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夏の電気代は高くて怖い?平均額や消費電力の割合、節約方法を解説

「夏の電気代が高くなりすぎないか心配...」
「夏の電気代の平均額や節約方法を知りたい」
「電気代が高くなりやすい家電についても教えてほしい」

夏の電気代の節約をお考えの方の中には、このようなお悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。

夏の電気代は世帯人数や住んでいる地域で異なるものの、約5,800〜21,000円が目安です。エアコンや冷蔵庫を中心に節約することで電気代を抑えられます。

この記事では、夏の電気代の平均額や節約方法について詳しく解説します。ほかに、夏の消費電力の割合についても触れています。

記事を読むことで、夏場に消費電力が多い家電や電気代の平均額を把握した上で、より効率的に電気代を節約しやすくなるため、ぜひ最後までご覧ください。

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目次

夏の電気代の平均額はどのくらい?

揺れる風鈴

夏(7〜9月)における電気代の平均額はどのくらいなのでしょうか。以下の表は、政府の統計窓口の情報における世帯人数別の夏の電気代をまとめたものです。

世帯人数 7月 8月 9月
1人(単身) 5,842円
2人 7,788円 8,974円 10,030円
3人 9,091円 10,472円 11,290円
4人 9,267円 10,859円 11,940円
5人 9,639円 11,591円 12,142円
6人 13,730円 17,764円 20,927円

出典:総務省|家計調査2023年 単身世帯総務省|家計調査2023年 二人以上の世帯 

表をみると、夏の電気代は約5,800〜21,000円であることがわかります。世帯人数が増えるほど、比例して電気代も高くなっている傾向にあります。

続いて、地域別・過去3年間のデータ別に夏の電気代を見ていきましょう。

地域別に見た夏の電気代の平均額

以下の表は、地域ごとにおける夏の電気代の平均額をまとめたものです。

地域 単身世帯 二人以上の世帯
北海道地方 6,750円 7月:9,039円
8月:9,179円
9月:9,667円
東北地方 7月:10,134円
8月:11,717円
9月:11,895円
関東地方 5,272円 7月:8,353円
8月:9,575円
9月:11,021円
北陸地方 6,987円 7月:10,883円
8月:13,651円
9月:15,577円
東海地方 7月:8,654円
8月:10,703円
9月:10,951円
近畿地方 5,036円 7月:7,509円
8月:8,788円
9月:9,809円
中国地方 6,116円 7月:9,915円
8月:11,420円
9月:12,130円
四国地方 7月:9,173円
8月:12,029円
9月:12,039円
九州地方 5,251円 7月:8,136円
8月:8,972円
9月:10,026円
沖縄地方 7月:11,932円
8月:13,337円
9月:12,872円

出典:総務省|家計調査2023年 単身世帯総務省|家計調査2023年 二人以上の世帯 

表をみると、地方によって電気代の平均額が異なることがわかります。自分が住んでいる地域の電気代の平均額を踏まえて、比較してみましょう。

過去3年間における夏の電気代の推移

中には、「夏の電気代が年々高くなっている気がする」と感じている方もいるのではないでしょうか。以下の表は、過去3年間における夏の電気代の推移をまとめたものです。

調査年単身世帯の平均額二人以上の世帯の平均額
2023年5,842円7月:8,627円
8月:10,022円
9月:11,006円
2022年6,418円7月:9,869円
8月:11,914円
9月:13,202円
2021年5,131円7月:8,091円
8月:9,774円
9月:10,393円
出典:総務省|家計調査2023年 単身世帯総務省|家計調査2023年 二人以上の世帯

表をみると、2023年は2022年と比較して夏の電気代が安いことがわかります。一方、2021年と比較すると夏の電気代は高くなっています。要因としては、燃料費調整額や再エネ賦課金の変動が考えられます。

夏に消費電力の割合を多く占める家電製品

エアコン

夏の電気代が高いと、どの家電が電気代の高さにつながっているのか気になる方もいるのではないでしょうか。夏の点灯帯(19時頃)の電気の使用割合の例として、以下の画像をご覧ください。

画像元出典:政府の広報オンライン|節電をして電気代を節約しよう!手軽にできる節電方法とは?
情報元出典:資源エネルギー庁「夏季の省エネ・節電メニュー ご家庭の皆様 東北・東京・中部・北陸・関西・中国・四国・九州エリア版」

