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こたつの電気代は1カ月いくら?エアコン・ホットカーペットとの違いや節約方法を解説

「こたつの電気代が安いって本当?」
「こたつとホットカーペットどっちが電気代高い?」
「こたつの電気代について知りたい」


電気代が高くなりやすい冬場の暖房器具について悩まれている方もいるのではないでしょうか。暖房器具の中でも電気代がお財布に優しいこたつは、寒い冬を乗り切るためにおすすめしたいアイテムの1つです。

熱源によって多少の差はありますが、こたつの消費電力は300〜600W程度が目安で、450Wの場合の電気代は1時間あたり約14円です。

この記事では、こたつの熱源ごとの電気代をはじめ、ほかの暖房器具との電気代の比較もおこなっています。また、電気代が比較的安価であるこたつの節約術や効果的な使用方法もご紹介しています。電気代を安くしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

こたつに使われるヒーターの種類と消費電力

こたつには3種類の熱源があり、それぞれ特徴や消費電力が異なります。以下の表は、熱源ごとの消費電力や特徴をまとめたものです。

項目石英管ヒーターハロゲンヒーターフラットカーボンヒーター
消費電力(目安)300~600W600W300W
電気代
速暖性
特徴遠赤外線の力で
じんわりと体の中まで温まる
寿命が長い
(約8,000時間)
ヒーターが薄いので
こたつ内が広々と使える

それぞれの熱源について詳しく解説します。

石英管ヒーター

石英管ヒーターは最も一般的な熱源で、多くのこたつに搭載されています。昔のこたつは、この石英管ヒーターが使われることがほとんどでした。

石英管ヒーターは、遠赤外線の力でじんわりと体の中まで温めてくれるのが特徴です。ヒーターから発せられる遠赤外線は、体の表面で吸収されやすい性質があります。温まった血液が全身に運ばれることで、体の中まで温まるのです。

消費電力は約300〜600Wと小さめなのも魅力です。電気代を抑えつつ、体の奥までじっくり温まりたい方におすすめです。

デメリットは、電源を入れてから暖まり始めるまで20〜30秒程度かかることです。早く暖まるこたつが欲しい方には不向きかもしれません。

ハロゲンヒーター

ハロゲンヒーターは、速暖性に優れているのが特徴です。見た目は石英管ヒーターと似ています。

こたつの熱源の中では消費電力が一番大きく、最大で600W程度です。そのため、電気代が少し高くなってしまう点がデメリットです。とはいえ、寿命は8,000時間ほどあり、効率的に長く使いたい方にはおすすめです。

フラットカーボンヒーター

フラットカーボンヒーターは、名前の通り薄い見た目が特徴です。速暖性に優れ、こたつの中を均一に暖めるので、スイッチを入れてからすぐ温まりたい方におすすめです。

消費電力の目安は300W程度と、こたつの熱源の中では消費電力が小さいです。節電効果が高いため、こたつの電気代をさらに抑えたい方に最適です。

また、ヒーター部分にほこりが溜まりづらいため、ほかの熱源と比較すると火事のリスクは低いといえるでしょう。

【パターン別】こたつの電気代

続いて、こたつの電気代を詳しくご紹介します。こたつの熱源ごとの電気代も算出していますので、ぜひ参考にしてみてください。

1時間あたりの電気代

こたつを1時間使用したとき、電気代がいくらぐらいかかるのか気になる方もいるでしょう。以下の表は、こたつの1時間あたりの電気代を熱源ごとにまとめたものです。

熱源消費電力の目安1時間あたりの電気代
石英管ヒーター450W14.0円
ハロゲンヒーター600W18.6円
フラットカーボンヒーター300W9.3円
※電気料金単価31円/kWhで計算

表をみると、こたつの1時間あたりの電気代は10〜20円程度です。ハロゲンヒーターのこたつは、ほかの2つと比較して消費電力が大きく、その分電気代も高いことがわかります。

ただし、こたつは電源を入れてから暖まるまでに多くの電力を必要とします。一定の温度まで暖まると、こたつ内の温度変化に応じて自動で出力が調整される仕組みです。こたつメーカーのMETROによると、最大600Wのハロゲンヒーターを5時間運転した際、1時間あたりの平均消費電力は約180Wh(※)となり、電気代は1時間あたり約5.6円です。
出典:メトロのこたつ

