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冷風機の効果とは?1時間あたりの電気代や効果的な使い方を解説

「冷風機って何?どんな効果があるの?」
「冷風機のメリット・デメリットを知りたい」
「冷風機の電気代がどのくらいか教えてほしい」


現在、冷風機の使用をお考えの方で、上記のようなお悩みを持つ方もいるのではないのでしょうか。

冷風機(気化式冷風機)とは、水の気化熱を利用して冷たい風を送る送風機器です。工事不要で設置場所も制限されずに使用できます。

この記事では、冷風機を使うことで期待できる効果や電気代について詳しく解説します。ほかにも、効果的な使い方や扇風機・エアコンとの違いについても触れています。記事を読むことで、冷風機の特徴を把握でき、導入するか判断しやすくなります。ぜひ参考にしてみてください。

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目次

冷風機(気化式冷風機)とは

冷風機

冷風機(気化式冷風機)とは、水の気化熱を利用して冷たい風を送る送風機器です。気化熱とは、液体が蒸発する際に周囲から吸収する熱のことです。

冷風機は、タンク内にある水をポンプで組み上げ、冷却エレメントに染みわたらせます。その後、大型ファンからエレメントに向けて風を送ることで、冷却エレメントの水分が蒸発して気化現象が生じ、冷たい風が生み出される仕組みです。

気化熱を用いた夏の暑さ対策のわかりやすい例として、「打ち水」があります。打ち水は、地面に撒かれた水が蒸発する際に地面の熱を奪い、周囲の温度が下がって涼しく感じる仕組みです。

冷風機を使用するメリットと効果

冷風機を使用するメリット・期待できる効果は以下の通りです。

  • 場所を選ばずに使用できる
  • 工事をする必要がない
  • エアコンよりも電気代が安い
  • 環境に優しい暑さ対策として効果が期待できる

それぞれの内容について詳しく解説します。

1. 場所を選ばずに使用できる

冷風機は、コンプレッサー(冷媒ガスを圧縮して利用するための圧縮機)が搭載されていないため、排熱が生じません。エアコンと違って排熱を気にしなくてよいため、設置場所が限定されないのがメリットです。

扇風機と同じような使い方で送風機器を使いたいとお考えの方は、冷風機の使用が向いているでしょう。

2. 工事をする必要がない

冷風機の取りつけには工事を必要としません。業者に依頼したりスケジュールを調整したりする必要がないため、設置が簡単なのがメリットです。

コンセントと水が用意できれば好きな場所で使用できます。「工事してまで家電を導入するのは面倒くさい」とお考えの方にも向いているでしょう。

3. エアコンよりも電気代が安い

家電製品の導入でコストを気にする方もいるのではないでしょうか。以下の表は、冷風機とエアコンの1時間あたりの電気代を比較したものです。

機器1時間あたりの電気代
冷風機約2.0円
エアコン(冷房)約58.0円
※当社調べ。エアコンは14~23畳用の平均的な電気代(消費電力から算出)で、機種や使用方法により電気代は異なります。

表をみると、冷風機の電気代のほうがエアコンよりも安いことがわかります。冷風機を上手く活用することで、エアコンを使い続けるよりもコストを抑えて夏の暑さを乗り切ることが可能です。

冷風機の効果的な使い方は後述するため、ぜひ参考にしてみてください。

4. 環境にやさしい暑さ対策として効果が期待できる

冷風機は、エアコンより使用する電力が少なく済むため、CO₂の排出量が抑えられます。また、コンプレッサーなどの排熱を伴う機器が搭載されていないため、屋外の気温上昇にもつながりにくいでしょう。エアコンより環境にやさしい暑さ対策として効果が期待できます。

ここまで解説した通り、工事を必要とせず場所を選ばずに使用できるため、導入しやすいのもメリットです。エアコンの使用を抑えて夏の暑さを乗り切りたい方は、ぜひこの機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。

冷風機を使用する際の注意点・デメリット

メリットがある一方で、冷風機を使用する際は以下の点に注意が必要です。

  • 部屋の室温を下げるための機器ではない
  • 冷却性能が湿度に左右される
  • 水の補給が必要である

それぞれの内容について詳しく解説します。

1. 部屋の室温を下げるための機器ではない

冷風機は、部屋の室温自体を下げるための機器ではありません。気化熱を利用して冷たい風を送り出すためのものです。

エアコンは、部屋の温度を下げる目的で温度設定しますが、冷風機では温度設定できない点に注意しておきましょう。扇風機のような送風機器と考えておくと間違いありません。

2. 冷却性能が湿度に左右される

冷風機は、湿度の影響を受けやすいのが特徴です。室内の湿度が高いと水が蒸発しにくくなるため、冷却性能を発揮できなくなる可能性があります。

冷風機を使用する場合、室温・湿度の両方をチェックしてみましょう。作動前に部屋を換気して湿気を逃がしておくのも効果的です。

3. 水の補給が必要である

冷風機を使用する際に水の補給は欠かせません。作動中に水が足りなくなった場合、その都度補給が必要です。

冷風機の作動時間や使い方に対して水の消費がどのくらいなのか把握しておくと、スムーズに水の補給がおこなえるでしょう。とはいえ、扇風機やエアコンと違って水の補給の手間がかかるのはデメリットといえます。

扇風機やエアコンとの違いは?

