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電気代の節約方法16選!電気代の平均額と高くなる原因を紹介

「電気代が高くて困っている」
「電気代の節約方法について知りたい」
「なぜ電気代って高くなるの?」

毎月請求される電気代ですが、高くて悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、電気代に悩んでいる方に向けて、効果的な節約方法を紹介しています。また、電気代の平均額や高くなる原因などについても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。効果的な節約方法を知って、電気代を抑えていきましょう。

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目次

電気代の平均額

まずは、総務省が実施している家計調査のデータをもとに、世帯人数別・月別の電気代平均額を紹介します。ご家庭の電気代が平均と比べて高いのかどうかを判断する材料にしてみてください。

世帯人数別

世帯人数別にみた2022年の電気代平均額は、以下の通りです。

世帯人数電気代
1人6,808円
2人11,307円
3人13,157円
4人13,948円
5人15,474円
6人以上17,869円
出典:総務省| 家計調査 世帯人数別 2022年

世帯人数が増えるごとに、電気代が高くなっていることが分かります。世帯人数が1人から2人に増えたときは、電気代が約1.7倍に増加しています。2人世帯以降も世帯人数が増えるごとに電気代が高くなっていますが、電気代の増加率は約1.1〜1.2倍とそこまで大きくありません。

月別

次は月別の電気代をみてみましょう。4人世帯の月別電気代の平均額は、以下の通りです。

電気代電気代
1月14,068円7月10,967円
2月16,934円8月13,024円
3月17,856円9月14,776円
4月14,963円10月14,141円
5月12,470円11月13,081円
6月10,705円12月14,391円
出典:総務省|家計調査 2022年月別

電気代が最も高いのは、3月の17,856円。例年2月が最も冷え込むことから、暖房器具を使う世帯が多く、電気代が高くなっていると考えられます。暑い時期の電気代が請求される9月・10月も電気代が高い傾向にあります。

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※お得額の算定条件について

※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。

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電気代が高くなる原因とは?

なぜ電気代って高くなるの?と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。電気代が高くなる原因として、以下の5つが考えられます。

  • 季節の影響
  • 消費電力が大きい家電の使用
  • 燃料費調整額の高騰
  • 再エネ賦課金の値上げ
  • 電気料金の値上げ

それぞれ詳しく解説していきます。

季節の影響

季節ごとの電気代の差(冷房・暖房)

夏や冬は、電気代が高くなりやすい傾向にあります。その理由は、冷暖房器具の使用頻度が増えるためです。

電気代が高くなる季節は、家電の使い方を見直して電気代を抑えていくことがおすすめです。

消費電力が大きい家電の使用

1時間あたりの電気代

ご家庭で使用している家電の中に消費電力が大きいものはないでしょうか?消費電力が大きい家電の代表例が、ヒーターや適用畳数の大きいエアコンです。ほかにも、使用時間は短いですが、ドライヤーや電子レンジなども消費電力が大きくなっています。

長時間使う家電で消費電力が大きいものは、電気代に影響する可能性があるため注意が必要です。

燃料費調整額の高騰

電気代が高くなる原因の1つに、燃料費調整額の高騰があります。

燃料費調整額とは、燃料費調整制度によって定められているものです。燃料費調整制度とは、​​火力発電で用いる燃料の価格の変動を、毎月の電気料金に反映させる制度です。電気をつくるために必要な燃料は、市場や為替などの外部要因で価格が変わります。この価格変動に合わせて燃料費調整額が決まり、電気料金として調整される仕組みとなっています。

2021年~2023年にかけて、世界的なエネルギー価格の高騰や円安などの影響を受けて、燃料費は上昇傾向にあるため、それとともに電気代も高くなってしまっているのです。

【あわせて読みたい記事】⇒電気料金に含まれる「燃料費調整額」とは?目的と計算方法を解説

再エネ賦課金の値上げ

前年と比較して電気代が高くなっていると感じる場合、再エネ賦課金の値上がりが影響しているかもしれません。再エネ賦課金とは「再生可能エネルギー発電促進賦課金」の略称です。再エネ賦課金は以下の表をみて分かるように、2022年まで年々高くなっています。

