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オイルヒーターの電気代は高い?1カ月の電気代や節約方法を解説

「オイルヒーターの電気代は高いの?」
「オイルヒーターとほかの暖房器具の電気代を比較したい」
「オイルヒーターを節約する方法があったら教えて欲しい」

現在、オイルヒーターを使用している方や冬に備えてオイルヒーターの使用を考えている方の中で、このようなお悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。

オイルヒーターの電気代は、1カ月で2,800〜6,700円程度が目安です。オイルヒーターの対応畳数や温度設定、使用時間などで電気代は異なるため、自分のライフスタイルを見直したうえで電気代を比較しましょう。

この記事では、オイルヒーターの電気代について詳しく解説します。ほかにも、オイルヒーターを使うメリットやデメリット、電気代節約につながる使い方にも触れています。

この記事を読むことで、オイルヒーターの電気代の相場を把握しながら、オイルヒーターを賢く使う方法まで理解できます。冬の電気代でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

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目次

オイルヒーターの電気代は1カ月で2,800〜6,700円程度

オイルヒーター

オイルヒーターの電気代は、1カ月で2,800〜6,700円程度が目安です。電気代を計算する場合の計算式は、以下の通りです。

電気代 = 消費電力(kW)※ × 使用時間(h) × 電気料金単価(円/kW)
※消費電力の単位が「W」の場合は1,000で割ってkWに変換します。

計算式にある電気料金単価は、契約している電力会社の電気料金プランによって異なります。この記事では、全国電気製品公正取引協議会が目安として定める31円/kWh(2022年7月改訂)を用いて計算します。

また、オイルヒーターの消費電力は、温度設定でも異なります。コツコツCD編集部が独自で調査したオイルヒーターの消費電力の目安は以下の通りです。

  • 弱:500W
  • 中:700W
  • 強:1,200W

電気料金単価、オイルヒーターの消費電力をもとに、実際に計算したオイルヒーターの電気代は、以下の通りです。

使用時間 オイルヒーターの電気代
1時間 約15.5円 約21.7円 約37.2円
1日(6時間使用した場合) 約93円 約130.2円 約223.2円
1カ月(1日6時間、30日使用した場合) 約2,790円 約3,906円 約6,696円

表をみると、温度設定によって1カ月で約4,000円近くの差が生じていることがわかります。そのため、使用時間の長さだけでなく、温度設定も電気代に大きな影響を及ぼすといえるでしょう。

畳数別にみるオイルヒーターの電気代

オイルヒーターには、対応畳数が記載されていますが、電気代には違いがあるのでしょうか。以下の表は、オイルヒーターの対応畳数別の電気代をまとめたものです。

対応畳数消費電力1時間あたりの電気代
6畳用弱:500W
中:700W
強:1,200W
弱:約15.5円
中:約21.7円
強:約37.2円
8畳用弱:500W
中:700W
強:1,200W
弱:約15.5円
中:約21.7円
強:約37.2円
10畳用弱:520W
中:750W
強:1,270W
弱:約16.1円
中:約23.3円
強:約39.4円

表をみると、オイルヒーターの対応畳数が広くなると消費電力も大きくなることがわかります。そのため、使用する部屋の広さを確認し、対応畳数が適したオイルヒーターを使用することが大切です。

オイルヒーターをつけっぱなしにすると電気代はどのくらい?

もし、オイルヒーターを1日中つけっぱなしにした場合、電気代はどのくらいかかるのでしょうか。以下の表は、24時間つけっぱなしにした場合におけるオイルヒーターの電気代をまとめたものです。

使用時間 オイルヒーターの電気代
1時間 約15.5円 約21.7円 約37.2円
24時間 約372.0円 約520.8円 約892.8円
1カ月(1カ月30日間として計算) 約11,160円 約15,624円 約26,784円

表をみると、オイルヒーターは弱設定でも1カ月つけっぱなしにすると1万円の電気代がかかることがわかります。要するに、電源の切り忘れや面倒くさいからとつけっぱなしにすれば、余分な電気代が生じるというわけです。