なお、1時間あたりの電気代は以下の計算方法で算出できます。

1時間あたりの電気代 = 消費電力(W)÷ 1,000 × 電気料金単価(円/kWh)

自宅で使っているこたつの電気代が知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

1カ月あたりの電気代

こたつを毎日使う場合、1カ月あたりの電気代が気になる方もいるのではないでしょうか。以下の表は、こたつを1カ月使った場合の電気代を、時間ごとに単純計算したものです。

熱源消費電力の目安1時間あたりの電気代1カ月の電気代(1日3時間)1カ月の電気代(1日5時間)1カ月の電気代(1日8時間)1カ月の電気代(1日12時間)
石英管ヒーター450W14.0円1,260円2,100円3,360円5,040円
ハロゲンヒーター600W18.6円1,674円2,790円4,464円6,696円
フラットカーボンヒーター300W9.3円837円1,395円2,232円3,348円
※電気料金単価31円/kWhで計算
※1カ月あたりの電気代は30日間で計算

こたつの1カ月あたりの電気代は1日8時間使用で約2,200〜4,500円程度です。フラットカーボンヒーターのこたつが一番安いことがわかります。

また、こたつの内部が暖まると制御機能が働き、温度が高くなりすぎないよう調節することで消費電力が下がります。実際の電気代は表よりも安くなる可能性があるため、あくまで目安として考えましょう。

つけっぱなしにした場合の電気代

こたつの電源を1日中つけっぱなしにした際の電気代が気になる方もいるのではないでしょうか。

以下の表は、24時間つけっぱなしにした場合の電気代を単純計算したものです。

熱源1時間あたりの電気代24時間あたりの電気代
石英管ヒーター14.0円336.0円
ハロゲンヒーター18.6円446.4円
フラットカーボンヒーター9.3円223.2円
※電気料金単価31円/kWhで計算
※1日あたり8時間使用、1カ月30日間で計算

こたつを24時間つけっぱなしにした場合、1日の電気代は約220〜450円程度です。つけっぱなしでもこたつの内部が暖まったあとは制御機能により消費電力が抑えられるので、実際にはもっと安くなる可能性があります。

こたつはつけっぱなしでも電気代が安いとはいえ、長時間つけたままだとこたつヒーターの寿命を縮める可能性があります。また、火災が発生するリスクも高まるため、こたつの消し忘れには注意しましょう。

こまめに消した場合の電気代

こたつは、こまめに消しても電気代にさほど大きく影響することはありません。

エアコンは起動時に大きな消費電力が必要なため、30分程度の外出であればつけっぱなしにしていた方が電気代はお得になるケースがあります。

しかし、こたつはこたつ布団による保温効果もあるため、短時間では温度が下がりづらい性質があります。つけっぱなしでも適温になればヒーターの制御が働き電力が抑えられるため、こまめに消した場合の節約効果は少ないでしょう。

また、こたつをつけっぱなしにすると火災のリスクも高まります。外出時など、こたつを使わないときはこまめにスイッチを切ることをおすすめします。

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ほかの暖房器具と電気代を比較してみよう

こたつの電気代は、ほかの暖房器具と比較してどのくらい安いか気になる方もいるでしょう。こたつと以下の暖房器具について電気代を比較しました。

ここからは、比較結果について詳しく解説します。

こたつとホットカーペットの電気代

こたつとホットカーペットの電気代を1日8時間使用したと想定し比較しました。

暖房器具消費電力の目安1時間あたりの電気代1カ月あたりの電気代
こたつ|石英管ヒーター450W14.0円3,360円
こたつ|ハロゲンヒーター600W18.6円4,464円
こたつ|フラットカーボンヒーター300W9.3円2,232円
ホットカーペット 3畳用730W22.6円5,424円
※電気料金単価31円/kWhで計算
※1日あたり8時間使用、1カ月30日間で計算

ホットカーペットの1カ月あたりの電気代が5,000円以上なのに対し、こたつは2,000円~5,000円程度です。足元を暖める目的なら、こたつのほうが安いといえるでしょう。

