「水槽ヒーターの電気代ってどれくらい?」
「水槽ヒーターは買ったほうがいい?」
「節約方法を知りたい」
この記事を読んでいる方の中には、このような悩みがあるのではないでしょうか。水槽ヒーターの電気代は、水容量約15~18Lのもので1時間あたりおよそ1.7円です。電気代について高いと感じる方もいるかもしれませんが、水槽でお魚を飼育する飼い主さんには設定した温度に保てるなどのメリットもあり、安心です。
この記事では、水槽ヒーターの電気代について解説します。また、水槽ヒーターのメリットや節約方法についても触れていきます。電気代が気になる方や、買ったほうがいいのか悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。
水槽ヒーターの電気代
水槽ヒーターの電気代は以下のとおりです。
水槽サイズ | 水容量 | ヒーターの 消費電力 | ヒーターの 電気代 |
---|---|---|---|
超コンパクト | 約4Lまで | 10W | 0.3円/時間 |
コンパクト | 約8L | 20W | 0.6円/時間 |
S | 約10~12L | 36W | 1.1円/時間 |
M | 約15~18L | 55W | 1.7円/時間 |
L | 約20~23L | 80W | 2.5円/時間 |
45cmスリム | 約17L | 55W | 1.7円/時間 |
45cmスタンダード | 約35L | 120W | 3.7円/時間 |
60cmスリム | 約26L | 80W | 2.5円/時間 |
60cmスタンダード | 約57L | 160W | 5.0円/時間 |
90cmスリム | 約88L | 220W | 6.8円/時間 |
90cmスタンダード | 約150L | 300W | 9.3円/時間 |
120cmスタンダード | 約205L | 300W×2個 | 18.6円/時間 |
上記のように、水槽ヒーターの電気代は製品の消費電力によって異なります。なお、この記事では電気料金単価を全国家電公取が定めている目安単価である31円/kWhを用いて計算しています。
ご自宅にある水槽ヒーターの電気代を知りたい場合は、以下の計算方法で算出可能です。
電気代=消費電力(W) ÷ 1,000 × 電気料金単価(kWh/円) × 使用時間(h)
より正確な電気代を知りたい方は、ご自宅の水槽ヒーターの消費電力を確かめて計算してみてください。
水槽ヒーターとは

そもそも水槽ヒーターとは、熱帯魚や水生植物などが生息できるように、水温の低下を防ぐための装置のことです。
熱帯魚は暖かい地域で暮らす生き物なので、日本の気候には適していません。しかし、水槽ヒーターを使用することで最適な水温に一定に保ち、寒い季節でも快適に過ごせるようになります。
水槽ヒーターには、以下のようにいくつか種類があります。
それぞれの特徴を掴むことで、目的に合わせて選べるようになるでしょう。ここからは、それぞれの特徴について解説します。
サーモスタット付きヒーター
サーモスタット付きヒーターとは、水槽ヒーターとサーモスタットがセットになっている製品のことです。サーモスタットは、水温を管理・制御することで、温度を一定に保つ役割を担っています。
通常、ヒーターは温度を上げるための機能しかついていません。サーモスタット付きヒーターでは、加温を制御することで水温を一定温度に保ちます。
サーモスタット付きヒーターは、ヒーターとサーモスタットをそれぞれ個別に設置します。もしどちらかが故障した場合でも、片方を交換すれば使い続けられるのが特徴です。そのため、長い目で考えるとコストを安く抑えられます。
ただし、後述する一体型(オートヒーター)の場合はヒーターが故障した際にサーモスタットごと買い替えなければならないため注意しましょう。
オートヒーター
オートヒーターとは、ヒーターとサーモスタットが一体になっているヒーターのことです。オートヒーターを活用することで、サーモスタットを取りつける手間が省けます。
多くの場合、ヒーターを取りつける際はサーモセンサーに接続しなければなりません。しかし、操作に慣れていないと、接続しないままコンセントに差し込んでしまうこともあるでしょう。
オートヒーターであれば、これ1つでサーモスタットの役割も果たしてくれます。初心者の方でも安心して使用できます。
インラインヒーター
インラインヒーターとは、水槽の外部に設置し、水槽内の水を専用の配管を通して循環させるヒーターのことです。
インラインヒーターの特徴は、水槽内のスペースを確保できることです。多くの、ヒーターは水槽内に設置されます。そのため水槽内の空いているスペースが減り、狭く感じてしまう、あるいは、見た目が悪くなってしまうこともあるでしょう。
一方、インラインヒーターであれば、水槽の外部に設置するので水槽のスペースが狭くなりません。また、ヒーターの存在感もあまりないので、水槽の美観が損なわれることもありません。
パネルヒーター
パネルヒーターとは、水槽の底に敷いて使用する薄い板状のヒーターのことです。パネルヒーターの特徴は、水中に設置する必要がないことです。
多くののヒーターは、水槽の内部に取りつけられる傾向にあります。それにより、水槽のスペースが占領されてしまったり、景観が損なわれたりなどのデメリットが生じます。
一方、パネルヒーターの場合は水槽の外に取りつけるので、水槽内のスペースを確保できます。また、景観も失われないので、見た目も良くなるでしょう。こうした特徴から、小型の水槽を複数設置する場合にも活用できます。
