電気代が高くなる主な原因には、電気の使用量が増えたり、古い家電を使い続けたりすることが挙げられます。また、普段と同じように使っているのに電気代が高くなった場合は、燃料費調整額や電気料金単価が上がっていないかも確認するとよいでしょう。
この記事では、電気代が高くなる理由や、世帯人数ごとの電気代の目安についてわかりやすく解説しています。電気代を節約する方法も紹介していますので、電気代が高くて困っている方は、ぜひ参考にしてください。
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- 電気代が高い場合の主な原因・理由
- 1. 電気の使用量が増えた
- 2. 古い家電を使用している
- 3. 燃料費調整額が値上がりしている
- 4. 市場価格が高騰している【市場連動型プランの場合】
- 5. 電力会社の電気料金単価が値上がりした
- 使っていないのに電気代が高い原因・理由
- 1. 漏電している
- 2. 盗電されている
- 世帯人数別に見る電気代の平均
- 家電ごとの消費電力と電気代の計算方法
- 電気代が高いと感じた場合にチェックしておきたい3つのポイント
- ポイント1. 電気代の内訳を確認する
- ポイント2. 前年同月の電気使用量と比較する
- ポイント3. 家電の使用状況を確認する
- 高い電気代を節約する3つの方法
- 1. 使用する家電を見直す
- 2. 契約アンペア数を下げる
- 3. 待機電力を減らす
- 暮らしの水準を変えずに節約するなら電力会社の見直しがおすすめ
- 電気代が高い原因についてよくある質問
- オール電化の電気代が高くなる原因は?
- 電気代補助金はいつまで実施される?
- 電気代が高くなる原因を理解して電気代を抑えよう
電気代が高い場合の主な原因・理由

電気代が高い主な原因や理由として、以下の5つが考えられます。
自分にあてはまるものがないか確認してみましょう。
1. 電気の使用量が増えた
電気代が高くなる主な理由は、電気の使用量の増加です。生活スタイルの変化によって無意識に電気を使う時間や回数が増えると、その分が請求額に反映されます。
たとえば、テレワークを始めた場合を考えてみましょう。在宅時間が長くなると、日中にエアコンや照明、パソコンなどを使う時間が増え、その結果、電気代も確実に高くなります。
また出産や同居で世帯人数が増えた場合も、洗濯機や電子レンジなどの家電を使う回数が多くなるため、電気の使用量の増加につながります。
「急に電気代が上がった」と感じたときは、最近の生活リズムや家族の過ごし方に変化がなかったかを振り返って確認してみるとよいでしょう。
2. 古い家電を使用している
古い家電の使用も、電気代が高くなる要因です。なかでも、つねに電気を使用する冷蔵庫は、最新機種に比べて省エネ性能が大幅に劣っていることがあります。
以下に、2016年製と2024年製の冷蔵庫における年間消費電力量の違いと、買い替えで節約できる金額の目安をまとめました。
| 2016年 | 2024年 | 節約額の目安 | |
|---|---|---|---|
| 201〜250L | 365kWh/年 | 305kWh/年 | 1,860円 |
| 401~450L | 353kWh/年 | 292kWh/年 | 1,891円 |
※電気料金単価を31円/kWhとして計算
表を見ると、冷蔵庫の容積にかかわらず、新しい製品ほど省エネ性能が高くなっていることがわかります。最新機種ほど使い勝手もよくなっているので、古い家電の電気代が気になる場合は買い替えを検討してみましょう。
3. 燃料費調整額が値上がりしている
電気の使用量に変化がなくても、燃料費調整額が上がれば電気代の総額も高くなってしまう点に注意しましょう。
電力会社から請求される電気料金は、基本料金や電力量料金、燃料費調整額などで構成されています。燃料費調整額とは、燃料の価格変動に応じて電気料金を調整する仕組みで、基準燃料価格を上回るとプラス調整、下回るとマイナス調整されます。
電気をつくるために必要な燃料は海外から輸入していることもあり、燃料価格は世界情勢や為替変動によって変動します。電気の使用量が変わらなくても、燃料費調整額が上がると電気代も高くなってしまうのです。
【あわせて読みたい】電気料金に含まれる「燃料費調整額」とは?目的と計算方法を解説
4. 市場価格が高騰している【市場連動型プランの場合】
市場連動型プランを契約している場合、電力市場の価格が高騰すると電気代も急激に上がります。
市場連動型プランは、日本卸電力取引所(JEPX)での取引価格に応じて、電気料金の単価がリアルタイムで変動する仕組みです。そのため、電力需要や燃料価格の動きがダイレクトに請求額へ反映されます。
市場価格が高騰しやすいのは、エアコンの使用が集中する夏場や冬場など、社会全体の電力需要が高まった時期です。世界情勢の変化により、発電に必要な燃料の調達コストが上がった場合も高騰のリスクが高まります。
市場連動型プランには「市場価格が安い時期は電気代を節約できる」というメリットもありますが、想定外に電気代が高騰してしまうケースもあることを把握しておくとよいでしょう。
【あわせて読みたい】市場連動型プランとは?電気料金の仕組みやメリット・デメリットを解説
5. 電力会社の電気料金単価が値上がりした
契約している電力会社の基本料金や電力量料金が値上がりしたことで電気代が高くなることもあります。たとえば、最近では2023年に大手電力会社7社が電気料金を14%から42%値上げしました。
契約中の電気料金プランの基本料金や電力量料金については、電力会社からの案内や公式サイトで一度確認してみることをおすすめします。
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使っていないのに電気代が高い原因・理由

使っていないのに電気代が高いのは、以下のような原因や理由が考えられます。
それぞれの内容について、詳しく解説します。
1. 漏電している
使っていないのに電気代が高くなった場合、漏電の可能性があります。漏電とは、電気が本来通るはずの電気回路から外に漏れている状態をいいます。漏電の原因には以下の5つが関係しています。