夏の家電

冷風機と似た送風機器に、エアコンや扇風機があります。以下の表は、それぞれの違いをまとめたものです。

項目冷風機エアコン扇風機
特徴水の気化熱を利用して冷たい風を送る。空気を浄化(空気清浄・換気)して温度・湿度・流量調整する機能を備えている。モーターでプロペラを回す送風機器。首振り・タイマー機能などが搭載されている。
1時間あたりの電気代約2.0円約58.0円約0.3~1.6円
設置場所どこでも可能室外への排熱を考慮する必要があるどこでも可能
設置工事不要必要不要
※当社調べ。エアコンは14~23畳用の平均的な電気代(消費電力から算出)で、機種や使用方法により電気代は異なります。

表をみると、電気代のほかに、設置場所の制限や工事の有無で異なることがわかります。それぞれの特徴を把握した上で自分に合った送風機器を使うことが大切です。

冷風機の電気代はどのくらい?

冷風機の電気代がどのくらいなのか気になる方もいるのではないでしょうか。冷風機の1時間あたりの電気代は約2.0円です。電気代は以下の計算式で求められます。

1時間あたりの電気代 = 消費電力(W) ÷ 1,000 × 電気料金単価(円/kWh)

電気料金単価は、契約している電力会社の電気料金プランによって異なります。この記事では、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が目安として定めた31円/kWh(2022年7月改定)を使用します。

冷風機の消費電力も、お使いのメーカーや機種で異なります。冷風機本体や取扱説明書、カタログなどに記載されている内容を確認してみましょう。

コツコツCD編集部が独自に調査した結果によると、冷風機の消費電力は「約65W(※)」程度となっています。以下の表は、冷風機の時間別の電気代をまとめたものです。
※2024年5月当社調べ

使用時間電気代
1時間約2.0円
6時間約12.1円
12時間約24.2円
1日(24時間)約48.4円
1カ月※(1日6時間使用)約362.7円
1カ月※(1日12時間使用)約725.4円
1カ月※(1日24時間使用)約1,451円
※1カ月を30日として計算しています。

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冷風機の効果的な使い方

「冷風機がよいのはわかったけど、具体的にどう使えばよいのかわからない」という方もいるのではないでしょうか。冷風機を効果的に使うためのポイントは、主に以下の2つです。

  • 換気した上で使用する
  • 設置場所を工夫して使用する

それぞれの内容について詳しく解説します。

1. 換気した上で使用する

冷風機は、室内の湿度が上昇しないよう換気しながら使うことが大切です。換気せずに使用すると室内の湿度が上がり、ジメジメとした蒸し暑さを感じる恐れがあります。

部屋を換気することで、室内にある暑い空気を外に逃がせます。冷風機の効果を十分に得るため、換気した上での使用を心がけてみてください。

2. 設置場所を工夫して使用する

冷風機は、外気を取り込みやすい場所に設置することで、部屋の湿度上昇を予防できます。

たとえば、冷風機の背面をドア・窓の方向に向けて設置すると外気を取り込みやすくなります。冷風機を設置・作動させる前に意識してみましょう。

冷風機以外で部屋を涼しくするコツ

冷風機を使わずに部屋を涼しくしたい場合、ポイントは以下の3つです。

  • 窓を開ける
  • 冷却シートや保冷材などを活用する
  • 直射日光を遮る

それぞれの内容について詳しく解説します。

1. 窓を開ける

室内温度が外気温よりも高い場合、窓を開けて換気することが大切です。窓を開けて換気することで、室内の暑い空気を外に逃がせます。

送風機器(扇風機・サーキュレーターなど)を使う場合、風上から風下に向けることで、より効率的に換気できます。冷風機を効果的に使う上でも換気は欠かせないため、ぜひ実践してみてください。

2. 冷却シートや保冷剤などを活用する

冷却シートや保冷材の活用も暑さ対策に効果的です。

冷却シート・保冷剤を使って「動脈が体表近くを通っている部位」を冷やしてみましょう。首・手首・足首・わきの下・脚のつけ根などが該当します。事前に冷やしておいた保冷材をタオルなどに巻いて各部位に当てるとよいでしょう。

3. 直射日光を遮る

直射日光を遮ることで室温の上昇を抑えられます。外から入ってくる直射日光が室温の高さにつながるためです。

直射日光を遮るには、すだれや厚めのカーテンなどを使用しましょう。寝室など日中使用しない部屋の室温上昇対策もしておくことで、就寝時に部屋が暑いと感じるのを防ぎやすくなります。

冷風機を効果的に活用して部屋を涼しくしよう!

この記事では、冷風機のメリット・デメリットや効果的な使い方についてご紹介しました。

冷風機は、水の気化熱を利用して冷たい風を送り出す送風機器です。エアコンと違って排熱がないため、場所を選ばずに使用できます。1時間あたりの電気代も約2.0円とエアコンより安いため、エアコンの使用を抑えて夏の暑さを乗り切りたい方にもおすすめです。

冷風機を使う場合、湿度の影響を避けるため、事前に部屋を換気しておくことをおすすめします。冷風機の背面をドア・窓の方向に向けて設置することで外気を取り込みやすくなるため、作動する前に意識してみてください。

冷風機を効果的に活用して部屋を涼しくし、夏の暑さを乗り切りましょう。

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