「台風で停電が起こる原因は?」
「台風による停電の復旧見込みはどのくらい?」
「台風で取るべき停電対策を知りたい」
台風の停電について気になる方のなかには、このような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
台風で電気設備が損傷し、復旧が難航した場合、停電が長期化する恐れもあります。台風シーズン前に、家庭でできる停電対策をおこないましょう。
この記事では、台風による停電について、過去の事例に基づき原因を徹底解説します。停電対策や備えについても触れています。台風の停電が心配な方や、停電対策について知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
- 台風による停電は各地で起きている
- 台風で停電になる主な原因5つ
- 1. 倒木・建物の倒壊による設備損傷
- 2. 土砂崩れによる鉄塔倒壊
- 3. 飛来物による電線の損傷
- 4. 強風による電柱倒壊
- 5. 海風による塩害
- 台風による停電に向けた対策・備え対策7選
- 1. 停電時に役立つ非常用品を準備する
- 2. 水や食料品の備蓄を確認する
- 3. 氷や冷却グッズを準備する
- 4. スマートフォンやパソコンを充電する
- 5. 家電のコンセントを抜く
- 6. 非常用持ち出し袋を準備する
- 7. 避難場所や避難経路を確認する
- 台風による停電に関してよくある質問
- 停電の復旧見込みを知りたい場合は?
- 台風で停電したらブレーカーは切るべき?
- 台風による停電に備えて事前に準備しよう
台風による停電は各地で起きている

台風による大規模停電は各地で起きているため、対策が必要です。近年では、2018年の台風21号や2019年の台風15号で大規模停電が起きています。それぞれの被害状況や停電期間は、以下の通りです。
停電した数 | 復旧までの期間 | |
---|---|---|
台風21号(2018年) | 最大約240万戸 | 約5日後 |
台風24号(2018年) | 最大約180万戸 | 約3日後 |
台風15号(2019年) | 最大約93万戸 | 約12日後 |
2018年の台風21号では、近畿地方を中心に約240万戸の世帯が停電しました。2019年の台風15号では、千葉県を中心に電柱などの損傷や倒壊が相次ぎ、復旧に12日かかっています。
このように、台風による停電は各地で起きており、復旧まで長期化するケースもあるのです。
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台風で停電になる主な原因5つ

台風で停電が起こったとき「さっきの停電の原因は何?」と疑問に思う方もいるでしょう。台風で停電が起こる主な原因は以下の5つです。
それぞれの原因について詳しく解説します。
1. 倒木・建物の倒壊による設備損傷
強風による倒木や建物の倒壊で、電線や電柱が損傷し停電が起こる場合があります。
2019年の台風15号では、千葉県の山林部で倒木のため数多くの電柱が損傷し、復旧作業に時間を要しました。倒木や建物の撤去が必要なため、電気の復旧までは時間がかかる可能性も考えられるでしょう。
2. 土砂崩れによる鉄塔倒壊
台風の大雨による土砂崩れで鉄塔が流され、停電を引き起こす可能性があります。鉄塔は発電所から変電所、または変電所間で電気を送るための送電線を支える重要な建造物です。鉄塔の倒壊で送電ルートが絶たれ、大規模停電が起こるのです。
3. 飛来物による電線の損傷
台風による停電は、強風による飛来物で電線が損傷した場合も起こります。屋根のトタンや看板、樹木などが強風で空に舞い上がり、電線に接触するためです。
過去の台風でも、飛来物による電線の損傷で停電になったケースが数多く報告されています。強風での予期せぬ飛来物により、電線が損傷し停電になることもあるのです。
4. 強風による電柱倒壊
台風による停電の原因のひとつは、強風による電柱の倒壊です。電柱は強風に耐えられるよう設計され定期点検もおこなわれていますが、想定を超える強風が発生した場合、内部構造が破損するケースもあります。
