「加湿器って種類ごとに電気代が違うの?」
「加湿器の電気代が知りたい」
「加湿器の電気代をうまく節約しながら冬を乗り切りたい」
乾燥する冬の季節に大活躍する加湿器。そんな加湿器の電気代に悩まれている方もいるのではないでしょうか。
コツコツCD編集部の調査によると、加湿器(洋室8畳〜15畳用)の1時間あたりの電気代の目安は0.3〜12.5円です。加湿器には「超音波式」「スチーム式」「気化式」「ハイブリッド式」の4つの種類があり、それぞれ電気代が異なります。
この記事では、コツコツCD編集部が加湿器の種類ごとの電気代を徹底調査した結果をご紹介しています。各種類の特徴や節約方法についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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加湿器の種類ごとの特徴を知ろう

加湿器には以下の4つの種類があります。ここでは、それぞれの特徴について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
| 特徴 | メリット | デメリット | |
|---|---|---|---|
| 超音波式 | 超音波の振動によって、ミスト(霧)を発生させる | お洒落なデザインが多い 電気代が安い | 加湿ムラがある 加湿能力は低め こまめなお手入れが必要 |
| スチーム式 | 水をヒーターで加熱し、水蒸気を発生させる | 加湿能力が高い 衛生的に使える | 電気代が高い 火傷のリスクがある |
| 気化式 | 水を含んだフィルターに風を送って気化させる | 電気代が安い | 加湿能力は低め 運転音が大きい |
| ハイブリッド式 | 気化式×ヒーターと超音波×ヒーターがある | 電気代を抑えつつ、加湿能力が高い (加湿能力はスチーム式には劣る) | 本体が大きい 本体価格が高い |
超音波式
超音波式の加湿器は、超音波の振動によってミスト(霧)を発生させることで室内を加湿する仕組みです。
消費電力が小さいのが最大のメリットで、構造がシンプルなためコンパクトでデザイン性が高いものが多く販売されています。雑貨屋さんで見かけるお洒落な加湿器のほとんどが超音波式です。
デメリットは、発生するミストの粒子が小さいため、加湿ムラが生じやすいこと。加湿器の周囲の床や壁が濡れることがあります。
超音波式は加熱処理がなく、フィルターを通すわけでもないため、タンク内に雑菌やカビが発生しやすいといったデメリットもあります。そのため、こまめなお手入れが必須で、お手入れが苦手な方や面倒に感じる方には向いていないかもしれません。お手入れせずに使い続けると雑菌やカビを空気中にまき散らしてしまい、体調不良の原因となることがあるため注意が必要です。
スチーム式
スチーム式の加湿器は、水をヒーターで加熱し、水蒸気を発生させて加湿します。ポットなどでお湯を沸かす際に発生する水蒸気を加湿に利用するイメージです。
水を沸騰させて加湿するため、他の種類と比較して加湿能力が最も優れていることがメリットです。また、雑菌やカビが発生しにくく、衛生的に使用できる点も嬉しいポイント。
一方で、常に水を沸騰させているため消費電力が大きく、電気代が高いといったデメリットがあります。また、吹き出し口が熱くなるため、小さなお子さんがいる家庭では注意が必要です。転倒や不意に触ってしまうことによる火傷のリスクがあります。
気化式
気化式の加湿器は、水を含んだフィルターに風を送って気化させることで、室内を加湿します。イメージとしては、濡れたタオルに扇風機で風を当てているような感じです。ファンを使って風を送るため広範囲を加湿できますが、加湿能力はそこまで高くありません。消費電力が小さく、電気代が安いのがメリットです。
気化熱が奪われるため部屋が冷えやすいといったデメリットもあります。機種によってはモーター音やファンの風音が大きいため、音が気になる方もいるでしょう。
ハイブリッド式
ハイブリッド式の加湿器には以下の2種類があります。
- 気化式とヒーターを組み合わせたもの
- 超音波式とヒーターを組み合わせたもの
「気化式×ヒーター」は、フィルターに当てる風を温風にし、加湿能力をアップさせたものです。風を送るファンが搭載されているため、効率よく広範囲を加湿できることがメリットです。機種によっては、設定湿度に達したら気化式のみにシフトし、消費電力を抑えられるものもあります。本体価格が他の種類の加湿器と比較して高い傾向にあるのがデメリットです。
「超音波×ヒーター」は、ヒーターで加熱した水を超音波によってミスト(霧)状にして放出するタイプです。水を加熱して放出するため加湿能力が高いのがメリット。ミストの粒子が大きいため、床や壁が濡れてしまうことがあるのがデメリットです。
加湿器にかかる電気代はいくら?

