住宅用火災警報器(火災報知器)が電池切れ!?対処法と重要性について解説

防災・安全

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住宅用火災警報器(火災報知器)が電池切れ!?対処法と重要性について解説

「火災報知器の電池が切れたらどうすればいい…?」
「急に火災報知器から警報音が!これって電池切れ?」
「火災報知器の電池って見たことないけど、どこで売ってるの?」

この記事を読んでいる方の中には、住宅用火災警報器(火災報知器)が突然電池切れになり戸惑っている方が多いのではないでしょうか。

住宅用火災警報器が電池切れとなった場合、多くの住宅用火災警報器で警報音が鳴ります。突然の警報音に驚くかもしれませんが、まずは火災の有無を確認しましょう。火災ではなかった場合、電池切れや誤作動の可能性があります。住宅用火災警報器の電池の寿命は約10年。住宅用火災警報器本体も10年を目安に交換することが望ましいとされています。

消防法改正により、2011年6月1日以降全ての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務付けられています。住宅用火災警報器はわたしたちの大切な命を守るための機器です。しっかりと管理をおこない、いざというときにしっかりと役割を果たしてくれるように備えておく必要があります。

この記事では、住宅用火災警報器が電池切れとなった際の対応について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

住宅用火災警報器(火災報知器)が電池切れになるとどうなる?

住宅用火災警報器(火災報知器)が電池切れになると、多くの場合、警報音が鳴ります。突然、聞き慣れない音が家中に響いて驚いたという方もいるのではないでしょうか。

住宅用火災警報器の電池切れの警報音は製品によって異なり、「ピーピー」というアラーム音だけのものや、「電池切れです」とアナウンスされるものがあります。また、機器によっては光って知らせてくれるタイプのものもあります。

これらの警報音は、数分〜数時間おきに鳴ります。しかし、電池が完全に切れてしまった場合には、完全に警報音が鳴らなくなるため注意が必要です。電池切れを放置すると、万が一の際に、住宅用火災警報器が正常に作動しません。

住宅用火災警報器の設置はもちろん、定期的なお手入れと点検をおこなうことで、大切な命を守ることができるでしょう。電池切れが分かったタイミングで速やかに交換を実施してください。

住宅用火災警報器(火災報知器)が電池切れになった時の対処法

実際に住宅用火災警報器(火災報知器)が電池切れになった時には、警報音で知らせてくれる場合がほとんどです。しかし、火災の可能性もありますので、まず火災の有無を確認しましょう。

火災でなかった場合には警報音を止め、電池交換もしくは本体交換をおこなう必要があります。ここでは、住宅用火災警報器の警報音の止め方と対処法について詳しく解説します。

警報音の止め方

多くの場合、住宅用火災警報器にある「点検ボタン」や「音を消すボタン」を押すことで、警報音を止めることができます。紐付きのタイプの住宅用火災警報器は紐を引っ張ることで警報音を止める場合もあります。

機器によっては長押しをする必要があるため、どうしても止まらない場合にはお手元の取扱説明書を確認するとよいでしょう。

警報音は、一度消しても一定の時間が経つと再び鳴るように設定されているものもあります。その場合には、その都度警報音を止める必要があります。電池が完全になくなってしまうと警報音が全く鳴らなくなるため、忘れないうちに電池交換などの対処をしましょう。

対処法①電池を交換する

住宅用火災警報器が電池切れとなった場合、電池を交換する必要があります。住宅用火災警報器の電池は「リチウム電池」である場合が多く、ホームセンターや家電量販店、最近ではコンビニでも販売されていることが多いです。インターネット販売もあるため、そちらを利用する方法もあります。

実際に電池交換をする際には、住宅用火災警報器を天井や壁から一旦取り外す必要があります。それぞれの機器の取扱説明書に沿って外すようにしてください。取り外したら、本体の蓋を開けます。この時、ドライバーが必要になることが多いのでご家庭にあるか確認しておいてください。電池交換が完了したら元の場所へと戻します。この時点で、しっかりと作動確認を実施しましょう。

電池交換の際に注意したいのが、電池切れのタイミングは住宅用火災警報器本体の交換時期である可能性もあるということです。対処法②では、住宅用火災警報器の本体交換をおこなう場合について解説していますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

対処法②本体を交換する

住宅用火災警報器は、10年を目安に本体を交換することが望ましいとされています。「滅多に使わないのに交換する必要あるの?」と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、住宅用火災警報器は火災を察知するために常に稼働しています。経年劣化による故障も珍しくありません。

