「東京ガスはどれくらい値上がりしているの?」
「変動はどれくらい?」
「電気代やガス代を節約する方法を知りたい」
東京ガスの値上げについて調べている方には、上記のような疑問があるのではないでしょうか。東京ガスは2023年9月に電気料金の値上げ、2022年10月には原料費調整制度の調整上限の変更をおこないました。さらに、2024年10月、東京ガスから基本プランの料金改定が発表されました。一般家庭では、2025年3月検針分から値上げになります。
この記事では、東京ガスの値上げについて解説します。ほかにも、電気代やガス代を節約する方法について触れていきます。この記事を読むことで、東京ガスの電気代やガス代の変動について理解できるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
- 【東京ガス】電気料金の値上げ(2023年9月~)
- 2025年3月検針分から基本プランの料金が改定される
- 東京ガスの燃料費調整単価の変動
- 東京ガスの電気料金の計算方法
- 【東京ガス】原料費調整制度(ガス)の調整上限の変更
- 東京ガスの原料費調整単価の変動
- 東京ガスのガス料金の料金計算方法
- 電気代・ガス代を節約する方法
- 1. 家電・ガスの使い方を見直す
- 2. 契約中のプランを見直す
- 3. 電気・ガス会社の切り替えを検討する
- 東京ガスの値上げに関するよくある質問
- 1. ガス・電気の請求金額が高くなったのはなぜ?
- 2. 東京ガスの電気やガスの料金確認方法はある?
- 3. 東京ガスのガス料金・電気料金の値引きはいつまで?
- 4. 東京ガスの料金に関する問い合わせ先はどこ?
- 光熱費の値上げが気になったら電気・ガスの使い方を見直そう
【東京ガス】電気料金の値上げ(2023年9月~)
東京ガスでは、2023年6月に低圧電気料金の改定を発表しました。低圧電気料金改定日は2023年9月1日、適用開始時期は2023年10月検針分からでした。
基本プランにおける新旧料金表は、以下の通りです。また、現在では2025年3月検針分からの基本料金プランの電気料金が適用されています。
単位 | 改定前 | 改定後 | |||
基本料金 (1カ月あたり) |
契約電流 | 10A | 1契約 | 286.00 | 295.24 |
15A | 429.00 | 442.86 | |||
20A | 572.00 | 590.48 | |||
30A | 858.00 | 885.72 | |||
40A | 1,144.00 | 1,180.96 | |||
50A | 1,430.00 | 1,476.20 | |||
60A | 1,716.00 | 1,771.44 | |||
契約容量 | 1kVA | 286.00 | 295.24 | ||
電力量料金 | 第1段階 | 120kWhまで | 1kWh | 27.69 | 29.90 |
第2段階 | 120kWhを超え300kWhまで | 33.20 | 35.41 | ||
第3段階 | 300kWhを超えたもの | 35.27 | 37.48 |
※単位は円(税込)
※2024年9月時点における約款・電気料金メニューの情報を掲載
この電気料金の値上げによる利用者への影響額は、以下になります。
1カ月あたりの標準家庭における電気料金 | ||
改定前 | 改定後 | 差 |
7,372 | 7,975 | +602(+8.2%) |
※単位は円(税込)
値上げがおこなわれた背景には、燃料価格の高騰があります。2022年にはロシアによるウクライナ侵攻が始まり、世界的に燃料価格が値上がりしました。さらには円安の加速も燃料価格の高騰に拍車をかけています。
また、一般送配電事業者の託送料金が見直されたことや、卸電力市場価格が不透明であることも電気料金の値上げに影響しています。
2025年3月検針分から基本プランの料金が改定される
2024年10月、東京ガスから基本プランの料金改定が発表されました。一般家庭では、値上げになります。適用開始時期は、2025年の3月検針分からです。
2025年3月検針分から適用される基本プランの料金表は、以下の通りです。
単位 | 改定前 | 改定後 | |||
基本料金 (1カ月あたり) |
契約電流 | 10A | 1契約 | 295.24 | 311.74 |
15A | 442.86 | 467.61 | |||
20A | 590.48 | 623.48 | |||
30A | 885.72 | 935.22 | |||
40A | 1,180.96 | 1,246.96 | |||
50A | 1,476.20 | 1,558.70 | |||
60A | 1,771.44 | 1,870.44 | |||
契約容量 | 1kVA | 295.24 | 311.74 | ||
電力量料金 | 第1段階 | 120kWhまで | 1kWh | 29.90 | 29.70 |
第2段階 | 120kWhを超え300kWhまで | 35.41 | 35.69 | ||
第3段階 | 300kWhを超えたもの | 37.48 | 39.50 |
※単位は円(税込)
※2025年4月時点における約款・電気料金メニューの情報を掲載
この電気料金の値上げによる利用者への影響額は、以下になります。
1カ月あたりの標準家庭における電気料金 | ||
改定前 | 改定後 | 差 |
7,668 | 7,753 | +65(+0.8%) |
※単位は円(税込)
基本料金・電力量料金ともに改定されています。新旧の料金単価を比較し、どの程度電気代が変わるのかイメージしてみましょう。
東京ガスの燃料費調整単価の変動
電気料金の値上げは、燃料費調整単価の変動が影響することもあります。燃料費調整単価とは、火力発電に必要な燃料価格の変動を反映させた料金です。燃料費が基準燃料価格よりも高くなると値上がりしますが、下がるとマイナス調整されます。
