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太陽光発電の設置費用の相場は?補助金についても紹介

「太陽光発電の設置費用を知りたい」
「太陽光発電はやめたほうがいいって本当?」
「補助金ってどうやってもらうの?」

この記事を読んでいる方には、上記のような疑問があるのではないでしょうか。

太陽光発電の設置費用は、1kWあたり26.1万円が相場です。一般家庭で使用されるパネルの容量を加味すると、78.3万~130.5万円程度になります。太陽光発電にはメリットが多い一方で、初期費用がかかるので導入しようかどうか迷っている方も少なくないはずです。設置費用を抑えるためには、各自治体がおこなっている補助金の利用を検討しましょう。

この記事では、太陽光発電の設置費用について解説します。また、補助金やデメリット、メリットについても解説しているので、気になる方はぜひ最後までお読みください。

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目次

太陽光発電の設置費用の相場は26.1万円/キロワット

経済産業省の調査によると、2022年の家庭用太陽光発電の設置費用の相場は、1kWあたり26.1万円です。一般家庭で使用されているパネルの容量に置き換えると、設置費用は以下のようになります。

太陽光発電の容量設置費用(平均)
3kW78.3万円
4kW104.4万円
5kW130.5万円

一般家庭に設置されるパネルの容量は3~5kW程度なので、設置費用は78.3万~130.5万円が目安です。

ただし、ご家庭によっては、5kW以上の容量を設置するケースもあるでしょう。より正確な設置費用を知りたい場合は、業者に見積もりをもらうとよいでしょう。

太陽光発電の設置費用の内訳

太陽光発電の設置費用の内訳は、以下のように大きく分けて3つあります。

システム費用太陽光発電に必要な装置の費用
工事費用太陽光発電を設置する費用
その他の費用保証費用
諸経費
消費税など

「システム費用」とは太陽光発電に必要な装置の費用であり、「工事費用」とは太陽光発電を設置するのに必要な費用のことです。

太陽光発電の導入には申請や手続きが必要になります。専門的な知識が必要になることがあるので、基本的には代行を依頼することになるでしょう。そのため、申請や手続きにも諸経費が発生することが多いです。

太陽光発電設置後にかかる費用

太陽光発電を設置した後にも、以下のような費用が発生します。

・清掃、点検費用

・修理、交換費用

・撤去費用

太陽光発電は設置してからも費用がかかります。たとえば、清掃や点検、故障時の修理費などのメンテナンス費用がかかります。また、最終的に太陽光発電を撤去したいとなると、撤去費用と運搬費用が必要です。

このように、太陽光発電は設置してからもさまざまな費用が発生します。設置してから後悔しないためには、事前にどれくらいのランニングコストが必要か業者に確認するなど、シミュレーションしておくことをおすすめします。

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太陽光発電の補助金制度

太陽光発電

太陽光発電を設置する際、補助金を利用できる場合があります。太陽光発電の設置費用は年々安くなっており、2023年現在、太陽光発電の設置のみを対象とした国からの補助金はありません。ただし、太陽光発電と同時に蓄電池を導入する場合は補助金を利用できる可能性があります。

【あわせて読みたい】【2023年度最新】蓄電池の補助金制度とは?申請方法や注意点も解説

また、地域の自治体が補助金制度を設けていることがあります。補助金を利用したい場合は、設置業者や行政に問い合わせてみてください。

CDエナジーダイレクトでは太陽光発電を設置しているご家庭向けに、「スマートでんき」というプランをご用意しています。料金連動ポイントや家族ポイント割などの特典もございますので、ぜひご確認ください。

太陽光発電に必要な設備

太陽光発電には、以下のような設備が必要です。

機器詳細
太陽電池モジュール(太陽光パネル)太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変換する装置
接続箱太陽電池モジュールからパワコンに送るための配線をまとめた装置
パワーコンディショナ(パワコン)太陽電池モジュールで発電した電気を家庭で使える電気に変換する装置
分電盤家の配線に電気を分ける装置。ブレーカーなどが収納されている
電力量計電力会社に売電した電力量や使用している電力量を計測する機器
蓄電池電気を蓄える装置。太陽光発電設備とセットで利用すると、夜間や雨天時などでも蓄えた電気を利用できる
発電量モニター発電量や消費電力量などを表示する装置
出典:太陽光発電協会|住宅用太陽光発電システムとは

ここからは、それぞれの設備について解説します。

1. 太陽電池モジュール(太陽光パネル)

太陽光発電には、太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変換する装置が必要です。一般的には「太陽光パネル」という名前で知られています。厳密には、太陽光パネル1枚のことを、「太陽電池モジュール」と呼びます。

