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電気ヒーターの電気代は安い?各種類・エアコンの暖房と比較!

「電気ヒーターの電気代が知りたい」
「エアコン暖房とヒーターの違いって何…?」
「電気ヒーターは種類が多くてどれがいいのかわからない」


寒い冬に暖をとるためのアイテムとして電気ヒーターを取り入れているご家庭もあるのではないでしょうか。

電気ヒーターの電気代は、種類やモードによっても異なります。セラミックファンヒーターを「弱」で使用した場合、1時間あたりおよそ17.1円です。ほかの暖房器具の電気代と比較すると、同等か少し高い傾向にあります。気になる方は、使用している製品の消費電力を確認することでより正確な電気代を求められるでしょう。

この記事では、各種電気ヒーターの特徴と電気代、節約方法について解説します。電気代の安い電気ヒーターと節約方法を知り、寒い冬を上手に乗り切っていきましょう。

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目次

各種電気ヒーターの電気代

各種電気ヒーターの電気代は、以下の通りです。

電気ヒーターの種類 消費電力 電気代
セラミックファンヒーター 強/1,200W 約37.2円
弱/550W 約17.1円
カーボンヒーター 強/900W 約27.9円
弱/450W 約14.0円
ハロゲンヒーター 強/1,200W 約37.2円
中/800W 約24.8円
弱/400W 約12.4円
オイルヒーター 強/1,200W 約37.2円
中/700W 約21.7円
弱/500W 約15.5円
パネルヒーター 強/1,200W 約37.2円
中/800W 約24.8円
弱/400W 約12.4円

コツコツCDが独自に複数の商品を調査し、代表的な電気ヒーターの1時間あたりの電気代をそれぞれ算出してみました。

電気代が高い傾向にあるのは、部屋全体を暖めるのに時間を要するオイルヒーターや、消費電力が大きいハロゲンヒーターとセラミックファンヒーターです。一方、狭い範囲をピンポイントに暖めることを得意とするカーボンヒーターは、速暖性があるため、電気代も安く済みます。

また、1時間あたりの電気代は以下の計算方法で算出しています。

1時間あたりの電気代 = 消費電力(W)÷ 1,000 × 電気料金単価(円/kWh)

電気料金単価とは、地域や電力会社、契約プランによって異なります。ここでは、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価の31円/kWh(税込)を使用して計算しますが、実際に契約している電力会社の電気料金単価と異なる場合があります。

ご家庭で使用している電気ヒーターの消費電力がわかれば、計算式に当てはめて電気代を算出できますので、ぜひ計算してみてください。

セラミックファンヒーター

セラミックファンヒーターの1時間あたりの電気代の目安は以下の通りです。 

消費電力1時間あたりの電気代
強/1,200W約37.2円
弱/550W約17.1円

【あわせて読みたい】セラミックファンヒーターの電気代は高い?ほかの暖房器具と徹底比較

カーボンヒーター

カーボンヒーターの1時間あたりの電気代の目安は以下の通りです。

消費電力1時間あたりの電気代
強/900W約27.9円
弱/450W約14.0円

ハロゲンヒーター

ハロゲンヒーターの1時間あたりの電気代の目安は以下の通りです。

消費電力1時間あたりの電気代
強/1,200W約37.2円
中/800W約24.8円
弱/400W約12.4円

オイルヒーター

オイルヒーターの1時間あたりの電気代の目安は以下の通りです。

消費電力1時間あたりの電気代
強/1,200W約37.2円
中/700W約21.7円
弱/500W約15.5円

【あわせて読みたい】オイルヒーターの電気代は高すぎる?1カ月つけっぱなしにすると?節約法も解説

パネルヒーター

パネルヒーターの1時間あたりの電気代の目安は以下の通りです。

消費電力1時間あたりの電気代
強/1,200W約37.2円
中/800W約24.8円
弱/400W約12.4円

【あわせて読みたい】パネルヒーターの電気代は高い?ほかのヒーターや暖房器具と比較

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ほかの暖房器具と比較【エアコン暖房・こたつ】

電気ヒーターはほかの暖房器具と比べて電気代が高い傾向にあります。

ここでは、電気ヒーターと、エアコンやこたつなどほかの暖房器具の電気代を比較します。以下の表は、電気代を比較して、安い順にまとめたものです。

暖房器具消費電力1時間あたりの電気代
電気毛布 弱10W約0.3円
電気毛布 強75W約2.3円
こたつ 弱100W約3.1円
こたつ 強200W約6.2円
ホットカーペット200W約6.2円
パネルヒーター 弱400W約12.4円
ハロゲンヒーター 弱400W約12.4円
カーボンヒーター 弱450W約14.0円
オイルヒーター 弱500W約15.5円
セラミックファンヒーター 弱550W約17.1円
オイルヒーター 中700W約21.7円
エアコン暖房 8~12畳用800W約24.8円
パネルヒーター 中800W約24.8円
ハロゲンヒーター 中800W約24.8円
カーボンヒーター 強900W約27.9円
セラミックファンヒーター 強1,200W約37.2円
ハロゲンヒーター 強1,200W約37.2円
オイルヒーター 強1,200W約37.2円
パネルヒーター 強1,200W約37.2円
エアコン暖房(14〜23畳用)1,800W約55.8円

