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窓用エアコンの電気代は?壁掛けエアコンとの比較や節約方法・デメリットを解説

「窓用エアコンの電気代ってどれくらい?」
「窓用エアコンと壁掛けエアコンの電気代の違いを知りたい」
「窓用エアコンの電気代を節約する方法はある?」


窓用エアコンの電気代について疑問がある方の中には、上記のような悩みを持つ方もいるでしょう。

窓用エアコンとは、通常の壁掛けエアコンとは違い、工事と室外機が不要な窓に取りつけるタイプのエアコンのことです。電気代は、冷房時で1時間あたりおよそ19.1円、暖房時でおよそ20.9円かかります。定期的にメンテナンスをしたりサーキュレーターを活用したりすることにより、電気代の節約が可能です。

この記事では、窓用エアコンの電気代や計算方法について解説します。ほかにも、節約方法やメリット・デメリットについても触れていきます。記事を読むことで、窓用エアコンの電気代がわかり、ライフスタイルに合う使い方ができるようになるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

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目次

そもそも窓用エアコンとは?

窓

窓用エアコンは窓に直接取りつけるタイプのエアコンで、「ウィンドウエアコン」や「ウィンドウクーラー」とも呼ばれています。室内機と室外機が一体になっており、壁に穴を開ける必要がないため、ベランダのない物件でも設置しやすいことが特徴です。設置工事も不要なため、自分で取りつけられる点も魅力です。

窓用エアコンには冷房専用と冷暖房兼用の2種類があり、使用目的に応じて選べます。対応畳数は冷房で最大7畳、暖房では最大5〜6畳程度となっており、広い部屋での使用にはあまり向いていません。

設置の手軽さや最低限の冷暖房機能を求める方にとっては、窓用エアコンは有力な選択肢といえるでしょう。

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窓用エアコンの1時間あたりの電気代はいくら?

コツコツCDが複数の窓用エアコンを調査したところ、1時間あたりの冷房・暖房の電気代の目安は以下の通りでした。

地域(周波数)冷房の電気代暖房の電気代
東日本(50Hz)17.9円19円
西日本(60Hz)20.3円22.7円
※公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価の31円/kWh(税込)(2022年7月改定)をもとに算出
※周波数は静岡県の富士川を境界に東日本が50Hz、西日本が60Hzとして計算

ただし、正確な電気代は機種やメーカー、使用環境によって異なりますので、あくまでも目安としてお考えください。

窓用エアコンの電気代の計算方法

窓用エアコンの電気代の計算方法は、以下の通りです。

窓用エアコンの電気代の計算方法
消費電力(W) ÷ 1,000 × 電気料金単価(円/kWh)=1時間あたりの電気代

たとえば窓用エアコンの消費電力が550Wの場合、以下のように計算します。

窓用エアコンの電気代の計算例
550W ÷ 1,000 × 31円=17.05円
※公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価の31円/kWh(税込)(2022年7月改定)をもとに算出

1時間あたりの消費電力は、お使いの窓用エアコンの本体、または取扱説明書に記載があります。ご家庭の窓用エアコンの1時間あたりの電気代が知りたい方は、上記の計算式に消費電力を当てはめて計算するといいでしょう。

窓用エアコンの1カ月あたりの電気代

窓用エアコンの1カ月あたりの電気代を使用時間別にまとめると、以下の通りです。

1日の使用時間 地域 1カ月の電気(冷房) 1カ月の電気代(暖房)
3時間 東日本(50Hz) 1,612円 1,707円
西日本(60Hz) 1,830円 2,041円
5時間 東日本(50Hz) 2,686円 2,844円
西日本(60Hz) 3,050円 3,402円
8時間 東日本(50Hz) 4,298円 4,551円
西日本(60Hz) 4,880円 5,444円
※1カ月を30日として計算
※公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価の31円/kWh(税込)(2022年7月改定)をもとに算出
※周波数は静岡県の富士川を境界に東日本が50Hz、西日本が60Hzとして計算

窓用エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代

窓用エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代の目安は、以下の通りです。

使用モード 地域 1日(24時間)つけっぱなし 1カ月(30日)つけっぱなし
冷房 東日本(50Hz) 429.8円 12,894円
西日本(60Hz) 488円 14,642円
暖房 東日本(50Hz) 455円 13,652円
西日本(60Hz) 544.4円 16,331円
※公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価の31円/kWh(税込)(2022年7月改定)をもとに算出
※周波数は静岡県の富士川を境界に東日本が50Hz、西日本が60Hzとして計算

