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セラミックファンヒーターの電気代は高い?ほかの暖房器具と徹底比較

「セラミックファンヒーターの電気代って高いの?」
「セラミックファンヒーターとほかの暖房器具の電気代を比較したい」
「セラミックファンヒーターを効果的に使う方法があったら教えてほしい」

現在、セラミックファンヒーターを使用している方や導入を考えている方の中で、このようなお悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。

セラミックファンヒーターの電気代は、1カ月で約3,000〜6,700円が目安です。暖房器具の中では、比較的電気代の高い部類に位置します。

この記事では、セラミックファンヒーターの電気代について詳しく解説します。ほかにも、セラミックファンヒーターのメリットやデメリット、節約方法についても触れています。

この記事を読むことで、セラミックファンヒーターの電気代の相場だけでなく、セラミックファンヒーターの使用が自分に適しているかも把握できるでしょう。セラミックファンヒーターについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

セラミックファンヒーターとは?灯油やガスを使わない暖房器具

ファンヒーター

セラミックファンヒーターは、電気を熱源とする暖房器具です。灯油やガスを使う暖房器具とは違って、熱効率のよいセラミックを内蔵しており、電気によって発熱させる仕組みとなっています。

セラミックファンヒーター以外にセラミックヒーターと呼ばれる暖房器具がありますが、それぞれの違いはファンの有無です。なお、セラミックファンヒーターには、ファンが搭載されています。

現在、さまざまなメーカーがデザイン・大きさ・搭載機能の異なるセラミックファンヒーターを販売しています。製品を選ぶ際は、電気代の相場を踏まえて自分の使用状況に適したものを選択しましょう。

セラミックファンヒーターの1カ月の電気代は約3,000~6,700円

セラミックファンヒーターの電気代は、1カ月で3,000~6,700円程度が目安です(1日あたり6時間の使用を想定)。電気代の算出方法は、以下の通りです。

電気代=消費電力(kW)※ × 使用時間(h) × 電気料金単価(円/kW)
※消費電力の単位が「W」の場合は1,000で割ってkWに変換します

電気料金の単価は、契約している電力会社や電気料金プランで異なります。ここでは、全国家庭電気製品公正取引協議会が目安として定めている31円/kWh(2022年7月改訂)を使います。

なお、計算で用いるセラミックファンヒーターの消費電力は、以下の通りです。

  • 弱:550W
  • 強:1,200W
    ※コツコツCD編集部が独自で調査した結果に基づいています。

以下の表にある金額は、上記の消費電力をもとに計算したセラミックファンヒーターの電気代になります。

使用時間 セラミックファンヒーターの電気代
1時間 約17.1円 約37.2円
1日(6時間使用したとして計算) 約102.3円 約223.2円
1日(12時間使用したとして計算) 約204.6円 約446.4円
1カ月(1日6時間を30日使用) 約3,069円 約6,696円
1カ月(1日12時間を30日使用) 約6,138円 約13,392円

表をみると、セラミックファンヒーターの電気代は設定温度によって料金が大きく異なることがわかります。また、長時間使用するのであれば、費用を抑えるためにもいかに効率よくセラミックファンヒーターを使うかが大切といえるでしょう。

消費電力とセラミックヒーターの電気代との関係性

先ほど解説した通り、セラミックファンヒーターは設定温度やワット数によって電気代が異なります。設定ごとに消費電力の大きさが違うため、電気代に差異が生じるわけです。

なお、消費電力の大きさは使用するセラミックファンヒーターのメーカーや対応畳数によっても異なります。以下の表は、消費電力に対する1時間あたりの電気代の目安をまとめたものです。

消費電力1時間あたりの電気代の目安
300W約9.3円
500W約15.5円
700W約21.7円
800W約24.8円
1,000W約31円

消費電力によって電気代は大きく異なるため、現在使用中のものや購入を検討中のセラミックファンヒーターの消費電力を確認しておきましょう。

セラミックファンヒーターをつけっぱなしにしたときの電気代

セラミックファンヒーターを1日中つけっぱなしにした場合、電気代はどのくらい生じるのでしょうか。以下の表は、24時間つけっぱなしにした場合のセラミックファンヒーターの電気代をまとめたものです。