- 絶縁体の劣化
- 電気機器の浸水
- 電気工事の不備
- 電気配線の劣化や損傷
- コンセント口に埃が溜まっている
通常は、漏電していても電気代自体に影響はありません。近年の家庭に設置されている分電盤は、漏電が起こった際にブレーカーが自動で落ちる仕様になっているからです。ただし、分電盤が故障している場合には電気が漏れたままになり、電気代が高くなる可能性があるので注意しましょう。
漏電場所の確認方法
ブレーカーが頻繁に落ちるようになった場合は、以下の手順で漏電場所を確認できます。
- すべてのブレーカーをオフにする
- アンペアブレーカーをオンにする
- 漏電ブレーカーをオンにする
- 安全ブレーカーを1つずつオンにしていく
- 漏電ブレーカーがオフになった回路が漏電場所
漏電場所が1つとは限らないので、すべての分岐ブレーカーで確認しましょう。上記の方法で漏電場所が確認できなかった場合は、電力会社に調査依頼することをおすすめします。
2. 盗電されている
ほかの原因が思いつかないのに電気代が急に高くなった場合、盗電の可能性も疑いましょう。盗電の事例として、庭やベランダなどの屋外のコンセントから、延長コードを使用して電気を使う手口が挙げられます。
盗電を確認するには細やかな作業が必要です。屋外にコンセントがある場合は勝手に使われていないか探してみましょう。可能であれば、家中の電気を切り、電源プラグも抜いた状態でメーターボックスを見る方法もあります。メーターがカウントし続けていれば、電気を盗まれているかもしれません。
まずは鍵つきのカバーなどをホームセンターで購入して、屋外のコンセントを勝手に使用できないように対策しましょう。
世帯人数別に見る電気代の平均
世帯人数別の電気代の平均を知ることで、自分の家庭が平均よりも電力の使用が多いのか少ないのかがわかります。「あまり使っていないのに高い」と思っていても、電気代が平均よりも高い場合は実は想定以上に電気を使っている可能性があります。
以下の表は、総務省が実施した家計調査による、世帯人数別の1カ月の電気代平均額です。
| 世帯人数 | 2025年 | 2024年 | 2023年 |
|---|---|---|---|
| 1人暮らし | 7,337円 | 6,756円 | 6,726円 |
| 2人暮らし | 12,144円 | 10,878円 | 10,940円 |
| 3人暮らし | 13,915円 | 12,651円 | 12,811円 |
| 4人暮らし | 13,928円 | 12,805円 | 13,532円 |
| 5人暮らし | 15,665円 | 14,413円 | 14,373円 |
| 6人暮らし以上 | 17,322円 | 16,995円 | 18,941円 |
| 平均 | 10,962円 | 10,027円 | 10,222円 |
出典:総務省| 家計調査2025年 総世帯、家計調査2024年 総世帯、家計調査2023年総世帯
表を見ると、1人暮らしなら8,000円程度、2人暮らしなら13,000円程度が電気代の目安となります。ただし、電気の使い方は季節や地域によっても異なるため、全国平均より高くなる場合もあります。あくまでも目安として考え、無理のない範囲で節約しましょう。
家電ごとの消費電力と電気代の計算方法
家電によって電力の消費量は異なります。電気代が高くなる原因を調べるには、ご家庭でよく使用する家電の消費電力を把握して、どれくらいの電気代がかかるのか理解する必要があります。
参考までに、家電の消費電力(目安)を以下の表にまとめました。
| 家電 | 消費電力(目安) |
|---|---|
| エアコン(10畳用) | 800W |
| IH調理機 | 卓上:1,300Wキッチン型:100~3,000W (※火力により異なる) |
| 電子レンジ | 1,200W |
| 炊飯器(5.5合) | 1,300W |
| アイロン | 1,000W |
| ドライヤー | 1,200W |
| ドラム式洗濯乾燥機(洗濯・脱水容量9kg) | 洗濯時:100W乾燥時1,300W |
| テレビ(42型) | 液晶:200Wプラズマ:400W |
| 掃除機 | 弱:200W強:1,000W |
| 冷蔵庫(450Lクラス) | 300W |
家電の電気代は以下の計算方法で算出できます。
1時間当たりの電気代=消費電力(W)÷ 1,000 × 電気料金単価(31円/kWh)
電気料金単価は電力会社や料金プランによって異なりますが、本記事では公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が定めている目安単価31円/kWh(税込)を用いて計算します。
たとえば、消費電力が500Wの家電を2時間利用した場合、「500W ÷ 1,000 × 31円/kWh × 2時間=31円」となるので、電気代は31円となります。
電気代が高いと感じた場合にチェックしておきたい3つのポイント
電気代が高いと感じた場合、チェックしておきたいポイントは以下の3つです。
電気代が高い原因を探るため、それぞれのポイントを確認してみましょう。
ポイント1. 電気代の内訳を確認する

電気代の内訳がどのようになっているか、検針票やマイページで確認してみましょう。
電気料金は基本的に「基本料金」「電力量料金」「燃料費調整額」「再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)」の4つで構成されています。このなかで、契約変更や節電で料金を抑えられるのは基本料金と電力量料金です。
基本料金がアンペア数で設定されている場合、アンペア数を下げると基本料金を抑えることが可能です。電力量料金が高い場合は、節電で電気代を抑えられるでしょう。
ただし、アンペアを下げると、同時に使える家電が制限されたり、無理な節電で生活の質が下がったりすることも考えられます。電気料金プランの見直しで電気料金が安くなる場合もあるため、各社のプランを比較検討してみましょう。
【あわせて読みたい】電気代の計算方法は?電気料金の仕組みを理解して節約しよう!