たとえば、電柱内部の鉄筋が耐えられないほどの強風により破損し、停電が発生したケースが報告されています。
このように、どれだけ頑丈に設計・管理されていても、台風の猛烈な強風によって電柱が倒壊し、停電が引き起こされることがあるのです。
5. 海風による塩害
沿岸部では、海風による塩害で停電になる場合もあります。塩分が電気設備の「碍子(がいし)」に付着し、電線から電気が漏れてしまうためです。
碍子は鉄柱と電線をつなぐ部分につけられており、電線から電気が漏れるのを防ぐための部品です。海から吹きつける強風で碍子に塩分が付着すると、通電性が高まり電柱や地面に電気が漏れてしまいます。
過去には台風通過後に塩害による停電が発生したケースもあるため、沿岸部では台風が過ぎたあとも停電への備えを続けたほうがよいでしょう。
台風による停電に向けた対策・備え対策7選

停電が起きたときに備え、台風シーズンの前に準備しておくと安心です。主な対策や備えは、以下の通りです。
- 停電時に役立つ非常用品を準備する
- 水や食料品の備蓄を確認する
- 氷や冷却グッズを準備する
- スマートフォンやパソコンを充電する
- 家電のコンセントを抜く
- 非常用持ち出し袋を準備する
- 避難場所や避難経路を確認する
それぞれの内容について詳しく解説します。
1. 停電時に役立つ非常用品を準備する
停電では電気が使えなくなるため、生活するために必要な非常用品を準備しておきましょう。あると便利な道具は、以下の通りです。
- 懐中電灯
- 乾電池
- ランタン
- カセットコンロ
- 携帯用ラジオ
懐中電灯や携帯用ラジオなど、乾電池を入れっぱなしにしておくと液漏れや電池切れになる場合もあります。絶縁体としてクリアファイルを切ったものなどを挟んでおくと、電池がすぐ使えて便利です。
2. 水や食料品の備蓄を確認する
台風による停電に備え、水や食料品の備蓄を確認しておきましょう。必要な備蓄は最低3日分ですが、停電が長期間に渡る場合も想定し1週間分の備蓄があると安心です。
飲料水の備蓄量の目安は、1人あたり1日3リットルです。食料はお湯や水で作るアルファ米や備蓄用の缶入りパン、ビスケットなどを用意するとよいでしょう。
レトルト食品や缶詰など日持ちする食品を多めに買っておき、消費しながら備蓄する「ローリングストック」もおすすめです。
3. 氷や冷却グッズを準備する
台風の停電で室温調節ができない場合に備え、氷や冷却グッズを用意すると万が一の際に役立ちます。停電でエアコンが使えなくなるため、熱中症対策が必要になるためです。
たとえば、冷凍兼用のペットボトルを凍らせておくと、体を冷やしたり冷たい飲料を飲んだりできます。瞬間冷却剤も用意しておくと、停電で冷蔵庫が使えないときの暑さ対策に便利です。
停電時の熱中症リスクを軽減するため、氷や冷却グッズの用意もしておきましょう。
4. スマートフォンやパソコンを充電する
台風接近の恐れがある場合、スマートフォンやパソコンなどを充電しておきましょう。停電時の情報収集や連絡に必要なためです。
停電の際、スマートフォンやパソコンの充電がなくなると、台風情報の取得や安否確認の連絡ができなくなります。台風の接近は事前にわかるため、スマートフォンやパソコンをフル充電して万が一に備えましょう。
また、停電の長期化に備え、モバイルバッテリーを用意し充電しておくと安心です。
5. 家電のコンセントを抜く
台風接近で停電の恐れがある場合、家電のコンセントを抜いておきましょう。家電の故障や通電火災を防ぐためです。
家電によっては、停電後に復旧してもうまく動かない場合があります。冷蔵庫では、圧縮機に負荷がかかったり、保護装置が作動したりするため、復旧後に電源が入らないケースが考えられます。
家電を守るため、停電時はコンセントを抜き、取扱説明書を参考に復旧させるとよいでしょう。
また、停電時に家電のコンセントを抜くと、通電火災の予防にもなります。通電火災とは、電気が復旧してから起こる火災のことです。特にこたつやアイロンなどは、復旧後出火する恐れがあるため必ずコンセントを抜きましょう。
6. 非常用持ち出し袋を準備する
