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シーリングファンの電気代は高い?選び方や使い方とあわせて解説

「シーリングファンの電気代は高い?」
「ほかの空調家電との電気代の違いを知りたい」
「シーリングファンの選び方や効果的な使い方はある?」

シーリングファンの使用を考えている方で、このようなお悩みを持つ方はいるのではないでしょうか。

シーリングファンの1カ月あたりの電気代は、およそ223円〜323円。ほかの空調家電と比較しても電気代は安い傾向にあるため、上手く活用することで毎日を快適に過ごしつつ、さらに電気代を抑えることが可能です。

この記事では、シーリングファンの電気代について詳しく解説します。ほかにも選び方のポイントや効果的な使い方、メリット・デメリットも紹介します。シーリングファンの電気代を詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

シーリングファンの電気代はどのくらい?1カ月で223円~323円が目安

シーリングファンの電気代は、1カ月で223円~323円が目安です。

電気代を算出する際の計算式は以下の通りです。

電気代=消費電力(kW)※ × 使用時間(h) × 電気料金単価(円/kW)
※消費電力の単位が「W」の場合は1,000で割ってkWに変換します

電気料金単価は、地域の電力会社や契約しているプランで異なります。ここでは、全国家庭電気製品公正取引協議会が目安として定めている31円/kWh(2022年7月改訂)を使います。

実際にシーリングファンを使用した際の電気代はいくらになるのでしょうか。今回、コツコツCD編集部が独自に調査した結果によるとシーリングファン(ACモーター)の消費電力の平均は40W程度でした。この消費電力をもとに電気代を算出してみましょう。

先ほどの計算式をもとに算出したシーリングファンの電気代は、以下の通りです。

使用時間シーリングファンの電気代
1時間1.2円
12時間14.9円
24時間(1日)29.8円
1カ月(1日12時間を30日使用)446.4円
1年(1日12時間を365日使用)5,431.2円

表を見ると、1日つけっぱなしにしたとしても電気代は約30円と比較的安いことがわかります。そのため、夏場などの暑いシーズンでも比較的使いやすい空調家電といえるでしょう。

シーリングファンとほかの家電製品との電気代を比較

シーリングファンとは別に、空調家電には扇風機やサーキュレーター、エアコンなどがあります。ここでは、シーリングファンと、ほかの空調家電の電気代がどのくらい違うのかを見ていきましょう。

以下は、それぞれの電気代を比較した表です。

空調家電消費電力1時間あたりの電気代
シーリングファン40W1.2円
扇風機(強)20W〜50W0.6〜1.6円
サーキュレーター(8畳用)40W1.2円
エアコン冷房(6~9畳用)501W15.5円

※それぞれ、コツコツCD編集部が複数の商品を調査した結果の数値となります。
※シーリングファン、扇風機、サーキュレーターはすべてACモーターの製品で比較しています。

ほかの空調家電と比較すると、シーリングファンの電気代は比較的安いことがわかります。中でもエアコン、扇風機などと併用して空気を循環させることで節約につながります。

そのため、シーリングファンはエアコンと組み合わせて利用することでも電気代を抑えられます。

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シーリングファンのメリット

シーリングファンを使用するメリットは、以下の3つです。

それぞれの内容を詳しく解説します。

メリット1. 冷暖房の効率を高められる

シーリングファンとエアコンを併用することで、冷暖房の効率を高められます。理由は、シーリングファンが部屋の空気を循環させて室内を適温に保つためです。

環境省が公表する「家庭でできる節電アクション」では、送風機を活用することで、夏は風が体に当たると涼しく感じ、冬は暖まった空気を循環させられるため、送風機の使用を推奨しています。

また、夏は室温28℃、冬は室温20℃が適温の目安です。設定温度を高くするのは冷暖房の電気代の節約につながるため、電気代の安いシーリングファンとの併用は相性がよいといえるでしょう。

メリット2. 部屋干しの乾きが早くなる

シーリングファンを使うことで、洗濯物の部屋干しの乾きを早められます。シーリングファンには空気を循環させる効果があるため、それを利用することで洗濯物を乾きやすくなります。

