電気毛布の電気代は、1時間あたり約0.1〜3円(消費電力3〜100W、電気料金単価31円/kWh(税込)で計算した場合)。ほかの暖房器具よりも比較的電気代が安いのが特徴です。
電気毛布とは内部に電熱線が通っている毛布のことで、電熱線に電気が通ることで温まる仕組みとなっています。持ち運びが簡単なため、「昼間はリビングで、夜は寝室で」といった使い方ができ、さまざまなシーンで活用できます。
この記事では、電気毛布の電気代と活用術について紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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- 電気毛布の電気代は高い?
- 24時間つけっぱなしにした場合の電気代
- 1カ月あたりの電気代
- 電気毛布の消費電力
- 電気毛布はエアコンより高い?ほかの暖房器具と比較
- 電気毛布のメリット3つ
- 1. 電気代が安い
- 2. 持ち運びが簡単
- 3. ピンポイントで温めてくれる
- 電気毛布のデメリットと注意点3つ
- 1. 部屋全体は暖まらない
- 2. 低温やけどのリスクがある
- 3. 脱水のリスクがある
- 節約につながる電気毛布の活用法5つ
- 1. 適切なサイズの電気毛布を選択する
- 2. タイマー機能を活用する
- 3. 温まったら設定温度を弱にする
- 4. 電気毛布の上に毛布をかける
- 5. 古い電気毛布は買い替える
- 電気毛布を取り入れて電気代を節約しながら寒い冬を乗り切ろう
電気毛布の電気代は高い?
電気毛布の消費電力は3〜100Wのものが多い傾向です。この消費電力をもとに電気毛布の1時間あたりの電気代を計算すると0.1〜3円程度になります。1日8時間使用した場合の1日あたりの電気代は1〜25円程度です。以下の表では、電気毛布の消費電力ごとに電気代を算出しています。
消費電力 | 1時間あたりの電気代 | 1日あたりの電気代(8時間使用) |
---|---|---|
3W | 0.1円 | 0.7円 |
10W | 0.3円 | 2.5円 |
20W | 0.6円 | 5.0円 |
30W | 0.9円 | 7.4円 |
40W | 1.2円 | 9.9円 |
50W | 1.6円 | 12.4円 |
60W | 1.9円 | 14.9円 |
70W | 2.2円 | 17.4円 |
80W | 2.5円 | 19.8円 |
90W | 2.8円 | 22.3円 |
100W | 3.1円 | 24.8円 |
なお、1時間あたりの電気代は以下の計算方法で算出します。
1時間あたりの電気代=消費電力(W)÷ 1000 × 電気料金単価(円/kWh)
電気料金単価は、地域や電力会社、契約プランによって異なります。ここでは、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価の31円/kWh(税込)を使用して計算します。
ただし、あくまでも目安単価となり、実際に契約している電力会社の電気料金単価と異なる場合があるので注意が必要です。ご家庭で使用している電気毛布の消費電力を計算式に当てはめれば電気代を算出できますので、ぜひ計算してみてください。
24時間つけっぱなしにした場合の電気代
24時間電気毛布をつけっぱなしにした場合、1日の電気代は消費電力100Wの場合、およそ74.4円です。消費電力ごとの電気代は以下の通りです。
消費電力 | 24時間つけっぱなしの電気代 |
---|---|
3W | 2.2円 |
10W | 7.4円 |
20W | 14.9円 |
30W | 22.3円 |
40W | 29.8円 |
50W | 37.2円 |
60W | 44.6円 |
70W | 52.1円 |
80W | 59.5円 |
90W | 67.0円 |
100W | 74.4円 |
1カ月あたりの電気代
1日8時間使用した場合、1カ月(30日)あたりの電気代はおよそ消費電力100Wの場合、およそ744円です。消費電力ごとの電気代は以下の通りです。
消費電力 | 1カ月(30日)あたりの電気代 |
---|---|
3W | 22.3円 |
10W | 74.4円 |
20W | 148.8円 |
30W | 223.2円 |
40W | 297.6円 |
50W | 372.0円 |
60W | 446.4円 |
70W | 520.8円 |
80W | 595.2円 |
90W | 669.6円 |
100W | 744.0円 |
電気毛布の消費電力
電気毛布の消費電力は、商品や大きさ、設定温度によっても異なりますが、3〜100W程度です。15〜23畳用のエアコン暖房の消費電力は1,500W程度であるため、電気毛布の消費電力はかなり小さいといえます。