火災報知機用の電池の寿命も約10年となっていますので、住宅用火災警報器が電池切れとなった場合、本体の交換時期である場合もあります。電池交換のタイミングで使用期間についてもしっかり確認し、10年経過しているようであれば、本体交換をおこなうことがおすすめです。住宅用火災警報器は、ホームセンターや家電量販店、インターネットなどで販売されています。

住宅用火災警報器を選ぶ基準や管理に悩まれている方は、ガス会社のリースを活用する方法もあります。毎月一定額の料金を支払うことで住宅用火災警報器のレンタルができ、故障や電池切れの際も速やかに交換してくれるため、面倒な管理を自分でおこなう必要がありません。

CDエナジーダイレクトでは、関東エリアにお住まいの方を対象に火災警報器のリースをおこなっています。Webサイトで簡単に申し込みができるため、興味のある方はぜひ覗いてみてください。

住宅用火災警報器(火災報知器)は設置が義務化されている

消防法が改正され、2011年6月1日以降、全国のすべての住宅に住宅用火災警報器(火災報知器)の設置が義務化されました。

設置基準の詳細は各自治体によって異なります。たとえば、東京23区の場合では「キッチン」「階段」「寝室」への設置が義務付けられています。

各自治体の設置基準については、一般社団法人日本火災報知器工業会|市町村条例別の設置場所を参照してみてください。

住宅用火災警報器の設置は、住宅火災による犠牲者を減らすことを目的に義務化されました。令和3年度版消防白書のデータによると、一般建物の火災のうち一般住宅火災での死者数が占める割合が92.1%であり、住宅で亡くなる方が非常に多いことが分かります。わたしたちの身を守るためにも住宅用火災警報器はとても重要な役割を担っているのです。

画像引用:令和3年度版消防白書|第一章 災害の現況と課題

住宅用火災警報器(火災報知器)の設置は義務!罰則や設置の重要性も紹介

住宅用火災警報器(火災報知器)の本体の交換時期は10年が目安

住宅用火災警報器(火災報知器)の故障の原因の1つに経年劣化があります。住宅用火災警報器は火災などの異常を察知するために常に稼働している状態です。消防庁によると、住宅用火災警報器は10年を目安に交換することが望ましいとされています。

​※参考:総務省消防庁|住宅防火いのちを守る 10のポイント

せっかく設置している住宅用火災警報器も、きちんと作動しなければ意味がありません。多くのご家庭が、住宅用火災警報器を取り付けたまま点検やお手入れをせずに放置しているのではないでしょうか。今一度、ご家庭の住宅用火災警報器の設置時期を確認し、10年経過していたら交換しましょう。

住宅用火災警報器(火災報知器)の交換方法

住宅用火災警報器の交換方法には以下の2つがあります。

  • 自分で購入して設置する
  • ガス会社から購入またはリースする

それぞれ詳しく解説していきます。

自分で購入して設置する

住宅用火災警報器は、ホームセンターや家電量販店、インターネット販売などで購入できます。この場合は、ご自身で住宅用火災警報器を取り付け、管理をおこなう必要があります。

自分で購入する際に、どんな住宅用火災警報器を選んだらよいのか分からないと悩まれる場合もあるでしょう。そんな時には、次に説明するガス会社からの購入・リースを活用することをおすすめします。

自分で購入する場合には以下の4つのポイントを意識してご家庭にあったものを購入する必要があります。

購入時の4つのポイント
  • 感知方式で選ぶ
  • 設置方式で選ぶ
  • 警報方式で選ぶ
  • 動作方式で選ぶ

それぞれ詳しくみていきましょう。

感知方式で選ぶ

火災を感知する方式には以下の2つがあります。

  • 煙式
  • 熱式
煙式熱式
・火災を煙で感知するタイプ
・煙は火災の発生をより早く知るために最も有効的
・火災以外の煙も感知してしまう
・逃げ遅れの原因となりやすい寝室等への設置がおすすめ
・火災を熱で感知するタイプ
・煙式と比較して誤作動が少ないのがメリット
・火災発生をより早く認知できるのは煙式
・キッチンへの設置は熱式がおすすめ

設置方式で選ぶ

火災報知器の設置方式には以下の2つがあります。

  • 露出型
  • 埋め込み型
露出型埋め込み型
・壁や天井にあとから設置するタイプ
・好きな場所への取り付けが可能
・電池交換や本体交換が必要
・住宅建設時に最初から設置するタイプ
・埋め込まれているためインテリアを損ねずに設置可能
・宅内配線から電源を引くため電池が不要
・停電時に作動しないことがある

