空気清浄機の電気代は高い?24時間つけっぱなしにしてもいいの?

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空気清浄機の電気代は高い?24時間つけっぱなしにしてもいいの?

「空気清浄機の電気代が知りたい」
「1日中つけっぱなしにしても大丈夫?」
「電気代を抑えるコツはあるの?」

この記事を読んでいる方には、このような悩みがあるかもしれませんね。

空気清浄機の電気代は、標準モードで使用した場合、1カ月あたりおよそ336円。中には「24時間つけっぱなしにしてもいいの?」といった疑問を感じている方もいるでしょうが、空気清浄機は24時間つけっぱなしにすることが推奨されているのです。

この記事では、空気清浄機の電気代について解説します。また、電気代を抑えるコツや、より効率的に使う方法についても触れています。電気代が気になっている方は、ぜひ最後までお読みください。

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目次

空気清浄機の電気代

空気清浄機の電気代は、モードによって以下のような違いがあります。

なお、今回の記事で紹介している電気代は、コツコツCD編集部が複数の製品を調査した結果をまとめたものとなります。調査対象とした製品は、適用床面積が16~40畳のものです。

静音モード弱モード標準モードターボモード
1日(24時間)あたり3.7円4.5円11.2円48.4円
1カ月(30日)あたり111.6円133.9円334.8円1,451円
1年(365日)あたり1,358円1,629円4,073円17,651円

※1カ月・1年あたりの電気代は24時間つけっぱなしにした場合です。

製品によって異なりますが、「静音モード」「弱モード」「標準モード」「ターボモード」などのモードが見られることがあります。そこで今回は、4つのモードをピックアップし、それぞれの電気代について紹介していきましょう。

電気代は以下の方法で算出可能です。もしご家庭にある空気清浄機の電気代を知りたい場合は、消費電力をご確認のうえ、算出してみてください。

 消費電力(W) ÷ 1,000 × 電気料金単価 × 使用時間

なお、今回は公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価の31円/kWh(税込)(2022年7月改定)、50Hzで使用した場合の消費電力で計算していきます。

静音モード

静音モードの場合、電気代は以下のようになるでしょう。

消費電力5W
1時間あたり0.2円
1日(24時間)あたり3.7円
1カ月(30日)あたり111.6円
1年(365日)あたり1,358円

※1カ月・1年あたりの電気代は24時間つけっぱなしにした場合です。

製品によっては、運転音を抑える静音モードが搭載されている場合があります。コツコツCD編集部が複数の製品を調査したところ、静音モードの消費電力は5W程度で、弱モードや標準モードに比べて小さくなっています。

1日あたりの電気代はおよそ3.7円です。1カ月使い続けた場合の電気代はおよそ112円、1年あたりでおよそ1,358円となります。

弱モード

弱モードを使用すると、電気代は以下の通りです。

消費電力6W
1時間あたり0.2円
1日(24時間)あたり4.5円
1カ月(30日)あたり133.9円
1年(365日)あたり1,629円

※1カ月・1年あたりの電気代は24時間つけっぱなしにした場合です。

複数の製品をもとにしたコツコツCD編集部の調査によると、弱モードの消費電力は6W程度で、標準モードよりも小さくなっています。

1日あたりの電気代はおよそ4.5円です。1カ月使い続けた場合の電気代はおよそ134円、1年あたりでおよそ1,629円となります。

標準モード

標準モードを使用した場合、以下のような電気代になります。

消費電力15W
1時間あたり0.5円
1日(24時間)あたり11.2円
1カ月(30日)あたり334.8円
1年(365日)あたり4,073円

※1カ月・1年あたりの電気代は24時間つけっぱなしにした場合です。

コツコツCD編集部が複数の製品を調査したところ、標準モードの消費電力は15W程度でした。

その場合、1日あたりの電気代はおよそ11.2円です。1カ月使い続けた場合の電気代はおよそ335円、1年あたりでおよそ4,073円となります。

ターボモード

ターボモードを使用すると、以下のような電気代になるでしょう。

消費電力65W
1時間あたり2.0円
1日(24時間)あたり48.4円
1カ月(30日)あたり1,451円
1年(365日)あたり17,651円

※1カ月・1年あたりの電気代は24時間つけっぱなしにした場合です。

製品によっては「強モード」という場合もありますが、この記事では「ターボモード」と同様のものとして扱っています。

複数の製品を確認してコツコツCD編集部が調査したところ、ターボモードの消費電力は65W程度で、標準モードよりも大きくなっていました。

ターボモードを使用すると、1日あたりの電気代はおよそ48.4円で、1カ月使い続けた場合の電気代はおよそ1,451円です。

1年あたりでおよそ17,651円となり、標準モードと比較するとおよそ4倍にもなります。

空気清浄機は24時間つけっぱなしにしても大丈夫

空気清浄機は24時間つけっぱなしで使用しても問題ありません。むしろ空気清浄機は24時間つけっぱなしで使用することが推奨されています。

中にはつけっぱなしにすることに抵抗があり、こまめに電源を切っている方もいるでしょう。ただ、空気中のホコリは一度浮遊すると、床に落ちるまで時間がかかります。

また、見えないウイルスや粒子も空気中を浮遊しているため、空気清浄機はオンとオフを繰り返してしまうと、空気中の汚れをしっかり取り除くことができないのです。

もちろん24時間つけっぱなしにしたほうが、こまめに消す場合に比べて電気代はかかってしまいます。しかし、つけっぱなしのほうが空気清浄機の効果を発揮するにはコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

