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ガス床暖房のガス代はどのくらい?節約方法や電気代との違いを解説

「ガス床暖房のガス代ってどのくらい?」
「ガス床暖房のメリットやデメリットを知りたい」
「ガス床暖房の節約方法があったら教えてほしい」

現在、ガス床暖房を使用していたり導入を考えていたりする方のなかには、このようなお悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。

ガス床暖房の1時間あたりのガス代は約12円です。とはいえ、導入する床暖房の畳数や使用状況、ガス会社のガス料金単価などによってガス代は変動するため、節約方法も把握して効果的に使用することが大切です。

この記事では、ガス床暖房のガス代について詳しく解説します。床暖房の種類やガス床暖房のメリット・デメリットを把握することで自分に適しているか判断しやすくなるでしょう。ぜひ最後までご覧いただき、参考にしてみてください。

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目次

床暖房に種類はある?温水式と電気式の2種類

床に寝転がる親子

床暖房には「温水式床暖房」と「電気式床暖房」の2種類があり、さらに熱源によって種類が分かれています。はじめに、それぞれの床暖房の特徴をみていきましょう。

種類1. 温水式床暖房

温水式床暖房は、熱源機で作った温水を床下に設置してあるパイプで循環させて床を温める仕組みです。熱源によって以下の4つに分かれています。

熱源特徴
ガスガスを使った床暖房で立ち上がりが早い。
ガス熱源を設置する必要があり、床暖房専用熱源機・温水暖房付給湯器などの種類に分かれる。
電気
ヒートポンプ式
空気の熱を利用して少ない電気で温水を作る床暖房。
温度が安定するまで時間がかかりやすい。
電気・ガス
ハイブリッド式
電気とガスで効率よく温水を作れる床暖房。
ハイブリッド給湯器の設置が必要なので、導入コストが高い。
灯油定期的な給油が必要。
電気代はかからないが灯油代が必要になる。

温水式床暖房の熱源はガス以外にも電気や灯油があるのが特徴です。ガス床暖房のメリットやデメリットは後述するので、ぜひ参考にしてみてください。

種類2. 電気式床暖房

電気式床暖房は、電気をメインに利用して温める床暖房です。以下のような種類があり、それぞれで特徴が異なります。

電気式床暖房特徴
電熱線式発熱体である電熱線に電気を流して温める床暖房。
電気をメインに利用するためガスなどの利用なし。
設備費用などの導入コストは安い。
蓄熱式電気料金が安い夜の時間帯に蓄熱体を温めておき、昼間に自然放熱させて温める床暖房。
放熱時間が長く、快適な温度が保ちやすい。
導入コストが高め。
PTCヒーター式温度自動調節機能が搭載されている床暖房。
床全面が温度センサーとなっており、一部分が温まりすぎないよう無駄なく発熱を抑えられる。
導入コストは安い傾向。

電気式床暖房に関しても種類によって電気料金や導入コストが異なります。電気式床暖房を導入する場合は、種類ごとの特徴や部屋の状況をふまえて選ぶのがよいでしょう。

床暖房のガス代は高い?1時間あたりいくら?

ここからは、ガスの温水式床暖房に焦点をあてて、ガス代について解説します。今回の記事では、東京ガスの温水式床暖房システムをもとに、床暖房のガス代をみていきましょう。

ガス温水床暖房NOOK・はやわざ
使用状況と算出条件8畳の部屋で使用
外気温5℃、フローリング仕上げ
エコジョーズ使用
ランニングコスト1日8時間使用した場合:約94円
出典:東京ガス|ガス温水床暖房(NOOK・はやわざ)

8時間使用した場合、ガス温水式床暖房のガス代は約94円です。単純計算すると、1時間あたりのガス代は約12円です。ただし、床暖房は部屋の温度が上昇するまでに多くのエネルギーを消費します。また、ガス代はガス料金プランの単価や原料費調整額の変動によって影響を受けます。

そのため、ランニングコストはあくまで参考程度にして、導入時は業者に見積りを依頼したり料金シミュレーションをしたりしてガス代を判断しましょう。

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床暖房の1カ月あたりのガス代は?つけっぱなしだとどうなる?

床暖房を1カ月使用した場合、ガス代はどのくらいかかるのでしょうか。

床暖房を1日8時間・1カ月つけっぱなしにした場合、ガス代は約2,820円になります。

使用時間・期間ガス代
1日(8時間)約94円
1カ月(1日あたり8時間の場合)約2,820円
※1カ月=30日として計算

仮に24時間つけっぱなしにした場合、単純計算すると、1日あたり約282円、1カ月あたり約8,460円となります。ただし、先ほども解説した通り、床暖房は部屋の温度が上昇するまでに多くのエネルギーを消費するほか、外気温や契約しているプラン等によっても異なるため、一概には言えません。あくまで参考程度にご覧ください。

温水式床暖房のガス代と電気式床暖房の電気代の違い

床暖房には、温水式床暖房のほかに電気式床暖房がありますが、それぞれのランニングコストはどう違うのでしょうか。以下の表は、温水式床暖房のガス代と電気式床暖房の電気代の違いをまとめたものです。