ここでは、加湿器の種類別の電気代についてご紹介します。加湿器の種類によって特徴が異なるのはもちろん、消費電力も異なります。それぞれどのくらい電気代がかかるのか1時間あたり、1日(8時間使用)あたり、1カ月あたりで算出して以下の表にまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
| 超音波式 (8畳用) | スチーム式 (13〜14畳用) | 気化式 (8畳用) | ハイブリッド式 (14〜15畳用) | |
|---|---|---|---|---|
| 消費電力 | 24W | 405W | 9.5W | 170W |
| 1時間あたりの電気代 | 0.7円 | 12.5円 | 0.3円 | 5円 |
| 1日あたりの電気代 (8時間使用の場合) | 5.6円 | 100円 | 2.5円 | 40円 |
| 1カ月あたりの電気代 (8時間使用×30日) | 168円 | 3,000円 | 75円 | 1,200円 |
※電気料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円/kWh(税込)[2022年7月22日改定]で計算
つけっぱなしにした場合の電気代は、基本的に「1時間あたりの電気代 × つけっぱなしにした時間」で算出できます。ただし、実際の電気代は、室温や設定湿度、加湿器の性能などによって変動することもあります。次からは、加湿器にかかる電気代を種類別に詳しくご紹介します。
超音波式
超音波式加湿器の1時間あたりの電気代の目安は約0.8円(運転モードによって多少の変動あり)。1日8時間使用した場合は約6.4円、1カ月(30日)で192円程度となります。
| 消費電力 | 24W |
| 1時間あたりの電気代 | 0.7円 |
| 1日あたりの電気代 | 5.6円 |
| 1カ月あたりの電気 | 168円 |
※1カ月あたりの電気代は1日8時間、30日使用した場合で計算
超音波式の加湿器は電気代が安いのが特徴で、仮に1カ月間(30日)ずっとつけっぱなしにしていても576円程度と、電気代がそこまで高くありません。
スチーム式
スチーム式加湿器の1時間あたりの電気代の目安は約12.5円(運転モードによって変動あり)。1日8時間使用した場合は100円程度、1カ月(30日)あたりの電気代は3,000円程度です。
| 消費電力 (プレハブ13〜14畳あたり) | 湯沸かし時 (1090W) | 加湿時 (405W) |
| 1時間あたりの電気代 | 33.8円 | 12.5円 |
| 1日あたりの電気代 | ー | 100円 |
| 1カ月あたりの電気代 | ー | 3,000円 |
※1カ月あたりの電気代は1日8時間、30日使用した場合で計算
スチーム式加湿器は4つの種類の加湿器の中で最も消費電力が大きく、電気代が高いのが特徴です。
気化式
気化式加湿器の1時間あたりの電気代の目安は約0.3円(運転モードによって変動あり)。1日8時間使用した場合は約2.5円。1カ月(30日)あたりの電気代は75円程度です。
| 消費電力 | 9.5W |
| 1時間あたりの電気代 | 0.3円 |
| 1日あたりの電気代 | 2.5円 |
| 1カ月あたりの電気代 | 75円 |
※1カ月あたりの電気代は1日8時間、30日使用した場合で計算
気化式の加湿器は消費電力が小さく電気代が安いのが特徴です。1カ月間(30日)つけっぱなしにした場合でも、かかる電気代は216円程度と安いことが分かります。
ハイブリッド式
ハイブリッド式加湿器(気化式×ヒーター)の1時間あたりの電気代は約5円(運転モードによって変動あり)。1日8時間使用した場合は約40円、1カ月(30日)あたりの電気代は1,200円程度です。
| 消費電力 | 170W |
| 1時間あたりの電気代 | 5円 |
| 1日あたりの電気代 | 40円 |
| 1カ月あたりの電気代 | 1,200円 |
※1カ月あたりの電気代は1日8時間、30日使用した場合で計算
気化式の加湿器は、スチーム式に比べ消費電力が小さく、気化式や超音波式の加湿器に比べると消費電力が大きい傾向にあります。1カ月間(30日)つけっぱなしにした場合、かかる電気代の目安は3,600円程度です。
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加湿器を選ぶポイントは?

