2026年現在、国による「電気・ガス料金支援」が実施されており、2026年7月〜9月使用分が対象です。
この記事では、電気・ガス料金支援の概要や対象期間、利用方法について解説します。また、過去に実施された制度や補助金以外で光熱費を節約する方法についても触れていきます。
この記事を読むことで補助金制度について理解し、光熱費を抑えるための工夫ができるでしょう。ぜひ最後までお読みください。
※この記事では「補助金」という表現を使用していますが、実際には、一般家庭が補助金を申請・受給する制度ではなく、国が電気・ガス事業者へ補助金を交付し、その補助金を原資として利用者の電気・ガス料金を値引きする「電気・ガス料金支援」です。利用者による申請は不要で、対象事業者と契約している場合は料金に自動で反映されます。
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- 2026年夏に再開!「電気・ガス料金支援」の概要
- 補助金による電気代・ガス代の値引き額
- 補助金制度はいつからいつまで?
- 光熱費の補助金を受けるために申請は必要?
- 【使用量別】補助金による電気・ガス代の値引き額を試算
- 1人暮らし(単身世帯)の場合
- 2〜3人暮らしの場合
- 4人暮らし以上の場合
- 2025年以降の電気・ガス代補助金の推移
- 過去に実施された光熱費の補助金
- 2026年の「電気・ガス料金支援」の値引き単価は高い?低い?
- 電気・ガス料金支援以外にもある!省エネに使える補助金
- 補助金以外で光熱費を節約する方法
- 1. 家電の使い方を見直す
- 2. 追い焚きの回数や給湯温度を見直す
- 3. 電力・ガス会社や料金プランを見直す
- 光熱費の補助金に関するよくある質問
- オール電化でも補助金は適用される?
- プロパンガス(LPG)は補助金の対象?
- 引越しした場合、補助金はどうなる?
- 補助金がなくなったら電気代はどうなる?
- 2026年10月以降も補助金は実施される?
- 光熱費の補助金を上手く活用して節約しよう!
2026年夏に再開!「電気・ガス料金支援」の概要

「電気・ガス料金支援」は、2026年7月〜9月使用分の電気料金・都市ガス料金を値引きする国の支援制度です。
この制度は、2026年5月25日に総理大臣がおこなった記者会見「中東情勢を踏まえた令和8年度補正予算等について」で表明されたものです。政府は、燃料輸入価格の上昇が今後の電気・ガス料金に反映されると見込んでおり、電気の使用量が増える夏季(7月~9月)に合わせて、電気・ガス料金への支援を実施するとしています。
なお、一般家庭が申請する必要はなく、対象となる電気・ガス事業者を利用している場合は、料金から自動的に値引きされます。
補助金による電気代・ガス代の値引き額
電気・ガス料金支援による値引き単価は、以下の通りです。
| 対象期間 | 電気 | 都市ガス |
|---|---|---|
| 2026年7月・9月使用分 | 低圧 3.5円/kWh 高圧 1.8円/kWh | 14.0円/㎥ |
| 2026年8月使用分 | 低圧 4.5円/kWh 高圧 2.3円/kWh | 18.0円/㎥ |
8月は暑さが厳しく、電気の使用量が増えると見込まれるため、7月・9月よりも値引き単価が高めに設定されています。
上記の単価に使用量をかけると値引き額が計算できます。たとえば、8月に低圧契約で100kWh使用した場合、4.5円×100kWh=450円の値引きとなります。
より詳しい値引き額を知りたい方は、検針票やマイページで電気やガスの使用量を確認し、計算してみましょう。
補助金制度はいつからいつまで?
電気・ガス料金支援の対象期間は、2026年7月〜9月の使用分です。この期間中に使用した電気・都市ガスの料金は、対象事業者を利用している場合、月々の請求時に自動的に値引きされます。
たとえば7月使用分は、7月中の検針日から8月中の検針日までに使用した分です。その値引きは、8月の検針後に発行される請求分に反映されます。使用した月と請求される月がずれるため、値引き額を確認するときは注意しましょう。
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光熱費の補助金を受けるために申請は必要?
