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電気代が高い原因は契約アンペア?世帯人数ごとの目安や決め方を解説

契約アンペア次第で、電気の基本料金や家電の使いやすさは変わります。ご家庭にあうアンペアで契約すれば、家電が快適に使えて電気代も節約できます。

しかし、自宅の契約アンペアを把握できていない方や、変更したくても決め方がわからず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、ご家庭にあう契約アンペアの決め方を解説します。アンペア数の計算式や、世帯人数別の目安も紹介しています。現在の契約内容を見直して電気代を抑えたい方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

電気代が高い原因は契約アンペア?見直しの2つのポイント

スマートメーターと検針票

電気代が高いという悩みを解決するには、2つのアプローチがあります。

1つ目は、この記事で詳しく解説する「契約アンペアの見直し」です。電気の使用量に最適なアンペア数に設定すると、電気の基本料金を抑えられます。

そして2つ目が、「電力会社の切り替え」です。現在ではさまざまな電力会社が特色のある料金プランを提供しています。ライフスタイルにあうプランを選ぶだけで、電気使用量やアンペア数がそのままでも電気代を安くできます。

電気代を効果的に節約したい方は、この2つのポイントを押さえましょう。

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そもそも契約アンペア(A)とは?

アンペア(A)とは「1秒間に流れる電気の量」、つまり「電流」を示す単位のことです。電気契約における「契約アンペア」とは、同時に使える電気の量を示します。アンペアブレーカーなどを確認することで契約アンペアを確認することが可能です。

家電には、冷蔵庫のように24時間使うものや、電子レンジやドライヤーなど一時的に使うものがあります。同時に使う家電が多いほど、より大きなアンペア数が必要です。

つまり、契約アンペアが大きいほど同時にたくさんの家電を使えて、小さいほど同時に使える家電が限られてくるのです。

アンペア数とブレーカーの関係

日常生活の中で、急にブレーカーが落ちた経験がある方もいるでしょう。

その原因の1つが、契約アンペアの不足です。多くの家電を同時に使う際、使用する電気の量が契約アンペアを超えると、ブレーカーが落ちます。

ブレーカーが落ちるのを防ぐには、契約アンペアにあわせて家電を使うか、電気の使い方にあわせたアンペア数に変更する必要があります。

契約アンペアと基本料金の仕組み

一般的な電気料金は、電気を使わなくても発生する「基本料金」と、使った量に応じて加算される「従量料金」の合計で決まります。「基本料金」には大きく分けて2つの料金体系があり、「アンペア制」と「最低料金制」のいずれかになっています。

「アンペア制」とは、契約しているアンペア数によって基本料金を決める制度です。アンペア数が大きいほど一度に多くの電気を使用できますが、その分、基本料金が高くなります。

「最低料金制」とは、アンペア数に関係なく基本料金を決定する制度です。一定の電気使用量の料金が基本料金に含まれており、それ以上の電気を使用すると料金が加算されます。関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力は最低料金制となっています。

【あわせて読みたい】50アンペアの基本料金はどのくらい?契約アンペアの選び方やポイントも紹介
【あわせて読みたい】60アンペアの基本料金はいくら?最適なアンペア数の選び方も解説

ボルト(V)・ワット(W)との違い

名称単位意味
アンペア(A)電流の単位電気が流れる量
ボルト(V)電圧の単位電気を押し出す力
ワット(W)消費電力の単位電気エネルギーの大きさ

電気の単位には、アンペアのほかにボルトやワットもあります。

ボルトは電圧の単位で、電気を押し出す力を意味します。日本の家庭用電圧は、通常100Vです。

ワットは実際に消費される電気エネルギーの大きさを示します。これは、「消費電力(W) = 電圧(V) × 電流(A)」で計算できます。

今の契約アンペアを確認する3つの方法

契約アンペアは以下の3つの方法で確認できます。

これらについて詳しく説明していきます。

方法1. 分電盤のアンペアブレーカーの色を確認する

1つ目は、分電盤にあるアンペアブレーカーを見て確認する方法です。

アンペアブレーカーには、契約アンペアが記載されているほか、アンペア数によってブレーカーの色が異なるものもあります。例として、いくつかの電力会社の配色を以下の表に示します。契約中の電力会社の配色をチェックして、ブレーカーを見てみましょう。

電力会社 5A 10A 15A 20A 30A 40A 50A 60A
北海道電力 グレー
東京電力エナジーパートナー
北陸電力 配色なし
九州電力

なかには、アンペアブレーカーがついていないご家庭や、配色がない電力会社もあります。その場合は、2つ目の方法「検針票を見る」で確認してください。

方法2. 検針票で確認する

自宅に届く「検針票(=電気ご使用量のお知らせ)」でも、契約アンペアを確認できます。普段は「電気ご使用量のお知らせ」という名前のほうが馴染みのある方も多いでしょう。