ほかにも、パネルには温度調節ダイヤルが付いており、簡単に水温調節が可能ですが、水温を感知しないため、初心者には管理が難しいかもしれません。
マイクロヒーター
マイクロヒーターとは、名前のとおり、コンパクトなサイズに設計されたヒーターのことです。本体が薄くなるよう設計されていることが大きな特徴です。
熱帯魚のサイズや数によっては、小さい水槽を選ぶ場合があるでしょう。多くの場合、通常サイズのヒーターでは圧迫されてしまい、水槽内のスペースが狭くなってしまうことがあります。
一方、本体が薄く非常に小型なマイクロヒーターであれば、は小型の水槽に適しており、水槽内を圧迫しません。
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水槽ヒーターのメリット

水槽ヒーターには3つのメリットがあります。
これらのメリットを知ることで、水槽ヒーターを最大限に活用することができるでしょう。ここからは、それぞれのメリットについて解説します。
設定した温度に保てる
水槽ヒーターがあると、設定した温度を維持できるようになります。熱帯魚や水生植物を飼うには、単に水を温めればいいというわけではありません。生物が快適に暮らせるように、生息しやすい温度を保つ必要があるのです。
水槽ヒーターを使用しなければ、多くの熱帯魚は弱ってしまいます。特に1~2月にかけての冬の寒い気候は、水槽の水温にも大きな影響を与え、熱帯魚にはとても厳しい環境になります。
また、春先や夏など暖かい季節から飼育を始める場合にも注意が必要です。自分が思っている以上に水温が上がってしまっているケースもあるかもしれません。
水槽ヒーターをあらかじめ用意しておけば、初心者の方でもこうしたトラブルを回避できるでしょう。
室温に関係なく水槽を設置できる
水槽ヒーターを活用することにより、室温に関係なく置きたい場所に水槽を設置できます。水槽の温度は室温に左右されやすいですが、水槽ヒーターがあれば室温に影響されることなく、設定した温度の維持が可能です。
たとえば、生活の邪魔にならないよう玄関や廊下に水槽を設置したいと考える方もいるでしょう。しかし、部屋以外の場所にはエアコンがなかったり、エアコンの風が届きにくかったりします。
特に冬の季節などは気温が低下し、水温の変動が激しくなるため熱帯魚や水生植物の飼育には向いていません。
一方、水槽ヒーターがあれば、エアコンがない場所でも設置できます。室温を気にする必要がないので、水槽の場所を選ぶことなく快適に飼育できるでしょう。
魚の体調管理ができる
水槽ヒーターの大きなメリットは、魚の体調管理ができることです。水温が激しく変化してしまうと、魚の体調や健康に支障が出てしまいます。水温が20℃を下回ってしまうと、熱帯魚が快適に過ごせなくなる可能性もあります。
大切な命を守るためにも水槽ヒーターを活用することをおすすめします。
水槽ヒーターの電気代を節約する方法

水槽ヒーターの電気代が高いと感じている方は、以下の節約方法を取り入れてみてください。
実践することで、今よりも電気代を抑えられるようになるかもしれません。ここからは、それぞれの方法について解説します。
保温材を活用して保温効果を高める
水槽ヒータに保温材を活用するのは、節約に有効です。保温効果が高まることで水槽ヒーターの運転時間が短くなり、結果的に電気代を抑えられます。
たとえば、水槽にアルミホイルを巻くと水槽の温度をキープしやすくなります。アルミホイルには放熱を防ぐ効果があり、水槽ヒーターの熱を閉じ込められるためです。
アルミホイル以外には、新聞紙が有効です。新聞紙で水槽を包むと保温効果を期待できます。新聞紙だけでは不安な場合は、カイロを新聞紙で包んで保温するとよいでしょう。
ただし、新聞紙自体が濡れてしまうと水槽の温度を下げてしまう原因になるため、注意が必要です。濡れたときは、新しい新聞紙に交換しましょう。
水槽に蓋をする
水槽の水温を保つためには、蓋をしておきましょう。本来、水槽の蓋は水はねによって照明がさびたり、熱帯魚が飛び出したりするのを防ぐ役割があります。
ほかにも、水槽の蓋には保温効果があります。蓋をすることで、水温が変動しにくく、水槽ヒーターの運転時間を短くできます。
なお、蓋がない場合は専用の蓋を購入することをおすすめします。水槽の蓋の素材には以下のようにいくつか種類があります。
- ガラス
- ポリ塩化ビニル
- アクリル
- プラスチック
- 網
- 食品包装用ラップフィルム
それぞれ特徴が異なるので、目的に応じて購入するとよいでしょう。もし水槽のサイズにあう蓋が見つからない場合は、オーダーメイドで購入することも可能です。
発泡スチロールなど保温容器を活用する
発泡スチロールを保温容器にすることも、節約術につながります。保温容器として使うことで、水槽の水温を保てます。
ほかにも、発泡スチロールを保温剤として活用するのも有効です。解体した発泡スチロールを水槽のサイズに合わせてカットし水槽に貼り付けることで、保温剤代わりになります。
もし発泡スチロールがない場合は、ダンボールでも代用可能です。
暖房が効いている部屋に設置する
できれば、暖房が効いている部屋に水槽を置くとよいでしょう。暖房が効いている部屋ならば水温が下がりにくいため、水槽ヒーターの消費電力を抑えられます。暖房が効いているリビングなどに移せる場合は、室温が下がりやすい冬の季節だけでも置くことを検討してみましょう。