「電気・ガス料金支援」では、利用者による申請は必要ありません。国から補助金の交付を受けた電気・ガス事業者が料金を値引きし、その値引き後の金額を利用者へ請求する仕組みだからです。
値引きの対象は、一般家庭の電気契約や、年間契約量1,000万㎥未満の企業などです。特別な手続きをしなくても、対象事業者と契約している場合は、対象期間中の料金が自動的に値引きされたうえで請求されます。
【使用量別】補助金による電気・ガス代の値引き額を試算

ここでは、経済産業省 資源エネルギー庁「電気・ガス料金支援サイト」の値引き単価をもとに、値引き額を試算しました。世帯人数ごとの電気・都市ガス使用量の目安は、以下の通りです。
- 1人暮らし(単身世帯)の場合(電気使用量130kWh/月、都市ガス使用量15㎥/月)
- 2〜3人暮らしの場合(電気使用量300kWh/月、都市ガス使用量30㎥/月)
- 4人暮らし以上の場合(電気使用量500kWh/月、都市ガス使用量45㎥/月)
それぞれの世帯人数を想定した値引き額を紹介します。ご自身の使用量に近い試算結果を参考にしてください。なお、実際の値引き額は、契約している料金プランや使用量、ライフスタイルなどによって異なります。
1人暮らし(単身世帯)の場合
1人暮らし(単身世帯)は、複数人世帯と比べて電気・都市ガスの使用量が比較的少ない傾向があります。1カ月あたりの電気使用量を130kWh、都市ガス使用量を15㎥とした場合、値引き額は以下の通りです。
| 電気使用量130kWhの値引き額 | 都市ガス使用量15㎥の値引き額 | |
|---|---|---|
| 2026年7月・9月使用分 | 1カ月あたり455円 | 1カ月あたり210円 |
| 2026年8月使用分 | 585円 | 270円 |
このケースでは、7月・9月使用分は1カ月あたり665円(電気455円+都市ガス210円)、8月使用分は1カ月あたり855円(電気585円+都市ガス270円)が値引きされます。3カ月合計で2,185円の負担軽減となる計算です。
2〜3人暮らしの場合
2〜3人暮らしの場合、1人暮らしより電気・都市ガスの使用量が増える傾向があります。1カ月あたりの電気使用量が300kWh、都市ガス使用量が30㎥の家庭の値引き額は以下の通りです。
| 電気使用量300kWhの値引き額 | 都市ガス使用量30㎥の値引き額 | |
|---|---|---|
| 2026年7月・9月使用分 | 1カ月あたり1,050円 | 1カ月あたり420円 |
| 2026年8月使用分 | 1,350円 | 540円 |
このケースでは、7月・9月使用分は1カ月あたり1,470円(電気1,050円+都市ガス420円)、8月使用分は1カ月あたり1,890円(電気1,350円+都市ガス540円)が値引きされます。3カ月合計では4,830円の負担軽減となる計算です。
4人暮らし以上の場合
4人以上の世帯では、1~3人世帯と比べて電気・都市ガスの使用量が多くなる傾向です。1カ月あたりの電気使用量が500kWh、都市ガス使用量が45㎥の家庭の値引き額は以下の通りです。
| 電気使用量500kWhの値引き額 | 都市ガス使用量45㎥の値引き額 | |
|---|---|---|
| 2026年7月・9月使用分 | 1カ月あたり1,750円 | 1カ月あたり630円 |
| 2026年8月使用分 | 2,250円 | 810円 |
このケースでは、7月・9月使用分は1カ月あたり2,380円(電気1,750円+都市ガス630円)、8月使用分は1カ月あたり3,060円(電気2,250円+都市ガス810円)が値引きされます。3カ月合計は7,820円となり、使用量が多い世帯ほど値引き額も大きくなることがわかります。
2025年以降の電気・ガス代補助金の推移

電気・ガス料金支援は、2023年1月使用分から実施されており、時期によって制度名称や値引き単価を変更しながら継続されています。2025年以降の値引き単価は、以下の通りです。
| 2025年冬(1月〜3月) | 2025年夏(7月〜9月) | 2026年冬(1月〜3月) | 2026年夏(7月〜9月) | |
|---|---|---|---|---|
| 電気(低圧) | 1・2月:2.5円/kWh 3月:1.3円/kWh | 7・9月:2.0円/kWh 8月:2.4円/kWh | 1・2月:4.5円/kWh 3月:1.5円/kWh | 7・9月:3.5円/kWh 8月:4.5円/kWh |
| 都市ガス | 1・2月:10.0円/㎥ 3月:5.0円/㎥ | 7・9月:8.0円/㎥ 8月:10.0円/㎥ | 1・2月:18.0円/㎥ 3月:6.0円/㎥ | 7・9月:14.0円/㎥ 8月:18.0円/㎥ |
ここからは、過去の支援制度の推移を振り返りながら、2026年夏の値引き単価がこれまでと比べてどのような水準なのかを解説します。
過去に実施された光熱費の補助金
最初の本格的な電気・ガス料金支援は、燃料価格の高騰を受けて2023年1月使用分から始まった「電気・ガス価格激変緩和対策等事業」です。その後も「酷暑乗り切り緊急支援」や物価高対策など、社会情勢に応じた支援が定期的におこなわれてきました。
近年の支援は、冷房や暖房の使用で電気・ガスの需要が高まる夏と冬を中心に実施されているのが特徴です。2026年夏の「電気・ガス料金支援」も、暑さが厳しい7月〜9月使用分を対象としています。
2026年の「電気・ガス料金支援」の値引き単価は高い?低い?