台風で避難が必要な場合に備え、非常用持ち出し袋の用意もしておきましょう。急に避難が必要になっても、すぐに荷物を持って逃げられるためです。
非常用持ち出し袋には避難中や避難先で必要になるものや、家族が日常的につかうものなどを入れておくとよいでしょう。一般的な中身を紹介するので、参考にしてみてください。
水や食料(最低3日分) | 衣類、下着 |
防災ヘルメット、防災ずきん | ズック靴(ひもなしで履きやすいもの) |
手回し式懐中電灯、携帯ラジオ | マッチ、ろうそく |
乾電池、モバイルバッテリー | 救急用品、体温計 |
使い捨てカイロや瞬間冷却剤 | 洗面用具、歯ブラシや歯磨き粉 |
マスク、手指消毒用アルコール | ウエットティッシュ |
ハンドソープ | タオル |
貴重品 | そのほか必要なもの(持病の薬など) |
7. 避難場所や避難経路を確認する
台風で避難指示や避難勧告が出た場合を想定し、安全な避難経路と避難場所の確認をしておきましょう。豪雨や土砂災害などが起きても、命を守る行動ができるためです。
自治体が設置する避難場所は、洪水や津波、土砂災害などで異なります。台風による洪水や土砂崩れの場合、どこに逃げたらよいか自治体ホームページなどで調べておくと安心です。
また、自治体の作成したハザードマップを見ると、地域の災害リスクがわかります。台風で起こりうる災害でどのような危険性があるのか、あらかじめ知っておくとよいでしょう。
台風による停電に関してよくある質問

ここでは、台風による停電についてよくある質問をまとめました。
停電の復旧見込みを知りたい場合は?
電気がいつ復旧するのか知りたい場合、契約している電力会社の相談窓口や、お住まいの地域に電気を送電している一般送配電事業者にお問い合わせください。
停電の状況は、お住まいの地域に電気を送電している一般送配電事業者の公式サイトで確認可能です。
台風で停電したらブレーカーは切るべき?
停電後に避難する場合は、電気の消し忘れによる事故防止のためブレーカを切りましょう。家にいる場合は、家電のスイッチを切りプラグを抜くとよいでしょう。
台風による停電に備えて事前に準備しよう
台風による停電はいつ起こるかわかりません。過去の例では停電の復旧に10日以上かかったケースもあるため、食料品や非常用品などの備蓄を確認しておきましょう。
停電になると電気が使えなくなるため、カセットコンロや手回し式の懐中電灯など、電力不要で使えるものを用意するのがおすすめです。情報収集や連絡に使うため、台風接近前にスマートフォンやパソコンなどをフル充電しておきましょう。
また、停電から復旧後は家電の通電火災に注意が必要です。停電後は家電のスイッチを切り、コンセントを抜いておくとよいでしょう。
この記事を参考に、台風での停電に備え対策してみてください。
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※おトク額は、各世帯別のモデル使用量(契約容量40A)をもとに東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」の適用単価とCDエナジー「シングルでんき」「ベーシックガス」「ファミリーでんき」の料金を比較し算定しています。
※消費税相当額を含み、燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まず、ガスセット割を適用した金額の比較。年間おトク額は電気・ガスそれぞれを100円未満で切り捨てた額を合計しています。
※実際は電気代には毎月燃料費調整額を加減算。使用状況によりお得額は変動。
※1 ポイント還元にはCDエナジーの家庭向けWEB会員サービス「カテエネ」に会員登録し、電気の契約情報を登録する必要あり。還元されるポイントは「カテエネポイント」。ポイントの対象となる料金は、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く。
※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。
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