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使ってないのに高いのはなぜ?電気代が高い原因と対処法を解説

「しばらく不在にしていたのに、電気代が高くて驚いた……!」
「あまり使っていないのに、以前よりも電気代が高くなった気がする」
「電気代が高い原因を知りたい」


出張や帰省などで長期間家を空けていた場合や、普段は生活していない別荘など、電気を使っていないのに請求額が高くて驚いた方もいるのではないでしょうか。あまり電気を使っていないのに、先月よりも電気代が高くなったという方もいることでしょう。

電気代が高くなる原因としては、漏電や燃料費の高騰、古い家電の使用などが考えられます。

そこで本記事では、使っていないのに電気代が高くなる原因とその対処方法について解説していきます。使っていないのに電気代が高くて悩んでいる方は、本記事を参考にしてみてください。

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目次

使っていないのに電気代が高い原因

電気代のイメージ

電気を使っていないのに電気代が高い原因として、以下の4つが考えられます。

それぞれの原因について確認していきましょう。

漏電している

原因の1つ目は漏電の可能性です。漏電とは、電気が本来通るはずの電気回路から外に漏れている状態をいいます。漏電の原因には以下の5つが関係しています。

  1. 絶縁体の劣化
  2. 電気機器の浸水
  3. 電気工事の不備
  4. 電気配線の劣化や損傷
  5. コンセント口に埃が溜まっている

通常は、漏電していても電気代自体に影響はありません。近年の家庭に設置されている分電盤は、漏電が起こった際にブレーカーが自動で落ちる仕様になっているからです。ただし、分電盤が故障している場合は電気が漏れたままになり、電気代が高くなる可能性があるので注意しましょう。

漏電場所の確認方法

ブレーカーが頻繁に落ちるようになった場合は、以下の手順で漏電場所を確認できます。

  1. すべてのブレーカーをオフにする
  2. アンペアブレーカーをオンにする
  3. 漏電ブレーカーをオンにする
  4. 安全ブレーカーを1つずつオンにしていく
  5. 漏電ブレーカーがオフになった回路が漏電場所

漏電場所は1つとは限らないので、すべての分岐ブレーカーで確認しましょう。上記の方法で漏電場所が確認できなかった場合は、電力会社に調査依頼することをおすすめします。

燃料費があがっている

2つ目の原因は燃料費の値上がりです。電力会社から請求される電気料金は、基本料金や電力量料金、燃料費調整額などで構成されています。燃料費調整額とは、燃料の価格変動に応じて電気料金を調整する仕組みで、基準燃料価格を上回るとプラス調整、下回るとマイナス調整されます。

電気をつくるために必要な燃料は海外から輸入していることもあり、燃料価格は世界情勢や為替変動によって変動します。電気の使用量が変わらなくても、燃料費調整額があがると電気代も高くなります。

【あわせて読みたい】電気料金に含まれる「燃料費調整額」とは?目的と計算方法を解説

古い家電を使用している

3つ目の原因は古い家電の使用です。古い家電は消費電力が大きいものも多く、電気代が高くなる一因になります。

資源エネルギー庁によると、10年前の製品と比べた場合、冷蔵庫は約28~35%、エアコンは約15%も省エネになっています。

自分ではそこまで電気を使用していないと思っていても、古い家電を使用していると電気の使用量が大きくなるので注意しましょう。

出典:経済産業省資源エネルギー庁|機器の買換で省エネ節約

盗電されている

前述した3つが原因として考えられない場合、盗電の可能性も疑いましょう。盗電の事例として、庭やベランダなど、屋外のコンセントから延長コードを使用した手口が挙げられます。

盗電を確認するには細やかな作業が必要です。屋外にコンセントがある場合は勝手に使われていないか探してみましょう。可能であれば、家中の電気を切り、電源プラグも抜いた状態でメーターボックスを見る方法もあります。メーターがカウントし続けていれば、電気を盗まれているかもしれません。

