燃料費調整制度について

電気をつくるために必要な燃料(原油・LNG(液化天然ガス)・石炭)の価格は、市場や為替などの外部要因により変動します。
燃料費調整制度は、これらの価格変動に応じて電気料金を調整するしくみです。

電気料金の仕組み

電気料金は、ご契約の大きさに応じて計算する「基本料金」と、ご使用量に応じて計算する「電力量料金」の合計に、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」を加えて算定いたします。また、「電力量料金」の算定においては、燃料費調整額を加味します。

電気料金の仕組み
  • ※ ファミリーでんきのみ、以下の計算で算定されます。
    基本料金+定額料金(300kWhまで)+電力量料金単価(301kWh以上)×ご使用量(301kWh以上)±燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金

燃料費調整単価の算定方法

燃料費調整単価は、次の算式によって算定された値といたします。
なお、当社の燃料費調整単価には、上限設定がありません。

  • ※ 燃料費調整単価の単位は、1銭とし、その端数は、小数点以下第1位で四捨五入いたします。

平均燃料価格が、86,100円/kℓを上回った場合(プラス調整)

燃料費調整単価(円/kWh)=(平均燃料価格ー86,100円(基準燃料価格))×基準単価/1,000

平均燃料価格が、86,100円/klを下回った場合(マイナス調整)

燃料費調整単価(円/kWh)=(86,100円(基準燃料価格)ー平均燃料価格)×基準単価/1,000

毎月の平均燃料価格

原油・LNG・石炭それぞれの3か月の貿易統計価格(実績)をもとに計算いたします。

平均燃料価格(原油換算1kℓあたり)=0.0048×A+0.3827×B+0.6584×C

  • ※ 100円単位とし、100円未満の端数は10円の位で四捨五入

A:3か月における1kℓあたりの平均原油価格
B:3か月における1tあたりの平均LNG価格
C:3か月における1tあたりの平均石炭価格

  • ※ 単位は1円とし、その端数は、小数点以下第1位で四捨五入

基準単価

平均燃料価格が1,000円/kℓ変動した場合の燃料費調整単価です。

0.183円/kWh

【当社の燃料費調整単価の推移(低圧)】

燃調単価グラフ
  • ※ 東電EPは東京電力エナジーパートナーの略。
  • ※ 当社の燃料費調整額の算定は、東電EPの自由料金の算定に合わせています。
  • ※ 当社の燃料費調整額には、国による電気料金激変緩和措置による値引が含まれています。
  • ※ 当社の燃料費調整額には、上限が設定されていませんが、東電EPの「従量電灯B」の燃料費調整額には”上限”が設定されているため、燃料価格の高騰により当社の電気料金が割高になる場合があります。

燃料費調整単価の適用時期

平均燃料価格算定期間 燃料費調整単価適用期間
1月~3月 5月計量日~6月計量日の前日までの期間
2月~4月 6月計量日~7月計量日の前日までの期間
3月~5月 7月計量日~8月計量日の前日までの期間
4月~6月 8月計量日~9月計量日の前日までの期間
5月~7月 9月計量日~10月計量日の前日までの期間
6月~8月 10月計量日~11月計量日の前日までの期間
7月~9月 11月計量日~12月計量日の前日までの期間
8月~10月 12月計量日~翌年1月計量日の前日までの期間
9月~11月 翌年の1月計量日~2月計量日の前日までの期間
10月~12月 翌年の2月計量日~3月計量日の前日までの期間
11月~
翌年1月
翌年の3月計量日~4月計量日の前日までの期間
12月~
翌年2月
翌年の4月計量日~5月計量日の前日までの期間