2026年夏の値引き単価は、夏季に実施された支援としては過去最高水準です。電気(低圧)の値引き単価は、2025年夏の2.0円〜2.4円/kWhから約1.8~1.9倍引き上げられ、2024年夏の「酷暑乗り切り緊急支援」(最大4.0円/kWh)も上回りました。8月使用分の4.5円/kWhは、直近の2026年冬(1・2月使用分:4.5円/kWh)の値引き単価と同水準です。
都市ガスの値引き単価も、2025年夏の8.0円〜10.0円/㎥から約1.8倍となる14.0円〜18.0円/㎥へ引き上げられました。8月使用分の18.0円/㎥は、2024年夏の「酷暑乗り切り緊急支援」の最大17.5円/㎥を上回ります。
一方、制度が始まった2023年1月当初の値引き単価(電気7.0円/kWh、都市ガス30.0円/㎥)と比べると、現在の値引き単価は低くなっています。それでも政府の試算では、標準的な家庭で3カ月合計約5,000円の負担軽減を見込んでおり、家計の負担軽減効果が期待できるでしょう。
電気・ガス料金支援以外にもある!省エネに使える補助金

電気・ガス料金支援は毎月の光熱費を軽減する制度ですが、省エネ家電への買い替えや住宅の断熱リフォームに利用できる補助制度もあります。代表的な制度として、以下の2つが挙げられます。
- 東京ゼロエミポイント
- 住宅省エネ2026キャンペーン
東京ゼロエミポイントは、省エネ性能の高い家電への買い替えなどを支援する東京都の事業です。登録販売店で対象製品を新規購入または買い替えると、その場でポイント相当額が値引きされます。対象となるのは、省エネ性能を満たすエアコンや冷蔵庫、給湯器、LED照明器具などです。
住宅省エネ2026キャンペーンでは、新築やリフォームで一定の要件を満たす場合、内容に応じて補助金を受けられます。窓やドアの断熱改修や高効率給湯器の導入など、幅広い工事が対象です。
このほか、お住まいの自治体が独自の補助制度や助成制度を実施している場合があります。いずれの制度も予算や期間、条件が細かく定められているため、利用を検討する際は公式サイトの最新情報を確認しましょう。
補助金以外で光熱費を節約する方法

電気・ガス料金支援のような制度だけでなく、日頃の工夫でも光熱費は節約できます。
それぞれの方法を詳しく紹介します。
1. 家電の使い方を見直す
電気代を節約するには、家電を効率よく使うことが大切です。具体的には、次のような方法があります。
- 使っていない家電のコンセントを抜く
- テレビや照明器具はこまめに消す
- エアコンは頻繁にオン・オフしない
長時間使わない家電は、コンセントを抜く習慣をつけましょう。家電は待機電力を消費するため、使わない時間が長いほど節電効果が期待できます。手間が気になる場合は、スイッチ付きの電源タップを活用すると便利です。
使用していないテレビや照明は、こまめに消すよう心掛けましょう。使用時間を短くすると電気使用量が抑えられ、節電につながります。
ただし、エアコンは運転開始時に多くの電力を消費するため、短時間の外出であれば、こまめにオン・オフを繰り返すよりも運転を続けたほうが節電につながる場合があります。一方、長時間外出する場合は電源を切ったほうが電気代を抑えられることがあります。
電気代の節約方法を詳しく知りたい方は、こちらもあわせてお読みください。
【あわせて読みたい】電気代の節約方法20選!裏技やオール電化の節約方法も紹介
2. 追い焚きの回数や給湯温度を見直す
ガス代を節約するときは、日々のお湯の使い方を見直すことが大切です。具体的には、次のような方法があります。
- 追い焚きの回数を減らす
- 給湯温度の設定は適温にする
- 節水シャワーヘッドに変える
湯船に浸かることが多い場合は、追い焚きの回数を減らすとガス代の節約につながります。追い焚きするとその都度ガスを使うため、ガス代がかさむ原因になります。浴槽にふたをして湯温の低下を防いだり、家族が続けて入浴したりして、追い焚きの回数を減らしましょう。
また、給湯温度の設定が高いとその分ガスの使用量が増えます。38〜40度を目安として適温に設定すると、ガス代の節約につながります。
さらに、シャワーヘッドを節水タイプに交換するのもおすすめです。節水シャワーヘッドは、取りつけるだけで水の使用量を抑えられるため、給湯に必要なガスの使用量の削減にもつながります。
上記以外にも、ガス代の節約方法は複数あります。以下の記事で詳しく紹介しているため、こちらもあわせてお読みください。
【あわせて読みたい】ガス代の節約方法20選!高くなる原因とガス料金の仕組みも紹介