方法3. 電力会社のマイページで確認する

契約している電力会社のウェブサイトにある、契約者向けのマイページでも確認が可能です。24時間いつでもオンラインで手軽に確認できるため、検針票が手元にない場合でも便利です。

【世帯人数別】契約アンペアの目安一覧

世帯契約アンペアの目安
1人暮らし20A~30A
2人暮らし30A~40A
3~4人暮らし40A~50A
オール電化・2世帯住宅60A以上

世帯人数が多いほど家電を同時に使う機会が増え、必要なアンペア数も増えます。参考として、世帯人数別によく契約されるアンペア数をまとめました。

ここからは、世帯人数ごとの契約アンペアの目安を解説します。

1人暮らし|20A~30A

1人暮らしの場合、契約アンペアの目安は20Aから30Aです。電子レンジとエアコン、ドライヤーなどを同時に使うことが多い場合は、30Aが目安です。

生活の快適さを考えるなら、30Aで契約しておくとよいでしょう。

【あわせて読みたい】一人暮らしに必要な電気のアンペア数は?変更方法も解説

2人暮らし|30A~40A

2人暮らしの場合、契約アンペアの目安は30Aから40Aが一般的です。

2人になると、同時に家電を使用する機会が増えます。たとえば、料理をしながらテレビを見たり、別々の部屋でエアコンを使ったりする場面が考えられます。30Aでも生活は可能ですが、ほかの家電の使用状況を気にせず使いたい場合は40Aあると安心です。

【あわせて読みたい】2人暮らしに必要な電気のアンペア数は?オール電化の場合も解説

3~4人家族|40A~50A

3〜4人家族の場合、契約アンペアの目安は40Aから50Aです。

家族の人数が増えると、朝の支度や夕食後など、特定の時間帯に電力消費が集中しがちです。食洗機、炊飯器、電子レンジ、エアコン、テレビ、ドライヤーなどを同時に使用することも珍しくありません。

このようなライフスタイルの場合、40Aでは不足することもあるため、50Aの契約が推奨されます。

オール電化・2世帯住宅|60A以上

給湯やコンロをすべて電気でまかなうオール電化住宅や、2世帯住宅の場合は60A以上の契約が一般的です。

エコキュート(電気給湯器)やIHクッキングヒーターは消費電力が大きいため、ほかの家電と同時に使用することを考えると、十分なアンペア数が必要になります。

60Aを超える契約を希望する場合は、電力会社への相談が必要です。

【あわせて読みたい】60アンペアの基本料金はいくら?最適なアンペア数の選び方も解説

失敗しない契約アンペアの決め方・計算方法

契約アンペアを決めるときは、以下3つのステップで考えるのがおすすめです。

  1. 最も電気を使う時間帯を想像する
  2. ピーク時に同時に使う家電のアンペア数を合計する
  3. 計算結果に少し余裕を持たせたアンペア数を選ぶ

ここからは、それぞれのステップについて解説します。

ステップ1. 最も電気を使う時間帯を想像する

まず、1日の中で最も多くの家電を同時に使うピーク時を思い浮かべてみましょう。多くのご家庭では、活動を始める朝の時間帯や、帰宅して夕食やだんらんの時間を過ごす夕方から夜にかけてがピーク時です。

ステップ2. ピーク時に同時に使う家電のアンペア数を合計する

次に、ステップ1で想像したピーク時に同時使用する家電をすべてリストアップし、それぞれのアンペア数を合計します。

ご家庭にある家電のアンペア数を算出し、同時に使う可能性のあるものを合計すれば、最適な契約アンペアがわかります。家電の消費電力の単位は「ワット(W)」で、一般家庭の電圧は100ボルト(V)です。以下の方式で計算してみましょう。

家電のアンペア計算方式
アンペア(A)= 消費電力(W)÷ 電圧(100V)
電流=アンペア(A) 電気が流れる量のこと。
電力=ワット(W) 消費する電気エネルギーのこと。家電の消費電力は、家電に貼られているシールや製品仕様書で確認できる。
電圧=ボルト(V) 電気を押し出す力のこと。日本の一般家庭の電圧は100V。

24時間つけっぱなしにする「300Wの冷蔵庫」を例に計算してみましょう。消費電力と電圧を計算方式に当てはめると、「300W ÷ 100V=3A」になり、「300Wの冷蔵庫」を使うには「3A」が必要だとわかります。

以下の表に、家電のアンペア数(目安)をまとめました。たとえば、エアコンと電子レンジ、ドライヤー、テレビ、炊飯器を同時に使う場合は、合計で47Aとなるため、50Aで契約する必要があります。なお、家電のメーカーや種類によって消費電力(W)が異なるため、各製品を調べてから計算してください。