まずは鍵つきのカバーなどをホームセンターで購入して、屋外のコンセントを勝手に使用できないように対策しましょう。

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電気代が高い原因を調べるための基礎知識

話し合いのイメージ

電気代が高い原因を調べて正しい対策を講じるためには、電気の基礎知識を深める必要があります。

そこで基礎知識となる以下の3つの項目について解説していきます。

電気料金の仕組み

電気料金は基本的に「基本料金」「電力量料金」「燃料費調整額」「再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)」の4つで構成されています。「使ってないのに電気代が高い」と感じた場合は、ご家庭の検針票や請求明細を見て、この4つの項目のいずれかが高くなっていないかを確認しましょう。

基本料金には「アンペア制」と「最低料金制」の2つがあり、毎月固定で請求されます。アンペア制は、契約しているアンペア数が大きいほど基本料金が高くなります。一方、最低料金制は1契約あたりの最低料金が設定されています。最低料金には一定量の電力量料金が含まれており、それを超えた分だけ電力量料金が発生する仕組みです。

電力量料金は、契約している電気料金プランごとに定められた単価に基づいて、使用した電力量分が請求されます。ファミリー世帯向けのプランは使用量が少ないと割高になったり、夜間の電力量料金が安いプランは昼間の電力量料金が高めに設定されていたりします。

「あまり使ってないのに電気代が高い!」と感じたときは、ご家庭のライフスタイルに合った電気料金プランで契約しているかを確認しましょう。

また、燃料費調整額は、発電にかかるコストを公平に請求するために、直近3カ月間の燃料価格の平均を2カ月後の電気料金に反映する仕組みです。世界情勢や為替変動により燃料価格が高騰すると、その分燃料費調整額が電気料金に加算されます。

電気料金の「燃料費調整額」「再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)」は政治や経済、国際情勢などによって変動します。電気代を節約するためには「基本料金」と「電力量料金」がご家庭の電気の使い方に合っているかに注目してプランを検討しましょう。

【あわせて読みたい】電気代の計算方法は?電気料金の仕組みを理解して節約しよう!

家電ごとの消費電力と電気代の計算方法

家電によって電力の消費量は異なります。電気代が高くなる原因を調べるには、ご家庭でよく使用する家電の消費電力を把握して、どれくらいの電気代がかかるのか理解する必要があります。

参考までに、家電の消費電力(目安)を以下の表にまとめました。

家電消費電力(目安)
エアコン(10畳用)800W
IH調理機卓上:1,300Wキッチン型:100~3,000W
(※火力により異なる)
電子レンジ1,200W
炊飯器(5.5合)1,300W
アイロン1,000W
ドライヤー1,200W
ドラム式洗濯乾燥機(洗濯・脱水容量9kg)洗濯時:100W乾燥時1,300W
テレビ(42型)液晶:200Wプラズマ:400W
掃除機弱:200W強:1,000W
冷蔵庫(450Lクラス)300W
出典:九州電力|アンペアシミュレーション

家電の電気代は以下の計算方法で算出できます。

1時間当たりの電気代=消費電力(W)÷ 1,000 × 電気料金単価(31円/kWh)

電気料金単価は電力会社や料金プランによって異なりますが、本記事では公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が定めている目安単価31円/kWh(税込)を用いて計算します。

たとえば、消費電力が500Wの家電を2時間利用した場合、「500W ÷ 1,000 × 31円/kWh × 2時間=31円」となるので、電気代は31円となります。

世帯人数別の電気代の目安

世帯人数別の電気代の平均を知ることで、自分の家庭が平均よりも電力の使用が多いのか少ないのかが分かります。「あまり使っていないのに高い」と思っていても、電気代が平均よりも高い場合は、思っている以上に電気を使っているのかもしれません。

以下の表は、総務省が実施した家計調査による、世帯人数別の1カ月の電気代平均額です。

世帯人数電気代
1人世帯6,726円
2人世帯10,940円
3人世帯12,811円
4人世帯13,532円
5人世帯14,373円
6人世帯以上18,941円
出典:総務省| 家計調査 2023年 世帯人員別