3. 電力・ガス会社や料金プランを見直す
電気・ガス会社や料金プランを見直すことも、光熱費の節約に有効な方法です。契約プランや料金体系が多様化しているため、自分の使用状況に合うプランを選べば、同じ使用量でも光熱費を抑えられる場合があります。
たとえばCDエナジーでは、1人暮らし向けの「シングルでんき」から、使用量が多いご家庭向けの「ファミリーでんき」まで、ライフスタイルや使用量に合わせて選べる電気料金プランをご用意しています。電気とガスをまとめるとセット割※が適用されるため、光熱費をまとめて見直したい方にぴったりです。
※CDエナジーのセット割の詳細※該当プランの需要場所において同一の名義により当社とガス需給契約を締結され、該当する電気・ガスプランの料金を同一の支払い方法によりお支払いいただく場合に限る。
※ガスセット割引が適用されるのは基本料金および従量料金(燃料費調整額を除く)。ただし、ガスセット割はスマートでんきが対象外。電気セット割はゆかぽかガス・はつでんガスが対象外。
さらに、CDエナジーでは電気料金の支払額に応じて「カテエネポイント」※が貯まります。貯まったポイントは電気代の支払いにも使えるため、切り替え先としておすすめです。
※カテエネについての詳細※ WEB会員サービス「カテエネ」へ電気のご契約情報の登録が必要です。還元されるポイントは「カテエネポイント」となります。再生可能エネルギー発電促進賦課金は除きます。
切り替えを検討するときは、検針票などで毎月の使用量を確認し、各社の料金プランを比べてみましょう。
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光熱費の補助金に関するよくある質問

電気・ガス料金支援に関するよくある質問をまとめました。
ここからは、それぞれの質問に回答します。
オール電化でも補助金は適用される?
オール電化のご家庭でも、「電気・ガス料金支援」の対象となります。対象となる電気小売事業者と契約していれば、オール電化でも電気料金の値引きを受けられます。
オール電化は電気の使用量が多くなりやすい分、値引き額も大きくなる傾向です。利用者による申請は不要で、毎月の電気代から自動で値引きされます。
プロパンガス(LPG)は補助金の対象?
国の「電気・ガス料金支援」では、プロパンガスは対象外です。値引きの対象は、年間契約量1,000万㎥未満の都市ガス契約です。
ただし、国の交付金を活用して、自治体ごとにプロパンガス料金の値引きを実施する場合があります。実施の有無や支援内容、実施時期は自治体によって異なるため、お住まいの自治体の公式サイトなどで確認してみましょう。
引越しした場合、補助金はどうなる?
引越し先で契約する電力会社や都市ガス会社が支援の対象事業者であれば、料金の値引きを受けられます。利用者側での特別な手続きは必要ありません。対象事業者かどうかは、契約先の公式サイトや経済産業省 資源エネルギー庁「電気・ガス料金支援サイト」で確認できます。
補助金がなくなったら電気代はどうなる?
電気・ガス料金支援が終了しても、電気代そのものが値上げされるわけではありません。ただし、今回の支援は過去最高の値引き水準であり、標準的な家庭で3カ月合計約5,000円の負担軽減が見込まれています。支援が終了すると値引きがなくなるため、同じ使用量でも請求額は支援期間中より高くなります。
2026年10月以降も補助金は実施される?
2026年10月使用分以降の電気・ガス料金支援は、現時点では発表されていません。ただし、2025年・2026年には夏・冬ともに支援が実施されており、今後もエネルギー価格や物価の動向などに応じて新たな支援が実施される可能性があります。
実施が決まると経済産業省の公式サイトなどで発表されるため、最新情報をこまめに確認しましょう。
光熱費の補助金を上手く活用して節約しよう!
2026年夏の「電気・ガス料金支援」では、7月〜9月使用分の電気代・都市ガス料金が申請不要で値引きされます。夏の支援としては過去最高の値引き水準です。
電気・ガス料金支援が終了したあとも、電気やガスの使い方を見直すことで節約につながります。使用していない照明や家電の電源をこまめに切ったり、追い焚きの回数を減らしたりなど、小さな工夫を積み重ねていきましょう。
また、電力会社やガス会社を見直すと、そのままの使用量で光熱費を節約できる場合があります。
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