項目温水式ガス床暖房
NOOK・はやわざ
電気式床暖房
フリーほっと100V/200Vタイプ
1日あたりのコスト約94円約107~233円
1カ月あたりのコスト約2,820円約3,200~7,000円
出典:東京ガス|ガス温水床暖房(NOOK・はやわざ)
出典:Panasonic 2023 木質床材・玄関框・床暖房・階段・手すり WEBカタログ

表をみると、温水式床暖房のほうが電気式床暖房よりもランニングコストが安いことがわかります。初期費用だけに気を取られてしまい、かえって出費が多くなる場合もあるので注意が必要です。

【あわせて読みたい】床暖房とエアコンの電気代を比較!憧れの床暖房の節約方法も紹介

床暖房のガス代とエアコン(暖房)の電気代の違い

床暖房以外に、代表的な暖房器具としてエアコン暖房がありますが、どちらが安いのでしょうか。

以下の表は、床暖房のガス代とエアコン暖房の電気代の違いをまとめたものです。

使用時間ガス床暖房(8畳用)のガス代エアコン暖房(6~9畳用)の電気代
1時間あたり約11.8円約14.8円
1日(8時間)約94円約118.3円
1カ月(30日)約2,820円約3,550円
出典:東京ガス|ガス温水床暖房(NOOK・はやわざ)
出典:省エネ性能カタログ2022年版

表をみると、ガス床暖房のガス代とエアコン暖房の電気代に大きな違いがないことがわかります。エアコンと同様、ガス床暖房も使いすぎると毎月のガス代を圧迫する要因になるでしょう。

後述する「ガス床暖房の節約方法」を参考に、効率的に使用してみてください。

ガス床暖房の3つのメリット

ガス床暖房

ガス床暖房のメリットは、大きく以下の3つです。

  • 足元から暖められる
  • お手入れの手間が少ない
  • 収納スペースに困らない

それぞれのメリットについて解説します。

メリット1. 足元から暖められる

ガス床暖房は、ガスを利用して温水を作り、床下にあるパイプに循環させて部屋全体を暖める仕組みとなっています。通常、暖かい空気は天井付近に、冷たい空気は床付近に溜まる性質がありますが、床暖房は足元から部屋全体を暖められます。

たとえばエアコンの暖房の場合、サーキュレーターを併用して空気を循環させることで温度のムラを少なくできますが、エアコン単体で循環させるのは難しいのが特徴です。「エアコンだと頭がぼんやりする」場合や「冷え性なので足元から暖まりたい」という場合は床暖房がおすすめといえるでしょう。

特に勉強や作業の効率が上がるとしても、「頭寒足熱」は注目されています。頭寒足熱とは、「頭を冷やし、足元を温める」ことです。頭寒足熱型の環境は、集中力の持続、その集中力によって記憶能力が高まるといった研究結果もあります。
参考:床暖房が学習能率に与える影響に関する研究

足元から暖められる床暖房は、子どものいるご家庭や在宅ワークをされている方にとって大きなメリットがあるといえるでしょう。

メリット2. お手入れの手間が少ない

床暖房は、床下に埋め込まれている暖房器具です。そのため、床暖房本体が場所をとったり電源コードが床の上に置かれて掃除しづらかったりすることはありません。

また、エアコンやヒーターなどとは異なり定期的な内部の清掃やフィルター掃除も必要ないのが特徴です。「床暖房ってお手入れ大変そう」と思われるかもしれませんが、お手入れの手間が少ないので、導入後も快適に過ごせるでしょう。

メリット3. 収納スペースに困らない

床暖房は、ヒーターやエアコンなどの暖房器具・空調器具とは違って場所をとりません。そのため、収納スペースにも困らないのが特徴です。

たとえば、夏に扇風機、冬にヒーター・こたつなどを出している場合、使用していないシーズンはスペースを確保して収納する必要があります。使用していないシーズンでも、掃除をする際に出し入れすることもあるでしょう。

床暖房は床下に設置するため、収納を考える必要がありません。掃除の際にも出し入れの手間を気にしなくてよいのは大きなメリットといえるでしょう。

ガス床暖房の3つのデメリット

ガス床暖房施工中

ガス床暖房にはメリットがある一方で、以下の3つのデメリットがあります。

  • 初期費用が高い
  • 部屋が暖まるまで時間がかかる
  • メンテナンスが必要

デメリットまで把握することで、ガス床暖房が本当に自分に適しているか判断しやすくなります。それぞれの内容について詳しくみていきましょう。

デメリット1. 初期費用が高い

ガス床暖房を含め、ガス暖房は初期の導入コストが高くなりやすい傾向があります。ヒーターやこたつなどの暖房器具のように購入後すぐに設置して使用できるわけではありません。

リフォームなどで床暖房の導入を考えている場合、床を剥がして工事する必要があるため、それに伴う初期費用が発生します。電気式床暖房と温水式床暖房では、温水式のほうが高い傾向にあるため、ガス床暖房の設置を考えている方はランニングコストと初期費用の両方の観点で確認しましょう。