記事の後半で紹介する「オイルヒーターの電気代節約につながる3つの使い方」を参考にして、オイルヒーターの無駄をなくして効率よく電気代を削減しましょう。

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オイルヒーターとほかのヒーターの電気代を比較

ヒーターには、オイルヒーター以外にもセラミックヒーターやハロゲンヒーターなど複数の種類がありますが、それぞれで電気代はどのように違うのでしょうか。オイルヒーターとほかのヒーターの電気代の違いは、以下の表の通りです。

ヒーター消費電力1時間の電気代1日(6時間)
の電気代
1カ月(30日)
の電気代
オイルヒーター弱:500W
中:700W
強:1,200W
弱:約15.5円
中:約21.7円
強:約37.2円
弱:約93.0円
中:約130.2円
強:約223.2円
弱:約2,790円
中:約3,906円
強:約6,696円
セラミックヒーター弱:550W
強:1,200W
弱:約17.1円
強:約37.2円
弱:約102.3円
強:約223.2円
弱:約3,069円
強:約6,696円
ハロゲンヒーター弱:400W
中:800W
強:1,200W
弱:約12.4円
中:約24.8円
強:約37.2円
弱:約74.4円
中:約148.8円
強:約223.2円
弱:約2,232円
中:約4,464円
強:約6,696円
カーボンヒーター弱:450W
強:900W
弱:約14.0円
強:約27.9円
弱:約83.7円
強:約167.4円
弱:約2,511円
強:約5,022円
パネルヒーター弱:400W
中:800W
強:1,200W
弱:約12.4円
中:約24.8円
強:約37.2円
弱:約74.4円
中:約148.8円
強:約223.2円
弱:約2,232円
中:約4,464円
強:約6,696円

表をみると、オイルヒーターとほかのヒーターの電気代に大きな違いがないことがわかります。とはいえ、消費電力が大きくなると高い電気代が生じることは共通しています。

そのため、使用するヒーターの消費電力を確認し、使用状況に適した設定で使用するのがよいといえるでしょう。

【あわせて読みたい】電気代が安い電気ヒーターはどれ?各種ヒーターの特徴と電気代を比較

オイルヒーターとほかの暖房器具の電気代を比較

先ほどオイルヒーターとほかのヒーターを比較しましたが、ほかの暖房器具と比較した場合、オイルヒーターの電気代はどのくらいに位置するのでしょうか。オイルヒーターとほかの暖房器具を比較した表に関して、以下をご覧ください。

暖房器具1時間あたりの電気代
オイルヒーター弱:約17.1円
強:約37.2円
エアコン(暖房)6 〜 9畳(2.2kW):約14.8円
8 〜12畳(2.8kW):約24.5円
15 〜23畳(5.6kW):約54.2円
こたつ石英管ヒーター:約14.0円
ハロゲンヒーター:約18.6円
フラットカービンヒーター:約9.3円
ホットカーペット1畳用:約5.3円
2畳用:約15.8円
3畳用:約22.6円
電気毛布10W:約0.3円
30W:約1.0円
50W:約1.6円

表をみると、電気毛布が1番、次いでホットカーペットやこたつの電気代が安いことがわかります。オイルヒーターは、場合によってエアコンの暖房と同等かそれ以上の電気代が生じます。

そのため、オイルヒーターの使い方に無駄があると余分な電力を消費して冬の電気代の高さにつながります。オイルヒーターの節約につながる賢い使い方は記事の後半で解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

【あわせて読みたい】暖房器具の電気代はどれが1番高いの?各暖房器具の平均額と節約方法について具体的に解説

オイルヒーターのメリット

オイルヒーターアップ画像

先ほど、オイルヒーターの電気代についてご紹介しましたが、使用するメリットにはどういったものがあるのでしょうか。オイルヒーターのメリットは、主に以下の3つです。

  • 安全性が優れている
  • メンテナンスしやすい
  • 運転時の音がほとんどない

それぞれのメリットについて詳しくご紹介します。

メリット1. 安全性が優れている

オイルヒーターは安全装置がついているため、比較的安全性に優れています。表面温度も約60度と高くないため、1〜2秒触るだけで大やけどにつながる可能性は低いといえるのが特徴です。

