ガス漏れ 調べる方法

ガス

ガス

ガス漏れしてるかも?ガス漏れを調べる方法や対処法・注意点を解説!

「ガス漏れしているかもしれない」
「ガス漏れかどうか調べる方法を知りたい」
「ガス漏れしていたらどうすればいいの?」

日常生活でガス燃焼機器を使用していると、ガスのような臭いがして「ガス漏れしているのではないか」と不安に思うこともあるかもしれません。

「ガス漏れしてるかもしれない」と思ったら、すぐにガス会社に連絡しましょう。ガス漏れしているかどうかは素人が判断できることではなく、そのまま放置していると火災や一酸化炭素中毒に発展する恐れがあります。大切な命を守るためにも速やかな対応が重要です。

この記事では、ガス漏れしていると感じたときに調べる方法について解説します。また、対処法や注意点についても触れています。ガス漏れを心配している方は、ぜひ最後までお読みください。

目次

本当にガス漏れ?起こりうる場所と調べる方法

まずはじめにお伝えしたいのは、ガスは最初から皆さんが知っている臭いが付いているわけではないということです。実は、皆さんがガス漏れを検知できるように、ガス会社が特殊な臭いを付けているのです。もし臭いがなければ、ガス漏れに気付くまで時間がかかってしまい、時遅しとなる可能性があります。つまり、臭いを頼りに判断することが、素早く気付くために有効な方法といえます。

一般的な使用状況下に置いてガス機器などを使っていて、ガス会社による定期点検をしっかりと受けていれば、ガス漏れはそうそう起きるものではありません。とはいえ万が一ガス漏れが起きた場合には、次のような場所であることが多いです。

  1. コンロ・給湯器等のガス機器周り
  2. ガスコンセント
  3. 宅内のガス内管(床下や壁内に配管されていることが多い)

ですが、ガス機器の近くにいなかったり、ガス漏れ自体が微量である場合、または普段見えない場所で漏洩していれば、なかなか気付けないこともあるでしょう。

その点、ガス警報器を設置していれば、ガス漏洩箇所とは違う部屋にいても警報が大きな音で鳴るので、気付く可能性を大きく高めることができます。発生する可能性が小さいとはいえ、人の鼻だけでは気付けない場合もあること、最悪の場合、被害が非常に大きいことを認識する必要があります。

ガス漏れが起こったときに取る行動

ガス漏れが起こったときは、状況に応じて以下のような行動を取りましょう。

  • 窓をしっかり開ける
  • ガス栓・器具栓を閉める
  • メーターガスの栓を閉める
  • ガス会社に連絡する
  • ガス臭い場所から離れる
  • 火気は絶対に使用しない
  • 電気のスイッチに触れない

ガス漏れが起こったときの行動を知っておくことで、いざというときに落ち着いて行動できるでしょう。ここからは、それぞれの行動について詳しく解説します。

窓をしっかり開ける

ガス漏れの疑いがある場合は、2つ以上の窓をしっかりと開けて換気しましょう。空気を入れ替えないと室内にガスが充満してしまい、一酸化炭素中毒になる恐れがあります。

一酸化炭素中毒は、一酸化炭素を取り込むことで起きます。一酸化炭素が体内のヘモグロビンと結合すると酸素と結合できなくなり、体内で酸素が循環しなくなってしまいます。その結果、頭痛や吐き気などの症状があらわれ、最悪の場合は死に至ることもあるため十分な注意が必要です。

こうした症状を避けるためにも、窓は大きく開けてください。

ただし、換気をするからといって換気扇や扇風機を付けてはいけません。換気扇や扇風機は電気で動くため、スイッチを入れたときに発生する小さな火花によって引火する可能性があるからです。このように着火源をつくらないように気を付けましょう。

ガス栓・器具栓を閉める

ガス漏れの疑いがあるガス栓や器具栓はすべて閉めてください。ガスはガス栓や機器栓から漏れることがあり、そのままにしていると室内に充満してしまいます。火災や一酸化炭素中毒に発展する可能性があるので、必ず閉めておきましょう。

メーターガスの栓を閉める

ガス栓や器具栓だけでなく、メーターガス栓も閉めてください。メーターガス栓を閉めることで、ガス漏れが発生している場所が分からなくてもガスの供給を止めることができます。

もしご自宅のメーターガスの設置場所が分からない場合は、以下の場所に設置されていることが多いので探してみましょう。

マンション・アパート戸建て
玄関脇などのメーターボックスの中建物の外玄関・浴室付近の壁際

ガス会社に連絡する

「シュー」という音やガスの臭いがするなど、ガス漏れの疑いがあると感じたら必ずガス会社に連絡しましょう。連絡が遅くなると火災や一酸化炭素中毒に発展する恐れがあります。