窓用エアコン・壁掛けエアコン・スポットクーラーの電気代を比較

選択のイメージ

窓用エアコンと壁掛けエアコン、スポットクーラーの電気代の目安を比較すると、以下の通りです。

項目 使用モード 窓用エアコン 壁掛けエアコン スポットクーラー
消費電力 冷房 578W 577W 740W
暖房 612W 572W
1時間使った場合 冷房 17.9円 17.9円 22.9円
暖房 19円 17.7円
5時間使った場合 冷房 89.5円 89.4円 114.7円
暖房 94.8円 88.7円
8時間使った場合 冷房 143.3円 143.1円 183.5円
暖房 151.7円 141.9円
24時間使った場合 冷房 429.8円 429.3円 550.6円
暖房 455.1円 425.6円
1カ月つけっぱなし 冷房 12,894円 12,879円 16,517円
暖房 13,652円 12,767円
※東日本(50Hz)で使用した場合の消費電力で計算
※1日を24時間、1カ月を30日として計算
※公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価の31円/kWh(税込)(2022年7月改定)をもとに算出

窓用エアコンと壁掛けエアコンの冷房時の電気代はほとんど差がなく、いずれも1時間あたり約17.9円です。1カ月つけっぱなしにした場合でも、両者の違いは15円ほどにとどまります。暖房時は壁掛けエアコンのほうが消費電力が小さく、全体的に電気代も抑えやすい傾向にあります。

一方、スポットクーラーは消費電力が大きく、1時間あたりの電気代もほかの2つに比べてやや割高です。1カ月つけっぱなしにした場合の電気代は16,517円となり、窓用エアコンと比べて3,623円ほど多くかかる計算になります。

なおスポットクーラーとは、部屋全体ではなく「スポット(部分的)」を冷やすタイプのクーラーです。キャスターつきで持ち運びができ、設置工事も不要です。「移動式エアコン」や「ポータブルクーラー」とも呼ばれています。

【あわせて読みたい】冷房の電気代は高い?暖房や除湿との違いや節約方法を解説

窓用エアコンのメリット

雑貨とメリットの文字

窓用エアコンには、以下のようなメリットがあります。

これらのメリットを知ることで、窓用エアコンの効果を意識しながら利用できるでしょう。ここからは、それぞれのメリットについて解説します。

工事不要で取りつけられる

窓用エアコンのメリットは、工事不要で取りつけられることです。壁掛けエアコンとは異なり、窓用エアコンには室外機がありません。そのため、壁に穴を開けるような工事をしなくても、窓枠にはめ込むだけで設置できます。

工事不要であることから、工事費がかからないことも魅力です。

一方、壁掛けエアコンの設置工事は、購入場所によっては無料でおこなってくれます。しかし、設置条件によっては別途工事費がかかることもあるため、窓用エアコンなら工事費がかからないという安心感があるでしょう。

賃貸物件でも設置できる

賃貸物件でも気軽に設置できることも、窓用エアコンのメリットの1つです。賃貸物件では勝手に工事をすることはできませんが、窓用エアコンなら条件さえ揃っていれば簡単に設置できます。

賃貸物件に自分でエアコンを設置した場合、退去時に取り外さなくてはなりません。ただし、窓用エアコンは取り外しも簡単なので、業者を呼ばなくても自分でおこなえます。

ベランダがない部屋でも設置できる

窓用エアコンならば、ベランダがない部屋にも設置できます。

壁掛けエアコンは、エアコンを機能させるために室内機と室外機を設置する必要があります。室外機は外に設置する必要があるため、ベランダがなければ取りつけができません。

しかし、窓用エアコンは室外機の機能が組み込まれているため、室外機が不要です。

窓用エアコンのデメリット

雑貨とデメリットの文字

窓用エアコンには、以下のようなデメリットがあります。

デメリットを知ることで、自宅に導入するかどうかの判断材料になるでしょう。ここからは、それぞれのデメリットについて解説します。

適用畳数が狭い

窓用エアコンのデメリットとして、適用畳数が狭いことが挙げられます。

メーカーによっては、壁掛けエアコンは6から18畳用までの幅広い製品を展開している一方で、窓用エアコンは5から8畳用までしか取り扱っていないことがあります。

適用畳数が狭いと、広い部屋に設置してもエアコンの効果が薄れてしまいます。設置する部屋の条件によっては、期待通りの効果を得られないかもしれません。

運転音が大きい

窓用エアコンには、運転音が大きいというデメリットがあります。理由は、窓用エアコンの本体に室外機の機能が組み込まれているためです。

コツコツCDの調査によると、ある室外機製品の場合、稼働音は50dB程度という結果が出ています。50dBとは換気扇の音と同じレベルの騒音となるため、人によっては睡眠に支障をきたすかもしれません。

こうした特徴から、家電製品の稼働音や睡眠中の騒音が気になる方には、窓用エアコンは向いていない可能性があります。

防犯性で工夫が必要になる

窓用エアコンは、防犯面で工夫が必要な点もデメリットです。窓用エアコンは取りつけした際に、鍵がかからなくなる場合があります。防犯面で不安がある際は、市販の補助錠やセンサーライトなどを取りつけるなどし、自身で対策を講じる必要があります。