画像をみると、エアコン・照明・冷蔵庫の占める割合が大きいことがわかります。エアコン・冷蔵庫を中心に節約を心がけることで、夏の電気代を抑えられるというわけです。

続いて、代表的な家電ともいえるエアコン・冷蔵庫の電気代がどのくらいかかるのかをみていきましょう。

エアコンの電気代

エアコンの電気代は、以下の計算式で算出可能です。

エアコン(冷房機能)の電気代=期間消費電力量(kWh)×電気料金単価(円/kW)

ちなみに、1時間あたりの電気代は以下の計算式で算出できます。

1時間あたりの電気代=消費電力(W) ÷ 1,000 × 電気料金単価(円/kWh)

エアコン(冷房機能)は、運転状況によって消費電力が変わるため計算しづらいのが特徴です。ここでは、冷房使用期間である5月23日〜10月4日(135日間)の消費電力量(期間消費電力量)を用いて算出します。

出典:一般社団法人 日本冷凍空調工業会「エアコンの期間消費電力量について」

また、電気料金単価に関しても契約している電力会社や電気料金プランによって異なります。ここでは、全国家庭電気製品公正取引協議会が目安として定めている31円/kWh(2022年7月改訂)を使用します。

エアコン(冷房機能)の夏の電気代は、以下の通りです。

エアコン(冷房能力)冷房期間消費電力量冷房期間中の電気代の目安
6畳(2.2kW)204kWh6,324円
8畳(2.5kW)228kWh7,068円
10畳(2.8kW)254kWh7,874円
12畳(3.6kW)362kWh11,222円
14畳(4.0kW)402kWh12,462円
18畳(5.6kW)586kWh18,166円
出典:省エネ性能カタログ2023年版「エアコン」

表をみると、対応畳数(冷房能力)が大きくなるほど電気代が高くなっていることがわかります。使用しているエアコンの平均額を参考にした上で、電気代を抑えながら効率よく活用してみましょう。

冷蔵庫の電気代

冷蔵庫もエアコンと同様、以下の計算式で算出できます。

電気代 = 消費電力量(kWh)× 電気料金単価(円/kWh)

以下の表は、冷蔵庫の電気代の平均額をまとめたものです。

冷蔵庫の大きさ年間消費電力量年間の電気代
140L以下273kWh8,463円
141~200L295kWh9,145円
201~250L310kWh9,610円
251~300L312kWh9,672円
301~350L343kWh10,633円
351~400L353kWh10,943円
401~450L290kWh8,990円
451~500L272kWh8,432円
501L以上279kWh8,649円
※間冷式冷蔵庫の電気代の平均額です
出典:省エネ性能カタログ2023年版「電気冷蔵庫」

表をみると、冷蔵庫の電気代は1年間で約8,400〜11,000円であることがわかります。電気代は、冷蔵庫の容量に比例するわけではありません。冷蔵庫の電気代が気になる方は、ご家庭にある冷蔵庫の電気代と平均額とを比較してみましょう。

冷蔵庫の節約方法に関については後述するため、ぜひ参考にしてみてください。

家電別に見る夏の電気代を節約する方法

ダイニングルームで計算機を持つ主婦

先ほど、夏の消費電力の中でもエアコンと冷蔵庫の割合が大きいことをご紹介しました。では、エアコン・冷蔵庫の電気代を節約するにはどうすればよいのでしょうか。

ここでは、それぞれの家電別に電気代の節約方法をご紹介します。

エアコンの節約方法

エアコンの電気代を節約する方法は、主に以下の4つです。

それぞれの節約方法について詳しく見ていきましょう。

1. 扇風機・サーキュレーターを併用する

扇風機・サーキュレーターを併用することで、エアコンの電気代を節約できます。扇風機・サーキュレーターの併用によって、部屋全体を効率的かつ適切な温度に調整することが可能です。

扇風機の電気代は1時間あたり約0.3〜1.6円、サーキュレーターの電気代は1時間あたり0.9円〜1.2円とそれほど高くありません。いずれもエアコンよりも電気代が安いため、併用してエアコンの設定温度を低くしすぎないようにすることで電気代の節約が狙えます。

外気温度31℃のとき、エアコン(2.2kW)の冷房設定温度を27℃から28℃にした場合(使用時間:9時間/日)、年間で電気30.24kWh、電気代にして約937円の節約効果が見込めます。

暑いからとエアコンの設定温度を過剰に低くするのではなく、扇風機やサーキュレーターとの併用を心がけてみてください。

2. フィルターのこまめな清掃を心がける

エアコンのフィルターをこまめに清掃することも電気代の節約につながります。フィルターにホコリなどが詰まることで無駄な消費電力につながるためです。

エアコン(2.2kW)のフィルターを清掃した場合、フィルターが目詰りしている場合に比べて、年間で電気31.95kWhの省エネ、電気代にして約990円の節約効果が見込めます。

