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2人暮らしに必要な電気のアンペア数は?オール電化の場合も解説

「2人暮らしに必要な電気のアンペア数は?」
「オール電化だとどれくらい必要?」
「アンペア数が足りないとどうなる?」


アンペア数について、このような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。2人暮らしに必要なアンペア数は、30〜50Aが目安です。

この記事では、2人暮らしに必要な電気のアンペア数について解説します。ほかにも、オール電化の場合やアンペア数の変更方法について触れていきます。
この記事を読むことでアンペア数についての理解が深まり、電気の使い方を見直せるでしょう。ぜひ参考にしてください。

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目次

2人暮らしに必要な電気のアンペア数

2人暮らしに必要な電気のアンペア数は、ガスを使用しているかどうかによって異なります。ここからは、電気とガスを両方使用している一般的なケースと、オール電化のケースに分けて解説します。

一般的には30~50Aが目安

2人暮らしの場合は、30〜50Aが一般的な目安です。

特徴2人暮らしのアンペア数の目安
同時に使用する家電が少ない家庭30A
在宅時間が長く家電を多く使用する場合40A
大型家電を複数導入している場合50A

2人暮らしでは同時に別の家電を使用することもあるため、ライフスタイルによって必要なアンペア数が異なります。主な電化製品のアンペアの目安は、以下の通りです。

電化製品アンペアの目安
エアコン(10畳用)8A
立ち上がり時:15~20A
冷蔵庫(450L)3A
電子レンジ12A
テレビ(液晶42型)2A
ヘアードライヤー12A
ドラム式洗濯乾燥機
(洗濯・脱水容量9kg)
洗濯時:1A
乾燥時:13A
電気カーペット(3畳用)8A
掃除機弱:2A
強:10A
アイロン10A
炊飯器(5.5合)13A
IH調理器卓上:13A
キッチン型(1口)弱:1~10A、強:20~30A
食器洗い乾燥機13A
九州電力|アンペアシミュレーション経済産業省|省エネ性能カタログ2024年版をもとに試算したものです。

たとえば、エアコン、冷蔵庫、電子レンジ、テレビを同時に使用する場合、これだけで30A近く必要です。さらに、ドライヤーや洗濯機の乾燥機能などが加わると、50Aを超えることもあります。

このように、日常的に使用している電化製品のアンペアを把握することで、最適なアンペアがわかります。

オール電化は60Aが目安

オール電化住宅では、60A以上の契約が一般的な目安です。ガスを使用せず、調理や給湯をすべて電気でまかなうため、通常の住宅よりも同時に使用する電力が多い傾向にあります。

たとえば、エアコンや冷蔵庫などの一般的な電化製品に加え、IHクッキングヒーターやエコキュートを同時使用した場合、最大で80A近く必要になる計算です。

電化製品アンペアの目安
エアコン(10畳用)8A
立ち上がり時:15~20A
冷蔵庫(450L)3A
電子レンジ12A
テレビ(液晶42型)2A
IH調理器(キッチン型)弱:1~10A
強:20~30A
エコキュート最大19A
九州電力|アンペアシミュレーション経済産業省|省エネ性能カタログ2024年版をもとに試算したものです。

一般的に、アンペア契約は最大60Aまでとなっています。60Aでは不足する可能性がある場合は、アンペア契約ではなくキロボルトアンペア(kVA)での契約も検討しましょう。

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※お得額の算定条件について

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電気契約で知っておきたいアンペアの基礎知識

ここからは、電気契約をおこなう際に知っておきたいアンペアの基礎知識について、以下の観点から解説します。

これらについて知ることで、最適なアンペア数を選択でき、電気を快適に利用できるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

【あわせて読みたい】契約アンペアを見直して電気代を抑えよう!計算法や基準を徹底解説

アンペアとは電気の流れの大きさのこと

アンペア(A)とは電気の流れる量を示す単位で、家庭やコンセントにどれだけの電気を流せるかを表すものです。

アンペア数が大きいほど一度に多くの電気を流せますが、ブレーカーやコンセントにはそれぞれ上限が設定されています。そのため、契約アンペア数が小さいと複数の家電を同時に使ったときにブレーカーが落ちる原因になります。

快適に電気を使用するためには、適切なアンペア数を選ぶことが大切です。

アンペア数が大きいほど基本料金が高い

契約アンペア数が大きいほど一度に使用できる電力は増えますが、その分基本料金も高くなります。

たとえばCDエナジーの2~3人暮らし向けプラン「ベーシックでんき」の場合、基本料金は以下のように設定されています。

アンペアベーシックでんきの基本料金
10A276.90円
15A415.35円
20A553.80円
30A830.70円
40A1,107.60円
50A1,384.50円
60A1,661.40円

適切なアンペア数を選ばないと、必要以上に基本料金を支払うことになるため、日常の電気使用量に合った契約が重要です。同時に使う家電の数や消費電力を把握し、最適なアンペア数を選びましょう。

家電のアンペア数の求め方

家電のアンペア数の求め方は、以下の通りです。

アンペアの計算方法
電力(W)÷ 電圧(V)= アンペア(A)

