイトなどを活用して、よりお得なプランを探してみましょう。
CDエナジーなら、生活スタイルに合わせて電気料金プランを選べる!
CDエナジーでは、関東エリアのご家庭向けに豊富な電気料金プランをご提供しています。CDエナジーに切り替えて最適なプランを選択すると、月々の電気料金がお得に!さらに、電気料金の支払いに使えるポイントが貯まるほか、ガスとセットで契約すると割引が適用されます。「どのプランを選べばいいの?」とお悩みの方は、以下の図をご覧ください!

※おトク額は、各世帯別のモデル使用量(契約容量40A)をもとに東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」の適用単価とCDエナジー「シングルでんき」「ベーシックガス」「ファミリーでんき」の料金を比較し算定しています。
※消費税相当額を含み、燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まず、ガスセット割を適用した金額の比較。年間おトク額は電気・ガスそれぞれを100円未満で切り捨てた額を合計しています。
※実際は電気代には毎月燃料費調整額を加減算。使用状況によりお得額は変動。
※1 ポイント還元にはCDエナジーの家庭向けWEB会員サービス「カテエネ」に会員登録し、電気の契約情報を登録する必要あり。還元されるポイントは「カテエネポイント」。ポイントの対象となる料金は、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く。
※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。
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契約アンペア数を見直す
契約している電気のアンペア数を見直すことで、電気の基本料金を節約できます。
一人暮らしの場合、20〜30アンペアが一般的な目安とされています。実際の生活に対してアンペア数が高いと、余計な基本料金を支払っている可能性が高いです。
20~30アンペアよりも高いアンペア数で契約している場合は、一度見直してみましょう。
【あわせて読みたい】一人暮らしに必要な電気のアンペア数は?変更方法も解説
一人暮らし向けのWi-Fiを使用する
一人暮らしでインターネット回線を契約する際は、一人暮らし向けのWi-Fiサービスを選ぶことで通信費を節約できます。
たとえばシングルねっとは、「ひとり暮らしにちょうどいい」をコンセプトにしたWi-Fiサービスです。一人暮らしの方にとって快適な通信速度で、かつ格安料金で提供しています。
無駄な費用を抑えつつ、ストレスなくインターネットを使いたい方は、一人暮らし向けのWi-Fiを利用してみましょう。
【あわせて読みたい】一人暮らしのWi-Fiどうすればいい?必要性や選び方、開通の流れを解説
ちょうどいい速度でお財布にも優しい「シングルねっと」
シングルねっとは、工事不要で届いたその日から使えるひとり暮らしにおすすめのホームルーター。ひとり暮らしに快適な通信速度で、月額回線費用はたったの2,970円(税抜)!下り最大375Mppsの通信速度なので、動画・SNSも問題なく楽しめます。

※月額回線費用とは別に端末費用が月額429円(税込)発生します。3年未満に解約された場合には端末総額15,444円の残金を一括でお支払いいただくこととなります。
※最大速度は規格上の最高速度であり、回線の混雑状況や通信環境等により通信が遅くなる場合があります。
※直近3日間の通信量が9GBを超過した場合、送受信最大2Mbpsに速度制限がかかります。(直近3日の合計が9GBを下回れば制限解除になります)
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【その他】固定費の節約方法4選
ほかにも、以下のような節約方法を取り入れれば固定費を抑えられます。
ここからは、それぞれの方法について解説します。
クレジットカードで支払いポイントをためる
固定費の支払いをクレジットカードにすることで、ポイントをためるのも有効です。クレジットカード会社によりますが、支払額に応じてポイントをもらえる場合があります。
たとえば還元率1%なら、固定費15万円の支払いで毎月1,500ポイントためられます。会社によっては、たまったポイントをクレジットカードの支払いに充てることも可能です。また、他社サービスのポイントに還元して1ポイント1円として利用するのもお得です。
固定費を削減する方法ではありませんが、確実にポイントをためられる簡単な方法です。
車の維持費を見直す

自家用車を持っている方は、毎月かかる車の維持費を見直してみましょう。車の維持費を1つずつ見直すことで、固定費の削減につながります。
具体的には、以下のような方法を取り入れてみてください。
- 車の保険料を見直す
- 車検場所を変える
- 駐車場を変える
- 減税制度を利用する
- 燃費のよい車に変更する
- 車のサイズを変更する
- カーシェアを利用する
任意保険の補償内容を見直したり保険会社を切り替えたりすることで、毎月の保険料を抑えられる場合があります。車検も、ディーラーやカーショップ、ガソリンスタンドなど場所によって料金が違います。また、車の買い替えには初期費用がかかりますが、その後のランニングコストを考えれば節約になる場合もあるでしょう。
また、車を2台以上持っているご家族は1台をカーシェアにしてみるのもよいかもしれません。最近は、続々とカーシェアのステーションも広がってきています。「昨年までなかったけど、気づいたら近くにできていた」といったこともあるので、一度探してみてください。
一度にすべての方法を取り入れられなくても、できることから始めてみると効果的です。
子どもの教育費や習いごと費用を見直す
子どもがいるご家庭の場合は、教育費や習いごと費用を見直すという方法もあります。
もちろん、教育費は子どもの将来を考えると安易に削れない出費です。とはいえ、教育費が家計を圧迫しているなら見直しましょう。
今かかっている教育費や習いごと費用をリストアップし、優先順位をつけていくのがおすすめです。もし子ども本人があまり楽しめていなかったり、惰性で続けていたりする習いごとがあるならば、本当に続けたいか子どもと相談してみるのもよいでしょう。
また、送迎や待ち時間が意外と負担となることもあります。つい子どものためにと無理をしてしまいがちですが、社会性が身に付き始める小学校中・高学年以降は、家族会議で家族全員の生活バランスを相談してみてはいかがでしょうか。結果的に、固定費やお金の使い方を再確認する場として大事になるはずです。
ふるさと納税を利用する