2024年1月分から10月分の燃料費調整単価の推移を表にしたものが、以下の通りです。
2024年 | 燃料費調整単価(東京電力エリア) |
---|---|
1月分 | -9.65円/kWh |
2月分 | -9.56円/kWh |
3月分 | -9.28円/kWh |
4月分 | -9.21円/kWh |
5月分 | -9.14円/kWh |
6月分 | -7.60円/kWh |
7月分 | -6.09円/kWh |
8月分 | -6.31円/kWh |
9月分 | -10.37円/kWh |
10月分 | -10.19円/kWh |
東京電力エリアはマイナス調整が続いていますが、金額は毎月変動があります。
【あわせて読みたい】電気料金に含まれる「燃料費調整額」とは?目的と計算方法を解説
東京ガスの電気料金の計算方法
東京ガスの電気料金は、プランによって計算方法が異なります。電気料金について詳しく理解したい方は、利用中のプランがどのような方法で計算されているのかを知っておきましょう。
ここからは、それぞれの計算方法について解説します。
ずっとも電気1S・基本プラン
ずっとも電気1Sや基本プランでは、以下の適用があると基本料金と電力量料金の合計額から割引が発生します。
- ガス・電気セット割(定率A)
- ガス・電気セット割(定率B)
ずっとも電気1・ずっとも電気2・ずっとも電気3
「ガス・電気セット割(定額A)」の適用があると、基本料金が割引されます。
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※おトク額は、各世帯別のモデル使用量(契約容量40A)をもとに東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」の適用単価とCDエナジー「シングルでんき」「ベーシックガス」「ファミリーでんき」の料金を比較し算定しています。
※消費税相当額を含み、燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まず、ガスセット割を適用した金額の比較。年間おトク額は電気・ガスそれぞれを100円未満で切り捨てた額を合計しています。
※実際は電気代には毎月燃料費調整額を加減算。使用状況によりお得額は変動。
※1 ポイント還元にはCDエナジーの家庭向けWEB会員サービス「カテエネ」に会員登録し、電気の契約情報を登録する必要あり。還元されるポイントは「カテエネポイント」。ポイントの対象となる料金は、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く。
※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。
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【東京ガス】原料費調整制度(ガス)の調整上限の変更
東京ガスのガス料金については、2022年9月1日に原料費調整制度の調整上限の変更がおこなわれました。この変更は2022年10月以降適用されています。
調整額の上限は2022年10月から3月にかけて、以下のように段階的に変更されました。
2022年検針月 | 調整上限 |
---|---|
10月 | 102,360円/t |
11月 | 113,120円/t |
12月 | 123,880円/t |
1月 | 134,640円/t |
2月 | 145,400円/t |
3月 | 156,200円/t |
東京ガスの原料費調整単価の変動
原料費調整単価とは、原料費の変動に応じてガス料金を調整するための料金です。2024年1月から10月の原料費調整単価の推移を表にしたものが、以下の通りです。
2022年検針月 | 前月比(1m3につき) |
---|---|
1月 | +1.16円 |
2月 | +1.69円 |
3月 | +4.19円 |
4月 | +2.67円 |
5月 | +1.43円 |
6月 | +6.16円 |
7月 | +4.23円 |
8月 | -2.05円 |
9月 | -18.39円 |
10月 | +2.31円 |
東京ガスのガス料金の料金計算方法
東京ガスのガス料金は、基本料金と従量料金で構成されています。基本料金は毎月一定額支払う料金で、従量料金はガスの使用量に応じて支払う料金です。
電気代・ガス代を節約する方法

電気代やガス代を節約したい方は、以下のような方法を取り入れてみましょう。
ここからは、それぞれの方法について解説します。
1. 家電・ガスの使い方を見直す
電気代やガス代を節約するにあたり、普段の使い方を見直すことが大切です。使い方を改めることで、無駄遣いに気づくこともできるでしょう。
電気やガスの節約として、以下のような方法を意識してみてください。
- 省エネ性能の高い家電に買い替える
- 使わない家電はコンセントから抜く
- 家電はこまめにお手入れをする
- 電気代の安い時間帯を活用する
- 可能な限り家族で過ごす時間を合わせる
【あわせて読みたい】電気代の節約方法20選!裏技やオール電化の節約方法も紹介
- 料理の下ごしらえは電子レンジを活用する
- 火力は強火ではなく中火にする
- 圧力鍋を活用する
- 節水シャワーに変える
- 追い焚きの使用回数を減らす
- 浴槽のフタを活用する
【あわせて読みたい】ガス代の節約方法20選!高くなる原因とガス料金の仕組みも紹介
2. 契約中のプランを見直す
電気やガスの契約プランを見直すことも、節約につながります。
たとえば電気料金であれば、契約アンペアを下げることで電気料金を下げることが可能です。ほかにも、オール電化を導入した場合は、オール電化向けのプランに変更するなど、ライフスタイルに合わせてプランを見直すとよいでしょう。
