「エアコンの風量は電気代に影響するの?」
「風量と温度のどちらを調整するのが省エネになる?」
「節約になるエアコンの使い方は?」
エアコンの電気代が気になっている方の中には、上記のような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。エアコンの風量によって電気代が変動することもあるため、節電を優先するのであれば自動モードを利用するのがおすすめです。
この記事では、エアコンの風量で電気代が変わるのかについて解説します。後半では、エアコンの節電方法についても触れていきます。この記事を読むことで、節電を意識しながらエアコンの風量調節ができるようになるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
エアコンの風量で電気代は変わらない?

エアコンの電気代は、風量によっても変動します。ただし、風量を「弱」にすることで節電になるというわけではありません。
風量を「弱」にすると運転音が静かになるうえ、節電になるイメージを抱く方もいるかもしれません。しかし、風量が弱いと室内を設定温度に調節するのに時間がかかり、かえって余計な消費電力が発生してしまいます。
パナソニック調べによると、「微風」は「自動」に比べて、設定温度に到達するまでの消費電力が20%高いことが報告されています。また、設定温度に達するまでの時間が「自動」よりも6.4分長いこともわかりました。
つまり、風量を「弱」にすることでかえって電気代が高くなる場合もあるというわけです。
おすすめの風量は「自動」
エアコンの節電を意識するなら、おすすめの風量は「自動」です。自動なら適度な風量で送風できるため、効率的に室内を冷やせます。
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エアコンは風量と温度のどちらを調整するのが省エネなの?

エアコンの風量と温度のどちらを調節すればいいのか迷った際は、温度を下げるよりも風量を強くしましょう。
風量を強くすることで、エアコンの本体にある熱交換器を経由する空気の量が増え、熱交換率が上昇します。その結果、短時間で室内を設定温度に調整できるのです。
これは冷房・暖房両方に当てはまります。
エアコンの風量と温度調整との電気代の差はどのくらい?電気代の計算方法
エアコンの電気代を把握したい場合は、実際に使用しているエアコンの消費電力から計算してみましょう。ここでは、消費電力を用いた計算式や、混同しやすい「消費電力」と「消費電力量」の違いについて解説します。
消費電力を用いた計算式
1時間あたりの電気代は、以下の計算式で算出可能です。
1時間あたりの電気代の計算式 |
---|
消費電力(W) ÷ 1,000 × 電気料金単価(円/kWh)= 1時間あたりの電気代 |
たとえば消費電力が1,000Wのエアコンを使用する場合、電気代の求め方は以下の通りです。
計算例 |
---|
1,000(W) ÷ 1,000 × 31(円/kWh)= 31 円 |
エアコンの消費電力がWで記載されている場合は、そのまま計算式に当てはめて計算できます。ただし、kWで記載されている場合は1,000で割らずに、「消費電力(W) × 電気料金単価(円/kWh)」で計算してください。
「消費電力」と「消費電力量」の違い
消費電力と消費電力量は、以下のように異なります。
消費電力 | 1秒間動かすのに必要な電力の単位 |
消費電力量 | 家電製品を動かすのに使用した電力の量 |
消費電力は、家電を1秒間動かすのに必要な電力の単位のことです。単位は主に「W(ワット)」が用いられ、消費電力が大きい家電には「kW(キロワット)」(1kW = 1,000W)が用いられることもあります。
家電の本体に記載されている消費電力は、正式には「定格消費電力」と呼びます。これは、家電を最大限の機能で運転した場合の消費電力のことです。
消費電力量とは、家電製品を動かすのに使用した電力の量のことです。単位には「Wh(ワットアワー)」が用いられ、消費電力を表す「W」と1時間を表す「h」が組み合わさっています。
家電の取扱説明書などに記載されている「期間消費電力量」は、その家電の年間消費電力量の目安を表しています。
風量設定以外のエアコンの節約術6選

最後に、風量設定以外でできるエアコンの節約術を紹介します。
風量調節に加え、上記の方法も取り入れることで、より効率的にエアコンを利用できるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
1. こまめに消さずつけっぱなしにする
エアコンは、こまめに消すよりつけっぱなしにするほうが節電になる場合があります。その理由は、オン・オフを短時間で繰り返すことで、設定温度に調節するのに多くの電力を消費するからです。
もしエアコンが寒いと感じた場合は、オフにするのではなく設定温度を上げましょう。ただし、無理にエアコンをつけたままにしていると身体が冷えて体調不良の原因になります。エアコンを使用する際は、体調管理とのバランスを取ることが大切です。
2. サーキュレーターを活用する
サーキュレーターを併用することで、部屋全体に冷たい空気を循環させ効率よく冷やす事ができます。