使用時間 セラミックファンヒーターの電気代
1日 約409.2円 約892.8円
1カ月(1カ月30日間として計算) 約12,276円 約26,784円

表をみると、弱で使用した場合でも1カ月の電気代が1万円を超えていることがわかります。このことからも、セラミックファンヒーターを使う際は、使用場所や使用時間の見極めをしたうえで効率よく使用することが大切といえます。

セラミックファンヒーターを賢く使う方法は、記事の後半「セラミックファンヒーターを省エネで使用する3つの方法」で詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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セラミックヒーターとほかのヒーターの電気代を比較

セラミックヒーター以外にもヒーターにはさまざまな種類がありますが、それぞれで電気代はどのように違うのでしょうか。以下の表は、セラミックヒーターとほかのヒーターの電気代の違いについてまとめたものです。

ヒーター消費電力1時間の電気代1日(6時間)
の電気代
1カ月(30日)
の電気代
セラミックヒーター弱:550W
強:1,200W
弱:約17.1円
強:約37.2円
弱:約102.3円
強:約223.2円
弱:約3,069円
強:約6,696円
ハロゲンヒーター弱:400W
中:800W
強:1,200W
弱:約12.4円
中:約24.8円
強:約37.2円
弱:74.4円
中:148.8円
強:約223.2円
弱:2,232円
中:4,464円
強:約6,696円
カーボンヒーター弱:450W
強:900W
弱:約14.0円
強:27.9円
弱:83.7円
強:167.4円
弱:2,511円
強:5,022円
オイルヒーター弱:500W
中:700W
強:1,200W
弱:15.5円
中:21.7円
強:約37.2円
弱:93円
中:130.2円
強:約223.2円
弱:2,790円
中:3,906円
強:約6,696円
パネルヒーター弱:400W
中:800W
強:1,200W
弱:約12.4円
中:約24.8円
強:約37.2円
弱:74.4円
中:148.8円
強:約223.2円
弱:2,232円
中:4,464円
強:約6,696円

表をみると、ヒーターごとの電気代は大きな違いがないことがわかります。とはいえ、どのヒーターも出力を大きくすると、その分高い電気代が生じます。

ヒーターの種類に関係なく、使用する際に無駄が生じないよう心がけましょう。

【あわせて読みたい】電気代が安い電気ヒーターはどれ?各種ヒーターの特徴と電気代を比較

セラミックヒーターとエアコン(暖房)の電気代の違い

セラミックヒーター以外にも、さまざまな種類の暖房器具があります。以下の表は、セラミックヒーターとエアコン暖房を含む暖房器具の1時間あたりの電気代をまとめたものです。

暖房器具1時間あたりの電気代
セラミックヒーター弱:約17.1円
強:約37.2円
エアコン(暖房)6 〜 9畳(2.2kW):14.79円
8 〜12畳(2.8kW):24.49円
15 〜23畳(5.6kW):54.19円
こたつ石英管ヒーター:14.0円
ハロゲンヒーター:18.6円
フラットカーボンヒーター:9.3円
電気毛布10W:0.31円
30W:0.93円
50W:1.55円

表をみると、セラミックヒーターの1時間あたりの電気代は、エアコン(暖房)と同等かそれ以上であることがわかります。そのため、暖房器具の中では比較的電気代が高い部類に位置するといえるでしょう。

とはいえ、セラミックヒーターにはメリットが多く、なにかと使い勝手のよい暖房器具です。使用を止めるのではなく、使うメリットや賢い使い方を知ったうえで上手に活用するとよいでしょう。