3. 電気・ガス会社の切り替えを検討する
電力会社やガス会社の切り替えでも、光熱費を抑えられる場合があります。会社によって料金設定が異なるため、使用量がそのままでも料金が安くなるケースもあります。
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※おトク額は、4人家族のモデル使用量(電気40A 500kWh/月、ガス45㎥/月)をもとに東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」、東京ガス「一般料金」の適用単価とCDエナジー「ファミリーでんき」「ベーシックガス」の料金を算定し、比較しています。
※消費税相当額を含み、燃料費・原料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まず、ガスセット割を適用した金額の比較。年間おトク額は電気・ガスそれぞれを100円未満で切り捨てた額を合計しています。
※実際の電気・ガス料金には毎月燃料費・原料費調整額が加味され、使用状況によりおトク額は変動します。
※CDエナジーの電気・ガス料金は、燃料費・原料費調整単価に上限がありません。一方、東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」、東京ガス「一般料金」には燃料費・原料費調整単価に上限があるため、燃料・原料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費・原燃料費調整額により、CDエナジーの電気・ガス料金が割高になる場合があります。
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東京ガスの値上げに関するよくある質問

東京ガスの値上げに関するよくある質問は、以下の通りです。
ここからは、それぞれの質問に回答していきます。
1. ガス・電気の請求金額が高くなったのはなぜ?
ガスや電気の使用量は変わらないのに請求金額が高くなっている場合は、以下の原因が考えられます。
- 電気代の燃料費調整額が高くなっている
- ガス代の原料費調整額が高くなっている
時期によっては、国の「電気・ガス料金支援」の有無も請求金額に影響している可能性があります。たとえば「電気・ガス価格激変緩和対策」による値引きは2024年5月使用分で終了しました。また、2024年8月~10月使用分には「酷暑乗り切り緊急支援」の値引きが適用されますが、終了後は再び請求金額が高くなるでしょう。
2. 東京ガスの電気やガスの料金確認方法はある?
東京ガスの電気やガスの料金は、会員サービス「myTOKYOGAS」から確認可能です。過去2年分の料金を確認できます。
無料で会員登録ができるため、まだ登録していない方はこちらから登録してみてください。
3. 東京ガスのガス料金・電気料金の値引きはいつまで?
「酷暑乗り切り緊急支援」に伴うガス料金と電気料金の値引きは、11月検針分(10月使用分)までです。
4. 東京ガスの料金に関する問い合わせ先はどこ?
東京ガスの料金に関する問い合わせは、公式サイトのチャット、またはお問い合わせフォームから可能です。電話で問い合わせる場合は、以下が連絡先になります。
東京ガスお客さまセンター(料金や請求に関するお問い合せ専用ダイヤル) |
---|
03-6838-9006 (営業時間 月~土:9時~19時/日祝日:9時~17時) |
※上記は料金や請求に関するご用件専用の電話番号です。
※0570(ナビダイヤル)等は通話料金が発生しますので、お電話をおかけになる際には公式サイトよりご確認ください。
光熱費の値上げが気になったら電気・ガスの使い方を見直そう
東京ガスでは、2022年10月にガスの原料費調整制度の調整上限の変更が、2023年9月には電気料金の値上げがおこなわれました。料金が値上がりすると請求額も増えるため、節約を意識し始める方もいるでしょう。
電気やガスの使い方を改めることで、光熱費を抑えることができます。また、電力会社やガス会社を切り替えることで、使用量はそのままでも料金が安くなるケースもあります。この機会に電気やガスの切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。
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※おトク額は、4人家族のモデル使用量(電気40A 500kWh/月、ガス45㎥/月)をもとに東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」、東京ガス「一般料金」の適用単価とCDエナジー「ファミリーでんき」「ベーシックガス」の料金を算定し、比較しています。
※消費税相当額を含み、燃料費・原料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まず、ガスセット割を適用した金額の比較。年間おトク額は電気・ガスそれぞれを100円未満で切り捨てた額を合計しています。
※実際の電気・ガス料金には毎月燃料費・原料費調整額が加味され、使用状況によりおトク額は変動します。
※CDエナジーの電気・ガス料金は、燃料費・原料費調整単価に上限がありません。一方、東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」、東京ガス「一般料金」には燃料費・原料費調整単価に上限があるため、燃料・原料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費・原燃料費調整額により、CDエナジーの電気・ガス料金が割高になる場合があります。
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