「お財布に優しい炊飯器の使い方を知りたい」
「炊飯器の保温ってどのくらい電気代がかかるの?」
「炊飯する時の電気代が知りたい」
日本人の主食であるお米を炊く炊飯器は、多くの家庭で使用されている家電の1つでしょう。そんな炊飯器の電気代について気になるといった方も多いのでは。
炊飯器のタイプによって差はありますが、炊飯器の炊飯時の電気代は約3〜6円/回。保温時の電気代は約0.5円/時間です。保温より炊飯にかかる電気代の方が高いですが、保温でも時間が長くなればなるほど電気代が大きくなっていきます。
この記事では、炊飯器の3つのタイプ別の電気代や、お財布に優しい使い方について紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
炊飯器にはタイプが3つある
炊飯器には、以下の3つのタイプがあります。
それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。
マイコン炊飯器
最も歴史の長い炊飯器で、最初に発売されたのは1970年代です。釜の底にヒーターがあり、マイコンの力を使って火力を調整しているのが特徴です。「マイコン」とは「マイクロコンピュータ」の略称です。釜の底で発生させた熱を釜全体に伝えることで炊飯する仕組みとなっています。
火力はIH炊飯器より小さいですが、炊き上がりはふんわりと柔らかくなります。少量の炊飯を得意としており、3合以上のお米を炊くのにはあまり向いていません。消費電力はそこまで大きくないため、電気代も安く済みます。
長い歴史のあるマイコン炊飯器は本体価格が安価なものが多く、5,000円台で販売されているものもあります。1人暮らしにおすすめの炊飯器です。
IH炊飯器
IH(電磁誘導加熱)を利用し、釜そのものを発熱させ全体に熱を伝えることで炊飯する仕組みとなっています。釜の底から熱を伝えるマイコン炊飯器とは違い、釜そのものが発熱するため、全体にまんべんなく熱を伝えられるのが特徴です。
マイコン炊飯器よりも火力が強い点もポイントの1つです。高火力であるため、たくさんのお米を炊く場合でも、短時間でムラも少なくふっくらと炊き上げられます。その反面、消費電力が大きいため、電気代が高くなる傾向にあります。
本体価格は1万円台〜10万円台とピンからキリまであるのが特徴です。
圧力IH炊飯器
圧力IH炊飯器は、IH炊飯器に圧力機能が搭載されたものになります。IHで釜そのものを発熱させながら、釜の中に圧力をかけたり抜いたりしながら炊き上げます。圧力のかかった状態から瞬時に圧力を抜くことでお米をかき混ぜることができ、ムラなく炊き上げることが可能です。
炊き上がりはもちもちとした食感のご飯になります。炊飯効率は3つのタイプの中で最も高くなっています。本体価格も3万円台〜10万円台と高価なものが多いのが特徴です。
お米の炊き上がりにこだわりたい方におすすめしたい炊飯器です。
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タイプ別|炊飯器の「炊飯時」の電気代
ここでは、炊飯器のタイプ別に「炊飯時」の電気代をご紹介します。
電気代は以下の計算方法によって算出していますので、ご自宅の炊飯器の消費電力が分かる方は当てはめて計算してみるとよいでしょう。
1時間あたりの電気代=消費電力(W)÷1000 × 電気料金単価
マイコン炊飯器
マイコン炊飯器(5.5合炊き)の「炊飯時」の電気代の目安は、4.8円/回。炊飯器の容量や炊飯モードによっても電気代に差が生じます。1日1回炊飯すると仮定した場合、1カ月間(30日)の炊飯にかかる電気代の目安は144円です。マイコン炊飯器は、3つのタイプの炊飯器の中で最も消費電力が小さく、電気代が安いのが特徴です。
1回(1時間)あたりの炊飯時の消費電力の目安 | 155Wh |
1回(1時間)あたりの炊飯時の電気代の目安 | 4.8円 |
※電気料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円/kWh(税込)[2022年7月改定]で計算。
※炊飯時間は1時間を想定しています。
IH炊飯器
IH炊飯器(5.5合炊き)の「炊飯時」の電気代の目安は、5.3円/回。高火力が特徴のIH炊飯器は、マイコン炊飯器と比較してやや電気代が高いことが分かります。1日/回炊飯した場合、1カ月間(30日)の炊飯にかかる電気代はおよそ158円です。消費電力が大きい分、電気代も高くなりやすい傾向にあります。
1回(1時間)あたりの炊飯時の消費電力の目安 | 170Wh |
1回(1時間)あたりの炊飯時の電気代の目安 | 5.3円 |
※電気料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円/kWh(税込)[2022年7月改定]で計算。
※炊飯時間は1時間を想定しています。
圧力IH炊飯器
圧力IH炊飯器(5.5合炊き)の「炊飯時」の電気代の目安は、5円/回。高火力が特徴のIHに加え、圧力機能も搭載された炊飯器は3つの種類の中で最も消費電力が大きく電気代が高いことが分かります。1回/日、1カ月間(30日)、毎日炊飯したときにかかる電気代は、149円。圧力IH炊飯器は、お米の炊き上がりにこだわりたい方にはおすすめですが、電気代をなるべく抑えたいとお考えの方には不向きといえるでしょう。