たとえば100Vの家庭用電源で1,000Wの家電を使用する場合、10A必要です。

アンペア数が適切でない場合に起こること

アンペア数が適切でない場合、以下のような事象が発生する可能性があります。

ここからは、それぞれの事象について解説します。

アンペア数が足りないとブレーカーが落ちやすくなる

アンペア数が不足していると、同時に多くの家電を使った際にブレーカーが落ちやすくなります。契約プランによってアンペアには上限が定められており、上限を超えるとブレーカーが自動的に電気供給を遮断するからです。

たとえば電子レンジやエアコン、テレビを同時に使うと電流が増え、契約アンペア数を超えてしまうことがあります。

ブレーカーが落ちないようにするためには、同時使用する家電を減らす方法が有効です。しかし、アンペア数があまりに小さいとブレーカーが度々落ちて不便に感じるでしょう。その場合は、最適なアンペア数を選ぶことで解決できます。

アンペア数が大きすぎると余計な電気代がかかる

契約アンペア数が大きすぎると基本料金が高くなり、余計な電気代がかかります。電気料金に含まれる基本料金は、アンペア数が大きいほど高く設定されているからです。

過剰なアンペア数を契約していると、ブレーカーが落ちる心配はありませんが、必要以上の料金を支払うことになります。

そのため、自分の家電の使用状況を見直し、適切なアンペア数に設定することが重要です。

契約アンペア数を変更する方法

契約アンペア数を変更する方法は、以下の通りです。

  1. 現在のアンペア数を確認する
  2. アンペア数変更の手続きをする
  3. アンペアブレーカーの取り替え工事をおこなう

ここからは、それぞれのステップについて解説します。

1. 現在のアンペア数を確認する

はじめに、現在のアンペア数を確認します。確認方法は、以下のように3通りです。

  • 検針票を確認する
  • アンペアブレーカーを確認する
  • 電力会社のカスタマーセンターに問い合わせる

簡単なのは、検針票や領収書を確認する方法です。電力会社から送られてくる「電気ご使用量のお知らせ」などの書類に、契約アンペア数が記載されています。

また、自宅の分電盤に設置されているアンペアブレーカーからも確認可能です。色と数字で確認できるので、簡単にチェックできます。

検針票が見当たらない場合や、ブレーカーを見てもわからない場合は、電力会社のカスタマーセンターに問い合わせることで確認できます。

2. アンペア数変更の手続きをする

契約アンペア数の変更は、電話やインターネットから簡単に手続き可能です。

電話で変更する場合は、電力会社のカスタマーセンターに連絡し、希望するアンペア数を伝えると、変更手続きを進めてくれます。インターネットから変更する場合は、電力会社のマイページから手続きできます。

手続きの際は、必要な書類や情報を準備しておくとスムーズです。

3. アンペアブレーカーの取り替え工事をおこなう

アンペア数変更の手続きをおこなった後、必要に応じてアンペアブレーカーの取り替え工事をおこないます。工事には立ち会いが必要で、20分程度で完了します。

基本的に工事費用は発生しません。しかし、特殊な工事が必要な場合は電気工事店への依頼が発生し、費用がかかることがあります。事前に工事の有無や費用について確認しておくと安心です。

電力会社や電気料金プランの変更も電気代の節約に

契約アンペア数を減らすことで電気代を節約できますが、電力会社や電気料金プランの変更も有効な方法です。地域や契約している電力会社、選んでいるプランによって、同じ電気の使用量でも料金が異なることがあるからです。

特に、一度も見直さずにそのまま契約している場合は、プランを選び直すことで電気代を削減できる可能性があります。たとえば一人暮らしの場合は単身者向けのプラン、複数で暮らしている場合は家族向けのプランが最適です。

CDエナジーの「ベーシックでんき」は、2~3人暮らしで電気使用量が133〜400kWh程度の世帯向けの電気料金プランです。Web会員サービスの「カテエネ」に登録すると、電気代に応じて自動でポイントが貯まり、貯まったポイントを電気代の支払いに充てることも可能です。

またCDエナジーでは、最適なプランを教えてもらえる「最適プランの定期便」もあります。1年間の電気使用量をもとに最適なプランをお知らせするため、無駄な電気代が生じるリスクがありません。電力会社の見直しをおこなう際は、ぜひCDエナジーを切り替え先の1つとしてご検討ください。

CDエナジーなら、生活スタイルに合わせて電気料金プランを選べる!

CDエナジーでは、関東エリアのご家庭向けに豊富な電気料金プランをご提供しています。CDエナジーに切り替えて最適なプランを選択すると、月々の電気料金がお得に!さらに、電気料金の支払いに使えるポイントが貯まるほか、ガスとセットで契約すると割引が適用されます。「どのプランを選べばいいの?」とお悩みの方は、以下の図をご覧ください!

