コツコツCD編集部の調査によると、布団乾燥機を毎日1回使用した場合の電気代は1カ月あたり288~1,181円程度という結果でした(金額の幅は、使用時間の違いによるものです)。布団乾燥機には、布団の乾燥やダニ対策などのメリットだけでなく、それ以外の活用法もあります。こうした特徴を踏まえると、コストパフォーマンスが高いと実感できる方もいるでしょう。
この記事では、布団乾燥機の電気代について紹介していきます。ほかにも、メリットやデメリット、布団以外への効果的な使い方にも触れています。
「布団乾燥機の電気代を知りたい」「布団乾燥機のメリットやデメリットを見て購入を検討したい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
布団乾燥機の電気代
布団乾燥機には「マットありタイプ」と「マットなしタイプ」の2種類が存在します。それぞれの布団乾燥機の電気代は以下の表の通りです。
マットありタイプ | マットなしタイプ | |
---|---|---|
1回あたり | 9.8~39.4円 | 9.6~38.4円 |
1カ月(30日)あたり | 295.3〜1,181円 | 288.3〜1,153円 |
1年(365日)あたり | 3,593~14,370円 | 3,508~14,370円 |
※1回あたりの使用時間は(30~120分)で、1日1回使用することを想定しています。
表で比較すると、マットあり/マットなしのタイプ別で電気代に大きな差はありませんでした。
布団乾燥機は必ずしも毎日使用する必要はありません。ただし、ご家族の人数によって1日に使用する回数は異なってくるでしょう。そのため、今回の調査結果はあくまでも目安として参考にしてください。
なお、布団乾燥機の電気代については下記の計算方法で算出可能です。
消費電力(W) ÷ 1,000 × 電気料金単価 × 使用時間
今回は、コツコツCD編集部が複数の製品を調査して消費電力を算出し、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価の31円/kWh(税込)(2022年7月改定)を使用して計算します。ご自宅にある布団乾燥機の電気代を知りたい方は、製品の消費電力をご確認のうえ、上記の計算方法をご活用ください。
次からは、それぞれの特徴と電気代について、さらに詳しく解説していきます。
マットありタイプの電気代
マットありタイプとは、乾燥マットを使用する布団乾燥機のことです。
掛け布団と敷き布団の間にマットを入れて温風を送り込むことで、布団を隅々まで乾かすことが可能です。そのため布団全体を温められ、ムラなく湿気を取り除けます。ただし、マットを使用する都合上、設置や片付けに時間がかかります。
コツコツCD編集部が複数の商品を調査したところ、マットありタイプの消費電力は635W程度で、1回あたりの電気代はおよそ10〜39円です。
1カ月間(30日)毎日使用すると295〜1,181円程度になります。また、1年間使い続ければ3,593〜14,370円程度になるでしょう。
使用時間 | 30分 | 60分 | 90分 | 120分 |
---|---|---|---|---|
1回あたり | 9.8円 | 19.7円 | 29.5円 | 39.4円 |
1カ月(30日)あたり | 295.3円 | 590.6円 | 885.8円 | 1,181円 |
1年(365日)あたり | 3,593円 | 7185円 | 10,778円 | 14,370円 |
※1カ月あたり・1年あたりの計算は、1日1回使用することを想定しています。
マットなしタイプの電気代
マットなしタイプとは、乾燥マットを使用しない布団乾燥機のことです。
マットを使用しない代わりに、ホースなどのアタッチメントを布団の間に入れます。マットなしタイプは使い勝手がよく、マットの設置や片付けが不要です。ただし、吹き込み口から遠くなるほど温風が届きにくいため、乾燥ムラが発生することもあります。
コツコツCD編集部が複数の商品を調査したところ、マットなしタイプの消費電力は620W程度で、1回あたりの電気代はおよそ10~38円です。
1カ月間(30日)毎日使用すると288〜1,153円程度になります。また、1年間使い続ければ3,508~14,030円程度になると考えられます。
使用時間 | 30分 | 60分 | 90分 | 120分 |
---|---|---|---|---|
1回あたり | 9.6円 | 19.2円 | 28.8円 | 38.4円 |