年度賦課金買い取り単価
2012年8月分~2013年4月分まで0.22円/kWh
2013年5月分~2014年4月分まで0.40円/kWh
2014年5月分~2015年4月分まで0.75円/kWh
2015年5月分~2016年4月分まで1.58円/kWh
2016年5月分~2017年4月分まで2.25円/kWh
2017年5月分~2018年4月分まで2.64円/kWh
2018年5月分~2019年4月分まで2.90円/kWh
2019年5月分~2020年4月分まで2.95円/kWh
2020年5月分~2021年4月分まで2.98円/kWh
2021年5月分~2022年4月分まで3.36円/kWh
2022年5月分~2023年4月分まで3.45円/kWh
2023年5月分~2024年4月分まで1.40円/kWh

2012年度の月額66円、年間792円と比べると、月間約1,000円、年間約11,000円も家計負担が増えており、毎年少しづつ上がり続けていましたが、2023年5月分からは、2022年と比較し、月間約600円、年間約7,200円も家計負担が減っております。

2023年度の賦課金単価については、ウクライナ危機による急激な市場価格の高騰により、再エネ電気の販売収入が増加することなど等から、再エネ賦課金の2022年度の単価よりも下がることとなりました。これにより、2023年度の再エネ賦課金の負担額は軽減されることとなりました。

【あわせて読みたい記事】⇒ 電気料金の「再エネ賦課金」とは?役割や仕組みをわかりやすく解説

電気料金の値上げ

一部の電力会社による電気料金の値上げも、電気代高騰の原因の1つといえるでしょう。

電力需給ひっ迫や2022年2月以降のウクライナ情勢の影響など、さまざまな理由で電力の市場価格が高騰しており、市場から電力を調達する電力会社を中心に電気料金の値上げをおこなっています。そのほか、燃料費調整額の上限を撤廃したり、独自の燃料費調整額を導入したりする電力会社もあります。

たとえば、2023年6月には全国の大手電力会社7社でも料金改定がおこなわれることとなりました。また、新電力会社でも電気料金単価の値上げや、燃料費調整額の上限撤廃を実施している会社が多くあります。

その結果、仮に電気の使用量が変わっていなくても、電気代が高くなっている可能性があります。

自宅の家電の電気代を計算する方法

家電、電化製品

ご家庭で使用している家電の電気代は以下の計算式に当てはめることで算出が可能です。

1時間あたりの電気代=消費電力(W) ÷ 1,000 × 電気料金単価(円/kWh)

それぞれの家電の消費電力は、取扱説明書や家電本体に記載されていますので確認してみてください。電気料金単価は電力会社や電気料金プランによって異なります。目安としては、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める31円/kWhですが、より正確に計算したい方は、電気の検針票や契約内容から確認してみてください。

電気代の節約方法16選

ここでは、電気代の節約方法を16種類紹介しています。ご自身に合った節約方法で、賢く無理なく節約していきましょう。

①電力会社や電気料金プランを見直す

電力会社や電気料金プランを見直すことで、電気代を抑えられるケースがあります。2016年4月以降、すべての消費者が電力会社や電気料金プランを自由に選択できるようになりました。

ご家庭のライフスタイルに合ったプランを選択したり、お得なサービスが提供されているプランを選択したりすることで、今よりも電気代がお得になることもあります。ただし、切り替え先によっては、反対に電気代が高くなることもあるため、事前にシミュレーションをおこなうなどして慎重に見直しを検討しましょう。

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※お得額の算定条件について

※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。

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②契約アンペア数を見直す

契約アンペア数を下げることで、電気代を安くできるケースもあります。これは、契約アンペア数で基本料金が決まる電気料金プランで契約している場合に有効です。一般的に契約アンペア数が大きいほど、基本料金は高くなります。

