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スマホ充電の電気代はいくら?バッテリー長持ち術7つも紹介

「スマホ充電って一回すると電気代はどのくらいなんだろう…?」
「スマホ充電で電気代が高くなることってある?」
「バッテリーがすぐなくなるから1日に何回も充電してしまう」

わたしたちの生活に欠かせないアイテムであるスマホ。そんなスマホ充電で、どのくらいの電気代がかかるのか気になるという方もいるのではないでしょうか。

結論をいうと、スマホ充電の電気代は一回あたり約0.4円。電気代がそこまで高いわけではありません。ですが、スマホの台数や充電回数が多いと、その分電気代も高くなります。

この記事では、スマホ充電のためにかかる電気代と、バッテリーを長持ちさせる7つの方法をご紹介しています。バッテリーの減りが早くて困っているという方にも役立つ情報を盛り込んでいますので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

スマホ充電にかかる電気代

スマホのバッテリーの容量は「mAh」で表されます。これを使用して、スマホ充電のためにかかる電気代を算出できます。

以下は、スマホを一回充電するためにかかる電気代の算出方法です。

バッテリー容量(mAh)×定格電圧(V)÷1,000=バッテリー電力量(Wh)

バッテリー電力量(Wh)÷1,000×電気料金単価(円/kWh)=電気代の目安

まず、バッテリーの電力量を求めるために、バッテリー容量に定格電圧をかけます。定格電圧とは、電子機器を安全に使用するための最大電圧のことです。スマホやモバイルバッテリーは、定格電圧が約3.7Vのリチウムイオン電池を採用していることが多いため、この記事でも3.7Vを使用して計算します。このとき、単位をmAhからWhに換算するため1,000で割ります。

次は電気代の計算です。電気代を算出する際は、バッテリー電力量を1,000で割ってkWhに換算します。そこに電気料金単価をかけます。ここでは、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円/kWh(税込)(2022年7月改定)を使用します。

この2つの式で、スマホ充電のためにかかる電気代を算出していきます。今回は以下の状況別に算出しました。

  • 一回あたりの充電
  • 急速充電
  • モバイルバッテリーを使って充電
  • パソコンに接続して充電
  • コンセントに挿しっぱなしで充電

それぞれ詳しくみていきましょう。

一回あたりの充電にかかる電気代

上記の式にバッテリー容量をあてはめて電気代を算出していきましょう。

バッテリー容量(mAh)×定格電圧(V)÷1,000=バッテリー電力量(Wh)

バッテリー電力量(Wh)÷1,000×電力量料金単価(円/kWh)=電気代の目安

お使いのスマホのバッテリー容量は、取扱説明書やバッテリーパックに記載がありますので、参考にしてみてください。

ここでは、バッテリー容量が3500mAhのスマホを例に、一回あたりの充電の電気代を算出します。

3500mAh × 3.7V ÷ 1,000 = 12.95Wh

12.95Wh ÷ 1,000 × 31円/kWh = 0.40145円

一回あたりの充電にかかる電気代は約0.4円という結果になりました。

1カ月間(30日)、毎日1回充電した場合、電気代は約12円です。

急速充電の場合の電気代

急速充電の場合にかかる電気代は、普通充電と変わらないとされています。

普通充電と急速充電の違いは、充電器が対応できる電力(W)の差です。充電とは、バッテリーに電力(W)を蓄えること。対応する電力(W)の値が大きい充電器ほど、充電スピードは速くなるのが特徴です。