もし、ご家庭に子どもや赤ちゃんがいる場合は、目を離した隙に誤って操作したり熱くなった本体に触れたりしないか心配になりますよね。そんな場合でも、チャイルドロックがついていたり、表面温度が低かったりすれば大事故にはつながりにくいでしょう。

また、安全装置がついていることで「不注意でオイルヒーターを倒してしまった…」といった場合でも、火災事故は起きにくいのが特徴です。安全面に配慮されているため、オイルヒーターは安全性に優れているといえます。

とはいえ間違った使い方をすると、低温やけどや火災につながることもあります。くれぐれも安全には注意して使用しましょう。

メリット2. メンテナンスしやすい

オイルヒーターは、定期的な燃料交換や面倒なメンテナンスをせずに使い続けられる暖房器具です。お手入れ自体も乾いた布などで軽く拭き取るだけで問題ないため、メンテナンスしやすいといえます。

オイルヒーターをメンテナンスする場合は、ほこりが溜まりやすいパネル部分や、ほこり・汚れが目立つ部分を拭き取りましょう。メンテナンスが全く必要ないというわけではない点にだけご注意ください。

また、オイルヒーターのメーカーによっては点検サービスを提供していることもあります。使用時に不具合を感じたり、一度丁寧に点検してもらいたかったりする場合に活用をご検討ください。

メリット3. 運転時の音がほとんどない

オイルヒーターは、運転時の音がほとんどしません。そのため、状況を気にせずに使用しやすいのがメリットです。

  • 就寝時に暖房器具を使いたいけど運転音が気になる
  • 子どもや赤ちゃんがいて運転音で起こしたくない
  • 静かな暖房器具で運転音を気にせず生活したい

オイルヒーターは、運転音の静かさから上記の状況での使用に適しているといえます。

オイルヒーターのデメリット

デメリット

メリットがある一方で、オイルヒーターには以下のデメリットもあります。

  • 暖まるまでに時間を要する
  • 換気すると効果を得られにくくなる
  • 電気代が暖房器具の中でも高め

デメリットまで把握しておくことで、効果的にオイルヒーターを使用できたり、オイルヒーターが自分に適しているかを判断しやすくなったりします。

ここでは、それぞれのデメリットについても詳しくみていきましょう。

デメリット1. 暖まるまでに時間を要する

オイルヒーターは、部屋全体が暖まるまで30分〜1時間程度の時間を要します。すぐに部屋が暖まるというわけではない点には注意が必要です。

たとえば、エアコン暖房やこたつであればスイッチを入れてから比較的早く部屋が暖まったり体を暖めたりできます。そのため、外出後すぐに体を暖めたい場合などに役立ちやすいでしょう。

一方で、オイルヒーターは部屋全体が暖まるまで時間がかかるので、使い方を工夫する必要があります。タイマー機能を上手く活用し、帰宅するタイミングで部屋が暖まるよう調整することが大切です。

デメリット2. 換気すると効果を得られにくくなる

オイルヒーターを使用する際、定期的に室内の空気の入れ替えが必要です。ただし、換気すると屋外の冷たい空気が入ることで室内の温度が下がり、暖房効果を得られにくくなります。

空気の入れ替えが必要になるのは、閉めっぱなしにすることで空気の循環が悪くなるためです。とはいえ、室内を暖め直すのに時間を要したり余分な電気代が生じたりすることで、使い勝手がよくないと感じる可能性もあるでしょう。

デメリット3. 電気代が暖房器具の中でも高め

オイルヒーターの電気代は、暖房器具の中でも比較的高いのが特徴です。電源を切り忘れたりつけっぱなしにしたりすると、さらに電気代が高くなります。

ただし、オイルヒーターは冬の寒さをしのぐうえで便利な暖房器具でもあります。そのため、「電気代が高いから無理してでも使わないようにしよう」とするのではなく、無駄をなくして効率的に使用することが大切です。