契約アンペア数とは、一度に使える電気量のこと。必要な契約アンペア数は、世帯人数やどのくらい電化製品を使うのかによって異なります。

たとえば、一人暮らしの契約アンペア数の目安は20〜30Aです。契約アンペア数が目安を大幅に超えている場合は、見直すことで基本料金が下がり電気代を節約することができる可能性があります。ただし、複数の電化製品を同時に使用したり、電気の使いすぎで契約アンペア数を超えてしまったりすると、ブレーカーが落ちてしまいます。見直すに当たっては電化製品の利用状況を考慮すると良いでしょう。

また、契約アンペア数を減らした場合、「基本料金」は見直した契約アンペアに応じて下がりますが、「電力量料金」はご使用状況によっては増えてしまう場合もあるため、契約アンペアを下げることで必ずしも電気料金の合計額が下がるとは限りませんのでご注意ください。

現在の契約アンペア数は、電気の検針票で確認が可能です。ただし、集合住宅の場合は、契約アンペア数の変更ができない可能性もあるので、管理会社や大家さんに確認しましょう。

③支払方法を見直す

支払方法を見直してみることもおすすめです。

たとえば、口座振替での支払いの場合に、割引を適用している電力会社もあります。また、クレジットカード払いの場合、クレジットカードのポイント還元を受けられます。ポイントの還元率はそれぞれのクレジットカード会社によって異なりますが、還元率の高いカードであるほど、電気代の支払いでポイントが貯まりやすいでしょう。

支払方法の見直しも有効な節約方法です。

④省エネ性能の高い家電に買い替える

10年以上使っている家電がある場合、買い替えることで電気代を抑えられる可能性があります。その理由は、家電自体の省エネ性能が年々上がっているからです。

環境省によると、冷蔵庫を2010年製のものから2020年製のものに買い替えた場合、約37〜43%の省エネ効果が期待できるといわれています。金額に換算すると、年間約4,740〜6,090円です。

家電2010年2020年省エネ率
冷蔵庫
(定格内容積401L~450Lの比較)
冷蔵庫
470~520kWh/年294kWh/年約37%~43%
年間電気代約4,740円~6,090円
エアコン
エアコン
923kWh/年815kWh/年約12%
年間電気代約2,920円
参考:環境省|2020年 VS 2010年 最新家電と10年前の家電どのくらいおトク?

ただし、家電を一気に買い替えると購入費用が多くかかったり、故障時期が重なってしまったりする可能性があるため、古い家電から順に買い替えていくとよいでしょう。

⑤使わない家電はコンセントから抜く

使っていない電化製品をコンセントから抜くことでも、電気代を節約できます。なぜなら、使っていない家電にも待機電力がかかっているからです。コンセントから抜く以外に、節電タップを使用することでも同様の効果が得られます。年間を通じて家電を使用しないときに非通電状態にすることを徹底した場合、待機電力49%の削減効果が期待できます。

しかし、冷蔵庫や温水洗浄便座、固定電話など常に電源を入れておく必要がある家電はコンセントから抜けません。また、テレビをコンセントから抜いている間は予約録画が実行されないので注意しましょう。テレビやレコーダーの機種によって注意点が多少異なるので、メーカーサイトまたは取扱説明書を確認するのがおすすめです。

参考:資源エネルギー庁 省エネルギー対策課「平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業 (待機時消費電力調査)報告書概要

⑥家電はこまめにお手入れをする

家電にホコリなどの汚れが溜まると、余計な消費電力がかかる可能性があります。その場合、電気代が高くなる原因にもなる可能性があります。

特に注意したいのが、エアコンやヒーターなどのフィルターです。フィルターが目詰まりを起こすことで、家電の消費電力に影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。

家電のお手入れは、それぞれの取扱説明書に記載されている方法と頻度でおこなうように心がけましょう。

⑦電気代の安い時間帯を活用する

主に、オール電化で有効な節約方法です。オール電化の電気料金プランのなかには、昼間と比べて夜間の電気代が安いものがあります。電気代が安い時間帯を利用して、家電を使うことをおすすめします。