1カ月(30日)あたり | 288.3円 | 576.6円 | 864.9円 | 1,153円 |
1年(365日)あたり | 3,508円 | 7,015円 | 10,523円 | 14,030円 |
※1カ月あたり・1年あたりの場合、1日1回使用することを想定しています。
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布団乾燥機のメリット
布団乾燥機には、以下のように3つのメリットがあります。
上記のメリットを知ることで、電気代に対して布団乾燥機のコストパフォーマンスが高いかどうかを判断できるようになるでしょう。ここからは、それぞれのメリットについて解説します。
室内で布団を乾かせる
布団乾燥機の大きなメリットは、室内で布団を乾かせることです。
布団は天日干しすることも可能ですが、お住まいの家によっては布団を干すのに十分なスペースがない場合もあるでしょう。また、季節によっては花粉や黄砂が舞っていることもあるため、天日干しができないこともあります。
たとえ布団を干すスペースがあったとしても、雨や雪が降ったりすると外で干すことはできません。特に平日に時間がなく休日にしか干せないとなると、天気に左右されることもあるでしょう。
こうした事情を踏まえると、布団乾燥機があれば干すスペースや天気に構わず、好きなタイミングで布団を乾燥させることが可能です。
ダニの繁殖を防ぐ
布団乾燥機を使用することにより、ダニの繁殖を防ぐことができるでしょう。ダニの繁殖条件には、布団の温度と湿度が関係しているからです。
ダニは気温が20~30℃で湿度が60~80%に達すると繁殖しやすくなると言われており、6~9月頃、特に梅雨の期間に繁殖しやすいとされています。また、季節にかかわらず人は寝ている間に汗をかき、その汗が布団に吸収されると湿度も上がりやすくなるのです。
そこで、布団乾燥機を使うことで布団の湿度を抑えることができます。また、布団を乾燥する際に高温になるため、ダニが生息しにくい温度にすることも可能です。
製品によってはダニ対策に特化したモードが搭載されている場合もあります。布団のダニが気になる場合は、こうしたモードがある製品を選ぶといいでしょう。
温かい布団で眠れる
いつでも温かい布団で眠れることもメリットの1つです。特に寒い季節になると、布団が冷えていてなかなか眠れないといった経験はないでしょうか。冷たい布団に入っていると身体が冷えて、寝つきも悪くなってしまうかもしれません。
そのようなお悩みも布団乾燥機によって布団を温めることで解決できます。製品によっては温めモードがあるので、季節や天候を問わずいつでも温かい布団で眠ることが可能です。
布団乾燥機のデメリット
布団乾燥機にはメリットが多い一方で、デメリットもいくつか存在します。
それぞれのデメリットについて理解することにより、ご家庭に必要かどうか検討できるでしょう。ここからは、それぞれのデメリットについて解説します。
電気代がかかる
メリットがある一方で、布団乾燥機を使うことにより、その都度電気代がかかってしまうのも事実です。使用時間や製品、布団の大きさによって異なりますが、1カ月あたり288~1,181円程度かかると考えられます。
天日干しする場合は電気代がかからないので、比較すると「コストが高くつく」と感じる方もいるでしょう。
ただし、メリットでも触れたように、布団乾燥機を持っていれば季節や天気を問わず、好きなタイミングで布団を乾燥させることができます。こうしたメリットを考慮すると、人によっては「コストパフォーマンスが高い」と考えられるでしょう。
音が気になる
布団乾燥機を使用する際には、音が気になる方もいるかもしれません。音の大きさは製品によって異なるため、一概にうるさくて困るとは限りません。
ただ、使用時はドライヤーのような音がするため、静かとは言い切れないのも事実です。もし使用時の音が気になるという方は、静音モードが搭載された静かに使用できる製品を探してみてはいかがでしょうか。
羽毛布団に使う場合は注意が必要
羽毛布団に使う場合は注意が必要となります。布団乾燥機の温風で羽毛がダメージを受ける場合があるからです。
羽毛布団は寒いと空気をため込んで温かさを保つ仕組みになっています。布団乾燥機で羽毛を温めると熱を逃がすために羽毛が広がるのですが、このとき高温になりすぎると、繊維状のたんぱく質でできた羽毛は割れてしまうのです。すると、羽毛内部の油分が失われ、空気をため込めなくなってしまいます。