※お得額の算定条件について

※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。

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契約アンペア数を変更する際の注意点

契約アンペア数を変更する際は、以下3つのポイントに注意しましょう。

  1. アンペア数の変更は何度もできない場合がある
  2. 賃貸の場合は管理会社・大家さんに許可を取る
  3. 退去時に原状回復が必要な場合がある

ここからは、それぞれの注意点について解説します。

1. アンペア数の変更は何度もできない場合がある

アンペア数の変更には制限があり、変更後の一定期間、再度の変更ができない場合があります。電力会社によっては、変更後1年間はアンペア数の再変更ができません。

たとえば、アンペア数を下げてブレーカーが落ちやすくなったとしても、すぐには変更できない可能性があります。そのため、変更を検討する際は年間で最も電力を使用するシーンを考慮し、適切なアンペア数を選ぶことが重要です。

2. 賃貸の場合は管理会社・大家さんに許可を取る

賃貸住宅でアンペア数を変更する際には、事前に管理会社や大家さんの許可を取りましょう。集合住宅では電気容量が制限されている場合があり、住居の規模や配電設備によってはアンペア数を変更できないからです。

許可を得ずに変更すると後々トラブルに発展することもあるため、必ず事前に確認しましょう。

3. 退去時に原状回復が必要な場合がある

賃貸物件では、退去時に原状回復が求められる場合があります。契約アンペア数を変更した場合は、退去時に元のアンペア数に戻す必要があることも考慮しておきましょう。

大家さんや管理会社に許可を取る際に、退去時の対応についてもあわせて確認しておくことで、トラブルを防げます。

2人暮らしの電気代・アンペアに関するよくある質問

2人暮らしの電気代や、アンペアに関するよくある質問は以下の通りです。

ここからは、それぞれの質問に回答します。

2人暮らしの電気代の平均は?

2023年の家計調査によると、2人暮らしの電気代の平均は月10,940円です。

40アンペアで使える家電は?

40アンペア契約で同時使用できる家電の組み合わせは、以下の通りです。

電化製品アンペアの目安
エアコン(10畳用)8A
冷蔵庫(450L)3A
電子レンジ12A
テレビ(液晶42型)2A
ヘアードライヤー12A
合計37A
九州電力|アンペアシミュレーションをもとに試算したものです。

ただし、使用状況によってはブレーカーが落ちる場合もあるため注意が必要です。

2人暮らしの電気使用量の平均は?

2人暮らしの電気使用量は、年間でおよそ4,200kWh。一カ月あたりの平均は約350kWhです。ただし、厳密には季節によって異なります。

以下の表は、2017年度から2021年度の2人暮らしの電気使用量について、全国平均を月別にまとめたものです。

2人暮らしの電気使用量の平均

2017年度2018年度2019年度2020年度2021年度月別の平均
4月347.22kWh366.67kWh347.22kWh327.78kWh366.67kWh350.00kWh
5月305.56kWh319.44kWh308.33kWh291.67kWh294.44kWh302.78kWh
6月255.56kWh261.11kWh247.22kWh255.56kWh244.44kWh252.78kWh
7月280.56kWh277.78kWh263.89kWh300.00kWh297.22kWh283.33kWh
8月344.44kWh344.44kWh358.33kWh383.33kWh350.00kWh355.56kWh
9月327.78kWh363.89kWh330.56kWh338.89kWh316.67kWh336.11kWh
10月283.33kWh291.67kWh280.56kWh269.44kWh266.67kWh277.78kWh
11月291.67kWh294.44kWh288.89kWh283.33kWh305.56kWh291.67kWh
12月355.56kWh344.44kWh344.44kWh347.22kWh380.56kWh355.56kWh
1月508.33kWh522.22kWh461.11kWh488.89kWh513.89kWh500.00kWh
2月494.44kWh458.33kWh422.22kWh450.00kWh488.89kWh463.89kWh
3月441.67kWh402.78kWh391.67kWh383.33kWh408.33kWh405.56kWh
年度別の合計4,236.11kWh4,247.22kWh4,044.44kWh4,119.44kWh4,233.33kWh
家庭部門のCO2排出実態統計調査 平成29年度~令和3年度(政府統計の窓口)のデータをもとに算出

電気の使用量を月別に見ると、6〜7月や10〜11月が少ないのに対し、1〜3月は多いことがわかります。電気の使用量が多い1〜3月は、アンペア数の不足によるブレーカー落ちに注意が必要です。

2人暮らしに適した電気のアンペア数を選ぼう

2人暮らしで快適に生活するためには、電気の使用状況に合わせて適切なアンペア数を選ぶことが大切です。

2人暮らしに必要なアンペア数は、30〜40Aが目安です。オール電化住宅の場合は、IHクッキングヒーターなど多くの電力を消費する家電があるため、60A程度が推奨されます。

また、季節やライフスタイルによって電力の使用量は変化するため、電気契約のアンペア数が現状に合っているか確認しましょう。アンペア数が小さすぎるとブレーカーが頻繁に落ちて不便になり、大きすぎると基本料金が高くなるリスクがあります。

電気代の見直しには、アンペア数の変更だけでなく、電力会社の切り替えも有効です。切り替え先を探している方は、ぜひCDエナジーを候補の1つとしてご検討ください。

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※お得額の算定条件について

※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。

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