特に消費電力の大きい電気給湯器や食器洗い乾燥機などは、設定を見直したりタイマー機能を活用したりして夜間電力を活用しましょう。

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オール電化や蓄電池をご利用のお客さまにおススメのプランです。

時間帯電力量料金(1kWhあたり)
午前6時~翌日午前1時35.96円
午前1時~午前6時28.06円

【あわせて読みたい記事】⇒オール電化のメリット・デメリットは?電気代や効率的な活用方法も紹介

⑧可能な限り家族で過ごす時間を合わせる

家族で過ごす時間を合わせることも電気代の節約につなげられる可能性があります。

たとえば、朝早くから活動する人と、深夜まで活動する人がいると、その分電気を使う時間が長くなり、電気代が多くかかっていることが予測されます。また、家族がそれぞれ別の部屋で過ごし、各部屋で照明や冷暖房器具を使っている場合も同様です。

仕事などによりやむを得ずライフスタイルが異なる場合もあると思いますが、休日は可能な限り時間を合わせて生活するなどすれば、電気代の節約につなげることができるでしょう。それぞれのご家庭に合わせて無理のない範囲でおこなうことがおすすめです。

家電の使い方を見直す

家電の使い方を見直すことでも、電気代の節約ができます。ここでは、以下の8つの家電について、電気代節約のための使い方を紹介します。

  • エアコン
  • 冷蔵庫
  • 照明器具
  • 電気給湯器(エコキュート)
  • 炊飯器
  • 洗濯乾燥機
  • テレビ
  • トイレ

すぐに取り入れられる方法ばかりなので、ぜひ実践してみてください。

⑨エアコン

エアコン

エアコンは以下に気をつけて使い方を見直すようにしましょう。

  • 室温に気をつけて設定温度を調整する(室温の目安:夏は28℃、冬は20℃)
  • 必要なときだけつける
  • こまめにフィルターを掃除する
  • 30分程度の外出の場合はつけっぱなしにする
  • サーキュレーターを併用する
  • 室外機の周りにものを置かない

エアコンの使い方を見直すことで期待できる節約効果は以下の通りです。

削減が期待できる消費電力量(年間)節約が期待できる電気代(年間)
暖房の設定温度を調整する※外気温度6℃の時、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃にした場合(使用時間:9時間/日)53.08kWh約1,650円
冷房の設定温度を調整する※外気温度31℃の時、エアコン(2.2kW)の冷房設定温度を27℃から1℃上げた場合(使用時間:9時間/日)30.24kWh約940円
必要なときだけ冷房をつける※冷房を1日1時間短縮した場合(設定温度:28℃)18.78kWh約580円
必要なときだけ暖房をつける※​​暖房を1日1時間短縮した場合(設定温度:20℃)40.73kWh約1,260円
フィルターを月1〜2回掃除する※​​フィルターが目詰りしているエアコン(2.2kW)とフィルターを清掃した場合31.95kWh約990円
※出典:経済産業省 資源エネルギー庁|省エネポータルサイト

​​​​外出時間が短い場合はエアコンをつけっぱなしにすると、節約につながる場合があります。夏場は9:00〜18:00の時間帯、冬場は全時間帯でつけっぱなしにしたほうが電気代節約につなげやすいと言われています外気温度と室内温度の差が大きいほど消費電力も大きくなるため、こまめにつけたり消したりするとその都度大きな消費電力が生じるからです。ただし、30分を超えるような外出の場合には消したほうがよいでしょう。

⑩冷蔵庫

冷蔵庫

冷蔵庫は以下に気をつけて使い方を見直すようにしましょう。

  • 熱いものは冷ましてから冷蔵庫に入れる
  • 庫内の設定温度を調整する(冬は弱〜中に)
  • 冷蔵庫内にものを詰め込みすぎない
  • 開閉の回数は最低限にする
  • 開けている時間を短くする
  • 壁から離して設置する