【あわせて読みたい】暖房器具の電気代はどれが1番高いの?各暖房器具の平均額と節約方法について具体的に解説

セラミックファンヒーターを使用する3つのメリット

メリットのイメージ

セラミックファンヒーターを使用する主なメリットは、以下の3つです。

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

メリット1. 持ち運びしやすい

セラミックファンヒーターは、軽量コンパクトなタイプが多いため、持ち運びしやすいです。電源さえあれば、オフィスやトイレ、脱衣所など場所を選ばずに使用できます。

たとえば暖房器具の1つであるエアコンの場合、暖房性能に優れてはいますが、持ち運びができません。こたつや電気カーペットなども同様に、場所を問わず使用するのは難しいといえるでしょう。

一方でセラミックファンヒーターの場合、1〜2kg程度の軽量のものであれば持ち運びが簡単です。さらに上部や側面などに取っ手があれば、やけどなどの怪我の心配もなく片手で手早く移動できるでしょう。

メリット2. こまめに換気する必要がない

セラミックファンヒーターは、石油や灯油、ガスなどを使わないため、使用時ににおいが生じることはなく、こまめな換気の必要がありません。

たとえば燃料を用いるストーブの場合、燃焼時に燃料由来の特有のにおいが生じることがあります。灯油などを燃料とする際には定期的な換気が必要です。

しかし換気のために窓やドアを開けると、暖まった空気が外に逃げるため再度冷えた空気を暖める必要があります。そのためあまり効率性がよいとは言い難いでしょう。

一方でセラミックヒーターは、消臭機能などが搭載されたものも販売されています。空気を清潔に保ちながら暖房効果を得ることが可能です。

メリット3. 安全性に優れている

セラミックファンヒーターは、火を使用しないため火災のリスクが高くありません。大きな事故につながりにくい、安全性に優れた暖房器具といえるでしょう。

たとえば小さな子どもや赤ちゃんがいるご家庭の場合、暖房器具による不慮の事故などが心配な親御さんは少なくないかもしれません。セラミックヒーターであれば、転倒時に電源が自動オフになる機能やチャイルドロック機能が搭載されているものもあるため、状況に合わせて安全に使用できるでしょう。

ただし、正しい使い方をしなければ事故や怪我につながる可能性があります。コードに重いものを乗せたり、濡れた手で電源プラグを触ったりなど、感電や電気火災につながる行動は避けましょう。

セラミックファンヒーターの3つのデメリット

デメリットのイメージ

セラミックファンヒーターにはメリットがある一方で、以下のようなデメリットも存在します。

デメリットまで把握しておくと、セラミックファンヒーターが現在の使用状況に適しているかを判断したり効率的な使い方ができたりします。ここでは、それぞれのデメリットについて詳しくみていきましょう。

デメリット1. 広い空間は暖めづらい

セラミックファンヒーターは、電気の力で発熱しますが、温風が届く範囲は限られています。広い空間を暖める際は効果を発揮しづらいのが特徴です。

もし広範囲をセラミックファンヒーターで暖めるとなると、消費電力が大きくなり、その分毎月の電気代が高くなります。そのため、ほかの暖房器具とあわせて使い分けることが大切です。

広い範囲を暖める場合はエアコン、限定した一部分を暖める場合にはセラミックファンヒーターを活用するなど、状況に応じて上手く使い分けましょう。効果的な使い方については次の章「セラミックファンヒーターを省エネで使用する3つの方法」で詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

デメリット2. 運転音が気になる場合がある

セラミックファンヒーターは、運転時にファンの作動音が生じます。そのため、静かな暖房器具に慣れている場合は、セラミックファンヒーターの運転音が気になる可能性があります。

なお、セラミックファンヒーターから以下のような異音が生じている場合は、故障や不具合が考えられます。

音の種類詳細
カタカタ・カラカラと音がする場合転倒OFFスイッチが動いている際の音。
運転中に音がする場合は故障の可能性もある
給水タンクからポコン、ポコンと音がする場合加湿タイプで生じる音。
水量が減少した加湿トレー内に水を供給する際、
空気を吸い込むことで音が生じることがある