1回(1時間)あたりの炊飯時の消費電力の目安 | 160Wh |
1回(1時間)あたりの炊飯時の電気代の目安 | 5円 |
※電気料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円/kWh(税込)[2022年7月改定]で計算。
※炊飯時間は1時間を想定しています。
タイプ別|炊飯器の「保温時」の電気代
ここでは、炊飯器のタイプ別の「保温時」の電気代についてご紹介します。「保温時」の1時間あたりの電気代は、炊飯時と比べて安いのが特徴です。しかし、電気代が安くても保温時間が長くなれば電気代は高くなっていくため注意が必要です。
マイコン炊飯器
マイコン炊飯器(5.5合炊き)の「保温時」の電気代は、およそ0.5円/時間。1回の炊飯時にかかる電気代の10分の1程度です。しかし、保温時間が7時間を超えると炊飯時の電気代よりも高くなってしまいますので注意しましょう。
1時間あたりの保温時の消費電の目安 | 16Wh |
1時間あたりの保温時の電気代の目安 | 0.5円 |
※電気料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円/kWh(税込)[2022年7月改定]で計算。
IH炊飯器
IH炊飯器(5.5合炊き)の「保温時」の電気代の目安は、0.5円/時間。炊飯時の電気代と比較すると約10分の1であることが分かります。
マイコン炊飯器の保温時の電気代と比較しても大差はありません。
1時間あたりの保温時の消費電力の目安 | 16.5Wh |
1時間あたりの保温時の電気代の目安 | 0.5円 |
※電気料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円/kWh(税込)[2022年7月改定]で計算。
圧力IH炊飯器
圧力IH炊飯器の「保温時」の電気代の目安は、0.5円/時間。IH炊飯器の保温時の電気代とほぼ同じです。炊飯器には3つの種類がありますが、保温時の電気代に大きな差はないことが分かります。
1回あたりの保温時の消費電力の目安 | 15.5Wh |
1回あたりの保温時の電気代の目安 | 0.5円 |
※電気料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円/kWh(税込)[2022年7月改定]で計算。
炊飯と保温のパターン別に電気代を比較
炊きたてのご飯を食べるのはもちろん、保温をしたり冷凍をしたりと、炊飯器の使い方はご家庭によってさまざまでしょう。ここでは、以下の3つのパターンを例に実際にどのくらいの電気代がかかるのかを算出してみました。
ここでは、1日3食を想定し、IH炊飯器を使った場合の上記3パターンの電気代の目安を算出しました。結果は以下のとおりです。
パターン | かかる電気代の目安 |
---|---|
まとめて炊いて保温(15時間)した場合 | 12.8円 |
まとめて炊いて冷凍し、電子レンジで解凍場合 | 10.7円 |
保温や冷凍をせずに毎回炊いた場合 | 15.8円 |
※電気料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価31円/kWh(税込)[2022年7月改定]で計算。
※朝7時、昼12時、夜8時の食事を想定。
※保温は6〜21時の15時間を想定。
※電子レンジでの温め時間は3分、ご飯の量は150gを想定。
最も電気代が安いのは、まとめて炊いて冷凍した場合です。それぞれ詳しくみていきましょう。
まとめて炊いて保温した場合
朝食から夕食までの3食分をまとめて炊いて、朝6時〜夜9時までの15時間保温した場合の電気代の目安を計算します。
約5.3円(炊飯1回あたりの電気代)+(0.5円(1時間あたりの保温の電気代)×15時間)=12.8円
保温時(IH炊飯器)の電気代は1時間あたりおよそ0.5円ですが、時間が経てば経つほど電気代が高くなります。24時間保温した場合にかかる電気代の目安は、12.2円です。保温時間が長くなると電気代も高くなるため、電気代の節約を考えると保温時間はなるべく短くした方がよいでしょう。
まとめて炊いて冷凍した場合
まとめて炊いて冷凍した場合にかかる電気代の目安は以下の通りです。
約5.3円(炊飯1回あたりの電気代)+(1.8円(電子レンジを3分使用したときの電気代)×3食分)=10.7円
冷凍したご飯を解凍するには電子レンジを使う必要があり、炊飯器とは別に電気代がかかります。ちなみに、12時間保温した場合の電気代の目安は6.1円。ここに炊飯の電気代を足すと11.4円となり、冷凍して電子レンジを使用した場合の電気代より高くなります。
このことより、保温時間が12時間を超える場合は冷凍し、その都度電子レンジで温めることがおすすめです。
保温や冷凍をせずに毎回炊いた場合
1日3食のご飯を毎回炊いたときの電気代の目安は以下の通りです。
5.27円(炊飯1回あたりの電気代)×3回=15.8円
炊飯時にかかる消費電力は大きいため、炊飯回数が増えれば電気代も高くなります。電気代のことを考えるなら、炊飯回数を減らし電子レンジを活用することをおすすめします。
早炊きモードの電気代は高いの?