冷蔵庫の使い方を見直すことで期待できる節約効果は以下の通りです。

削減が期待できる消費電力量(年間)節約が期待できる電気代(年間)
冷蔵庫内にものを詰め込みすぎない※詰め込んだ場合と半分にした場合43.84kWh約1,360円
庫内の設定温度を調整する※強から中にした場合61.72kWh約1,910円
開閉の回数は最低限にする※旧JIS開閉試験の開閉を行った場合と、その2倍の回数を行った場合の比較10.40kWh約320円
開けている時間を短くする※開けている時間が20秒の場合と10秒の場合)6.10kWh約190円
壁から離して設置する※​​上と両側が壁に接している場合と片側が壁に接している場合45.08kWh約1,400円
※出典:経済産業省 資源エネルギー庁|省エネポータルサイト
※旧JIS開閉試験:冷蔵庫は12分ごとに25回、冷凍庫は40分ごとに8回で、開放時間はいずれも10秒

冷蔵庫内の温度が上昇すると、再び冷やそうとして消費電力が大きくなります。そのため、冷蔵庫内にはものを詰め込みすぎず、開閉回数や時間を短くするようにしましょう。

また、冷蔵庫は放熱のために壁にすき間を空けて設置する必要があります。壁に接して設置している場合、冷蔵庫がうまく放熱できずに、消費電力が大きくなってしまう可能性があるため注意が必要です。

⑪照明器具

照明器具

照明器具は以下に気をつけて使い方を見直すようにしましょう。

  • 電球形蛍光ランプに取り替える
  • 電球形LEDランプに取り替える
  • 点灯時間を短くする

照明器具の使い方を見直すことで期待できる節約効果は以下の通りです。

削減が期待できる消費電力量(年間)節約が期待できる電気代(年間)
電球形蛍光ランプに取り替える54Wの白熱電球から12Wの電球形蛍光ランプに交換(年間2,000時間使用)84.00kWh約2,600円
電球形LEDランプに取り替える​​​​​​54Wの白熱電球から9Wの電球形LEDランプに交換(年間2,000時間使用)90.00kWh約2,790円
点灯時間を短くする(蛍光ランプ)※12Wの蛍光ランプ1灯の点灯時間を1日1時間短縮した場合4.38kWh約140円
点灯時間を短くする(白熱電球)54Wの白熱電球1灯の点灯時間を1日1時間短縮した場合19.71kWh 約610円
点灯時間を短くする(電球形LEDランプ)9Wの電球形LEDランプ1灯の点灯時間を1日1時間短縮した場合3.29kWh約100円
※出典:経済産業省 資源エネルギー庁|省エネポータルサイト

​​

​​​​​​照明器具のそれぞれの違いは以下の通りです。

LEDは商品価格が高いため、初期コストがかかるといったデメリットがあります。ですが、消費電力が小さく寿命も長いため、トータルコストは安くなります。

※画像引用:経済産業省 資源エネルギー庁|省エネポータルサイト

⑫電気給湯器・エコキュート

電気給湯器・エコキュートは以下に気をつけて使い方を見直すようにしましょう。

  • 追い焚きの回数を減らす
  • お風呂のフタを活用する
  • タンク内のお湯を沸かす時間帯に気をつける

電気給湯器・エコキュートは、タンク内のお湯を沸かす際に最も電力を消費します。そのため、夜間の電気料金が安い時間帯を利用してお湯を沸かすことがおすすめです(電気料金プランによっては、夜間の電気料金が安くないものもあるため注意)。

⑬炊飯器

炊飯器は以下に気をつけて使い方を見直すようにしましょう。

  • 長時間保温しない
  • 使わないときはコンセントから抜く
  • 食べる時間に合わせて炊き上がるようにタイマーを使用する

お米が炊き上がったあとに長時間保温するよりも、電子レンジで温め直すほうが消費電力量は少ない傾向にあります。

消費エネルギー電気代
3合炊いて1.5合食べる→そのあと、4時間保温して残りの1.5合を食べる224Wh約6.05円
3合炊いて1.5合食べる→残りの1.5合は電子レンジで温め直して食べる193Wh約5.21円
※出典:経済産業省 資源エネルギー庁|省エネポータルサイト