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※消費税相当額を含み、燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まず、ガスセット割を適用した金額の比較。年間おトク額は電気・ガスそれぞれを100円未満で切り捨てた額を合計しています。
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電気毛布はエアコンより高い?ほかの暖房器具と比較
電気毛布は、ほかの暖房器具に比べて電気代が安い暖房器具です。では、具体的にどれくらいの違いがあるのでしょうか。以下の表に、電気毛布も含め、各暖房器具の電気代をまとめました。
暖房器具(消費電力の目安) | 1時間あたりの電気代 |
---|---|
電気毛布 強(50〜100W) | 1.6〜3.1円 |
電気毛布 弱(3W) | 0.1円 |
エアコン暖房8〜12畳用(730W) | 22.6円 |
こたつ 強(200W) | 6.2円 |
こたつ 弱(100W) | 3.1円 |
ホットカーペット(200W) | 6.2円 |
オイルヒーター 強(1,200W) | 37.2円 |
オイルヒーター 弱(300W) | 9.3円 |
ハロゲンヒーター 強(1,200W) | 37.2円 |
ハロゲンヒーター 弱(300W) | 9.3円 |
パネルヒーター 強(1,200W) | 37.2円 |
パネルヒーター 弱(500W) | 15.5円 |
カーボンヒーター 強(1,200W) | 37.2円 |
カーボンヒーター 弱(300W) | 9.3円 |
冬の暖房器具の電気代について知りたい方は、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
【あわせて読みたい】暖房器具の電気代はどれが1番高いの?各暖房器具の平均額と節約方法について具体的に解説
電気毛布のメリット3つ
電気毛布は電気代が安く利便性も高い暖房器具です。以下のように3つのメリットがあります。
- 電気代が安い
- 持ち運びが簡単
- ピンポイントに温めてくれる
電気毛布のメリットについて以下で詳しく紹介します。
1. 電気代が安い
電気毛布は、ほかの暖房器具と比較しても圧倒的に電気代が安いのが特徴です。用途によって大きさの選択や設定温度の調整ができるため、利便性も高いです。
また、電気毛布自体の価格も安く、気軽に取り入れられる暖房器具といえるでしょう。
2. 持ち運びが簡単
電気毛布は持ち運びしやすいのも大きな特徴です。電源の確保さえできれば時間や場所をえらばずに使えます。
体全体を包める大きなサイズから、ひざ掛けサイズの小さいものまであり、冬のキャンプにも人気のグッズとなっています。用途に応じて効率よく活用できることも、電気毛布のメリットといえるでしょう。
3. ピンポイントで温めてくれる
ピンポイントでの温めが得意な電気毛布は、冷え性の人におすすめです。在宅ワークやデスクワークをしていて、冬に足元が冷えてつらいと悩まれている方も多いのではないでしょうか。そんな悩みを解決してくれるのが電気毛布です。
普通のひざ掛けでは物足りない方には、電気毛布が適しているでしょう。
電気毛布のデメリットと注意点3つ
電気毛布のデメリットと使用上の注意点は以下の3つです。
- 部屋全体は暖まらない
- 低温やけどのリスクがある
- 脱水のリスクがある
電気毛布にはメリットがたくさんある一方で、使い方には注意する必要があります。デメリットや注意点を理解して、安全かつ効果的に電気毛布を使用しましょう。
1. 部屋全体は暖まらない
電気毛布はピンポイントに暖めることは得意ですが、部屋全体を暖めることができません。電気毛布に接している部分しか暖めることができないためです。
一人暮らしであれば、電気毛布だけで暖をとれることもあるでしょう。しかし、世帯人数が多い場合、電気毛布だけで寒い冬を乗り切るのは困難であると考えられます。
2. 低温やけどのリスクがある
電気毛布は低温やけどを引き起こすリスクがあるため注意が必要です。低温やけどとは、44〜50℃前後のものに皮膚が触れ続けることで起こるやけどを指します。
子どもや高齢の方は特に皮膚が薄いため、重症化しやすいです。就寝中は電気毛布を高温で使用するのを避けたり、就寝前の温めで使用したりするとよいでしょう。
3. 脱水のリスクがある
電気毛布を高温で使用すると、脱水症状を起こす恐れがあるため注意が必要です。
個人差はありますが、睡眠中に人はコップ1杯分の汗をかくといわれています。電気毛布を使用すると発汗量が増えるため、脱水のリスクが高まります。