4つの種類がある加湿器ですが、どうやって選んだらよいか疑問に思われている方もいるのではないでしょうか。加湿器の種類は、以下のように重視したいポイントに合わせて選びましょう。
| 重視したいポイント | おすすめの加湿器 |
|---|---|
| 加湿能力を重視したい | スチーム式 |
| 電気代をなるべく抑えたい | 超音波式・気化式 |
| お手入れを楽にしたい | スチーム式 |
| 小さいお子さんのいる家庭 | ハイブリッド式 |
それぞれについて、詳しくみていきましょう。
加湿能力重視ならスチーム式
加湿能力を重視したいとお考えの方には、スチーム式がおすすめです。加湿器の4つの種類の中で、スチーム式は最も加湿能力に優れています。
加湿器によっては、使用時の室温によって加湿能力が落ちてしまう場合もあります。しかしスチーム式は、周りの気温に左右されることなく常に高い加湿能力を発揮します。
ただし、消費電力が大きいことと火傷のリスクがあることがデメリットです。電気代をなるべく抑えたい方や小さいお子さんがいるご家庭には向いていないかもしれません。
電気代をなるべく抑えたいなら超音波式か気化式
電気代をなるべく抑えつつ加湿器を使いたいという方には、超音波式か気化式がおすすめです。超音波式と気化式は、運転の際にヒーターを使わない分、消費電力が小さいのが特徴です。
この記事でご紹介している超音波式加湿器と気化式加湿器の1時間あたりの電気代は、0.1〜0.6円。スチーム式加湿器の電気代(3.9~7.8円)と比較すると、かなり安いことが分かります。
ただし、電気代は抑えられますが、加湿能力はそこまで高くないため注意が必要です。
お手入れを楽にしたいならスチーム式
加湿器は定期的なお手入れが必要です。お手入れを少しでも楽にしたいと考えている方には、スチーム式の加湿器がおすすめです。
スチーム式は運転時にタンク内部が加熱されるため、雑菌やカビがほとんど発生しません。スチーム式加湿器のお手入れは、タンク内部や蒸気の吹き出し口に付着したカルキを取り除くだけ。タンク内部にクエン酸を入れ、加湿器のお手入れモードのスイッチを押すだけで完了します。
なるべくお手入れにかける時間を減らしたいと思われているなら、スチーム式を試してみてはいかがでしょうか。
小さいお子さんのいる家庭ならハイブリッド式
小さなお子さんがいる家庭におすすめなのは、ハイブリッド式加湿器。特に、気化式×ヒーターの加湿器がおすすめです。加湿能力や安全性の高さを重視しつつ、電気代もなるべく抑えたい ― そんな願いが実現したのがハイブリッド式加湿器です。
デメリットは、本体価格が高く、サイズも大きいため設置場所の検討が必要になること。超音波式加湿器のようにデザイン性が高いものが少ないため、インテリア重視の方には向いていないでしょう。
加湿器の電気代の節約方法3選
ここからは、加湿器の電気代を節約する方法を見ていきましょう。今回ご紹介する節約方法は以下の3つです。
それぞれについて詳しく解説します。
部屋の大きさにあった加湿器を選ぶ
使う部屋の広さにあわせて、加湿器の種類や適用畳数を選ぶようにしましょう。部屋の大きさよりも適用畳数が小さい加湿器を選んでしまうと、加湿器が常にフル稼働の状態になります。その分消費電力も大きくなるため、電気代が上がってしまいます。
電気代を節約するポイントは、部屋の大きさよりも少し大きめの適用畳数の加湿器を選ぶことです。たとえば、一戸建てのリビングは15畳程度、寝室は6~10畳程度が一般的な広さです。この場合、8畳用の加湿器は、寝室で使うのには適していますが、リビングで使うと電気代が割高になってしまうかもしれません。
部屋が広ければ広いほど高い加湿能力が必要となるため、加湿能力も重視したうえで選ぶことをおすすめします。
お手入れを定期的にする
加湿器のお手入れは定期的におこないましょう。超音波式であればタンク内の雑菌やカルキ、気化式やハイブリッド式であればフィルター、スチーム式であればタンク内や吹き出し口のお手入れが必要です。
お手入れをサボると、加湿能力が低下して余計な電力を消費する原因となってしまいます。加湿能力が低下するだけではなく、雑菌やカビを室内にまき散らし、体調不良の原因となる可能性も。
加湿器の種類に応じてお手入れ方法は異なりますので、取り扱い説明書に沿ってお手入れをおこなうようにしましょう。
エアコンの設定温度を下げる
冬に「寒い」と感じたとき、エアコンの設定温度を上げる方は多いのではないでしょうか。しかし、エアコンの温度を上げると、必然的に電気代も上がります。
冬はエアコンの温度ではなく、加湿器で湿度を調整することがおすすめです。同じ温度でも、湿度が低い状態と高い状態では、体感温度が変わります。湿度が高い状態の方が人は暖かく感じられます。
エアコンの設定温度を下げても、湿度を上げれば体感的には暖かいと感じられるでしょう。エアコンの設定温度を1度下げるだけでも節約効果が期待できます。冬は室温を上げるより加湿器で湿度を上げるように調整することが節約への道となります。
自分にあった加湿器を使い乾燥する冬を快適に乗り切ろう
乾燥する季節に活躍する加湿器。この記事では、そんな加湿器の電気代と節約方法についてご紹介しました。
加湿器は、それぞれのご家庭や部屋の広さにあった種類を選ぶことがおすすめです。エアコンなどの暖房器具と併用している方も多いと思いますが、湿度が上がると体感温度も上がり、暖房器具の節約にも繋がるでしょう。また、定期的にお手入れをすることで加湿能力を維持しながら使用できます。
ご家庭に合った加湿器を使って、乾燥する冬を快適に乗り切っていきましょう。
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