今回の調査では、電気ヒーターを「強」で運転した場合、1時間あたりの電気代が約37.2円のものが多く、いずれも高い電気代となりました。電気ヒーターを「強」運転で1日中つけっぱなしにした場合、1日の電気代は約892.8円です。

エアコンはサイズによって消費電力が変わりますが、8畳用以下であれば電気ヒーターよりも電気代が安い傾向にあります。

各種電気ヒーターの特徴

電気ヒーターにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。以下の表は、代表的な電気ヒーターの特徴をまとめたものです。

種類暖め範囲暖めスピード特徴
セラミックファンヒーター△狭い◎速い加湿や空気清浄などの機能つき商品もある
スイッチを入れるとすぐに温風が出る
カーボンヒーター△狭い◎速い部屋全体を暖めるのには不向き
短時間で暖まるため、電気代の抑制になる
やけどや火災のリスクあり
ハロゲンヒーター△狭い〇速い空気の乾燥や、ほこりが舞う心配なし
やけどや火災のリスクあり
オイルヒーター〇広い△遅い機器が高温にならない
暖めるのに時間がかかるため、電気代が高め
パネルヒーター(小型)△狭い〇速い本体が小さく持ち運びも簡単である
※室内全体を暖めるセントラルヒーティング用もある

ここでは、代表的な電気ヒーターの特徴や注意点などについて具体的に解説します。

セラミックファンヒーター

セラミックファンヒーターは、発熱体を特殊な加工が施されたセラミックで包み、電気によって熱を放出して部屋を暖めます。

セラミックファンヒーターにはファンがついており、温風を排出する仕組みです。加湿や空気清浄など、機能が充実した製品もあります。

スイッチをつけるとすぐに温風が出るのが魅力ですが、広い部屋を暖めるのには向いていません。小型の商品もあるので、脱衣所やトイレなどの狭い空間で使用するのがおすすめです。

ハロゲンヒーター

ハロゲンヒーターは電気ヒーターの一種で、ガスなどを使用せずに電気で稼働します。電源を入れると本体内のハロゲンランプから遠赤外線が放出され、その輻射熱(ふくしゃねつ)によって暖まる仕組みです。

ハロゲンヒーターは灯油やガスを使用しないため特別な設備や給油の手間などがなく、手軽に使用できます。また風が起きないため、空気が乾燥したりほこりが舞ったりする心配もありません。さらに本体価格もお手頃であるため、気軽に購入しやすいのがメリットです。

ただし、ハロゲンランプは高温となるため、布や衣類などを近づけると火災を引き起こす恐れがあります。燃えやすいものは近くに置かないなど、しっかりと安全管理をおこないましょう。

カーボンヒーター

カーボンヒーターは炭素繊維に電気を流すことで暖める暖房器具です。部屋全体を暖めるのには向いていませんが、ピンポイントに暖めることを得意としているため、冷え性の方におすすめの電気ヒーターです。

カーボンヒーターの炭素繊維の遠赤外線放出量は、ハロゲンヒーターよりも多くなっています。そのため、同じ温度に到達するまでにかかる電気代は、ハロゲンヒーターよりもカーボンヒーターの方が安く済みます。本体価格もお手頃であるため、少しでも節約したい方におすすめの電気ヒーターです。

オイルヒーター

オイルヒーターは、電気で温められた難燃性のオイルが内部で循環し、それによって発生する輻射熱で部屋全体を暖める仕組みです。

オイルが温まるまでに時間がかかるため速暖性はありませんが、空気を汚さずに部屋全体を暖めてくれるのが嬉しいポイントといえます。機器自体も高温にならないため、小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭でも使いやすい暖房器具です。

ただし、部屋全体が暖まるまでに時間を要するため、電気代が高くなる傾向にあることがデメリットです。

パネルヒーター

パネルヒーターは、セントラルヒーティングに使われるような大きなものから、持ち運びが簡単な小型のものまで、さまざまな種類があります。寒冷地を中心に使用されるセントラルヒーティング式のものは、温めた水や空気を循環パイプに通す仕組みとなっており、部屋全体を暖めることが可能です。

一方、小型のものは本体内部の電熱線をパネルで覆い、放熱と輻射熱で部屋を暖めます。電熱線が熱を発生させるため、暖まるのが早いのが特徴です。足元などをピンポイントに暖めることを得意とする暖房器具で、広い部屋全体を暖めるのには向いていません。