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空気清浄機のメリット

空気清浄機には4つのメリットがあります。

  • 花粉対策ができる
  • ウイルス対策ができる
  • アレルギー症状を防止できる
  • 気になる臭いを除去できる

これらのメリットを知ることで、目的を明確にしながら空気清浄機を活用できるようになるでしょう。ここからは、それぞれのメリットについて解説します。

花粉対策ができる

空気清浄機を用いることで、花粉対策ができるようになります。窓を開けるなどの換気をおこなうだけでは、空気そのものに含まれる花粉を取り除くことが難しいからです。

花粉の季節になると、衣類などに付着した花粉を自宅に持ち込んでしまいます。また、外出していなくても寝室やリビングにある換気口から花粉が入ってくる場合もあるでしょう。すると部屋の中に花粉が舞って、花粉症の症状が出てしまうのです。

こうした悩みには、花粉対策に特化した空気清浄機が役に立ちます。花粉は黄砂やPM2.5よりも粒子が重く大きいため、吸引力が優れている製品がおすすめです。メーカーによっては花粉対策としてイオンテクノロジーを用いている空気清浄機も販売されています。

ウイルス対策ができる

空気清浄機によって、ウイルス対策ができるのもメリットの1つです。季節によっては風邪やインフルエンザのウイルスが空気中に舞っている場合があり、部屋に持ち込んでしまうと感染する恐れがあります。

そこで空気清浄機を使うことにより、空気中に浮遊するウイルスを除去する効果が期待できます。メーカーによっては独自の技術を用いた製品もあり、ウイルスや菌の表面にある細胞膜のタンパク質を切断し、分解・除去してくれるため、リスクを軽減できるでしょう。

アレルギー症状を防止できる

空気清浄機にはアレルギー症状を防止できるといったメリットもあります。いくつかあるアレルギー症状の原因の1つが、ハウスダストです。

ハウスダストは肉眼では見えにくい1mm以下のホコリのことを指します。ハウスダストにはカビや細菌、ペットの毛など、さまざまなものが含まれています。

これらのハウスダストを放置していると、アレルギー性鼻炎や喘息などの症状につながるケースがあるのです。こうした症状は、空気清浄機を活用してハウスダスト対策をおこなうことで症状を最小限に抑えることができます。

気になる臭いを除去できる

空気清浄機を使うことで、部屋の中の気になる臭いを抑えられるでしょう。

ご家庭によってはペットを飼っているでしょうが、排せつ物臭など、どうしても臭いが残ってしまう場合があります。

こうしたケースにも、空気清浄機は効果的です。空気清浄機によっては「ペット専用モード」などが搭載されている場合があり、空気中の臭いを除去する働きをしてくれます。

ペットがいる関係で窓を大きく開けられないご家庭もあるかもしれませんが、空気清浄機があれば窓を開けずに臭い対策をすることができます。

空気清浄機のデメリット

メリットが多い一方で、空気清浄機には2つのデメリットも存在します。

  • メンテナンスが必要
  • 効果が分かりにくい

これらのデメリットを把握することで、ご家庭に空気清浄機が必要かどうか判断しやすくなるでしょう。ここからは、それぞれのデメリットについて解説します。

メンテナンスが必要

空気清浄機を使い続けるには、メンテナンスが必要になります。

たとえば、しばらく使用していると、空気清浄機そのものの臭いが気になる場合があります。その原因は、毎日使い続けることによってフィルターに汚れが溜まってしまうからです。

こうした場合には、本体のパネルを外してフィルターを掃除するといったお手入れが必要になります。このようなお手入れは空気をきれいに保つために必要なものですが、面倒に感じてしまう方もいるかもしれません。

効果が分かりにくい

人によっては、空気清浄機の効果が分かりにくいと感じる方もいるでしょう。空気の汚れは目に見えるものではないため、「本当に空気清浄機は役に立っているの?」と疑問に感じてしまうことがあるかもしれません。

もし効果が分かりにくいと感じた場合は、空気清浄機のフィルターを確認してみてください。内部にあるフィルターが汚れていれば、空気の汚れをキャッチしているということですから、効果を実感しやすくなるでしょう。

空気清浄機の電気代を抑えるには?