このように「太陽光パネル」や「太陽電池モジュール」などと呼び方は異なりますが、意味は基本的に同じです。

なお、太陽電池モジュールの大きさはメーカーによってさまざまです。そのため、屋根に設置する枚数にも変動があります。

2. 接続箱

接続箱とは、太陽電池モジュールからの配線をまとめ、パワーコンディショナに送るための装置のことです。

この記事で提示している画像では接続箱とパワーコンディショナを別の装置として提示しています。しかし、なかには接続箱とパワーコンディショナを一体化させた装置も存在します。

3. パワーコンディショナ(パワコン)

パワーコンディショナとは「パワコン」とも呼ばれ、太陽電池モジュールで発電した電気を家庭で使える電気に変換する装置です。

太陽光パネルによって変換された電気は、「直流」の状態なのでそのままでは使用できません。家庭で使用したり、電力として販売したりできる状態にするには、「交流」に変換する必要があります。そこで直流の電気を交流に変換するのが、パワーコンディショナの役割です。

4. 分電盤

分電盤とは、家の配線に電気を分ける装置のことです。ブレーカーなどが収納されていて、太陽光発電で発電した電力を分配する役割を持ちます。さらに、分電盤には余った電力を逆流させる機能があり、電力を販売したい場合には必須のアイテムです。

5. 電力量計

電力量計とは、電力会社に売電した電力量や使用している電力量を計測する機器のことです。太陽光発電で発電された電気は、分電盤を経由して電力量計へと流れていきます。

太陽光発電を設置する前から設定されている電力量計は、買電量を計測するものです。そのため、売電量を計測するにはもう1つ電力量計を設置する必要があります。

6. 蓄電池

蓄電池とは、電気を貯めておくバッテリーのことです。蓄電池は太陽光発電の設置に必須のアイテムではありませんが、太陽光発電の装置だけでは発電した電気を貯めておくことはできません。そこで、蓄電池を導入することで以下のようなメリットを得られます。

  • 停電時や災害時に電気を使用できる
  • 売電単価が低い場合に自家消費することで料金メリットが生まれる
  • 電気代を節約できる

1つ目のメリットは、停電時や災害時に電気を使用できることです。万が一電力会社からの供給がストップしても、蓄電池に貯めておいた電気を使用できます。

2つ目のメリットは、売電単価が低い場合に自家消費できることです。売電しても利益が見込めない場合は、蓄電池に貯めて自宅で電気を使用したほうが効率的に電気を使えるようになります。

そして3つ目のメリットは、電気代を節約できることです。たとえば、日中に発電して余った電気を貯めて、夜間の発電できない時間帯に使用すれば、通常よりも電気代を抑えられます。

このようなメリットから、太陽光発電と蓄電池を併用する家庭も徐々に増えてきています。

7. 発電量モニター

発電量モニターとは、発電量や消費電力量などを表示する装置のことです。モニターを操作することで、家庭でも発電状況をリアルタイムで確認できます。製品によって機能が異なるため、ニーズに合わせて選ぶとよいでしょう。

太陽光発電はやめたほうがいいと言われる4つの理由

太陽光発電を検討している人の中には、「太陽光発電を設置して後悔しないだろうか?」と疑問に感じている人もいるでしょう。

なかには以下の理由から「太陽光発電はやめたほうがいい」という声もあります。

  1. 売電価格の低下により利益が出ないケースがある
  2. 発電量が時間帯や天候によって左右される
  3. 反射光によってトラブルになる可能性がある
  4. 太陽光パネルが原因で雨漏りする可能性がある

これらの理由を知っておくことで、自宅に太陽光発電を導入するかどうか判断しやすくなるでしょう。ここからは、それぞれの理由について解説します。

1. 売電価格の低下により利益が出ないケースがある

売電価格の低下によって、利益が出ないケースがあります。これは、太陽光発電で電気を売って収入を得たい人にとってはデメリットとなるでしょう。

一般家庭で太陽光発電を導入した場合、固定価格買取制度(FIT)により、10年間は決まった価格で電気を買い取ってもらえます。しかし、経済産業省によると、買取価格は以下のように低下していることがわかります。

1kWhあたり調達価格等/基準価格
  50kW以上 10kW以上50kW未満 10kW未満
2021年度 11円 12円 19円
2022年度 10円 11円 17円
2023年度 9.5円 10円 16円
調達期間 20年間 10年間

出典:経済産業省・資源エネルギー庁|FIT・FIP制度

FITの対象となる期間が終了した後は、さらに買い取り価格が安くなることが予想されます。こうした事情から、太陽光発電を設置した当初のシミュレーションとは異なり、思っていたより利益が出ない可能性があります。