購入したときにはなかった音がする場合、故障や不具合の可能性も考えられます。購入した店やメーカーに相談しましょう。

デメリット3. 空気が乾燥しやすくなる

セラミックファンヒーターが温風機能だけの場合、空気が乾燥しがちです。空気が乾燥すると、肌やのど、目などの乾燥や室内の結露につながります。

セラミックファンヒーターは温風で部屋を暖めるため、空気中の水分量が増えない傾向にあります。そのため長時間使用することで部屋が乾燥するうえに、それに伴う症状が出ることもあるでしょう。

もし部屋の乾燥が気になる場合や長時間使用する場合は、空気清浄機や加湿器などと併用するのがおすすめです。機器を上手に組み合わせることで、より効果的な使い方ができるでしょう。

セラミックファンヒーターを省エネで使用する3つの方法

セラミックファンヒーターを省エネで使用する方法は、以下の3つです。

それぞれの方法を詳しく解説します。

使い方1. ほかの暖房器具と併用して使用する

セラミックファンヒーターは、ほかの暖房器具と併用することで効率的に部屋を暖められます。セラミックファンヒーターと相性がよいのは、ホットカーペットやエアコン(暖房)などです。

ホットカーペットの場合、セラミックファンヒーターと併用することで即座に体感温度を上げられます。エアコンの場合であれば、セラミックファンヒーターとの併用によりすばやく室温を上げられます。

暖まったら、セラミックファンヒーターの電源を切りましょう。上手に併用することで、暖房効果だけではなく節約効果も見込めるでしょう。

使い方2. 特定の場所で使用する

セラミックファンヒーターは、広い空間よりも狭い空間を暖めるのに適した暖房器具です。そのため、部屋全体ではなく特定の場所を暖める場合に使用しましょう。

たとえば、オフィスやトイレ、脱衣所などが適しています。ほかにも、キッチンで料理をしたり、デスクワークで座ったりしている際に足元を暖める使い方もおすすめです。

セラミックファンヒーターのメリットである持ち運びやすさや安全性の高さを活かした使い方をするとよいでしょう。

使い方3. 温度やワット数を低めに設定する

温度やワット数を高く設定することで、余分な電力消費につながります。過剰な電力消費は電気代に反映するため、効率良く節約するには温度やワット数を低めに設定しましょう。

単体・併用で使用している場合に限らず、こまめに出力調整はおこなうのがおすすめです。最初に大きな力で暖め、その後は設定を低くするとよいでしょう。

セラミックファンヒーターのなかには、省エネモードや人感センサーなどの機能が搭載されたものもあります。暖めすぎや電源の切り忘れなどを防いで効率的に使用できる機能が搭載されたものもあるため、ぜひ活用してみてください。

電力会社の見直しもセラミックヒーターの電気代節約につながる

現在契約している電力会社や電気料金プランを見直すことで、セラミックヒーターの電気代を節約できる可能性があります。現在、電力は自由化されているため、自分の好きな企業から電気を購入することが可能です。

とはいえ、電力会社によって提供している電気料金プランや特典は異なります。解約金やガスプランとのセット割引の有無、電力会社の評判などの情報を踏まえたうえで、効果的な電気代の節約を目指しましょう。

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※お得額の算定条件について

※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。

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本記事では、セラミックファンヒーターの電気代について詳しく解説しました。セラミックファンヒーターの電気代は、1カ月で約3,000〜6,700円が目安です。

セラミックファンヒーターの電気代は、暖房器具の中では比較的高い部類に入りますが、持ち運びのしやすさや安全性の高さなどメリットも多いのが特徴です。特定の場所で使用したり、ほかの暖房器具を併用したりすることで効率よく部屋を暖められます。

CDエナジーでは、一人暮らしの方向けの「シングルでんき」、たくさん電気を使う方向けの「ファミリーでんき」など複数の電気料金プランを提供しています。

セラミックファンヒーターの使用状況だけでなく、現在のライフスタイルも踏まえて、自分に適した電気料金プランを契約すれば電気代の削減につながります。ライフスタイルを変えずに電気代を安くしたい方はぜひ契約をご検討ください。

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