電気ヒーターのメリット

電気ヒーターのメリットは、空気が汚れにくいため定期的な換気が不要であることです。灯油やガスを使用しないので、定期的に換気する手間を省けます。寒い冬の時期に窓を開けたくない方に向いているでしょう。

また、コンパクトサイズの商品が多いため、スポット暖房器具として適しています。部屋においても場所を取らないため、購入しやすいのもメリットです。

電気ヒーターのデメリット

電気ヒーターのデメリットは、広い部屋全体を暖めるのには向いていないことです。温風が届く範囲が限られているため、部屋全体を暖めたいならエアコンのようなほかの暖房器具が向いています。

また、ほかの暖房器具と比較すると、電気代がやや高いこともデメリットです。頻繁に使用すると、電気代がかかるでしょう。

電気ヒーターの節約方法5選

電気ヒーターはほかの暖房器具と比較して消費電力が大きいため、電気代が高くなる傾向にあります。ここでは、電気ヒーターにおすすめの節約方法を5つ紹介します。

1. ほかの暖房器具と併用する

エアコンと電気ヒーターを併用することで、効率よく部屋を暖めつつ、電気代も節約できます。

エアコンは部屋全体を暖めることが得意ですが、暖まるまでに時間を要します。そのため、部屋が暖まるまでは電気ヒーターを併用し、部屋が暖まってきたらエアコンのみの稼働とすることがおすすめです。速暖性のある電気ヒーターを利用すると、エアコンで部屋が暖まるまで快適に過ごせるうえに、暖房の電気代も抑えられます。

2. お手入れをこまめにする

ヒーターによってはフィルターがついているものがあります。フィルターが目詰まりを起こすと余計な電力を消費してしまうため、こまめにお手入れをしましょう。

フィルターに限らず、メーカーが推奨しているお手入れは必ずおこなうようにしてください。本体や本体内部にほこりなどが蓄積すると、暖房効率が下がる原因になるだけでなく、火災の原因になることもあるため注意しましょう。

3. ヒーターの長所を活かせる場所で使用する

電気ヒーターはピンポイントに暖めることが得意なため、脱衣所やトイレなど狭い空間で使用することをおすすめします。

エアコンの風が届かないトイレや脱衣所を暖めることで、寒い冬をより快適に過ごせるでしょう。一方で、電気ヒーターは広い部屋全体を暖めることには適していません。

4. 窓に断熱シートを貼る

断熱シート

窓に断熱シートを貼ると、外気の影響で部屋の温度が下がるのを防げます。熱は温度の高い場所から温度の低い場所へ移動し、同じ温度になろうとする性質を持っています。そのため、冬は暖房で暖まった空気が自然と外へ流れてしまいます。

窓を閉めていてもガラスを通して熱が出入りするため、断熱シートで熱の出入りを防止すれば、部屋の温度を一定に保つ効果が期待できます。

5. 電力会社や電気料金プランを見直す

電気代は、電力会社や電気料金プランを見直すことでも節約できる場合があります。寒い冬を乗り切るために、暖房器具は必須のアイテムです。そのため、暖房器具の使い方を見直しても、節約できる電気代には限りがあります。そこで、電力会社やプランを見直し、必要に応じて切り替えることもおすすめの節約方法です。

2016年4月以降、電気の小売が全面自由化されたことにより、一般家庭でも自由に電力会社を選択できるようになりました。ご家庭のライフスタイルに合った電力会社や電気料金プランに見直すことで電気代が安くなることもあるため、ぜひ検討してみてください。

※燃料価格が高騰している今、電力会社やプランによって電気代に差が出る可能性があります。契約を見直す際には、現在のご契約プランと検討中のプランを比較しながら確認しましょう!

CDエナジーなら、生活スタイルに合わせて電気料金プランを選べる!

CDエナジーでは、関東エリアのご家庭向けに豊富な電気料金プランをご提供しています。CDエナジーに切り替えて最適なプランを選択すると、月々の電気料金がお得に!さらに、電気料金の支払いに使えるポイントが貯まるほか、ガスとセットで契約すると割引が適用されます。「どのプランを選べばいいの?」とお悩みの方は、以下の図をご覧ください!

※お得額の算定条件について

※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。

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電気ヒーターを上手に活用して寒い冬を乗り切ろう

寒い冬を乗り切るために不可欠な暖房器具のなかでも、電気ヒーターは手頃な価格で購入できるため、冬に活用されているご家庭も多いのではないでしょうか。

電気ヒーターは、種類によってそれぞれ特徴があります。しかし、電気ヒーターの多くは部屋全体を暖めることには向いていないため、電気ヒーターをメインの暖房器具として長い時間使うと電気代が高くなる傾向にあります。

そのため、電気ヒーターはエアコンの補助的な役割で使用したり、エアコンが設置されていない狭い場所で使用したりすることがおすすめです。電気ヒーターを上手に活用して、電気代を抑えながら寒い冬を快適に乗り切りましょう。

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