ポイント2. 前年同月の電気使用量と比較する
電気代の動きを正確に把握するには、前年同月の電気使用量と比較することが重要です。電気の使用量は季節によって変動するため、前月と比較しても電気代が高くなった理由がわかりにくいためです。
たとえば、同じ8月で比較し、電気使用量が増えていた場合は、エアコンの設定温度や在宅時間の変化が主な原因と考えられます。このように原因がわかれば、サーキュレーターを併用したり、エアコンのフィルターを掃除したりといった対策を取ることができます。
ポイント3. 家電の使用状況を確認する
効率よく節電するため、家中の家電の使用状況を把握しておきましょう。エアコンや冷蔵庫といった消費電力量の大きい家電の無駄を削ぎ落とすと、電気代の節約につながります。
たとえば、エアコンなら設定温度は適切か、フィルターが埃で目詰まりしていないか確認します。冷蔵庫なら食品を詰め込みすぎていないか、季節にかかわらず「強」のまま運転していないか確認してみましょう。
高い電気代を節約する3つの方法

電気代が高い原因がわかれば、効率的に節約できます。電気代を節約する方法として、以下の3つについて解説します。
ご家庭で取り入れられそうな節約方法があれば試してみてください。
1. 使用する家電を見直す
1つ目は、使用する家電の見直しです。前述したように家電によって消費電力は異なります。特に、古い家電は消費電力が大きい傾向にあります。
電気代を節約するためにも、使用する家電を見直して、古い家電は省エネ性能の高い新しいモデルへの買い替えを検討しましょう。
2. 契約アンペア数を下げる
契約アンペア数を下げることで、電気代の基本料金を抑えられます。
必要以上に大きなアンペア数で契約していると、基本料金が高くなり余分な電気代を支払うことになります。たとえば、お子さんが独立して同居家族が減った場合は、必要なアンペア数も下がっている可能性があります。ご自宅に必要なアンペア数を把握して、適切なアンペア数で契約するのがおすすめです。
3. 待機電力を減らす
待機電力を減らすことでも節約効果が期待できます。待機電力とは、電化製品がコンセントにつながっている状態で微量に流れる電力をいいます。
待機電力を減らす方法は大きく分けて以下の2つです。
- 使わない家電のコンセントを抜く
- 電気機器の主電源スイッチをオフにする
たとえば、エアコンやテレビなどはコンセントから抜くことで待機電力を減らせます。旅行や出張などで長期的に不在にする際は、不要な家電はコンセントから抜くのがおすすめです。ただし、家電によっては頻繁にコンセントを抜きさしすると故障する場合もあるため注意しましょう。詳しくは以下の記事で解説しています。
【あわせて読みたい】待機電力の年間電気代は?待機電力を一番消費するのはあの家電!
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電気代が高い原因についてよくある質問
ここでは、電気代が高い原因についてよくある質問をまとめました。
オール電化の電気代が高くなる原因は?
ライフスタイルの変化や燃料費調整額の値上がりなどのほか、エコキュートに原因がある可能性もあります。設定時間の確認や故障の有無、製品の省エネ性能を確認してみましょう。問題がなければ電気料金プランの見直しも検討してみると、今より安くなる可能性があります。
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電気代が高くなる原因を理解して電気代を抑えよう
電気代が高くなったと感じたときは、電気の使用量が増えているだけでなく、燃料費調整額や電気料金の単価が上がっている可能性もあります。また、ブレーカーが頻繁に落ちる場合は漏電の恐れもあるため、電力会社に検査を依頼してみるとよいでしょう。
電気代を根本的に安くしたい場合は、電力会社の切り替えを検討するのがおすすめです。特にCDエナジーは、家庭ごとのライフスタイルに合わせて自由に電気料金プランを選べるので、無理に節電しなくても、毎月の固定費を減らせる点が大きな魅力です。
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