保温の消費電力量は、時間が長くなればなるほど多くなります。タイマー機能や電子レンジを活用するなどして、保温機能を使う時間をなるべく短くするようにしましょう。

⑭洗濯乾燥機

洗濯乾燥機

洗濯乾燥機は以下に気をつけて使い方を見直すようにしましょう。

  • まとめて洗って使用回数を減らす
  • 自然乾燥を併用する

洗濯乾燥機の使い方を見直すことで期待できる節約効果は以下の通りです。

削減が期待できる消費電力量(年間)節約が期待できる電気代(年間)
【洗濯】まとめて洗って使用回数を減らす※定格容量(洗濯・脱水容量:6kg)の4割を入れて洗う場合と、8割を入れて洗う回数を半分にした場合5.88kWh約180円
【乾燥】まとめて洗って使用回数を減らす※定格容量(5kg)の8割を入れて2日に1回使用した場合と、4割ずつに分けて毎日使用した場合41.98kWh約1,300円
自然乾燥を併用する※自然乾燥8時間後、未乾燥のものを補助乾燥する場合と乾燥機のみで乾燥させる場合(2日に1回使用)394.57kWh約12,230円
※出典:経済産業省 資源エネルギー庁|省エネポータルサイト

洗濯機は使用回数を減らすことで、電気代の節約が可能です。特に、消費電力の大きい乾燥は期待できる節約効果が大きいことが分かります。

⑮テレビ

テレビ

テレビは以下に気をつけて使い方を見直すようにしましょう。

  • 見ていないときは消す
  • 明るさを調整する(明るすぎないようにする)
  • 長期間見ないときはプラグを抜く
  • 省エネモードを活用する

テレビの使い方を見直すことで期待できる節約効果は以下の通りです。

削減が期待できる消費電力量(年間)節約が期待できる電気代(年間)
見ていないときは消す1日1時間テレビ(32V型)を見る時間を減らした場合16.79kWh約520円
明るさを調整する(明るすぎないようにする)テレビ(32V型)の画面の輝度を最適(最大→中間)にした場合27.10kWh約840円
※出典:経済産業省 資源エネルギー庁|省エネポータルサイト

テレビはつけている時間が長ければ長いほど、消費電力量が大きくなります。テレビを見ていないときはこまめに消すことで電気代の節約が可能です。また、テレビによっては省エネモードが搭載されているものもあるでしょう。省エネモードに設定することで、無理なく電気代を抑えることが可能です。

⑯トイレ

トイレ

トイレは以下に気をつけて使い方を見直すようにしましょう。

  • 使い終わったらフタを閉める
  • 暖房便座の設定温度は低めにする
  • ウォシュレットの洗浄水の温度は低めに設定する

トイレの使い方を見直すことで以下の節約効果が期待できるといわれています。

削減が期待できる消費電力量(年間)節約が期待できる電気代(年間)
使い終わったらフタを閉めるフタを閉めた場合と、開けっぱなしの場合(貯湯式)34.90kWh約1,080円
暖房便座の設定温度は低めにする※​​便座の設定温度を一段階下げた(中→弱)場合(貯湯式)(冷房期間はオフ)26.40kWh約820円
ウォシュレットの洗浄水の温度は低めに設定する※洗浄水の温度設定を一段階下げた(中→弱)場合(貯湯式)13.80kWh約430円
※出典:経済産業省 資源エネルギー庁|省エネポータルサイト

​​​​トイレで電力を消費しているのは、暖房便座やウォシュレットのお湯です。冬場以外はこれらの設定をOFFにすることで、電気代が節約できます。

電気代を無理なく賢く節約しよう

電気代を節約する方法には、すぐにできるものや、ちょっとした工夫でできるものもあります。手軽に電気代の節約に取り組みたい方は、まずは家電の使い方の見直しなどすぐにできる方法を試してみましょう。

電気代の節約には、小さなことの積み重ねが大切です。ご家庭のライフスタイルに合わせて、無理なく続けられる方法を見つけてみてください。

※この記事の内容は公開日時点の情報です。最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。