警報方式で選ぶ

警報方式には以下の3つがあります。

  • 音声警報タイプ
  • ブザー音タイプ
  • 発光タイプ
音声警報タイプブザー音タイプ発光タイプ
・「火事です」と音声アナウンスで知らせるタイプ
・分かりやすい
・子どもや高齢者がいる家庭で有効
・電子ブザーで知らせるタイプ
・何の警報音か分からないことがある
・高輝度で知らせるタイプ
・聴覚障害者や音の聞き取りにくい高齢者がいる家庭で有効

動作方式で選ぶ

動作方式には以下の2つがあります。

  • 単独型
  • 連動型
単独型連動型
・1台の警報器が単独で作動するタイプ・1台の警報器が作動すると、それに連動して他の警報器も作動するタイプ

ガス会社から購入またはリースする

住宅用火災警報器は、ガス会社が販売・リースをおこなっていることがあります。どんな住宅用火災警報器を選んだらよいか分からないといった方は、ガス会社から購入したりリースしたりするのがおすすめです。ガス会社で購入・リースすると、何かあった時にすぐに相談でき、交換などの対応をしてもらえるため安心です。

住宅用火災警報器(火災報知器)の電池切れに関するよくある質問

ここでは、住宅用火災警報器(火災報知器)の電池切れに関するよくある質問について解説します。

よくある質問
  • 賃貸物件の場合、電池交換は家主または借主どちらがする?
  • 電池交換や本体交換が面倒くさい…何か他に良い方法はないの?
  • 住宅用火災警報器(火災報知器)を電池切れのまま放置するとどうなるの?

賃貸物件の場合、電池交換は家主または借主どちらがする?

賃貸物件の場合、家主・貸主ともに住宅用火災警報器の設置・管理義務があります。建物の所有者は家主であるため、家主に交換を依頼する場合が多いでしょう。

入居中に住宅用火災警報器の電池切れなどトラブルが発生した際には、一度管理会社に相談してみることをおすすめします。

絶対にやってはいけないのは、住宅用火災警報器を電池切れや故障したまま放置することです。住宅用火災警報器の異常に気付いたタイミングで速やかに報告・相談をしましょう。

電池交換や本体交換が面倒くさい…何か他に良い方法はないの?

住宅用火災警報器の電池交換や本体交換などの管理が面倒くさいと思われている方におすすめなのが、ガス会社のリースの利用です。

ガス会社によっては、火災報知器のリースをおこなっていることがあります。リースであれば、故障や電池交換が必要になった場合、ガス会社が本体交換や電池交換の対応をしてくれます。リースを利用すれば、面倒な住宅用火災警報器の管理をおこなう必要がありません。

CDエナジーダイレクトでは、関東エリアにお住まいの方を対象に、火災警報器のリースをおこなっています。設置を自分でおこなう分、お手頃な価格でリースができます。いつでもどこでもWebサイトで申し込むことが可能です。

住宅用火災警報器(火災報知器)を電池切れのまま放置するとどうなるの?

住宅用火災警報器を電池切れのまま放置すると、火災が起きた際にきちんと作動してくれません。また、住宅用火災警報器の設置と管理は義務となっています。

罰則がないからといって、住宅用火災警報器の電池切れを放置すると、いざというときに大切な命を守れない可能性があります。実際に、住宅用火災警報器を設置していることで、火災による死者数が大幅に減少したという消防庁や消防局による調査報告もあります。電池切れは放置せずに、速やかに交換をおこないましょう。

画像出典:住宅用火災警報器Q&A|総務省消防庁

住宅用火災警報器(火災報知器)を正しく設置して大切な命を守ろう

この記事では、住宅用火災警報器(火災報知器)の電池切れの際の対処法についてご紹介しました。住宅用火災警報器は、万が一の場合にわたしたちの命を守ってくれる重要な役割を担っています。

電池切れを発見した際には、速やかに電池交換をおこなう必要があります。しかし、住宅用火災警報器の電池が切れたタイミングは、本体を交換するタイミングである可能性もあるため注意が必要です。

住宅用火災警報器の故障の原因の一つに経年劣化があり、住宅用火災警報器は10年を目安に本体を交換することが望ましいとされています。

住宅用火災警報器の管理や購入が面倒と思われている方におすすめしたいのが、CDエナジーダイレクトの火災警報器のリースです。Webサイトでの簡単なお申し込みで、お手元に火災警報器が届きます。故障や電池切れの場合も、すぐに交換してくれるため、全て自分で管理する必要がありません。

万が一の際に自分、そして家族の大切な命を守るために、ぜひCDエナジーダイレクトの火災警報器のリースを活用してみてはいかがでしょうか。

※この記事の内容は公開日時点の情報です。最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。