ふるさと納税を利用することで毎月納めなければいけない税金を安くすることが可能です。ふるさと納税で納めたお金は、手出しの2,000円以外は、わたしたちが普段納めている住民税・所得税の一部から差し引かれます。
たとえば1年間に支払わなければいけない税金(住民税)が200,000円だった場合、ざっくりとしたイメージは以下の通りです。
ふるさと納税なし | ふるさと納税あり (ふるさと納税の上限は6万円と仮定) |
---|---|
通常通り200,000円を 都道府県に納める | 6万円分ふるさと納税 →ここから2,000円を差し引いた58,000円が 控除の対象となる 年間の住民税が142,000円となる |
トータルで支払う額は変わりませんが、ふるさと納税なしの場合は税金を払って終わりとなります。一方で、ふるさと納税の場合、納めた金額の3分の1程度の返礼品がもらえるためお得感があります。返礼品には、お米や肉などの食品も多く、食費の節約に活用することもできるでしょう。
返礼品は、自分へのご褒美のような感覚になります。どれだけ納税しているのかを家族みんなで確認することで、「お父さん・お母さん頑張っているんだな」とお金について副次的に考える時間にもなります。どれにしようかと悩む時間も貴重なので、ぜひ家族で返礼品を選んでみてください。
ただし、1〜12月におこなったふるさと納税が税金に反映されるのは、翌年の5月以降です。次年度の税金を前払いするようなイメージになり、手出しが必要になるため注意しましょう。
固定費の節約でよくある質問

固定費の節約に関連するよくある質問は、以下の通りです。
これらの疑問を解消することで、節約を無理なく続けられるでしょう。ここからは、それぞれの質問に回答します。
家計簿の項目はざっくりで大丈夫?
家計簿は細かくつけようとすると挫折しがちですが、ざっくりとした項目分けでも十分に効果があります。
たとえば「固定費・食費・日用品費・特別費・その他」の5項目に分ける方法なら、無理なく支出の全体像を把握できます。さらにシンプルにしたい場合は、「消費するもの」「浪費するもの」「投資するもの」の3つに分類する方法もおすすめです。
完璧を目指さず、自分に合った方法で続けていきましょう。
【あわせて読みたい】家計簿の項目を一覧化!ざっくりつける方法や挫折しないコツも紹介!
毎日できる節約方法は?
毎日の習慣に取り入れやすい節約方法は、以下の通りです。
- 家計簿をつける
- 冷蔵庫の中を整理する
- シャワーの流しっぱなしをやめる
- 入浴のタイミングを決める
- マイボトルを持ち歩く
- 衣類はまとめて洗濯する
- 新聞をやめてアプリやニュースサイトを活用する
- コンビニに寄らないようにする
- 徒歩・自転車で移動する
どれも簡単な工夫ですが、コツコツ続けることで大きな節約につながります。
【あわせて読みたい】おすすめ節約術29選!簡単・毎日できる節約方法もあわせて紹介!
一人暮らしの娯楽費の平均は?
一般的なアパートやマンションで一人暮らししている方の教養娯楽費の平均は、約20,114円です。
出典:総務省|家計調査2024年
娯楽費には収入や生活スタイルによって個人差はありますが、家計を見直す際の目安として参考にするといいでしょう。無理なく楽しみつつ、使いすぎに注意することが節約のポイントです。
やってはいけない節約方法は?
やってはいけない節約方法は、以下の通りです。
- 考えなしに安いものばかりを購入する
- 極端に節約を優先した食生活をする
- 節約のために趣味・嗜好品を極端に我慢する
安さだけを重視すると、結局使わず無駄になることがあります。栄養バランスを崩す食生活は健康を損ね、医療費がかかるリスクもあります。趣味を我慢しすぎると節約生活が続きにくくなるため、無理のない範囲で節約を心がけましょう。
すぐできる節約は?
すぐできる節約は、以下のようにたくさんあります。
- 使わない家電のコンセントを抜く
- 電源タップを使う
- ノーマネーデーを作る
- 不要なサブスクリプションを解約する
- ポイント・割引サービスを活用する
- エアコンや暖房器具のお手入れをこまめにする
- エアコンの設定を見直す
- 趣味に使うお金の上限を決めておく
- 交際費の上限を決めておく
- 書籍は買わずに図書館を利用する
たとえば、使わない家電のコンセントを抜いたり、電源タップを活用したりすると待機電力を減らせます。
ほかにも、不要なサブスクリプションを解約したり、ポイント・割引サービスを活用したりするのも手軽な方法です。
上記のうち、自分にとって簡単な方法から始めてみましょう。
家計簿を見直し固定費を節約しよう!
固定費は毎月一定の額がかかるため、一度見直すことで大きな節約効果を見込めます。また、変動費とは違い、一度見直せばその後は放っておいても継続的な節約になります。
固定費のなかでも大きいのが住居費で、住宅ローンを組んでいる方はローンの借入先変更で金利を節約できるでしょう。ほかにも通信費や水道光熱費、保険料などそれぞれ節約することで、支出を抑えられるようになります。
一つひとつの金額が小さくても、トータルすれば大きく変わることもあります。固定費を見直したい方は、ぜひこの記事で紹介した節約術を取り入れてみてください。
※この記事の内容は公開日時点の情報です。最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。