こたつとエアコンの電気代

こたつとエアコンの電気代も比較してみましょう。暖房運転で1日8時間使用したと想定し、エアコンの電気代を計算したものが以下の表です。

暖房器具消費電力の目安1時間あたりの電気代1カ月あたりの電気代
こたつ|石英管ヒーター450W14.0円3,360円
こたつ|ハロゲンヒーター600W18.6円4,464円
こたつ|フラットカーボンヒーター300W9.3円2,232円
エアコン暖房 8畳用575W17.8円4,272円
※電気料金単価31円/kWhで計算
※1日あたり8時間使用、1カ月30日間で計算

エアコンより、石英管ヒーターやフラットカーボンヒーターのこたつの電気代が安いとわかります。

こたつとヒーターの電気代

ヒーターの電気代が気になる方もいるでしょう。1日あたり8時間使用すると想定し、こたつとオイルヒーター、ハロゲンヒーターの1カ月あたりの電気代を比較しました。

暖房器具消費電力の目安1時間あたりの電気代1カ月あたりの電気代
こたつ|石英管ヒーター450W14.0円3,360円
こたつ|ハロゲンヒーター600W18.6円4,464円
こたつ|フラットカーボンヒーター300W9.3円2,232円
オイルヒーター  8畳用500〜1,200W15.5〜37.2円3,720〜8,928円
ハロゲンヒーター 弱〜強400〜1,200W12.4〜37.2円2,976〜8,928円
※電気料金単価31円/kWhで計算
※1日あたり8時間使用、1カ月30日間で計算

表をみると、消費電力の低いフラットカーボンヒーターが一番安いことがわかります。オイルヒーターやハロゲンヒーターは使い方で電気代が変化する傾向です。「弱」運転では、こたつと同程度の電気代、「強」運転で使い続けると高くなります。

古いこたつは電気代が高くなる?

古いこたつでは、性能低下により無駄な電気代が発生する可能性があります。

古いこたつでも消費電力が同じであれば、新しいこたつと電気代は変わらないように思う方もいるでしょう。こたつヒーターの寿命は石英管ヒーターで約5,000時間です。こたつヒーターの寿命は、冬の4か月間で1日5時間使う場合は8年、1日8時間使う場合では5年程度と考えましょう。

また、こたつの寿命を超えて使い続けると火災が起こる可能性もあります。新しいこたつは安全で、ヒーター性能も向上しています。こたつを寿命以上に使っている方は新しいこたつに買い替えたほうが省エネになるでしょう。

こたつを使う3つのメリット

ここでは、こたつのメリットを3つご紹介します。

こたつのメリット

それぞれ詳しくみていきましょう。

メリット1. 電気代が安い

こたつの最大のメリットは、電気代が安いことです。こたつの熱源によって多少の電気代の差はあるものの、エアコンやヒーターよりも安い傾向にあります。こたつよりも電気代が安い暖房器具の電気毛布は、電源を切ると冷めやすいといったデメリットがあります。

一方、こたつは隙間なく掛け布団をかけることで、電源を切っても温度がしばらく保たれるのも嬉しいポイントです。

◆CDエナジーご契約

【埼玉県 1人暮らし】
基本的にエアコンは使わないようにしている。夏は扇風機、冬はこたつを使っている。

メリット2. 空気が乾燥しない

こたつは部屋の空気を暖めるわけではないため、空気が乾燥しません。冬は空気が乾燥しがちなうえに、エアコンやファンヒーターの使用によりさらに空気が乾燥しやすくなります。そのため、加湿器を併用している方もいるでしょう。

空気が乾燥すると、ウイルスの感染リスクが高まるほか、ドライアイや肌の乾燥も引き起こしやすくなります。空気の乾燥をできるだけ防ぎたい方には、こたつはおすすめの暖房器具といえるでしょう。