急速充電は、消費電力量は大きいですが、充電時間は短縮できるため、普通充電の場合と比べて電気代に差はないとされています。

モバイルバッテリーを使って充電した場合の電気代

モバイルバッテリーも、スマホと同様にバッテリー容量があります。

ここでは、バッテリー容量が10000mAhのものを例に、モバイルバッテリーを充電するための電気代を算出してみましょう。

ちなみに、10000mAhのモバイルバッテリーは、約3回のスマホ充電が可能とされています。

10000mAh × 3.7V ÷ 1,000 = 37Wh

37Wh ÷ 1,000 × 31円/kWh = 1.147円

モバイルバッテリーを充電するための電気代は約1.1円となりました。

100%の充電で約3回のスマホ充電ができると想定すると、スマホ充電一回あたりの電気代は先述した通常の充電方法とほとんど変わりません。

ただし、お使いの機種によって容量や電気代は異なりますので、一つの参考としてみてください。

パソコンに接続して充電した場合の電気代

スマホはパソコンにUSBケーブルを接続することでも充電できます。パソコンに接続して充電するとパソコン自体の消費電力も上がります。

基本的に、コンセントから充電してもパソコンに接続しても、スマホの充電にかかる消費電力量は変わりません。

スマホ充電だけのためにわざわざパソコンを立ち上げると、その分電力を消費するためプラスで電気代がかかります。

しかし、仕事や調べ物などでパソコンを使うついでにスマホを充電したいという場合は、電気代を気にする必要はないでしょう。

コンセントに挿しっぱなしで充電した場合の電気代

充電が完了している状態で、コンセントに挿したままにすると過充電が起きます。通常の充電時ほどではありませんが、過充電状態でもわずかに電気代がかかります。

過充電は、余計な電気代がかかることに加え、バッテリーの劣化の原因ともなるため注意が必要です。

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スマホのバッテリーを長持ちさせる7つの方法

ここでは、スマホのバッテリーを長持ちさせる方法を7つご紹介します。バッテリーの無駄な消耗を減らして長持ちさせることで、充電回数を減らすことができれば、電気代の節約につながります。

  • 省エネモードで使用
  • 画面の明るさを調整
  • 起動しているアプリを終了
  • 必要のないアプリの通知はOFF
  • 自動ロックの時間を短く設定
  • 位置情報サービスの設定を変更
  • 充電しっぱなしにしない

それぞれ詳しくみていきましょう。

省エネモードで使用

省エネモードで使用

スマホによっては、省エネモードなどの省電力機能が搭載されているものがあります。この機能を活用することで、バッテリーの消耗を抑えることが可能です。

たとえば、iPhoneの場合「低電力モード」という機能が搭載されており、この設定をONにしておくとiPhoneを使い続けられる時間が長くなります。一方で、一部機能でアップデートや処理が遅くなるといったデメリットもあるため注意が必要です。

画面の明るさを調整

画面の明るさを調整

スマホのディスプレイ画面の明るさが明るいほど、バッテリーの消耗は大きくなります。消耗を抑えるためにも、なるべく画面を明るくしすぎないことがおすすめです。

画面の明るさの設定は、お使いのスマホの設定画面で調整できます。iPhoneの場合は、「設定」→「画面表示と明るさ」から明るさの調整が可能ですので、ぜひ試してみてください。

起動しているアプリを終了

起動しているアプリを終了

なんとなく起動中のアプリを確認したら、使っていないアプリが山ほどあったという経験をしたことがある方もいるのでは。起動中のアプリが多ければ多いほど、バッテリーの消耗も大きくなります。使わないアプリはその都度終了させましょう。

必要のないアプリの通知はOFF

必要のないアプリの通知はOFF

アプリから通知が届くと、その都度ディスプレイが起動することが多いはずです。アプリの通知は便利な反面、バッテリー消耗の原因となってしまいます。アプリからの通知の有無は、それぞれで設定が可能です。

必要なアプリの通知だけ残し、不要なアプリの通知は設定でOFFにすればバッテリーの消耗を防げるでしょう。

自動ロックの時間を短く設定

自動ロックの時間を短く設定

自動ロックの時間とは、スマホを使わなくなってから画面表示がOFFとなるまでの時間です。この時間が長いと、スマホを使っていなくてもディスプレイ画面が起動したままとなります。

自動ロックの時間を短くし、スマホを使わなくなったらすぐにディスプレイ画面がOFFになるようにすれば、バッテリーの持ちはよくなるでしょう。自動ロックの時間は設定から変更することが可能です。

位置情報サービスの設定を変更

位置情報サービスの設定を変更

位置情報の取得の際も、バッテリーを消耗します。アプリの位置情報サービスが「常にON」の状態では、アプリを起動していない間も位置情報の取得がおこなわれているため要注意。アプリごとに位置情報の取得の有無を設定して、必要のない位置情報サービスはOFFにしたり、位置情報が必要な場合はアプリを起動したときのみONにしたりするようにしましょう。