そのため、布団乾燥機を羽毛布団に使用する際は高温にならないよう注意してください。低温モードや羽毛布団モードなどを使用することにより、ダメージを避けられるでしょう。
布団乾燥機の活用法
布団乾燥機は布団を乾燥させたり温めたりするのが本来の使い方ですが、それ以外に以下のような使い方も可能です。
布団乾燥以外の用途でも活用することにより、日々の生活がより快適になるかもしれません。ここからは、それぞれの活用法について解説します。
靴や衣類を乾燥させる
布団乾燥機は、布団だけでなく、靴や衣類を乾燥させることも可能です。
たとえば、雨の日のお出かけで靴が濡れてしまった経験はないでしょうか。その際、靴に使用できるアタッチメントがあれば、靴の中に温風を送り込んで乾かすことができます。靴によっては湿ったまま放置すると傷んでしまうので、長持ちしやすくなるでしょう。
また、布団乾燥機の温風を靴下やシャツなどの衣類に向ければ、スピーディーに乾かすことができます。
カビ対策に活用する
使い方によっては、カビ対策に活用することもできるでしょう。梅雨などの湿気の多い時期は、クローゼットや押し入れの湿度が高くなりやすく、カビが繁殖しやすくなります。
そこで布団乾燥機の乾いた風を送り込むことにより、空気を循環させることができます。カビ対策につながり、気になる臭いも緩和されるでしょう。
電気代を意識した布団乾燥機の賢い選び方
電気代がかかりにくい布団乾燥機を選ぶ場合は、消費電力と運転時間のバランスを見極めることがポイントとなります。
その理由は、電気代が消費電力と使用時間によって決まるからです。消費電力が大きかったり、運転時間が長かったりする製品を選んでしまうと電気代が高くなります。
ただし、やみくもに消費電力が小さい製品を選ぶことはおすすめできません。消費電力が小さくても、その分運転時間が長ければ結局は電気代がかかってしまうからです。
そこで、消費電力と運転時間のバランスのいい製品を見極めるために、各製品の運転時間を確認して、以下の計算方法で1回あたりの電気代を計算してみましょう。
消費電力(W) ÷ 1,000 × 電気料金単価 × 使用時間
布団のサイズや乾燥時のモードによって、製品ごとに1回あたりの運転時間は異なっています。上記の計算方法でそれぞれ1回あたりの電気代を算出することで、電気代のかかりにくい製品を見つけることができるでしょう。
布団乾燥機は消費電力と運転時間を意識して選ぼう
この記事では、布団乾燥機の電気代について解説しました。布団乾燥機があれば、天気や季節を問わずに布団を乾燥させることができます。また、靴や衣類を乾かしたり、クローゼットのカビ対策に使ったりなどに活用することも可能です。
これから布団乾燥機を購入する方は、1カ月あたりの電気代に対してメリットを得られるかどうかを見極めて購入することをおすすめします。もし購入する場合、節電を意識して「消費電力」と「運転時間」に注目して製品を選ぶことがポイントです。各製品を比較する際は、この記事でご紹介した算出方法を使って計算してみてください。
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※おトク額は、各世帯別のモデル使用量(契約容量40A)をもとに東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」の適用単価とCDエナジー「シングルでんき」「ベーシックガス」「ファミリーでんき」の料金を比較し算定しています。
※消費税相当額を含み、燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まず、ガスセット割を適用した金額の比較。年間おトク額は電気・ガスそれぞれを100円未満で切り捨てた額を合計しています。
※実際は電気代には毎月燃料費調整額を加減算。使用状況によりお得額は変動。
※1 ポイント還元にはCDエナジーの家庭向けWEB会員サービス「カテエネ」に会員登録し、電気の契約情報を登録する必要あり。還元されるポイントは「カテエネポイント」。ポイントの対象となる料金は、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く。
※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。
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