なるべく空気清浄機の電気代を抑えたいという方は、以下の方法を試してみてください。

  • 部屋の広さに合った製品を使用する
  • 長時間在宅しない場合はオフにする
  • 省エネモードを活用する

これらの方法を活用することで、空気清浄機の電気代を抑えられるかもしれません。以下では、それぞれの方法についてご紹介します。すでに使用されている方も、購入を検討中の方も、ぜひ参考にしてみてください。

部屋の広さに合った製品を使用する

電気代を抑えるには、部屋の広さに合った製品を使用するようにしてみてください。空気清浄機は使用する部屋の広さにより、消費電力が異なっている場合があります。

たとえば、Panasonicの空気清浄機を比較すると、以下のように異なっています。

加湿空気清浄機 F-VXV90加湿空気清浄機 F-VXV70
適用床面積40畳31畳
88.0W56.0W
11.0W8.5W
静音5.5W4.2W

それぞれ40畳と31畳の部屋向けの製品ですが、表で見比べると分かるように、広い部屋向けにデザインされた製品のほうが、消費電力が大きい場合があるのです。

そこで、空気清浄機を選ぶ際は「適用床面積」を確認するようにしましょう。適用床面積とは、日本電機工業会規格(JEM1467)の基準によって決められている「30分間できれいにできる広さ」の目安のことです。

ご自宅の部屋の広さに合わせて選ぶ場合は、利用する部屋の広さに対して約2倍の適用床面積の製品を選ぶと、比較的短い時間で部屋の空気をきれいにすることができます。

長時間在宅しない場合はオフにする

長時間在宅しない場合は、電源をオフにしましょう。

空気清浄機を効果的に使うためには24時間つけっぱなしにするのが理想です。しかし、旅行で数日出かけるなどして自宅にいない場合は、電源を切ってしまっても問題ありません。数日分の電気代が抑えられ、節電にもつながります。

省エネモードを活用する

空気清浄機は省エネモードを活用すると電気代を抑えられるようになります。

メーカーや製品によっては、省エネモードが搭載されている場合があります。省エネモードを選択すると、自動で風量を抑えて運転してくれるため、消費電力が小さくなり、その結果電気代も抑えられるのです。

もしご自宅で使っている空気清浄機に省エネモードがない場合は、「静音モード」や「弱モード」を活用してみてください。これらのモードは標準モードよりも消費電力が小さい場合が多いため、省エネモードと同じような節約効果を期待できます。

空気清浄機を効率的に使う方法

空気清浄機をより効率的に使いたい方は、3つのポイントを意識してみましょう。

  • 扇風機やサーキュレーターと併用する
  • 空気が循環する場所に設置する
  • 定期的にメンテナンスをおこなう

これらのポイントを取り入れることにより、コストパフォーマンスの向上を期待できます。ここからは、それぞれのポイントについて解説します。

扇風機やサーキュレーターと併用する

空気清浄機は扇風機と併用することで、効率的に使うことができます。その理由は、扇風機を回すことによって空気の流れができるからです。

床に落ちていたホコリや花粉も循環するので、空気清浄機が効率よく空気を吸うことができます。扇風機だけでなく、空気全体を動かしてくれるサーキュレーターだともっと効率よく空気清浄機を活用できるでしょう。

空気が循環する場所に設置する

空気清浄機の設置場所は、なるべく空気が循環するところを選んでみましょう。たとえば、以下のような場所が効果的です。

  • 部屋の出入り口
  • エアコンの吹き出し口の近く
  • 窓辺
  • 換気口の近く

上記のような場所は人の移動や空気の出入りによって空気が動きやすいため、効率的にホコリなどを吸い込んでくれます。

定期的にメンテナンスをおこなう

空気清浄機を効率的に使うために、こまめなメンテナンスをおこなうよう意識しましょう。空気の汚れは目に見えないものですが、空気清浄機のフィルターはしばらくすると汚れが溜まっていきます。

そこで、定期的にフィルターを掃除することで、ホコリなどの汚れを吸収しやすくなるのです。メンテナンス方法やフィルターの交換時期は製品によって異なっています。すでに空気清浄機をお持ちの方は、取扱説明書などでメンテナンス方法を確認してみましょう。

空気清浄機を効率的に活用しよう

空気清浄機は電気代が気になるという方もいるでしょうが、24時間つけっぱなしで使うことで効果を発揮する家電製品です。空気中の花粉やウイルスを除去し、アレルギー症状を抑えられるといったメリットを期待できます。

すでに空気清浄機をお持ちのご家庭は、空気が循環する場所に置くなどの工夫によって、より効率的に使うことができるでしょう。また、定期的なメンテナンスをおこなうことで、パフォーマンスが向上します。これから購入する方は、使用する部屋の広さに合った製品を選んでみてください。

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※お得額の算定条件について

※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。

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