冷房を使用する際は、エアコンを背にしてサーキュレーターを設置しましょう。冷たい空気は床付近に溜まりやすい性質があるため、この状態で設置すれば効率よく循環できます。
暖房を使用する際は、部屋の端にエアコンと対角線になるようにサーキュレーターを設置しましょう。暖かい空気は天井付近に溜まりやすい性質があり、このように設置することで足元まで暖かい空気を行き渡らせられます。
3. 室内温度を適切に保つ
エアコンを使用する際は、室内が適正温度になるように意識してみましょう。夏場は28℃、冬場は20℃が目安です。
環境省によると、エアコンは以下のように調整することで消費電力の削減につながることがわかっています。
節約行動 | 効果 | |
---|---|---|
夏の冷房時 | 温度設定を1℃高くする | 約13%の消費電力の削減 |
冬の暖房時 | 温度設定を1℃低くする | 約10%の消費電力の削減 |
4. カーテンを活用する
エアコンがある部屋では、カーテンを活用するのも節約術のひとつです。たとえば日差しをカーテンで遮断することにより、部屋が温まりにくくなって冷房が効きやすくなります。
冬なら厚手のカーテンを閉めれば、外の冷たい空気が入りにくくなり、暖房が効きやすくなります。この際、床まで届く長いカーテンなら冷気の侵入を防止できるのでおすすめです。
5. フィルターを定期的に掃除する
エアコンの効果を最大化するために、フィルターは定期的に掃除しましょう。フィルターを掃除することで、エアコンが空気をスムーズに取り込めるようになり、効率的に稼働できます。
エアコンを頻繁に使用する時季は、2週間に1回を目安に掃除するといいでしょう。掃除は水洗いするか、面倒な場合は掃除機でフィルターの汚れを吸い取るだけでもかまいません。
6. 室外機のまわりを整理する
室外機のまわりを整理することで、エアコンの節電につながります。その理由は、室外機の周辺にものを置くと、冷暖房の効果が下がるからです。
室外機の前にすだれを立てかけて日陰を作るのもおすすめです。室外機に直接日光が当たるのを防ぎ、温度上昇を防止できます。
エアコンの風量は「自動」がおすすめ!
エアコンの風量は、電気代に影響を与えます。風量を弱くすると稼働音が静かになり、節約になるイメージがあるかもしれません。しかし、実際には設定温度に達するまでに時間がかかり、余計な消費電力が発生してしまいます。節約を意識するなら、風量を自動にするのがおすすめです。
風量の調節以外にも、つけっぱなしにしたりサーキュレーターを併用したりするなど、工夫を取り入れることで節電ができます。定期的なフィルターの掃除や、室外機のまわりの整理なども節約になるので、ぜひ参考にしてみてください。
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CDエナジーでは、関東エリアのご家庭向けに豊富な電気料金プランをご提供しています。CDエナジーに切り替えて最適なプランを選択すると、月々の電気料金がお得に!さらに、電気料金の支払いに使えるポイントが貯まるほか、ガスとセットで契約すると割引が適用されます。「どのプランを選べばいいの?」とお悩みの方は、以下の図をご覧ください!

※おトク額は、各世帯別のモデル使用量(契約容量40A)をもとに東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」の適用単価とCDエナジー「シングルでんき」「ベーシックガス」「ファミリーでんき」の料金を比較し算定しています。
※消費税相当額を含み、燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まず、ガスセット割を適用した金額の比較。年間おトク額は電気・ガスそれぞれを100円未満で切り捨てた額を合計しています。
※実際は電気代には毎月燃料費調整額を加減算。使用状況によりお得額は変動。
※1 ポイント還元にはCDエナジーの家庭向けWEB会員サービス「カテエネ」に会員登録し、電気の契約情報を登録する必要あり。還元されるポイントは「カテエネポイント」。ポイントの対象となる料金は、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く。
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