充電しっぱなしにしない

充電しっぱなしにしない

充電が100%にもかかわらずコンセントに挿したままでは過充電が発生します。これはバッテリー劣化の原因となるため注意が必要です。就寝前にコンセントに挿して、睡眠中の間ずっと充電しっぱなしという方もいるのではないでしょうか。効率よく感じるかもしれませんが、充電が100%になった時点で速やかにコンセントから抜くことが、バッテリーを消耗させないためのポイントです。

スマホの中には、バッテリーが一定量充電されたらそれ以降の充電速度を遅くする機能が搭載されているものもあります。この機能が搭載されたスマホであれば、過充電を防ぐことができるため、充電しっぱなしをそれほど心配する必要もないでしょう。

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バッテリーの減りが早い場合は寿命?

バッテリーには寿命があります。スマホの多くはリチウムイオン電池が使用されており、充電を繰り返すことで性能が落ちていくのが特徴です。

「使っていないのにバッテリーの減りが早い」「バッテリーが消耗しないように気を遣っているのに全然長持ちしない」こんなときは、バッテリーの寿命が原因の場合も。スマホの機種によってはバッテリーの状態を確認できるため、確認してみるとよいでしょう。

iPhoneの場合は、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」を選択すると確認できます。ここで「バッテリーが著しく消耗しています」などの表示があった場合には、寿命だと考えられます。

寿命の場合、どれほど使い方に気を遣ってもバッテリーの消耗を減らすことは難しいため、交換をおすすめします。

スマホ充電の電気代に関するよくある質問

ここでは、スマホ充電の電気代に関するよくある質問をご紹介します。

  • 充電器をコンセントに挿しっぱなしでも電気代はかかる?
  • 充電が100%でも充電の電気代はかかる?
  • タブレット・パソコン・Switchの充電の電気代もスマホと大差ないの?

それぞれ詳しく回答していきます。ぜひ参考にしてみてください。

充電器をコンセントに挿しっぱなしでも電気代はかかる?

家電製品の多くは、使わないときも微量の電力を消費することがあります。これを「待機電力」といいます。充電器にも待機電力が発生することがあるといわれています。

充電器の待機電力にかかる電気代は微量です。ただ、塵も積もれば山となるで、充電器の本数が多かったり年間に換算してみたりすると、大きな金額となることもあるでしょう。

充電が100%でも充電の電気代はかかる?

スマホを使っていなくても、電源が入っていればバッテリーは少しずつ消耗していきます。

充電が100%になった状態でコンセントに挿しっぱなしにしていると、バッテリーが消耗するたびに充電が繰り返され、その分少しずつ電気代がかかるでしょう。また、充電が100%の状態でも、微量の待機電力がかかることも想定されます。

タブレット・パソコン・Switchの充電の電気代もスマホと大差ないの?

スマホと比べると、タブレット・パソコン・Nintendo Switchのバッテリー容量は大きい傾向にあります。それぞれのバッテリー容量と充電にかかる電気代は以下の通りです。定格電圧はそれぞれ3.7V、電力料金目安単価は31円/kWh(税込)を想定して計算しています。

タブレット
タブレット
パソコン(ノートパソコン)
パソコン(ノートパソコン)
Nintendo Switch
switch
バッテリー容量5000〜7500mAh10000〜15000mAh4310mAh
電気代の目安0.6〜0.9円1.1〜1.7円0.5円

一回のスマホ充電でかかる電気代が0.4円程度であることを考えると、パソコンはスマホの約2倍以上の電気代がかかります。パソコンの電気代について詳しく知りたい方はこの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

パソコンの電気代って?消費電力が大きくなるタイミングと節約術を紹介

スマホの設定次第でスマホ充電の電気代は節約できる

この記事では、スマホ充電にかかる電気代について紹介しました。スマホを一回充電するための電気代の目安は約0.4円と、そこまで高いわけではありません。ですが、スマホの台数が多かったり、1日に何回も充電したりすると、その分電気代は高くなるでしょう。

スマホ充電の電気代を節約するポイントは、スマホの消費電力を抑えてバッテリーの消耗を減らすことです。この記事で紹介した7つのバッテリー長持ち術を参考に、上手にスマホを使って充電にかかる電気代を節約していきましょう。

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※お得額の算定条件について

※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。

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