デメリット2. 部屋が暖まるまで時間がかかる

ガス床暖房は、温水を床下のパイプに循環させて徐々に部屋を暖める暖房器具です。そのため、床暖房のスイッチを入れてから部屋全体が暖まるまで30分〜1時間程度の時間を必要とします。

たとえば、短い時間だけ使用したかったり、すぐに体の一部分を暖めたい場合、こたつやヒーターであればすぐに効果を実感できます。

使用するタイミングや目的によっては床暖房と別の暖房器具を上手く使い分けるのがポイントといえるでしょう。

デメリット3. メンテナンスが必要

ガス床暖房のような温水式床暖房は、定期的なメンテナンスが必要です。不凍液を使用している場合は1年に1回程度の濃度管理や、熱源機器(給湯器)は10〜20年に1回の交換が目安となります。

ただし、不凍液の使用は、凍結の恐れが高い地域、床下のパイプが樹脂管ではなく銅管が使用されている場合、システムに自動試運転機能がついていない古い熱源機を使用しているの場合などに限られます。最近は自動試運転機能付きガス給湯器などの普及もあり、不凍液の利用は少なくなってきているので、導入の際は販売店に確認しましょう。

電気式床暖房の場合は、基本的にはメンテナンスフリーです。温水式のようなメンテナンスがない状態で耐久寿命が30年ほどあります。

初期費用やランニングコストだけでなく、メンテナンスの有無も含めて自分に適した床暖房をみつけるのがよいでしょう。

ガス床暖房の節約方法

ガス床暖房操作パネル

ガス床暖房のガス代を節約する場合、ポイントは以下の3つです。

  • タイマー機能を活用する
  • セーフモードを活用する
  • オンとオフを繰り返さない

それぞれの節約方法を詳しく解説します。

節約方法1. タイマー機能を活用する

タイマー機能を活用すると、ガス床暖房の節約につながります。タイマー機能では、運転開始時間と停止時間を設定できるため、以下のような活用を意識してみてください。

タイマーのタイミング詳細
朝に設定(1回目)起床時間の30分前にスタートするよう設定。
出かける前の30分前に停止のセットもすれば切り忘れも防げる。
夜に設定(2回目)帰宅時間の30分前にスタートするよう設定。
就寝の30分前に停止のセットをすれば切り忘れも防げる。

タイマー機能を活用する場合は、開始とあわせて停止のセットをすることが大切です。停止までをセットにすることで切り忘れを防ぎ、経済的に床暖房を利用できるでしょう。

また、循環していたパイプ内の温水が冷めるまでは、停止後も一定時間暖かさが残ります。慣れてきたらご自身の体調に合わせてうまく停止時間を調整することで、さらに節約に繋がります。

節約方法2. セーブモードを活用する

床暖房にセーブモード機能がある場合、上手く活用することで節約できる可能性があります。セーブモードとは、床暖房とエアコンの併用運転によって省エネを目指す運転モードのことです。

セーブモードを活用した場合、床暖房は床表面を温めるために能力をおさえて運転します。部屋全体の空気に関しては、エアコンの暖房機能で温めるのが特徴です。

また、セーブモード機能は暖めすぎたくない場合にも効果的です。必要に応じてセーブモードを上手く活用しましょう。

節約方法3. オンとオフを繰り返さない

ガス床暖房は、運転スイッチのオンとオフを繰り返すとガス代が高くなる可能性があります。床暖房は立ち上がりに多くのガスを消費し、部屋全体が暖まるまでに時間を要するためです。

たとえば短時間の外出の場合、一度電源を消すと、次に電源をオンにするときに多くのガスを消費し、光熱費が高くなる可能性があります。そのため、外出時間などによってはつけっぱなしにする工夫も実践してみてください。

ガス会社の見直しもガス代の節約につながる

先ほどご紹介した節約方法を実践しても、なお毎月のガス代が気になる場合はガス会社や現在契約しているガス料金プランの見直しをおすすめします。

現在は、ガス自由化によってガス会社やガス料金プランを自由に選べるようになりました。もし、今よりもガス代が安くなるガス料金プランを契約できれば、ガスの使用状況を変えることなくガス代を節約できます。

現在のガス使用状況、ライフスタイルなどを基準にして、自分に適したガス料金をみつけましょう。料金シミュレーションや特典の有無などをふまえて契約するガス料金プランを選ぶことが大切です。

なお、CDエナジーであれば、東京ガスの床暖房ご利用者向けプラン「暖らんぷらん」からお切り替えができるおトクな「ゆかぽかガスプラン」をご用意しております。

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床暖房を効率よく使って寒い冬を乗り切ろう!

この記事では、床暖房のガス代について詳しく解説しました。ガス床暖房のガス代は、1日8時間使用した場合、94円が目安です。

ガス床暖房は足元から暖められるだけでなく、収納場所に困らないのがメリットです。初期費用が高いことや暖まるまでに時間がかかるなどのデメリットがあるものの、タイマー機能やセーブモードを上手く使いこなすことで経済的に利用できます。

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