平均よりも電力使用量が多い場合は、電気の使用量を減らす工夫をしましょう。

電気代を節約する5つの方法

電気代節約のイメージ

電気代が高い原因が分かれば、効率的に節約できます。電気代を節約する方法として、以下の5つについて解説します。

ご家庭で取り入れられそうな節約方法があれば参考にしてみてください。

使用する家電を見直す

1つ目は、使用する家電の見直しです。前述したように家電によって消費電力は異なり、特に古い家電を使用している場合は消費電力が大きい傾向にあります。

電気代を節約するためにも、使用する家電を見直し、古い家電は省エネ性能の高い新しいモデルへの買い替えを検討しましょう。

契約アンペア数を下げる

契約アンペア数を下げることで、電気代の基本料金を抑えられます。

必要以上に大きなアンペア数で契約していると、基本料金が高くなり余分な電気代を支払うことになります。たとえば、お子さんが独立して同居家族が減った場合は、必要なアンペア数も下がっている可能性があります。ご自宅に必要なアンペア数を把握して、適切なアンペア数で契約するのがおすすめです。

待機電力を減らす

待機電力を減らすことでも節約効果が期待できます。待機電力とは、電化製品がコンセントにつながっている状態で微量に流れる電力をいいます。

待機電力を減らす方法は大きく分けて以下の2つです。

  1. 使わない家電のコンセントを抜く
  2. 電気機器の主電源スイッチをオフにする

たとえば、エアコンやテレビなどはコンセントから抜くことで待機電力を減らせます。旅行や出張などで長期的に不在にする際は、不要な家電はコンセントから抜くのがおすすめです。ただし、家電によっては頻繁にコンセントを抜きさしすると故障する場合もあるため注意しましょう。詳しくは以下の記事で解説しています。

【あわせて読みたい】待機電力の年間電気代は?待機電力を一番消費するのはあの家電!

電気の使用量を抑える

すぐに取り入れられる節約方法は、電気の使用量を抑えることです。自分では「あまり電気を使っていない」と思っていても、想像以上に電気を使っている可能性があります。電気の使用量は電気代に直結しているため、電気の使用量を抑えれば電気代を節約できます。

たとえば、以下のような方法が挙げられます。

  • 照明はこまめに消す
  • 見ていないテレビは消す
  • 洗濯物は乾燥機を使わず自然乾燥させる
  • エアコンとサーキュレーターを併用して効率的に部屋の温度を調節する

ひと手間を加えることで電気の使用量を減らせるでしょう。

しかし、電気代を節約するために無理をして電気の使用を制限すると、日常生活に支障がでてストレスを感じてしまいます。待機電力と同様に無理のない範囲で電気の使用量を抑えましょう。

電力会社や電気料金プランを見直す

電力会社や電気料金プランを見直すことでも節約できる可能性があります。多くの電力会社からライフスタイルに合わせたさまざまな料金プランが提供され、選択肢が広がっています。

たとえば、CDエナジーの場合、家族の人数や電気の使用量にあわせたスタンダードメニューに加え、多様な特典つきのライフスタイルメニューがあります。ご家庭のライフスタイルに合った電気料金プランを見つけて電気代を節約するのも1つの方法といえるでしょう。

【あわせて読みたい】電力会社の切り替え・乗り換え方法!手続きや解約、即日開通可能なのかも解説

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※お得額の算定条件について

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電気代が高くなる原因を理解して電気代を抑えよう

この記事では、電気を使っていないのに電気代が高くなる原因と、電気代を節約する方法について解説してきました。古い家電は消費電力が大きく、電気代も高くなりやすいので、長期的に考えて新しいモデルの省エネ家電を購入するのがおすすめです。

また、漏電や燃料費の高騰なども電気代が高くなる原因として考えられます。本記事で解説した対処方法を参考に、使っていないのに電気代が高くなる原因を確認していきましょう。

※この記事の内容は公開日時点の情報です。最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。