たとえば、雨の日に洗濯物を部屋干しする場合、乾くまでに時間がかかるだけでなく、雑菌が増えることで臭いも生じやすくなります。洗濯物を素早く乾かすのは、生乾き臭などを防止する観点からも大きな役割があるといえるでしょう。

メリット3. 電気代が安いので使いやすい

シーリングファンは、エアコンなどの空調家電と比較すると電気代が安い傾向にあります。

たとえば夏に活躍するエアコンは、室内を涼しくし快適に過ごすための必需品ですが、電気代が気になるといった方もいるのではないでしょうか。

経済産業省資源エネルギー庁の「省エネ性能カタログ」によると、エアコンの設定温度が1℃違うだけでも以下の節約効果が期待できると言われています。

期待できる節約効果
夏場の外気温度31℃の時、エアコン(2.2kW)の
冷房設定温度を27℃から28℃にし た場合
約820円
温度6℃の時、エアコン(2.2kW)の
暖房設定温度を21℃から20℃にした場合
約1,430円

※使用時間が1日9時間の場合

室温が快適でないと、エアコンの設定温度を上げたり下げたりしている方もいるでしょう。シーリングファンを使い部屋の空気を循環させることで、エアコンの設定温度を調整せずに快適な室温を保てるため、電気代の節約にもつながります。

シーリングファンのデメリット

シーリングファンは便利な空調家電ですが、一方で以下のデメリットもあります。

メリットだけでなくデメリットも把握しておくことで、シーリングファンをより適切に取り扱えます。それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

デメリット1. ファンの掃除が難しい

ファン部分が高い位置にあるシーリングファンは、掃除しづらい傾向にあります。そのため、扇風機やサーキュレーターなどの送風機と比較すると、扱いにくいといえるでしょう。

たとえば扇風機の場合、ファンの掃除はふたを外して布などで拭えば簡単に汚れがとれます。エアコンにおいてもフィルター部分を取り外して水洗いができるため、掃除は難しくありません。

一方で、高い位置に設置してあるシーリングファンは、脚立や柄の長いほうきを用いて清掃する必要があります。ほかの空調家電と比較すると、掃除しづらいといえるでしょう。

デメリット2. 天井の強度が求められる

シーリングファンを設置する際、強度のある天井に取り付ける必要があります。天井には、シーリングファンの重量に耐えうる強さが求められるためです。

たとえば強度の低い天井にシーリングファンを吊るした場合、天井が重量に耐えられず、本体の落下や天井・壁の破損といったトラブルにつながります。

シーリングファンを設置する際は、本体重量に対して十分に耐えられる天井であるかどうかを確認しておきましょう。

シーリングファンはどう選ぶ?モーターの種類などから選択する

シーリングファンには、ACモーターやDCモーターなど2種類のモーターがあります。本体を選ぶ際は、違いを把握して自分に適したものを購入することが大切です。

それぞれのモーターを搭載したシーリングファンの違いについて、コツコツCD編集部が独自に調査してまとめた以下の表をご覧ください。

項目ACモーターDCモーター
使用電圧交流直流
消費電力比較的高め比較的低め
使用時の音製品によっては大きい場合がある比較的静か
風量調節調節範囲が狭い細かく調節できる
価格比較的安め比較的高め

ACモーター・DCモーターを比較すると、DCモーターのほうが消費電力が少なく駆動音も静かといったメリットがあります。加えて、風量も細かく調節できるのが大きな特徴です。

一方、ACモーターよりも本体価格が高くなりやすい傾向です。購入後に後悔しないためにも、価格や消費電力なども考慮した上で自分に適したものを選びましょう。

シーリングファンの無駄をなくす効率的な使い方

シーリングファンを効率的に使うポイントとして、以下の2つが挙げられます。

今まで以上にシーリングファンを有効に使いたい方は、参考にしてみてください。

使い方1. 設置位置が適切な高さとなるよう調整する

シーリングファンを設置する際は、適切な高さとなるよう位置を調整しましょう。設置位置が低い場合、シーリングファンの長所を活かせない場合があります。

シーリングファンの設置位置の推奨値はメーカーや製品ごとに異なりますが、目安としては床から羽までの高さが210cm〜220cmです。一番近い壁との距離の目安は、40cm〜50cm程度となります。