結果的にガス漏れではなかったとしても安全を確認することが大切です。大切な命を守るためにも、すぐに連絡をしましょう。

ガス臭い場所から離れる

ガスを吸い込まないよう、ガス臭い場所からは離れましょう。ガスを大量に吸い込むと酸素欠乏症になり、一酸化炭素中毒と同じく最悪の場合は死に至る恐れがあります。

ガス臭い場所が室内である場合は、窓を2つ以上開けてガス臭い場所から離れてください。

火気は絶対に使用しない

ガス漏れの疑いがある場合は、火気は絶対に使用してはいけません。ガスが充満した空間で火気を使用してしまうと、ガスに引火して火災や爆発に発展する恐れがあります。

特に以下のようなものは絶対に使用してはいけません。

  • ライター
  • マッチ
  • 煙草
  • ストーブ

電気のスイッチに触れない

ガス漏れの際は絶対に電気のスイッチに触れてはいけません。電気のONとOFFを切り替えると小さな火花が発生し、それが引火につながる恐れがあるからです。

同じ理由から、扇風機や換気扇のスイッチも触れないように注意してください。

事前にできるガス漏れ対策

事前にできるガス漏れ対策は以下の通りです。

  • ガスを使用する際は換気する
  • ガス警報器を設置する
  • 古くなった機器は交換する

日ごろからガス漏れ対策をおこなうことで、いざというときの被害を最小限に抑えることができるでしょう。ここからは、それぞれの方法について解説します。

ガスを使用する際は換気する

ガス燃焼機器を使用する際は、普段から換気をするように心がけましょう。換気を徹底することで、ガスを燃やすのに必要な新鮮な空気を取り入れることができます。

もし換気ができていないままガスを使うと、空気中の酸素が不足して不完全燃焼につながります。すると一酸化炭素が発生し、中毒になる危険性があるのです。

キッチンでガスを使用する際は、換気扇やレンジフードを回すか、窓を開けて換気をおこないましょう。部屋でガスファンヒーターなどを使用する際は、1時間に1~2回窓を開けて、1~2分間の換気をおこないます。

ガス警報器を設置する

ガス漏れをいち早く発見するために、ガス警報器を設置しましょう。ガス警報器がガス漏れや不完全燃焼によって発生する一酸化炭素を検知し、警報音で知らせてくれます。

特に一酸化炭素は無色・無臭の気体であるため、警報器がないと早期に気付くことはできません。そのため、ガス警報器を設置する際は、CO(一酸化炭素)検知機能付き警報器を選ぶことをおすすめします。

CDエナジーダイレクト警報器LPへ

古くなった機器は交換する

古くなったガス機器は速やかに交換しましょう。ガスコンロや湯沸かし器などのガス機器は、古くなると部品が消耗したり劣化したりします。すると、破損部分からガスが漏れてしまい、ガス漏れに発展する恐れがあるのです。

たとえば、ガスコンロには安全上支障なく使える標準期間が設けてあり、その期間は約10年とされています。思わぬ事故に発展しないようにするためにも、古くなったガス機器は速やかに交換しましょう。

ガス機器使用時のガス漏れに関する注意点

ご家庭においては、以下のようなガス機器が使用されています。

  • ガスコンロ
  • 給湯器・湯沸器
  • ガスファンヒーター・ガスストーブ

ここからはそれぞれのガス機器を使用する際の注意点を解説します。

ガスコンロ

ガスコンロはガス漏れが発生しやすい燃焼機器の1つです。長年使用していると本体が劣化し、破損部分からガスが漏れることがあるからです。

ガスコンロの寿命は一般的に10年ほどです。すぐに火がつかなかったり炎の色がおかしかったりするなど不調が見られる場合は、早めに点検をおこない、必要に応じて交換しましょう。なお、電池が少ないことが不調の原因となっている可能性もありますのでご注意ください。

給湯器・湯沸器

給湯器や湯沸器は、本体の経年劣化によってガス漏れに発展することがあります。

たとえば、給湯器のゴム管やパッキンなどが長期間の使用により劣化する場合です。設置場所や使用頻度によって劣化が加速することもありますが、10年以上お使いの場合は修理や買い替えをなるべく早く検討することをおすすめします。

ガスファンヒーター・ガスストーブ

室内で使用するガスファンヒーターやガスストーブもガス漏れが発生する場合があります。たとえばガスコードがしっかりと接続されていなかったり劣化したりすると、そこからガス漏れが発生する可能性があるのです。

なお、不完全燃焼による一酸化炭素中毒を防ぐため、ガスファンヒーターやガスストーブを利用する際は、1時間おきに1~2回程度窓を開けて1~2分間の換気をおこなうことを心がけましょう。また、古い製品は新しい製品に買い替えることも大切です。

「ガス漏れしてるかも」と思ったら必ずガス会社に連絡しよう

この記事では、ガス漏れかどうか調べる方法について解説しました。ガス漏れしていると感じた場合は、換気とガス栓等を閉め、すぐにガス会社に連絡するようにしましょう。

そして、万が一ガス漏れが発生した場合に備えて、ガス警報器を設置しておくことを推奨します。CDエナジーダイレクトでは、ガス警報器のリース製品を取り扱っています。リース契約であれば、期間満了となる1カ月前に更新をお知らせしてくれます。そのため、「知らない間に期限が切れていた」といった心配もありません。

大切な家族の命や家を守るためにも、ぜひこの機会にガス警報器の設置を検討してみてください。

※この記事の内容は公開日時点の情報です。最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。