ただし、自分でエアコンを掃除する際は、故障やケガに十分注意してください。無理な分解や洗浄スプレーの使用などを控え、エアコンの内部クリーン機能を活用したり、定期的に掃除のプロに依頼したりしてエアコンを綺麗な状態に保つことが大切です。

3. 窓に断熱シートを貼る

窓に断熱シートを貼ることで、エアコンの冷房機能の効率が上がります。理由は、断熱シートが夏の外気の影響を受けにくくするためです。

断熱シート以外にも、カーテンやすだれなどで夏の暑い空気や直射日光を遮断できます。いずれもホームセンターなどで購入できるため、ぜひ使用を検討してみてください。

4. 室外機周りにものを置かない

室外機の周辺にはものを置かないようにしましょう。室外機の吹き出し口付近にものが置かれていると熱が逃げにくくなり、エアコン(冷房機能)の効率低下につながります。

室外機に直射日光が当たっている場合も同様、放熱が上手くできずに余分な消費電力につながります。室外機用のカバーやよしずなどで日陰を作り、温度上昇を防いでみるとよいでしょう。

室外機の周辺に砂ぼこりや落ち葉などがある場合は、掃き掃除してみてください。

冷蔵庫の節約方法

冷蔵庫の電気代を節約する方法は、主に以下の3つです。

それぞれの節約方法について詳しく見ていきましょう。

1. 冷蔵庫内に食べ物を詰め込みすぎない

冷蔵庫内に食べ物が多いとスムーズに庫内を冷やせなくなるため、電気代の無駄につながります。

庫内にものをたくさん詰め込んだ状態と半分の量を入れた状態を比較した場合、年間で43.84kWh、つまり約1,359円の節約につながります。庫内の状態を管理するだけなので、すぐに実践しやすいでしょう。

冷蔵庫内にものを詰め込みすぎると電気代が高くなる一方で、冷凍庫の場合は庫内にある程度詰め込むことで節約につながります。冷蔵庫と冷凍庫で節約できる庫内状況が異なるため、管理の仕方に注意してください。

2. 冷蔵庫の設定温度を適切に保つ

冷蔵庫内の設定温度を適切に保つことでも、電気代の節約につながります。設定温度を控えめにすることで、無駄な消費電力を抑えることが可能です。

22℃の温度下で冷蔵庫の設定温度を「強」から「中」に変えた場合、年間で61.72kWh、約1,913円の節約につながります。

冷蔵庫内の設定温度は、すぐに実践可能です。ドアの外側正面や庫内に温度調節のダイヤルが設置されているため、控えめに設定したい方は変更してみましょう。

ただし、夏の暑い時期は食品が傷みやすいため注意が必要です。生野菜や非加熱などの練り物(ハム・チーズなど)は傷みやすいため、冷蔵庫の設定温度も含めて適切な管理をしましょう。

3. 無駄な開閉を減らす

冷蔵庫の閉め忘れ、無駄な開閉を減らすことでも電気代を節約できます。理由は、余分な開閉が少なくなることで、冷蔵庫の温度上昇を防げるためです。

たとえば、冷蔵庫の扉を開けている時間を20秒間から10秒間に減らした場合、年間で6.10kWh、料金にして約189円の節約になります。事前に何を取り出すか、買った食材をどこに置くかなどを決めておき、冷蔵庫の無駄な開閉回数や時間を減らしてみましょう。

電力会社や電気料金プランの見直しも電気代節約につながる

エアコンや冷蔵庫の使い方の見直し以外にも、契約している電力会社や電気料金プランを見直すことで電気代を節約できる可能性があります。

2016年4月以降、電力の小売が全面自由化されたことで、家庭の電力をどの会社からでも購入できるようになりました。現在、さまざまな企業がサービスを提供しているため、自分のライフスタイルに合った電気料金プランを見つけやすくなっています。

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上手く電気代を節約しながら夏の暑さを乗り越えよう

この記事では、夏の電気代の平均額や節約方法について詳しく解説しました。世帯人数によって異なるものの、夏の電気代の平均額は約5,800〜21,000円が目安です。

夏に消費する電力の中でも、特にエアコン・冷蔵庫の占める割合が大きいため、上手く節約することで夏の電気代を抑えられます。

エアコン代を効果的に節約するためには、扇風機・サーキュレーターの併用や定期的なフィルター清掃が大切です。一方で冷蔵庫の節約の場合は、庫内にものを詰め込みすぎないようにしたり無駄な開閉を減らしたりすることを意識してみてください。

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