家電アンペア
エアコン
(10畳用)
8A
立ち上がり時:15~20A
電気カーペット
(3畳用)
8A
テレビ
(液晶42型)
2A
掃除機2~10A
アイロン10A
ヘアードライヤー12A
冷蔵庫
(450L)
3A
電子レンジ12A
炊飯器
(5.5合・炊飯時)
13A
IH調理器
(キッチン型)
1~30A
食器洗い機13A
ドラム式洗濯乾燥機
(容量9kg)
洗濯時:1A
乾燥時:13A
九州電力|アンペアシミュレーションを元に算出

ステップ3. 計算結果に少し余裕を持たせたアンペア数を選ぶ

ステップ2で計算した合計アンペア数が、そのまま必要な契約アンペアになるわけではありません。常に最大量を使うわけではありませんが、計算結果よりも少し余裕を持たせたアンペア数を選ぶのがポイントです。

たとえば、合計で47Aとなる場合は、50Aで契約する必要があります。

契約アンペアの変更手続きと注意点

変更手続きは、以下の方法でおこないます。

  1. 電力会社に連絡する
  2. 工事の有無を確認する

ただし、賃貸マンションやアパートに住んでいる場合は、変更前に大家さんへの確認が必要です。ここからは、それぞれの手続きと注意点について解説します。

手続き1. 電力会社に連絡する

契約アンペアの変更は、契約中の電力会社に直接問い合わせれば、基本的に無料で対応してもらえます。公式サイトのマイページから手続きできる電力会社もあるため、確認してみてください。

注意が必要なのは、頻繁には変更できない点です。多くの電力会社では、契約変更後1年間は変更できません。そのため、季節ごとの電気使用量の違いを考慮して決めるようにしましょう。

手続き2. 工事の有無を確認する

スマートメーターの場合は、電力会社が遠隔操作でアンペア数を変更するため、原則として工事も立ち会いも不要です。

一方、アナログ式の電力メーターの場合は、作業員が訪問してアンペアブレーカーを交換する工事が必要になります。この工事自体に費用はかからないことがほとんどですが、室内での作業になるため立ち会いが必要です。

【注意点】賃貸マンション・アパートは変更前に大家さんへ確認する

賃貸住宅の場合、契約アンペアを変更する前に、必ず大家さんや管理会社に連絡し、許可を得る必要があります。

建物全体で使える電気の容量が決まっており、個別の部屋で自由にアンペア数を上げられない場合があるためです。無断で変更するとトラブルの原因にもなりかねませんので、事前の確認を忘れないようにしましょう。

アンペア変更が難しいなら電力会社の切り替えがおすすめ

賃貸でアンペア変更の許可が出なかった場合は、電力会社の切り替えがおすすめです。電力自由化により、現在ではライフスタイルにあった電力会社や料金プランを自由に選べるようになりました。電力会社によって料金設定や割引プランはさまざまです。

たとえばCDエナジーでは、世帯人数に合わせたプランや、オール電化向けのプランなどを用意しています。電力会社を切り替えるだけで、現在の電気の使い方を変えなくても電気代が抑えられる可能性があります。ぜひ一度、料金シミュレーションをお試しください。

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※お得額の算定条件について

※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。

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電気や契約アンペアに関するよくある質問

最後に、電気や契約アンペアに関するよくある質問にお答えします。

引っ越し先のアンペアがわからないときは?

引っ越し先の契約アンペアがわからない場合は、いくつかの確認方法があります。

入居後に分電盤のアンペアブレーカーを確認するのが最も確実な方法です。事前に知りたい場合は、不動産会社や物件の管理会社に問い合わせてみましょう。電力会社との契約手続きの際にも確認できます。

賃貸では契約アンペアが決まってる?

賃貸物件では、建物全体で利用できる電気容量の都合上、各戸の契約アンペアがあらかじめ決まっている場合があります。そのため、入居者が自由にアンペア数を変更できないケースも少なくありません。変更を希望する場合は、必ず大家さんや管理会社に相談してください。

アンペア数の変更に工事は必要?

自宅に設置されている電力メーターの種類によって、工事の有無は異なります。

スマートメーターが設置されている場合は、電力会社が遠隔で設定を変更するため、原則として工事や立ち会いは不要です。

アナログ式電力メーターの場合は、作業員が訪問してアンペアブレーカーを交換する工事が必要となります。

適切なアンペアに変更して電気代を抑えよう!

本記事では、ご家庭にあう契約アンペアの決め方を紹介しました。

適切なアンペア数を考えるには、普段使用する家電の消費電力から計算する方法や、世帯人数ごとの目安を参考にする方法があります。

電気代を抑えたいからといって契約アンペアを下げすぎると、ブレーカーが落ちる原因になるため注意が必要です。ご家庭にあう契約アンペアを見つけて、快適に電気を使いつつ電気代を抑えましょう。

※この記事の内容は公開日時点の情報です。最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。