設置位置が低かったり、購入したシーリングファンが大きすぎたりすると、圧迫さを感じてしまいます。また、あまりにも低い天井に取り付けてしまうと、危険を伴う可能性もあるので気をつけましょう。

使い方2. 状況に応じて送風の方向を調整する

シーリングファンは、部屋での使用環境に応じてシーリングファンの送風方向を変えるとよいでしょう。適切な方向に調整することで、効率的にシーリングファンを利用できる上に、より快適に過ごせます。

以下の表は、使用状況と使用方法のポイントを表でまとめたものです。

使用環境使用方法のワンポイント
吹き抜け天井・アーチ型の天井に設置する比較的高い場所に設置する場合、風が床に届きにくい可能性がある。メーカーオプションなどにあるダウンロッド(延長パイプ)を使って、ファンの回転部分が床に近づくよう調整する。
ダイニングルームに設置する食事中に食べ物を冷やしたくない場合は、送風方向を上向きに設定する。食事中の換気や仕事中で使用する際は低速回転で利用する。
室内で喫煙する室内で喫煙する場合、たばこの煙が部屋の中に残留しないように送風方向を上向きに設定する。ほかにも、換気扇の使用・窓を開けることを意識する。
屋外にシーリングファンを設置する屋外に設置する場合、夏の時期は送風方向を下向きにする。送風方向を下向きに設定することで害虫が寄るのを防ぎ、涼しく感じられる。

この表を参考に使用環境に応じて、適宜調整してみましょう。

電力会社の見直しがシーリングファンの節約につながることも

現在契約している電力会社を見直しすると、シーリングファンの電気代を節約できる場合があります。電力会社の見直しにより、現在契約している以上のお得な料金プランを見つけられる可能性があります。

電気代の要素に含まれる基本料金や電力量料金の単価は、電力会社によって異なります。料金の単価が高くなると毎月の電気代も高くなるため、早い段階で電力会社を見直すことが節約につながるというわけです。

その際は、むやみに電力会社を切り替えるのではなく、料金シミュレーションなどを活用して慎重に選択することが大切です。

電力会社の選び方のコツ

電力会社を選ぶ際、自分や家族のライフスタイルを踏まえた上で決めることが大切です。電気を多く使用する時間帯はいつか、何人で住んでいるのかなどを考慮して電力会社を選びましょう。

ほかにも、以下の内容をあわせて確認するのがおすすめです。

  • 電力会社に解約金があるか
  • 特典やセット割引などはないか
  • 料金シミュレーションして本当にお得になるか

中でも、電力会社の切り替え前に料金シミュレーションをしておくとよいでしょう。シミュレーションを活用して事前にある程度想定しておくことで、切り替えに失敗するリスクを回避しやすくなります。

特に、契約期間内に解約する場合、解約金が生じることもあります。そのため、自分や家族のライフスタイルを軸に考えつつ、さまざまな要素を考慮してから契約手続きに進むようにしましょう。

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※お得額の算定条件について

※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。

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シーリングファンを上手く活用して電気代を節約しよう!

この記事では、シーリングファンの電気代について解説しました。シーリングファンの電気代は、1カ月で223円〜323円程度が目安です。

シーリングファンを活用する場合、適切な設置位置に取り付けたり、送風をしたりすることが大切です。設置位置が低すれば危険が伴いますし、適切ではない方法で使用してしまうと効率的に使えません。

シーリングファンは、エアコンの冷暖房・除湿機能と併用することで効果を高められます。空気を循環させて室内を適温に保ったり、部屋干しの洗濯物を早く乾かしたりすることが可能です。

シーリングファンを上手く活用して、快適に過ごしながら電気代を抑えましょう。

※この記事の内容は公開日時点の情報です。最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。