注意点として、日当たりのいい場所や直射日光の下に設置しないことが大切です。直射日光が当たると水温が上昇しすぎる恐れがあり、水温管理ができなくなってしまいます。
また、日当たりのいい場所に水槽を置くと藻が発生してしまう恐れがあります。藻が多くなると景観が損なわれ、掃除の手間がかかってしまうため管理が大変になるでしょう。
こうした理由から、日当たりのいい場所に水槽を設置するのは注意が必要です。
水槽ヒーターの選び方
これから水槽ヒーターを選ぶ方は、以下のポイントを意識してみましょう。
ヒーター選びに失敗しないためにも、適切なものを選ぶことが大切です。ここからは、それぞれのポイントについて解説します。
水槽サイズに適したヒーターを選ぶ
水槽ヒーターを購入する際は、水槽サイズに適したヒーターを選ぶようにしましょう。目安としては、以下の表を参考にしてください。
水槽サイズ | 水容量 | 消費電力 |
---|---|---|
超コンパクト | 約4Lまで | 10W |
コンパクト | 約8L | 20W |
S | 約10~12L | 36W |
M | 約15~18L | 55W |
L | 約20~23L | 80W |
45cmスリム | 約17L | 55W |
45cmスタンダード | 約35L | 120W |
60cmスリム | 約26L | 80W |
60cmスタンダード | 約57L | 160W |
90cmスリム | 約88L | 220W |
90cmスタンダード | 約150L | 300W |
120cmスタンダード | 約205L | 300W×2 |
適切なヒーターを選ぶことで適切な水温を保ち、水槽内の生物も快適に過ごせるでしょう。
一方、小さすぎるヒーターを選ぶと、水槽内の水をなかなか温められずヒーターを設置している意味がなくなってしまいます。
また、適切な水温に達せず、水温の変動が大きくなってしまう可能性もあります。このようなトラブルを回避するためにも、水槽サイズに適したヒーターを選びましょう。もし分からない場合は、店員の方と相談して決めることをおすすめします。
機能に応じて選ぶ
水槽ヒーターの機能に応じて選ぶことも大切です。水槽ヒーターにはいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なります。
主な内容は、以下のとおりです。
ヒーターの種類 | 特徴 |
---|---|
サーモスタットヒーター | ランニングコストが安くなる |
オートヒーター | 取りつけが簡単 |
インラインヒーター | 水槽の美観が損なわれない |
パネルヒーター | 水槽内のスペースを確保できる |
マイクロヒーター | 小さい水槽に最適 |
はじめて水槽ヒーターを取りつけるならば、オートヒーターがおすすめです。オートヒーターはサーモスタットとの接続が不要なので、初心者の方でも簡単に取りつけられます。失敗しにくいため、安心して利用できるでしょう。
安全装置が搭載されているものを選ぶ
水槽ヒーターは、安全装置が搭載されているものを選びましょう。水槽ヒーターにおける安全装置とは、異常な加熱を感知した場合、自動で電源を切ってくれる機能のことです。安全装置がついていないと、水温の上昇を止められない場合があります。
ほかにも、安全装置がないことで火災の原因につながることもあるので注意が必要です。
安心して利用するためにも、安全装置があるかどうかチェックしておきましょう。
水槽サイズに合っている水槽ヒーターを選ぼう
無駄な電気代を抑えるためにも、水槽サイズに合う水槽ヒーターを選ぶことが大事です。もしこれから水槽ヒーターをご購入する場合は、ぜひこの記事でご紹介したポイントを踏まえて選んでみてください。水槽ヒーターは、熱帯魚や金魚が生息しやすい水温をキープできるため、飼育にはかかせません。
とはいえ、水温が下がりやすい冬の季節になると、水槽ヒーターの電気代が気になる方もいますよね。その際は、新聞紙やアルミホイル、発泡スチロールなどの保温材を活用してみましょう。
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※おトク額は、各世帯別のモデル使用量(契約容量40A)をもとに東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」の適用単価とCDエナジー「シングルでんき」「ベーシックガス」「ファミリーでんき」の料金を比較し算定しています。
※消費税相当額を含み、燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まず、ガスセット割を適用した金額の比較。年間おトク額は電気・ガスそれぞれを100円未満で切り捨てた額を合計しています。
※実際は電気代には毎月燃料費調整額を加減算。使用状況によりお得額は変動。
※1 ポイント還元にはCDエナジーの家庭向けWEB会員サービス「カテエネ」に会員登録し、電気の契約情報を登録する必要あり。還元されるポイントは「カテエネポイント」。ポイントの対象となる料金は、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く。
※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。
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