メンテナンスもしやすいため、上手く活用すれば冬の寒さを快適にしのげます。次の章で解説する「オイルヒーターの電気代節約につながる3つの使い方」を参考に、オイルヒーターの効率的な使い方を把握してください。

オイルヒーターの電気代節約につながる3つの使い方

オイルヒーターの電気代節約につながる使い方は、主に以下の3つです。

  • タイマー機能を上手く活用する
  • 設定温度を低く設定する
  • 断熱シートや断熱カーテンを併用する

上記の使い方を実践することで、オイルヒーターの無駄がなくなり電気代の節約につながります。それぞれの内容を詳しくみていきましょう。

使い方1. タイマー機能を上手く活用する

オイルヒーターを使用する際は、タイマー機能を上手く活用しましょう。タイマー機能を活用すれば、オイルヒーターの電源の切り忘れを防いだり無駄をなくしたりできます。

たとえば、オイルヒーターのデメリットとして暖まるまでにかかる時間がありました。電源を入れてから部屋が暖まるまで30分〜1時間程度の時間を要しますが、タイマー機能を上手く活用すれば、帰宅時に部屋を暖まった状態にすることが可能です。

また、オイルヒーターの使用後の室内はしばらく暖かい状態が持続します。そのため、就寝時に使用する場合は、起床時間の1〜2時間前にセットすることで室内の暖かさを保ったまま無駄なく部屋を暖め直すことが可能です。

自身のライフスタイルにあわせてタイマーをセットし、電気代の無駄をなくしましょう。

使い方2. 設定温度を低く設定する

オイルヒーターの設定を「強」にすると、エアコンの暖房と同等かそれ以上の消費電力が生じます。そのため、オイルヒーターの設定は「弱」にしましょう。

とはいえ、「設定温度が低いと部屋は寒いままなのでは…」と不安に感じますよね。そこでおすすめなのが、ほかの家電との併用です。

オイルヒーターは空間全体を暖める暖房器具ですが、暖かい空気は天井付近に溜まります。そのため、サーキュレーターを上に向けて送風することで空気を循環させて、素早く室内の空気を暖めることが可能です。

サーキュレーターの電気代は、1時間あたり0.9〜1.2円程度と安いため、上手く活用してオイルヒーターの設定温度を低くできれば、毎月の電気代の節約につながるでしょう。

使い方3. 断熱シートや断熱カーテンを併用する

効率よく部屋を暖めたとしても、窓の隙間から空気が漏れたり外の冷たい空気が流れ込んだりすれば、暖房効率は下がります。そのため、断熱シートや断熱カーテンを利用することで、オイルヒーターの電気代節約につながります。

断熱シートや断熱カーテンは、暖かい空気を外に逃がしにくくするため、より素早く、より長い時間暖かい空間を保てるのが特徴です。ホームセンターで簡単に購入できるため、実践しやすい節約方法といえるでしょう。

電力会社の見直しもオイルヒーターの電気代節約につながる

現在契約している電力会社や電気料金プランを見直すことでも、オイルヒーターの電気代節約につながります。現在のライフスタイルや世帯人数をもとに、自分に適した電気料金プランをみつけましょう。

ただし、電力会社の電気料金プランによって電気料金単価や特典の内容は異なります。そのため、契約した方の評判や解約金の有無などの情報も確認してから契約に進んでください。

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※お得額の算定条件について

※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。

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オイルヒーターを賢く使って寒い冬を乗り越えよう!

この記事では、オイルヒーターの電気代について詳しく解説しました。オイルヒーターの電気代は、1カ月で2,800〜6,700円程度が目安です。

オイルヒーターの電気代は、設定温度によって大きく左右されます。設定温度を低く設定したり断熱シートなどを活用したりして効率よく使用することが大切です。

また、オイルヒーターを使用した場合、部屋全体が暖まるまで30分〜1時間程度かかります。そのため、タイマー機能も活用して帰宅時に部屋が暖まるようにしておきましょう。

もし、現状のライフスタイルを変えずにオイルヒーターの電気代を節約したい場合は、電力会社の見直しもおすすめします。

CDエナジーでは、世帯人数やライフスタイルにあわせてさまざまな電気料金プランを展開しています。

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