早炊きモードは、通常の炊飯モードと比較して約10〜20分、炊飯時間を短縮できます。時間が短くなる分、電気代も安いのではと思われる方もいるかもしれません。ですが、実際には通常の炊飯モードと早炊きモードでは電気代に大きな差はないといわれています。
お米を炊くのには、以下4つの行程があります。
- 水の温度を上げて米に水を吸収させる
- 水の温度をさらに上げて沸騰させる
- 沸騰を持続させてご飯を炊く
- 炊き上がったご飯を蒸らす
引用:TIGER公式サイト
早炊きモードでは、1と4の行程の時間を短くすることで炊飯時間が短縮されています。1と4の行程にかかる消費電力はそこまで大きくないため、電気代には影響しないといわれています。
炊飯器の電気代の節約方法4選
ここでは、炊飯器の電気代の節約方法を4つご紹介します。
それぞれ詳しくみていきましょう。
タイマー機能を利用する
保温時間を極力短くするためにも、タイマー機能を利用することをおすすめします。予定時間より早めに炊けた場合、その分保温する時間が長くなってしまいます。タイマー機能を上手に活用し、ご飯を食べる直前に炊けるようにセットしておくとよいでしょう。
炊飯器によっては、炊き上がる時間が指定できたり、60分後に炊き上がるようにセットできたりします。ご家庭に合わせて上手にタイマーをセットしてみてください。
エコモードで炊く
炊飯器によっては、エコモードが搭載されたものもあります。エコモードを使って炊飯することで、電気代を安くできます。消費電力を抑えながら炊き上げてくれるエコモードですが、お米の炊き上がりに影響はなく、美味しいご飯ができます。
これから新しく購入を検討されている方は、エコモードのある炊飯器を選ぶとよいでしょう。
なるべく保温は使わないようにする
保温時間が長ければ長くなるほど、それに比例して電気代も高くなります。1時間の保温と1回の炊飯を比べると、炊飯の方が消費電力は大きいのですが、保温時間が長いと炊飯時の消費電力を超してしまうことは珍しくありません。
保温時間が12時間を超える場合には、冷凍した方がお得になるケースがあります。保温時間をなるべく減らすためにも、冷凍したご飯を解凍できる電子レンジを活用するとよいでしょう。
炊飯回数を減らす
炊飯にかかる消費電力は大きいため、炊飯の回数自体を減らすことで電気代を節約できます。例えば、朝と夕にその都度ご飯を炊いていた場合、1回にまとめることで炊飯回数を減らせます。
多めに炊いておく場合や余ってしまった場合は、ラップに包んで冷凍しておき、食べるときに電子レンジで温めるようにするとよいでしょう。
炊飯器のつけっぱなしを避け、炊飯器の電気代を節約しよう
この記事では、炊飯器の電気代についてご紹介してきました。炊飯器は「炊飯時」に最も電力を消費します。「保温」の場合、1時間あたりの消費電力はそこまで大きくありませんが、保温時間が長くなればその分消費電力も大きくなるのが特徴です。
炊飯器の電気代の節約を考える場合、なるべく炊飯の回数を減らし、保温時間を短くする必要があります。お米はできるだけまとめて炊いて、12時間以上の保温になる場合は冷凍をした方が電気代はお得です。
炊飯器を上手に活用し、つけっぱなしを避けることで炊飯器の電気代を節約しましょう。
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※おトク額は、各世帯別のモデル使用量(契約容量40A)をもとに東京電力エナジーパートナー「従量電灯B」の適用単価とCDエナジー「シングルでんき」「ベーシックガス」「ファミリーでんき」の料金を比較し算定しています。
※消費税相当額を含み、燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金を含まず、ガスセット割を適用した金額の比較。年間おトク額は電気・ガスそれぞれを100円未満で切り捨てた額を合計しています。
※実際は電気代には毎月燃料費調整額を加減算。使用状況によりお得額は変動。
※1 ポイント還元にはCDエナジーの家庭向けWEB会員サービス「カテエネ」に会員登録し、電気の契約情報を登録する必要あり。還元されるポイントは「カテエネポイント」。ポイントの対象となる料金は、再生可能エネルギー発電促進賦課金を除く。
※CDエナジーの電気料金は、燃料費調整単価に上限なし。一方で、東電EP「従量電灯B」には燃料費調整単価に上限があるため、燃料価格の高騰により上限を超えた場合、燃料費調整額により、CDエナジーの電気が割高になる場合があります。
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