原料費調整制度について

都市ガスの原料であるLNG(液化天然ガス)・LPG(液化石油ガス)の価格は、市場や為替などの外部要因により変動します。
原料費調整制度は、これらの価格変動に応じてガス料金を調整するしくみです。

ガス料金の仕組み

ガス料金は、月ごとのご使用量に応じて一定額をお支払いいただく「基本料金」と、ご使用量に応じて計算する「従量料金」の合計といたします。「従量料金」の算定にあたっては、単位料金において原料費調整を行います。

  • ※ 原料価格の変動に応じて、単位料金(円/m³)を毎月調整します。調整の結果、前月と同額になる場合もあります。
ガス料金の仕組み

原料費調整単価の算定方法

原料費調整単価は、次の算式によって算定された値といたします。
なお、当社の原料費調整単価には、上限設定がありません。

平均原料価格が基準平均原料価格(57,250円/トン)を上回る場合

調整単位料金(円/m³)=基準単位料金+0.081円×原料価格変動額/100円×(1+消費税率)

  • ※ 原料費調整単価の上限設定はございません。
  • ※ この場合の原料費調整額は小数点第3位以下を切り捨て

平均原料価格が基準平均原料価格(57,250円/トン)を下回る場合

調整単位料金(円/m³)=基準単位料金-0.081円×原料価格変動額/100円×(1+消費税率)

  • ※ この場合の原料費調整額は小数点第3位以下を切り上げ

基準平均原料価格

57,250円/トン

平均原料価格(トンあたり)

次の算式で算定し、算定結果の10円未満の端数を四捨五入した金額といたします。
LNG平均価格(円/トン)×0.9479+LPG平均価格(円/トン)×0.0546

原料価格変動額

次の算式で算定し、算定結果の100円未満の端数を切り捨てた100円単位の金額といたします。

  • 平均原料価格が基準平均原料価格以上のとき
    原料価格変動額=平均原料価格-基準平均原料価格
  • 平均原料価格が基準平均原料価格未満のとき
    原料価格変動額=基準平均原料価格-平均原料価格

調整単位料金の適用基準

料金算定期間の末日 平均原料価格算定期間
1月1日から1月31日に属するとき 前年8月~10月
2月1日から2月28日(うるう年は2月29日)に属するとき 前年9月~11月
3月1日から3月31日に属するとき 前年10月~12月
4月1日から4月30日に属するとき 前年11月~当年1月
5月1日から5月31日に属するとき 前年12月~当年2月
6月1日から6月30日に属するとき 当年1月~当年3月
7月1日から7月31日に属するとき 当年2月~当年4月
8月1日から8月31日に属するとき 当年3月~当年5月
9月1日から9月30日に属するとき 当年4月~当年6月
10月1日から10月31日に属するとき 当年5月~当年7月
11月1日から11月30日に属するとき 当年6月~当年8月
12月1日から12月31日に属するとき 当年7月~当年9月