メリット3. 足元から温められる

足元からじんわりと温まる効果があるこたつは、足が冷えやすい方におすすめの暖房器具です。ふくらはぎの温めにより血流が良くなり、体全体がぽかぽかと温まります。

温かい空気は上へ、冷たい空気は下へ行く性質があります。そのため、エアコンをつけていても足元がなかなか温まらずにお悩みの方もいるでしょう。

こたつを使う3つのデメリット

一方、こたつのデメリットには以下の3つがあります。

こたつのデメリット

それぞれ詳しくみていきましょう。

デメリット1. 部屋全体は暖まらない

こたつはピンポイントに暖めることを得意とする暖房器具です。そのため、エアコンのように部屋全体を暖めることができません。

部屋の面積が広い、家族が多いといったご家庭では、こたつだけで暖をとるのは難しい場合があります。目的に合わせてほかの暖房器具を併用するとよいでしょう。

デメリット2. 設置スペースが必要

こたつを置く場合、ある程度のスペースを確保する必要があります。置き場所に余裕がないご家庭では、こたつの使用は難しい場合もあるので注意が必要です。

最近では、さまざまなサイズのこたつが販売されており、省スペースで設置できるサイズのものもあります。自宅にあったサイズを選択してみてください。

デメリット3. こたつから出ると寒い

こたつは暖かく快適な空間だからこそ、出ると一転して寒暖差を感じがちです。エアコンをつけていない場合は、なおさら寒さを感じやすいでしょう。

こたつのメリットが大きいが故に感じるデメリットだといえます。

こたつの電気代を節約する3つの方法

ここからは、電気代の安いこたつをさらにお得に使うための方法を3つご紹介します。

こたつの節約方法

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.  設定温度は弱で使用する

こたつ内が暖まったあとは、設定温度を「弱」にすることで電気代を抑えられます。こたつの消費電力は300〜600W程度ですが、設定温度を低くすれば、さらに消費電力が小さくなります。

こたつの中は、比較的すぐに暖まりやすいことが特徴です。必要以上に設定温度を上げなくても、心地よい温かさを感じられるでしょう。

2. 敷布団と断熱シートを敷く

効率良くこたつを使用するには、敷布団下に断熱シートを敷くのもおすすめです。床に断熱シートを敷くことで、保温性が高まるだけでなく、床からの冷気も防げられるため暖房効率が上がります。

暖房効率が上がることで、こたつの設定温度が低くても暖かく感じられます。結果的に、電気代の節約につなげることが可能です。

◆CDエナジーご契約

【茨城県 2人家族】
節約のために、こたつはアルミシート入りの布団をかけて保温性を高めています。

3. こたつのサイズに合った掛け布団を選ぶ

こたつの掛け布団は、こたつのサイズに合ったものを選ぶようにしましょう。サイズの合っていないものを使用すると、隙間が生じてこたつ内の暖房効率が落ちる原因となります。

暖まったこたつの熱を逃さないためにも、掛け布団は適切なサイズのものを選びましょう。

こたつとエアコンの併用も効率的でおすすめ

効率的に暖を取りたい方には、こたつとエアコンの併用がおすすめです。こたつとエアコンを上手に使うことで、それぞれのメリットを活かすだけではなく、電気代の節約効果も期待できます。

エアコンは、部屋全体を暖める効果はありますが、足元は温まりにくいのが特徴です。寒いからといって設定温度をむやみに上げるのは、電気代が上がる原因にもつながります。

こたつを併用することで、足元も効率良く暖められるため、エアコンの設定温度が低くても、寒い冬を快適に過ごすことが可能です。

効率的に寒い冬を乗り切るためには、こたつとエアコンの組み合わせがおすすめです。ぜひ試してみてください。

お財布に優しいこたつを活用し、寒い冬を快適に乗り切ろう

寒い冬を快適に乗り切りたいけれど、電気代が気になる方もいるでしょう。そこでおすすめなのが「こたつ」です。暖房器具の中でも消費電力が比較的小さいので、電気代を安く抑えながら使えます。

もし厳しい寒さをしのぎたい場合には、こたつとほかの暖房器具の併用がおすすめです。上手に活用することで、電気代を抑えつつ、より効果的に寒さから身を守れます。

寒い冬を快適かつお財布にも優しく過ごすために、こたつを取り入れてみてはいかがでしょうか?

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※お得額の算定条件について

※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。

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