寝る前に布団を暖めるだけにしたり、寝ついた後にタイマーで電源が切れるようにしたりして、使い方を工夫することが大切です。寒い場合でも、一晩中電気毛布を使うことは避けましょう。
節約につながる電気毛布の活用法5つ
ここでは、電気毛布の電気代をさらに節約したい方におすすめの活用法を伝授します。
- 適切なサイズの電気毛布を選択する
- タイマー機能を活用する
- 温まったら設定温度を弱にする
- 電気毛布の上に毛布をかける
- 古い電気毛布は買い替える
それぞれ具体的に解説していきます。
1. 適切なサイズの電気毛布を選択する
電気毛布のサイズが大きいほど、毛布内に埋め込まれている電熱線も多くなるため、その分消費電力が大きくなります。用途に合わせて適切なサイズの電気毛布を選択することが、電気代の節約につながります。
2. タイマー機能を活用する
体のためにも電気代のためにも、タイマー機能の活用をおすすめします。場合によっては、電気毛布をつけっぱなしにして寝ると、低温やけどや脱水症状を起こすリスクがあります。
万が一に備えて、タイマー機能を活用するとよいでしょう
3. 温まったら設定温度を弱にする
電気毛布を使用する際は、温まるまでは「強」に設定し、温まった後は設定を「弱」にしましょう。
定温度が高いほど消費電力も大きくなるため、電気代が高くなる傾向にあります。電気毛布は、電源を入れてから温まるまでに時間がかかるため、温度調整することで節約につながります。
4. 電気毛布の上に毛布をかける
電気毛布の上から普通の毛布をかけることで、温まった電気毛布の熱が逃げにくくなります。電気毛布の電源を切った後でも、毛布の保温効果により熱が逃げづらくなるためです。
効率よく毛布を活用することで、電気代の節約につなげられるでしょう。
5. 古い電気毛布は買い替える
古い電気毛布を使っている場合は、新しいものに買い替えることで電気代が安くなる可能性があります。家電の省エネ性能は年々向上しており、現在使用している電気毛布の電気代よりも安価で済む可能性があります。
製品によって性能が異なるため一概には言えませんが、10年以上同じ電気毛布を使っている方は、買い替えを検討してみましょう。
電気毛布を取り入れて電気代を節約しながら寒い冬を乗り切ろう
電気毛布は本体価格が手頃で電気代も安いため、お財布に優しい暖房器具です。持ち運びしやすく、用途に合わせてサイズが選べるため利便性も高いアイテムといえます。
ただし、電気毛布だけで部屋全体を暖めることはできません。エアコンなどほかの暖房器具と併用して、補助的な役割で活用することをおすすめします。また、就寝中につけっぱなしにすると、低温やけどや脱水のリスクが高まってしまうため、使用方法には注意が必要です。
電気毛布は、上手に活用することで、冬の暖房効率を高めてくれるお助けアイテムといえるでしょう。冬の寒さを乗り切るために、あなたのご家庭にも電気毛布を取り入れてみませんか。
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CDエナジーダイレクトでは、関東エリアのご家庭向けに豊富な電気料金プランをご提供しています。CDエナジーに切り替えて最適なプランを選択すると、月々の電気料金がお得に!さらに、電気料金の支払いに使えるポイントが貯まるほか、ガスとセットで契約すると割引が適用されます。「どのプランを選べばいいの?」とお悩みの方は、以下の図をご覧ください!
※おトク額は、各世帯別のモデル使用量(契約容量40A)をもとに東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」の適用単価とCDエナジー「シングルでんき」「ベーシックガス」「ファミリーでんき」の料金を比較し算定しています。
※消費税相当額を含み、燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まず、ガスセット割を適用した金額の比較。年間おトク額は電気・ガスそれぞれを100円未満で切り捨てた額を合計しています。
※実際は電気代には毎月燃料費調整額を加減算。使用状況によりお得額は変動。
※1 ポイント還元にはCDエナジーの家庭向けWEB会員サービス「カテエネ」に会員登録し、電気の契約情報を登録する必要あり。還元されるポイントは「カテエネポイント」。ポイントの対象となる料金は、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く。
※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。
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