2. 発電量が時間帯や天候によって左右される

太陽光発電は太陽光をエネルギー源としている性質から、発電量が時間帯や天候によって左右されます。たとえば、夜になると太陽が沈むため発電できません。同様に、雨や曇りの日は、晴れの日と比べると発電効率は低下します。

加えて、季節によって日照時間にバラつきがあることも無視できません。冬は日射量が少ない一方で、夏になると日射量が増えるため、毎月一定量発電できるわけではありません。

3. 反射光によってトラブルになる可能性がある

環境省では、太陽光パネルによる反射光によってトラブルになった事例を発表しています。

反射光による被害はまぶしさだけでなく、室温が上昇して熱中症を引き起こしたというケースもあります。場合によっては、太陽光パネルの撤去や損害賠償を求められることもあるため、太陽光パネルの設置方面には注意が必要です。

対策としては、北面には設置しないようにしましょう。北面に設置すると反射光によるトラブルを引き起こしやすくなるため、南向きを基準に設置することでトラブルを避けやすくなります。

4. 太陽光パネルが原因で雨漏りする可能性がある

太陽光パネルを設置したことで、雨漏りを引き起こしたケースがあります。日経クロステックでは、瓦ぶきの戸建て住宅にて太陽光パネルを後つけした事例が紹介されています。この住宅では、太陽光パネルの支持部材を固定するビスから雨染みが発生してしまいました。

雨漏りの多くは太陽光パネルの取りつけ業者の施工不全などが原因です。雨漏りのリスクを回避するためにも、自社施工をおこなう実績のある業者に依頼するとよいでしょう。

太陽光発電を設置する嬉しい4つのメリット

ソーラーパネル

太陽光発電を設置することで、以下のようなメリットを得られます。

  1. 発電した電気を自家消費できる
  2. 売電収入を得られる
  3. 停電時に電気を使用できる
  4. 電気代が高騰しても影響を受けない

これらのメリットを知ることで、自宅に太陽光発電を設置するかどうかを判断しやすくなるでしょう。ここからは、それぞれのメリットについて解説します。

1. 発電した電気を自家消費できる

太陽光発電を設置することで発電した電気を自家消費できるので、電気代の節約につながります。

太陽光発電協会によると、真南に30度の角度で太陽光パネル1kWを設置した場合の推定発電量は、年間で約1,000kWhとされています。つまり、4kWの太陽光発電設備を設置した場合、年間で約4,000kWhの発電が可能です。

2. 売電収入を得られる

使い切れなかった電気は、電力会社に販売すれば売電収入を得られます。2023年度における売電価格は、住宅用(容量10kW未満)の場合で1kWあたり16円です。

販売価格は固定価格買取制度(FIT)によって決められています。太陽光発電を設置すると、10年間は決まった価格での買い取りが約束されています。

FITが創設された背景として、再生エネルギーによる発電がなかなか普及していないといった事情がありました。そこで再エネ発電に取り組む事業者を増やすために、固定価格で買い取る取り組みを始めたのです。

3. 停電時に電気を使用できる

万が一の災害や停電の際も、周辺機器に損傷がなければ昼間は電気を使用できます。そのため、照明やエアコン、スマートフォンの充電などが可能です。

災害や停電が発生すると、電力会社からの供給がストップしてしまいます。そのため、通常であれば復旧するまで電気を使用できません。一方で、太陽光発電を設置していれば、太陽が出ている時間帯は電気を使用できるので安心です。(運転モードを切り替えなければならない事が多く、メーカーによって操作方法が異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう)

さらに、蓄電池を導入すれば、日中貯めた電気を夜に使用することもできます。

4. 電気代が高騰しても影響を受けない

発電した電気を自家消費すれば、電気代高騰の影響を受けません。

多くの場合、電力会社から請求される電気代は、以下の要素から構成されています。

  • 電気料金単価
  • 燃料費調整額
  • 再生可能エネルギー促進賦課金

これらは情勢によって増減の影響を受けやすく、それぞれが高騰するほど電気代も高くなります。

そこで太陽光発電を設置することで、電気代の高騰の影響を受けずに電気を使用できます。太陽光発電は初期費用が高い傾向にありますが、長期的には電気代の削減につながる可能性があることも事実です。

太陽光発電を設置する際は補助金を利用しよう

太陽光発電の設置費用は、3~5kWほどで78.3万~130.5万円程度かかります。気軽に設置できる金額ではないため、利用する際は補助金を利用するとよいでしょう。自治体によっては補助金制度を設けている場合があるので、太陽光発電の設置を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

太陽光発電は初期費用がかかる一方で、電気代を節約できたり、余剰電力を売電できたりします。電気代の高騰の影響も受けないので、長い目で見れば大きなメリットを得られるでしょう。

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※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。

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