また、窓用エアコンは必ず窓を開けた状態で運転しなければなりません。窓を閉めたまま使用を続けると、本体が過熱し窓ガラスが破損する可能性もあるため注意が必要です。

窓用エアコンの5つの節約方法

窓用エアコン

窓用エアコンは、以下の方法を取り入れることで節約効果を期待できます。

  1. 定期的にメンテナンスをする
  2. サーキュレーターを併用する
  3. 窓用エアコンに直射日光が当たらないようにする
  4. カーテンを閉めて日差しを遮断する
  5. 吸込口・吹出口をふさがないようにする

ここからは、それぞれの節約方法について解説します。

1. 定期的にメンテナンスをする

窓用エアコンの電気代を節約するには、定期的にメンテナンスしてフィルターを掃除することが大切です。

エアコンには空気の出入り口となるフィルターが設置されていて、ゴミやほこりが溜まると空気をスムーズに取り込めません。その結果、余分な電力を消費して、本来必要のない電気代がかかってしまいます。

こうした性質から、定期的にフィルターの掃除をすることで、効率的に稼働できるようになります。フィルターの掃除は2週間に1回を目安に、取扱説明書に従っておこないましょう。

2. サーキュレーターを併用する

窓用エアコンの稼働時にサーキュレーターを併用することで、電気代の節約を期待できます。理由は、サーキュレーターによってエアコンの冷たい空気・暖かい空気を循環できるためです。

サーキュレーターの置き方のポイントは以下の通りです。

冷房の場合暖房の場合
エアコンを背にしてサーキュレーターを設置エアコンと対角線になるようにサーキュレーターを設置

サーキュレーターとエアコン併用時の電気代については、「サーキュレーターの電気代は安い?エアコンとの併用方法や節約方法を解説」の記事で詳しく解説しています。こちらもあわせてお読みください。

3. 窓用エアコンに直射日光が当たらないようにする

窓用エアコンの電気代を節約するには、直射日光が当たらないようにすることがポイントです。エアコン本体に直射日光が当たることで、本体の温度が高くなって熱交換効率が下がるためです。その結果、余分な電力を消費してしまいます。

設置場所によって窓用エアコンに直射日光が当たってしまう場合は、窓にすだれを設置するなどの工夫を取り入れるといいでしょう。

4. カーテンを閉めて日差しを遮断する

カーテンを閉めることで日差しを遮断し、室内の温度上昇を抑えるため、電気代の節約につながります。窓用エアコンを設置している部分は閉められませんが、可能な限り日差しを遮断すれば、エアコンの冷房が効きやすくなります。

5. 吸込口・吹出口をふさがないようにする

カーテンや網戸、すだれなどで吸込口・吹出口が塞がっていると、窓用エアコンの性能が低下したり、保護装置がはたらいて正常に運転できなかったりすることがあります。

吸込口・吹出口周辺に障害物がないかどうかを確認しましょう。

窓用エアコンに関するよくある質問

よくある質問のイメージ

窓用エアコンに関するよくある質問は以下の通りです。

あらかじめ疑問を解消しておくことで、スムーズに窓用エアコンを導入できるでしょう。ここからは、それぞれの質問に回答します。

窓用エアコンを取りつけできない窓はある?

窓用エアコンは窓枠に直接設置することから、窓の種類や高さによっては設置できないことがあります。購入する際は、あらかじめ取りつけできる窓かどうかを確認しておきましょう。

窓用エアコンは冬の間はどうするの?

冬場、窓用エアコンを使用しない場合は、取扱説明書に従ってメンテナンスをおこない、電源プラグを抜きましょう。このタイミングでフィルターの掃除も済ませておけば、次のシーズンでも快適に利用できます。

なお、冷暖房兼用の窓用エアコンなら冬も使用できます。

窓用エアコンの場合、施錠はどうすればいい?

一般的な窓と同様、きちんと施錠する必要があります。

窓用エアコンは構造の問題で完全に窓を閉めることはできないため、防犯面で不安を感じる人もいるかもしれません。

製品によっては、防犯性を高めるために簡易鍵が付属されています。それでも安心できない場合は、補助鍵を使用するなどの工夫も取り入れるといいでしょう。

窓用エアコンの電気代は節約できる!

窓用エアコンの電気代は、冷房時で1時間あたりおよそ19.1円、暖房でおよそ20.9円です。ただし、正確には製品によって異なります。ご自宅で使用している窓用エアコンの電気代を知りたい場合は、消費電力を調べて計算してみましょう。

窓用エアコンの電気代を節約するには、定期的にメンテナンスすることがポイントです。窓用エアコンのフィルターはゴミやホコリが溜まりやすく、そのまま使用するとエアコンの効果が薄れてしまいます。数カ月に1度などお掃除デーを決めておくことで、メンテナンスを習慣化できるでしょう。

窓用エアコンの電気代を節約したい方やこれから導入する方は、ぜひこの記事で紹介したポイントを取り入れてみてください。

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※お得額の算定条件について

※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。

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※この記事の内容は公開日時点の情報です。最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

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